「タカーシ日記」第十六回 <今日の日はさようなら>
■投稿日時:2002年12月31日
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

<12月23日(月)>

友人宅にPRIDE23のPPV観戦に行く約束をしていたが、それまでの時間をなるべく無駄に過ごそうと久々にマンガ喫茶に。その前にバックアップ用のフラッシュカードなどを物色し、喫茶店で年賀状や日記を書いたりする。
マンガ喫茶ではサンデー、マガジンで連載されている「買うには及ばないがヒマな時には読んでみたい」ものをチョイス。「金色のガッシュ」「哲也」「かってに改蔵」などなど。まぁ3時間が限界かな。
PRIDEについては観戦記を書いたのでそちらを参照してもらいたい。まぁ契約の消化を主目的とした典型的ローカルショーであった。
自分がクリエイティブなら地方で1度伝説となるような興行を1回でも成功させ、しばらくはその幻想で地方興行をこなしていくな。これこそ「新日本のG1商法」だ。小川の橋本とのセメント?騒動もそれに近いな。アレでもう3年くらい食ってるんだから。


<12月24日(火)>

世間はクリスマスで沸き返ってる・・・風でもなく、我が業界は年末までの残り少ない時間を皆必死になって働いている。自分はと言えば小さい仕事がいくつか残っているくらいなので、大きな失敗さえなければ無事冬休みを迎えられそうだ。

さてこの日初めてこの観戦記ネットに引越し先の告知が出たわけだが、前日まではトータル8くらいだったヒット数が1夜で200越え。まさに「観戦記ネットさまさま」である。
この日、日記で草案として書いたジョシュと全日本に初来日するスーパー・ドラゴン(以下SD)を強引に絡めたコラムを、観戦記ネット投稿のために新たに推敲し直す。・・・と言っても草稿時点でオチとしたのはジョシュとSDがスカだった時の保険のようになってしまったので(←セコイ)、そこを削除したくらい。
ジョシュはデビューだから仕方ないとして、SDは一応ビデオを見直して「やっぱ凄いジャン!」と自信を持って書き直した次第。
決定したタイトルはかなり適当でちょっと恥ずかしい。多分ジョシュ1人がテーマなら「ジョシュの奇妙な冒険」としたんだろうけど。ひと昔前のイケイケな新日本なら、選手を食い潰すだけ食い潰してまさに「奇妙な冒険」たらしめたのだろうが、今はもうそんな元気もないからな。そう考えるとちょっと寂しい。


<12月25日(水)>

水曜と言えば柔術だが、この日はお客さんの会社の忘年会に出席のためお休み。酒に異常に弱いのだが、そのような場ではとやかく言っていられない、腹を決めて飲むしかないのだ!・・・と威勢のいい事を言ってみたが、ビールをコップ2杯分ほど飲んだところで心臓の動悸が異常に早くなり、トイレの大便器に座って収まるのを静かに待つ。
顔色の悪さからそれ以上は勧められなくなったので助かったが、あとはチビチビとコーラを飲んで残りの時間をやり過ごす事にする。こういう時は話し好きの人が隣にいると、時間の経つのも早いもの。今回相手をしてくれたのは62才の板金職人の方。最近34才の中国人女性と正式に結婚したそうだ。ちなみに3度目の結婚で長男は既に35才だとか。
盛んに「自分のようになっちゃダメ」と言ってはいたが、2人が幸せならいいんじゃないのかなぁ。

帰りの電車でこの日図書館から借りたミスター高橋著「マッチメーカー」を読み始める。序文はなかなかいい感じだ。悪評フンプン(つまらないという意味で)だが、それは講談社とアムロの謎本などの出版社の編集者のレベルの違いなのだろう。そこを読み取るのも楽しみのひとつ・・・かな。これも読み終わったらまた何か書いてみたい。


<12月26日(木)>

年の瀬という事もあり仕事が余りに忙しかったため、延ばし延ばしになっていた「超・月刊エキサイティングプロレス」を一段落させる。書いてるうちにオチが最初考えていたものと変わってしまったのはご愛嬌。
最初は「ドタバタも含めて楽しむのが猪木祭りというイメージが定着するのかも」で、今回のオチは「イベントで感じる季節感もシュート興行に奪われていくのか」という感じ。とにかくプロレス界の元気のなさが益々印象付けられた一年だったからなぁ。
これももう少し寝かせて(と言ってももう26日だが)推敲したら観戦記ネットに投稿したいが、コレはどうも面白くなりそうな予感がない。多分このままお蔵入りだな。


