「タカーシ日記」第十一回 <昔の名前で出ています>
■投稿日時:2002年11月26日
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

<11月18日(月)>

昨日の「レッスル−1」の興奮も冷めやらぬまま(ウソ)各スポーツ紙を読むが、取りあえず宣伝効果としてはかなりのものだったようでひと安心。サップ様々だな。会場での仕切りを見る限りでは、全日本主催というのは名前だけのようなので、採算が取れているとは思えないこの興行で、全日本の寿命が縮まるという事は差し当たってはないのだろう。
海のものと山のものとも知れぬ「W−1」であったが、取りあえず海のものだという事くらいは判ったので、今後は他団体を含む選手やマスコミも接し易いというものだ。
何で海のものだって?ンムフフフ。それは足が地に着いていないから・・・なんつってな!ダーハッハッハッ!

夜、「あゆ板」をチェックするとサバイバー・シリーズでレズナーが初ジョブでビッグショーが新王者になった事を知る。先週の月曜日分では「レズナーの初ジョブはレッスルマニアで」などと断定していたが、まぁ自分の予想などこんなものである。6週間のケガを負っていた事からのシナリオ・チェンジらしいので、戻ってきた時はベビーでという事か。するとそれまではビッグ・ショーがチャンプでいるという事なのかな、と臆する事なくまた予想してみる。
ついでにショーンの返り咲きも知る。これは鉄板だが、いつ動けなくなるかわからないショーンにどういう幕引きをさせるのか?お手並拝見である。それにしてもあのデカいフレアーベルトを巻いた姿はなんとも奇妙な画ヅラだろうな。


<11月19日(火)>

11月19日と言えば忘れもしない、87年の前田による長州顔面蹴撃事件だ。あの頃はまだ2ヶ月に1回くらいの割合で会場に行っていたので、その日の後楽園を蹴り、翌日の最初で最後のハンセン対ブローディのタッグ戦も蹴って新日本の両国大会を選んだのだ。当初の予定は猪木&藤原対長州&マサに藤波&木村対前田&マシン。しかし実際に行われたのは猪木&マードック対マサ&藤原に藤波&木村対ナガサキ&ポーゴだった・・・。
ここで11・19にまつわる話を延々と続けたいのはヤマヤマだが、この日はプリンスのライヴなのだ。
会場はドームでは当然なく武道館なのだが、いやぁビックリしましたよ、真撃以上に座席を潰す座席設定で。
新曲に対しての観客の反応はウスかったが、「Purple rain」関係でなくても古い曲へのリアクションは大きかったので、なんだか安心してしまう。とにかく古い曲でも10秒くらい聞かないと判らないほどアレンジされていたのがなんともプリンスらしい。
昔ジミー・ジャム&テリー・ルイスがタイムに在籍していた頃、リハーサルを見に来たプリンスに「なんでそのパートを片手で弾いているんだ?」と聞かれ、「いやここ片手のパートだから」と答えたら「アルバムと同じ事やるならライヴの意味がないだろう!」と怒られ、リハーサルを最初からやり直し。
しばらくしてまた来たプリンスは、今度は両手で弾くアレンジになっている事には満足したものの「足が遊んでいる。ステップを踏め!」と言われてまた1からリハーサルやり直しとなったという話をインタビュー記事で読んだ事がある。
それにしてもプリンスのバックバンドはいつもバカウマな人が多いが、今回のドラムの人は今まで生きてきた中で見てきた人の中で一番上手い人のような気がする。
これは後から聞いた話だが、仙台のZEPPではセットリストも丸っきり変わっていたようで、それを見越してか仙台以外から来ているような人がかなり見受けられたとか。ツェッペリンの「胸いっぱいの愛」までやったそうな。さすがプリンス!


