「タカーシ日記」第四回 <さよならを言う気もない>
■投稿日時:2002年9月24日
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

<9月16日(月)>

朝から体調悪かったが、友人の小島聡FC会長と会うために後楽園に行き、オリジナルTのネタ元として4年くらい前のマンカインドのTシャツを渡す。友人によると今回のシリーズでは第1試合とメインの1日2試合こなしているが「どんな格下の相手でも必ず10分以上やるのが自分のプロ意識だ」と言っているらしい。プロレス雑誌は殆ど読んでいないが、これはオープンになっていない話なのだろうか?胸を張って言っていい事だと思うけど。

午後4時からは有明で01。もう少し間を空けてくれたらハシゴもできたんだけどな(体調さえ良ければ)。こちらは橋本・小笠原対大谷・田中やロウキ東京初お目見えと見所あるカードだと思ったが、それでも8割強の座席設定。闘龍門とNOAHはスゴいね。
試合前に金村の試合とコリノの試合を入れ替える旨の発表がある。似たような試合を並べないような配慮とするならば、01のスタッフはファンの目を持った人たちと言えるのでは。
期待のロウキはビデオでの衝撃度からすれば7割のデキで王座戴冠。それでもスパンキーの最高のパフォーマンスを引き出したのを見て、これからますます期待できそうだと確信。フィニッシュはドライバー技で、スプラッシュ技は自爆で攻守交替に使われていたが、ドライバー技で動きを止めて、トドメとしてスプラッシュとした方が日本では受け入れられそうに思う。自分自身に佐山タイガーの呪縛があるのかも知れないが、ホーガンも日本でハンセンと戦った時はレッグドロップをツナギにして、クローズラインをフィニッシュとしていた。ホーガンなりに日本向けというものを考えていたんだろうな。
今回も満足して会場を後にしたが、、速報担当なのに勝負タイム書き忘れた事に気付いて真っ青になる。ところが食事をしていたファミレスでたまたま元・美人OL、現・美人記者(編集者?)のささきぃさんを発見。声をかけるのは初めての上、理由が余りにも情けないのでちょっと躊躇してしまうが、本来カメラ担当なのにi-modeでわざわざ調べてくれて非常に助かりましたよ。感謝感謝です。

<9月18日(火)> 

図書館から企画モノAV女優のノンフィクション「名前のない女たち」を借りる。今や区立図書館でも喜国雅彦の「月光の囁き」や安達哲の「さくらの唄」が借りられる時代なのだ。
サスガに取り上げられた20人の女優で名前を知っているのは朝倉まりあだけ(彼女は単体でいいんじゃないか?)だったが、読み物としてはなかなか面白い。この本については読後にまた書いてみる事としよう。
まだ2人分しか読んでいないが、毎日潮吹かせると子宮に水が溜まってしまい大変な事になるらしい。指遣いに自信のある諸君!気を付けよう。
急性腸炎で弱った身体に追い討ちをかけるように風邪を引く。薬を3種類、4日分もらうが300円でおつりももらえる。ビバ健康保険!

<9月18日(水)>

昨日まではビバ!などと喜んでいたが、薬の副作用もあってか前方不注意による追突事故を起こしてしまい午後はほとんど仕事どころではなくなってしまう。事故後もしばらくは頭がボーッとしていたので「コイツ、責任感じてるのかな?」と思われたかも知れない。ただ薬の影響が全てではなく、注意していれば十二分に避けられた事故である事は自覚している。今は人身事故とならなかった幸運を感謝する事にしよう。
風邪ひいていながら柔術に出るのはさすがに気が咎めてお休み。家で01の7・7両国大会のVを見る。坂田はカッコいいなぁ。

<9月19日(木)>

またまたハイスパート800を書いてみる。仮題は「超合金魂」としたが、本当は「週刊タカーシ(仮題)」で書こうとしたボツネタの縮小再生産なのだ。
800に収めるために(収まってないけど)「超合金魂」自体の説明とUWFを真剣勝負と信じてアマチュア格闘技を始めた人たちについては省いた。これについてはさほど知識はないので丁度いいかな。

 「超合金魂(仮題)」

子供の頃に好きだったオモチャなどをガバッと買ったりする事を「大人買い」と言うが、クリエイターが自分が子供の頃欲しかったモノなどを商品として売り出して行く事は何か呼び名があるのだろうか?ちなみに自分は便宜上「超合金魂現象」と呼んでいる。
さて、プロレス界に目をやれば藤波やタイガーマスクに憧れてプロレスラーになった選手のいかに多い事か。田中さんがかつてNY在住の際、ウルティモ・ドラゴンと自宅でビデオを見た時には、半ばあきれ気味に「なんでオレといい、ファン上がりの選手は飛びたがるんですかねぇ」と言っていたそうだ。ミック・フォーリーやショーン・マイケルズといったところが当時のトップの「ファン上がり」の選手だったが、確かに二人とも常軌を逸したバンプとハイリスクな飛び技を見せていた。
田中さんの分析では「子供の頃与えてくれた感動を自らもファンに与えたい」という気持ちからなのだろうという事だ。確かに小島や天山は自らの体型にお構いなくトップロープからダイブして、中西や永田は無事着地できる状態でしか飛ぶ事はない。
小島が永田よりもファンの支持を集めている現状は、決してスター不足の全日本に移籍したからだけではないと思うのは、プロレス界への就職組よりもファン上がりの選手の方が共感を得られる時代だからではないだろうか?