<12月27日(金)>

ダイスさんも日記を始めたそうだ。

「ダイスの転がる日々:http://www.memorize.ne.jp/diary/50/13688/index.html

どこまで転がるのかを早速見に行ってみるが、購本記録というのはなかなかに面白いアイディアだ。その中で面白く転がせそうな本をチョイスしていくのもいい感じだろう。それにしてもまさに「呼吸をするように本を買う」とはよく言ったもの。実際に話してみると「タバコ」くらいがピッタリかな。
自分もメモライズ版日記では速報や草稿・ボツ原稿を載せる事で特色を出そうとしているが、「素人がいかにして他人に興味を持ってもらうか?」という事はやっぱり考えてしまう。それにしてもお互いに、まずコンセプトを打ち出して、そこからスタートしていくというのが、なんだか最近の頭デッカチなプロレスファンみたいだなぁ。

さてこの日はWEW後楽園大会。そのダイスさんと一緒の観戦だが、まぁ何しろ客が入っていない。これだけ入っていない興行を記憶の底から引きずり出そうと、検索エンジンブン回してみたが全く思い出せなかった。
目当てはメインの大谷・田中対金村・折原だけだが、こっそりDDT勢と東郷の絡みにも期待していたのだが、こっちは東郷の職人芸を堪能するだけであった。DDTもそろそろ行かねば・・・と思っていたが、まぁこれならしばらくはいいか。期待のメインも時間が押していたのかアッサリ風味で終了。
金村狙いで池田が乱入して来たが、何しろ金村と池田の抗争に思い入れが全くないのでちょっと困ってしまう。まぁ困る必要はないか。
試合後ドトールで速報上げるが・・・とても観戦記ネットに送れるようなシロモノではない。このまま夢の島滞在決定だな。


<12月28日(土)>

我が社は30日までが就業日のため、大掃除はこの日行われる。いつもなら3時には終わるので、三軒茶屋の5時からの柔術クラスに間に合うのだが、妙に長引いてしまい結局行くのは諦める事とした。
その代わりと言うか、駒込で特別に7時半から今年の「練習納め」として植野師匠が教える他のクラスからの人も集め、スパーリング大会が開かれる事になった。まぁメインはその後の飲み会なんだけど。

柔軟体操もそこそこにまず寝技のスパーから。ウォームアップ替わりなので、初めてのお手合わせだからと言ってムキにならないようじっくりと攻めていく。相手は柔道経験者らしいので、スタンドから始まったとしたら多分ダメだったのだろうが、何とか上のポジションを取れたので後はゆっくりと下にならないように心がける程度で5分終了。
2本目は相手が準備不足のためか、スパーの途中で背中がツるような感じになってしまいそこで中止。スタミナがないので、まぁ丁度いいか、という感じだ。

休憩を挟んでここから3対3の対抗戦形式の試合が始まる事になる。まず自分が駒込チームの先鋒となる。相手は飲み会とだけ聞いていたのか、道着も用意していなかったのでTシャツにスパッツ姿だ。
体重が10キロ近く違うところから、組み合っても特に揺さぶられる事もないので、強引にテイクダウンを狙って心の準備ができていないような人をケガさせてもなぁ、と思い引き込む事にする。気持ちに余裕があったのは自分でも意外だ。
相手が裸体だと掴むトコロがないため、コムロック風に腕を取り、自分のエリを掴んで相手の右腕を固めると、後は体重差から来るパワーで強引にシンプルスイープ。サイドポジションを取れたのでそのままキムラロックでタップを取って終了。
結局3対0で駒込チームが勝ったので、ここでシャッフルし直して混成チームでもう1度3対3を行う。今度の対戦相手は同じ駒込のシラットマスターだが、ポジショニングをミスって片羽締めでタップアウト負けを食らってしまった。