<11月20日(水)>

水曜日は毎度おなじみ柔術の日。今回は先週土曜に教わった、ヒクソンが中井戦で見せたというサイドポジションからマウントへの移行テク。実験台になりながら改めて感心してしまったが「お〜!」と声に出しているのは自分だけであった。もうひとつ、小ネタとして、道着を握られた時のそのグリップの切り方。色々な技術があるものです。ちなみに先日の中井対早川の柔術マッチの結果には植野師匠もビックリしていましたね。
スパーではまたまたスタミナ切れでヘロヘロになり、強引なスイープで腰が吊ってしまった様な症状になるなど今日は散々でした。

帰宅後はターザン山本の「ジャイアント馬場・2つの心」を読み始める。この本をいくつかのキーワードで語るなら1つ目は「バラの蕾」、2つ目は「シークレット・サロン」かな。
「バラの蕾」は映画「市民ケーン」で主人公が心の拠り所としていた謎の言葉で、ジャイアント馬場の心の拠り所は何か?という説明に使っているものだ。これについては結論付けていないが、それはワタシが答えよう!
ジャイアント馬場の「バラの蕾」、それはズバリ「読売巨人軍」ですね。
「シークレットサロン」にはジャイアント馬場と元子さん、京平レフと一緒の食事会での思い出。自分は余り憧れの選手たちと顔見知りになりたいという気持ちが意外と希薄なので、これについては別にうらやましいとは思わないが、心許せる人たちとゆったりとした気分でおいしいものを腹一杯食べるというのは大好きだ。
自分が持っている「シークレット・サロン」といえば、観戦記ネットレギュラーが大興行で集まった時に試合後行われる食事会かな。これは感覚的に品川さんとメモ8さんがいないと、ただの食事でしかない気がする。
2人が揃うのはガチ系興行に限られるので、自分は一緒になる機会はないが機会があれば一度参加してみるといいですよ。
3つ目のキーワードを探そうとしたが、最後の方は明らかな行数稼ぎのための詩?が連発されていて、読んででガックン来てしまった。山本さん、頑張って下さいよ・・・。


<11月21日(木)>

毎回必ず買う雑誌は今や「紙のプロレス」と「SRS−DX」に「映画秘宝」の3誌だけとなった。この日は「紙プロ」と「映画秘宝」を一緒に買ったが、どちらから先に読むかとなったら迷いなく「紙プロ」から読み始める。
今回は珍しく編集部対談がなく、替わりに浅草キッドインタビューがあり、全体的に「語ろう!Uインター」という感じの紙面作りであった。しかし読んでいて気付いたが自分でも驚くほどにUインターへの思い入れが希薄であったため、次回のPRIDEドーム大会も含めて誌面でのアオリにはイマイチピンと来ない。
今号ではニック・ボックウィンクルのインタビューが文句なく素晴らしかった。

「新しいスタイルでいいじゃないか。私はプロレスは変わっていくものだと考えているから、必ずしも過去の伝統にこだわってはいない。(インタビュー無断抜粋)」

自分も「週刊タカーシ」ではクドクドと過去について振り返ってはいたが、「昔は良かったが今はダメだ」とは書いていないつもりだ。もしそう読み取られているなら、それは自分の全くの力不足であるのだがどうだろう?
もうひとつの愛読誌「映画秘宝」の最新号の新作映画情報のページでちょっと気になる映画を発見。タイトルは「フレイルティー:妄執」。ある日突然、神からの啓示を受けた主人公が、人間の姿をした悪魔の退治(斧で惨殺)に乗り出す。しかしそれはその主人公の単なる妄想に過ぎないのでは?・・・ってあらすじにアレっと思ったコアなマンガ読みの方、今度焼肉でも食べながら濃密なプロレスとマンガの話をしましょう!・・・割り勘で。
そう、コレたがみよしひさの15年くらい前の短編「ヒーロー」そのまんまだよね。まぁこの「ヒーロー」が何かのパクリなのかも知れないけどさ。


<11月22日(金)>

毎度おなじみ柔術クラス。水曜は植野師匠が別のジムに行かなければならないため、時間ぴったりに終わらせなければいけないのだが、金曜は柔術クラス終了に合わせてプロ選手が練習に来るのに、今回は妙に集まりが悪かった事もあり、9時近くまでスパーの時間を延長。何故だがスタミナの「持ち」が良かったので5本くらいやったが、翌日が休みである事の安心感もあったかな。おかげで翌日は少し寝過ごしてしまったが。


