「ハイスパート・アンダー1000」第一回 <「プヲタ新世紀」なのだ>
■投稿日時:2002年12月27日
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

来年早々に日本マット初お目見えする2人の選手が、またひとつ「ファン上がりの時代」の扉を開く。1人は新日本のドーム大会で永田を相手にプロレス・デビューを果たすジョシュ・バーネット。そしてもう1人は全日本に登場する、米インディーファンの間では初来日を待望されていたスーパー・ドラゴン(以下SD)だ。
この2人の共通点はファンどころかオタクと表現しても差し支えないほどに、日本のレスリング・シーンについて熟知している事とWWEではなく日本でのデビューを夢見ていた事。ジョシュはUWF,SDは日本のジュニアの戦いに強い影響を受けて現在のファイトスタイルが作られているのだ。
もっともジョシュはこれがプロレスそのもののデビュー戦なので、我々は4日の永田戦までそれを待たなくてはいけないのだが、インタビューで最も感銘した試合に高田対オブライトの試合を挙げていたところから、4日はそれをモチーフとした試合になるのでは?と予想している。アップダウンについてはジョシュのプロレスへの適応力、継続参戦が可能なのかがポイントだが、サスガにいきなり永田に勝たせてもらえるとも思えない。それでも「MMA王者の実力を持つプオタが見せるプロレス」という側面から、どのようなプロレスを見せてくれるのかを楽しみにしている。
さてもう1人のSDについてだが、自分がかつて書いたコラム「ファンタジスタ」を思い出してもらえるだろうか。彼こそが21世紀に初めて日本のファンが目の当たりにする「ファンタジスタ」なのだ!と断言しよう。彼が見せてくれるそのワザの数々を言葉で表現する術を自分は持たないが、ひとつひとつの超・独創的なムーブの数々や華のあるたたずまいは「ハヤブサの再来」とプロレス・マスコミで表現される事が今から目に浮かぶほどだ。
「W−1」やアングル、レズナーの活躍で本当に世界レベルの身体能力を持つアスリートが繰り広げるプロレスに、時代の変革の予兆を見た今年(サップのプロレス大賞受賞もその象徴だ)だったが、「ファン上がり」から1歩進んだ、逆輸入された「日本プロレスオタク」の2人の同時期の登場に、これからの日本プロレスの変革の予感がするのだ。



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