そして次にメインとして3オン3の対決となる。これはプロレスで言うところのトルネード形式の6人タッグなのだが、植野師匠はプロレスはそれほど詳しくないので、バトルロイヤルとグレイシー・バッハ東京では言われているのだ。
作戦としては大将格の人がまず1人倒してから3対2の状況を作り、じっくり攻めるという事で決定。バックを取ると後ろから別の人がチョーク狙いで攻めてくるという事に注意しよう、と言い合って試合開始。
まず最初にこの人から、と思っていた人を探すと、残りの2人はもう自分以外の相手と組んでいて、その狙っていた人と自分の1対1の状況になっていた。あっけなくテイクダウンが取れたので、キムラロックでタップを取ると、すぐに他のチームメイトがバックを取られているところを躊躇なくチョークで引き剥がしてタップさせ、続けてもう1人もチョークでタップを奪い、カタチの上では自分が3本取っての3−0で勝利。
「さぁ本番!」とお約束通り植野師匠が宣言してもう1回やる事になったが、今度はいきなり2人がかりの状況になったので、またもや後ろからチョークで1人タップアウトさせ、続けてもう1人も自分がチョークで引き剥がしたところをチームメイトが十字に捉えて、十字のダメージでのタップアウト。残る1人はシラットマスターだったが、激しい前転などで部屋の隅から逃げるなど驚かせてはくれたものの、最後は両腕を十字に捉えられてあえなくタップアウト。これまた3−0での勝利となる。卑怯という状況に対して躊躇がないのが勝因だな。

ここで「練習納め」は終了となり、打ち上げとして近所のつぼ八へ行く。
初めての顔合わせという事から植野師匠から紹介されるが、「この人は痴漢で逮捕された事があるけど、23日間黙秘を貫き通して釈放を勝ち取った人なんです!冤罪じゃなく本当にやっているのに!」といきなりとんでもないフリをしてくる。
しかしここで逃げてはつまらんだろうという事で、「柔術から学んだ忍耐で何とか頑張り抜きました」と答える。
「我々も差し入れした時は名前を言わないようにと、『拘留番号68』に差し入れを・・・と行きましたよ。」「どうせなら69にしてくれって感じですよね」と返すと「さすがプロレスファン、全部受ける!」と感心してくれた。ボロが出ないツッコミならOKですよ。
そんなこんなで11時過ぎまで飲み会は続き、「また交流戦やりましょう」という約束をして終了となった。
本当に痴漢だと思われているのかもしれないが、それはまぁいいや。植野師匠、来年もまたよろしくお願いします。


<12月29日(日)>

27日のWEWは正直に言ってそんなに面白い興行ではなかった。これが今年最後の興行だったらちょっとイヤだなー、と思うところだが、そう「俺たちには01があるじゃないか!」・・・という事でダイスさんと01に行く。
朝のうちに借りたままの「グリーン・ディスティニー」を見終えてから、待ち合わせの時間までは「不肖・宮嶋のネェちゃん、撮らせんかい!」を読み始める。冬休みはついつい睡眠に走りそうだが、今年は6時間前後に抑えるようにしたい。そのつもりで図書館からも本の借り溜めしてきたのだ。
試合開始は6時半だが、ゆっくりマンガの話などもしたかったので4時に待ち合わせてダラダラと神保町を散策しつつ、6時に会場入り。お互いに読んできたマンガは同じようなものなので、何年も読んでいないような古いマンガでも、まるで昨日読んだかのように話が通るので、会話に全く淀みがない。

さて01だが今回はNOAH勢登場という事もあってか、開始30分前の時点で立ち見以外は売り切れであった。自分はそれほど気にしていなかったが、どうもダイスさんによると後楽園では初めての事らしい。アレほど面白く、マスコミもプッシュしているはずなのに、札止めになったのがNOAHのおかげというのはちょっとアレだが。
試合については「タカーシ日記(メモライズ版)」に速報書いたのとスポナビ本体を参照願います。観戦記ネットにももう少し推敲したら送る予定ですけどね。


さて、いよいよ今週で最終回となったこの日記。
理由は簡単で、自己満足とは言えそれなりに納得できる内容のものを、キッチリ締め切り守るのがいよいよツラくなってきたという事です。
ただせっかく書き続けた事だし、自分の責任において締め切りに囚われないスペースで・・・と思い直し、観戦記ネット連載としては予定通り最終回とした上で、この度「MEMORIZE」で継続する事にしました。

日記URL  :http://www.memorize.ne.jp/diary/33/17032/
タイトル :タカーシ日記2003「指先から散弾銃」

内容も殆ど変わりませんが、一応20日からスタートしています。
基本的にコラム等は書き上げたらアップさせ、速報は行った興行は取り合えず全部書いておいて、それぞれまぁまぁ納得できる仕上がりになったら観戦記ネットに送るという感じですね。
毎日ちゃんとアップするという事はまずないと思いますが、取りあえず色々やってみたいと思っています。

今まで読んで下さった方に感謝すると共に、週1なりでも引き続き読んでもらえるようお願い致します。

それではまた

タカハシ





本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