<11月23日(土)>

この日は昼から全日本最強タッグの開幕戦。もしかして最強タッグの昼興行は初めてでは?
武藤のパートナーXは結局何を血迷ったかアニマル・ウォリアー。スティングとは言わないが、もう少し何とかならないものか?バンピーロ・カサノヴァを予想していた(安くて元WCWタッグ王者なので)自分もアレだが・・・。今となっては後の祭りだが、これから売り出さなくてはいけない選手であるし、武藤が楽できるという意味からもマイク・アッサムが適役であったように思う。
さて試合の方だが、テンタがドロップキックまで見せるほどコンディションを維持していた事、アースクェイク時代のコスチュームを着てきた事(モノ持ちいいね)、懸念されていたアッサムのコンディションがかなり良かった事(WWEは何故手放したのだろう?)など嬉しい誤算が多かったのは明るいニュース。
試合をやらせれば当たり前のように大谷・田中のバカ兄弟が一番面白い試合をやっていたが、ウィリアムスやアニマルらのロートルが上の方でデカい顔をしていくようでは、バートンを切った意味がない(スティールはどうでもいいけど)事を忘れないで欲しいな。
次回後楽園では武藤組対大谷組。大谷・田中の1試合完全燃焼のアストロ魂に期待だな。つーか、それしか見所ないと言うか・・・。


<11月24日(日)>

Uインターに思い入れがなかった事を再確認した自分だが、今回のPRIDE23はそれでも史上最高のラインアップだ。これに並ぶものを挙げるとしたなら、89年の6月5日の全日本武道館大会かレッスルマニア10くらいしか思いつかないが、それでも今回とは比較にはならない。
それにしても一部マニアの人たちは百瀬さんの存在を嫌悪しているが、マッチメークに百瀬さんの意向が強く反映されているというのであれば、どうも自分とシュミは合うようなので別に困らないな。猪木のような無責任な姿勢で興行がグチャグチャにされるのはちょっと勘弁だが。まぁ、多分PRIDEではマッチメーク委員会みたいなのがあって、そこから上(ここにフジや百瀬さんがいるのかな?)のチェックを受けて決定するシステムなんじゃないだろうか?以前谷川さんが「藤田対高山のカード決定にフジが難色を示した」と言っていた事があるけど。
それにしても今回もフジTVアナウンサーたちは百瀬さんに関しては全く触れずに、記念撮影風景を語っていたが、まるで百瀬さんがドラえもんの道具のひとつである「石ころ帽子」を被っているようである。
最後はリングに上がってまで自分をアピールした百瀬さん、これからも頑張ってください。
試合は休憩前の6試合全てにリングス登場経験者が絡むというステキなマッチメークであったが、中でも凄かったのが第4試合のヒョードル対ヒーリング。ヒーリング有利を予想していたのだが、圧倒的なまでに試合を支配し続けて、1R終了時点での試合放棄でヒョードル勝利。いよいよ「世界最強の男はリングス(の選手でPRIDE)が決める」が現実となる事になった。来月23日に福岡でノゲイラ対ヒョードルだが、やはりクローズ・ガードへの対策不充分と見て、ノゲイラ有利としておこう。この予想は是非ともハズれてもらいたいところだ。
次回ノゲイラやヒョードルが出るという事は暮れの猪木祭りにはサスガに不参加だろう。コレはフジとTBSのせめぎ合いでもあるのかな?気になるのは金原に次はあるのかという事。アレクの方が善戦したとも言えるしな。
しかしこれで菊田が膠着の末、堅く判定でシウバに勝ったらそれでもファンは喜ぶのかな?喜ぶんだろうな。
上3試合については正直オマケみたいなもんで、吉田対フライは顔面パンチ禁止の高田用PRIDE特別ルールが吉田にも適用されたのかな、などとチラッと思ったりした。田村対高田は田村対桜庭の前振りみたいな試合にするのかと思ったが、試合後はリング上でUインター同窓会を行うくらいだから、どうもそれはなさそうだ。
桜庭の負担を軽くするための、高田の仇打ちアングルじゃファンもノレないか。
メインについては「金魚連れてくるのも人選が難しいのだなぁ」と思うだけで、もうどうでも良くなっていた。DSEのスタッフもその役割を言い聞かせるような事はしないみたいだ。





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