また最近の新日本では妙にU系レスラーを正式な契約選手としてかき集め、10月のドームでは対外敵の対抗戦などとブチ上げている。自分には全くもってピンと来ないが、これまた新日本対UWFの86年頃の対抗戦のイメージのつもりなのだろうか。自分もそうだがあの時の緊張感が忘れられない人は多いそうなので、これまた新日本のクリエイティブに「あの頃の再現を・・・」と考える人が中心になってきた、という事なのかも知れない。
ただ実際のラインアップを見る限りでは、やっぱり勘違いなのかなとも思えてくるけれど。

<9月20日(金)>

仕事の帰りに柔術。練習前に植野師匠や村浜選手と雑談するが、話題はやはりと言うか横浜大会での乱闘騒ぎについて。攻撃を止めないKIDに対して、鈴木レフェリーがジョン・マッカーシーのようにタックルかませばここまでの騒動にはならなかったのでは?というのが一応の結論。
柔術についてだが、今回は調子が悪いというより明らかに全体のレベルが上がっているのに取り残されている、という感じでメタメタであった。ま、頑張っていきます。
帰宅後ビデオ消化のために新日ジュニアの8人タッグを見る。フィニッシュ前の1対1の状況を作りだすために、次々と交互にドロップキックなどで場外に叩き出すシーンを見て、レザボア・ドッグスのラストを思い出す。
あの映画の冒頭にマドンナの「Like a virgin」の歌詞の意味を論議するシーンがあるのだが、タランティーノがその中の一説を自信満々にマドンナ本人に話したところ「あんた、女心が全くわかっていないのね。」とあきれさせたとか。この映画自体は大傑作だけどね。

<9月21日(土)>

グレイシー・バッハ東京で柔術を始めた動機はもちろん人それぞれであるが、中でも一番変わった動機は「自分がやってきたシラット(という名前の格闘技)に不足な部分を学ぶために」というものだ。今回の修斗クラスの担当は先ごろクラスA入りを果たした村浜天晴選手だが、そのシラットの人が11月に総合ルールで試合をするという事で、試合に使えるフェイント技などを教えてくれた。
教わった技のひとつにサイドキックがあったが、考えてみるとプロレスのキック技はアメリカではブルース・リーの影響からサイドキック全盛で、日本の場合は空手やキックボクシングの影響からかスピンキックが殆どだ。
しかし最近では外道やGENTAROなどアメリカンプロレスの影響でサイドキックを得意とする選手が出始めている。この辺にも日米のプロレス文化の違いというものが・・・(以下略)。
練習が終わってからは続けて始まる柔術クラスのために来た植野師匠も交えて雑談タイム。流れから謎の格闘技シラットについての質問となる。
何気に「シラットにも奥義ってあるんですか?」という話になると、その秘伝の技を手ぶり付きで教えてくれた。曰く「相手の攻撃を手で払い、そのまま目潰しを食らわせて背中に隠した蛮刀で叩き斬る!」というものであった。沈黙に包まれる中、勇気をふり絞って(ウソ)聞いてみた。
「それって奥義って言うんですか?」
ノドまで出かかっていながらも堪えていた植野師匠が転がりながら大爆笑し、それからひとしきり「奥義」についての話になる。これについてはなかなか興味深い話になったので、来週にでもハイスパート800(アンダー1000くらいにしておこうかな)にまとめてみたい。

結局この日は柔術クラスは通常通りの練習メニューとはならなかったが、夕方からの植野師匠が教える三軒茶屋の別のジムでの練習に参加させてもらう。一応出稽古ではあるが、植野師匠の人柄か本来通っているジムのように練習できる。スパーひとつにしても握手から始まり握手で終わったり、極め技、締め技にしても相手への思いやりが要求される事もその一因なのだろうか、などと思ったりする。

<9月22日(日)>

この日はR師匠がチケットを取ってくれたのでモーニング娘。の横浜公演に行ける事となった。この日は7時からテレビ東京の特番でライブ映像を生で流すと言う事だったので、てっきりコンサート終了後に30分ほど観客を待たせておいて会場から生の映像を送るのかと思っていたのだが、特にそういう事もなくフツーに終わってしまった。
セットリストは基本的に先日のツアーと同じで、多少の差し替えがあるくらい。中休み替わりの2組に分かれてのスキットが前回よりはマシになっていたのが救いであった。
自分が一番好きな曲は「真夏の光線」なのだが、夏のツアーのくせにやらず(友人に言わせると新メンバーに覚えさせる時間がないかららしいが)タンポポはクリスマスソングを歌う。名曲「タンポポ」歌えよ。
誰も喜ぶ人がいないように思える今回の後藤卒業(契約満了に伴うものらしいが)とユニット再編成だが、友人はもう来年の後藤ソロコンサートでのオリジナル・プッチモニ再結成を夢見てるし、後藤にしてもソロでやっていくには完全に時期を逃しているように思えるのだが。
また友人は加護好きのため、今回のユニット再編成に関してはかなり失望しており、その話を聞いていたせいかタンポポのステージでの飯田の微妙な表情には複雑なものを感じてしまった。ちなみにプッチモニの方は相変わらずであったが、音声トラブルが歌っている時に発生してしまい「そ〜いつは困った」となったのを見れたのはちょっと得した気分であった。
別に後藤好きというワケではないが、今回の「オトナの事情」丸出しぶりにはスッカリ冷めてしまい、今後ライヴまで見に行く事はないように思えるので、そう言った意味でも今回行けたのはラッキーであった。

帰宅してからK−1JAPANのビデオを見る。サップ対アビディは戦意喪失というよりはやる気喪失という感じ。自分もスパーをやっている時に相手とノリが合わないと、早く時間が来る事だけ考えてしまう時がある。アビディも多分同じような気持ちだったろうな。
「マイク・ベルナルド33才、負けたら即引退!」というどこかで聞いたようなアオリのベル対エリクソンだが、ベルはダウンを取られた時点でもう引退すべきのような・・・。





本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