超・週刊プロレス 第十二号「暑かったけどよう、短かったよなぁ、夏」
■日時:2001年8月29日
■書き手:愚傾(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 はい。どうも。愚傾です。

 いやぁ、スイマセン。先週もお休みしちゃいました。なんかもう、プロレス/格闘技に対して完全に夏バテしちゃってました。ちょっと深刻ですよ、我ながら。観戦欲とか、執筆欲とか、そういうのが全然沸いてこないんだもん。で、これを書いてる今現在だって抜けてないです。

 やっぱりターザン山本って凄いですよ。滅多に原稿を「落とさない」もん。週刊連載をやる限りは、クオリティを落とさないっていうのも勿論だけど、それ以上に「落とさない」ことのほうが大事なんですよね。そう考えると、いくら競馬で負けようが、どれだけ時間がなかろうが、なんとかして「執筆モード」のスイッチをオンにして連載を書き上げる体力は凄い。書いてることはまったくもって面白くないですけど。

 というわけで、今週の本題。今月のプロレス/格闘技界を個人的に総括してみたいと思います。正直、今回は内容がとっちらかってます。まぁ前段でターザンを礼賛したのも、内容がとっちらかってることのエクスキューズを作りたかったからなんですが。まぁともかく、今月の総括。

▼リングス十周年記念興行

 これは酷かったなぁ。リングスはシュート興行であることに胡座をかいて、客を満足させるための努力を放棄してるとしか思えないです。
 第四回で書きましたけど、やっぱりリングスファンっていうのは「強い」ですね。これだけの惨状を見せられて、かつ上がっていく気配がまったくもって見えないにも関わらず、それでもなおリングスのファンでいられるっていうのは凄いですよ。いや皮肉じゃなく、真剣にそう思います。何が彼らをそうさせるのかわかりませんもん。

 手前はPRIDEやCONTENDERSのように「客に媚びてくれる」ところのほうが好きだし、金を落とそうって気になります。

▼闘龍門後楽園大会

 メモ8さんからチケットを譲り受けて、観戦してきました(その節はどうもです>8っつぁん)。ほぼ半年ぶりの闘龍門だったんですけど、なんかもう客席のムードが違っちゃってましたね。物凄く違ってました。客層にさしたる変化が見られたわけじゃないんですけど、なんというかもうノリが尋常じゃ無いんですよ。例えて言うならPRIDEのムードに近いかな。あれだけ客がノッてくれると、レスラーはやりやすくてたまらないんじゃないですかね。

 でも試合そのものはメインの3Way六人タッグ以外は響かなかったなぁ。あの試合は凄かったですよ。いまのところ、下半期のベストバウトは早くも決まりかな、っていう気すらしてます。でもそれ以外は低調だったんじゃないですかね? ホリヘ・リベラとアパッチェのルチャリブレ・クラシカのデモンストレーションも物凄かったですけどね。めっちゃ上手いです。特にリベラ。その後に出てくるCIMAやSUWAがガキに見えましたもん。

 ただ、上手いのは上手いんだけど、「で、何?」って感覚なんですよね。フュージョンの演奏みたいなもんですよ。手前みたいなロック野郎にはどうしても肌に合いにくいし、闘龍門の会場に集まる一般的なファンにとっても敷居が高すぎるんじゃないかな。

 そうそう。この日の大ニュース…というか個人的に衝撃的だったことなんですけど、IWAJapanの後楽園でいつも南側リングサイドに陣取ってる「カブキおばさん」っているじゃないですか。あの人が、今回の後楽園大会に来てたんですよ。セミファイナルで望月享の反則に立ち上がって激昂してるとこなんか見た日には、試合そっちのけで身震いしちゃいましたね。

 話が前後するんですけど、第一試合でC−MAXとM2Kが両軍入り乱れて派手に場外乱闘をやらかすというシークエンスがあったんですけど、そのときにカブキおばさんも席から立ち上がって非難してたんですけど、その先にいたのが、なんと我らが「シュート活字王」こと田中正志氏だったんですよね。このツーショットは凄かったなぁ。TARUとK−ICHIの乱闘に本気でビクビクしているカブキおばさんのすぐ隣で、ニコニコした笑みを満面に浮かべるシュート活字王。カメラを持ってなかったのが本気で悔やまれます。マニアにとっては垂涎の一枚となったと思うんですけどね。

▼G1クライマックス〜秋山・永田組

 NOAHファンとしては、永田が獲ったということで、正直ホッとしてます。「盟友」秋山はNOAHのトップなんだから、永田だってトップでいてくれなくちゃ困りますもん。もし武藤が獲ったとしたら「ズルイなぁ、新日」と思っただろうし、実際、そうなると思ってましたもん。

 で、十月に秋山と永田はタッグを結成ですか。これについては、これからまだまだ「駆け引き」が出てくるでしょうし、今後のネタを残すためにも今回は触れないでおきます。

▼K−1vs猪木軍

 手前はテレビ観戦だったんですよ。KANSENKI.NETのトップページで速報をアップした関係で結果だけは知ってたんですけど、面白かったです。率直な感想としては「やっぱり安く売るねぇ、新日」ってとこですか。

 疑問なのが、プロレスラーが額から流血した場合、「プロレスの試合」と「格闘技の試合」で受け取られ方が違うのは何故なのか、っていうこと。同じ【プロレスラーの流血】じゃないですか。なんで「プロレスの試合」だと【自分で切った】となって、後者だと【ヒザ蹴りで割れた】となるのか、手前にはまったくもってわかりません。格闘技通信はこの試合をどう扱う(扱った)んですかね? ちょっと興味があります。表紙で『プロレスが負けた!』と大々的に煽った兄弟誌の週刊プロレスに気を使って「K−1大勝利!」とするのか、それともなんの疑問も持たずに「K−1大勝利!」とするのか。さもなくばPRIDEにおける高田vsアレク戦みたいに「別枠」とするのか。

 あ、手前はミルコの勝利という結果そのものには何の不満も無いですよ。というか、むしろ大満足です。だってミルコが勝ったほうが絶対に面白いと思ってましたもん。まぁ後づけなんで説得力に欠けますけど。

▼ZERO-ONE迷走

 最初に「ジャスティン・マッコリーが真撃出場を猪木の差し金でドタキャン」というのは、当初に発表したカードで余りにも前売りが伸び悩んだので、急遽「橋本vsケアー」のシングルを組むためのアングルだと思ったんですよ。だってジャスティンが欠場して「話が違う! チケット払い戻しだ!」ってマジで怒る人なんか日本中探しても五十人くらいしかいないでしょうし。でも結果的には「橋本vsケァー」のシングルは今回は見送られちゃいましたよね。急遽、大仁田やパンクラス勢(しかも先週、大阪で試合をやったばかりの山宮)の出場が決定したあたり、前売りが伸び悩んだというのは間違いないと思うんですけど。

 バトラーツの造反については、難しいなぁ。手前は「マジ」だと思うんですけどね。そりゃぁいま時分、猪木を取るか橋本を取るかの二者択一を迫られたら、猪木のほうが甘い香りはしますもん。これについても、ちょっと判断を保留したいですね。

 なにはともあれ、明日の興行が楽しみです。

▼最後に一言

 NOAH@武道館の観戦記、一ヶ月たっちゃってるけどこれは必ず仕上げますんで。ファンの方はもうちょいだけ待ったってくださいませ。

 そいではまた来週。





本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