「ハイスパート800」第一回 小川はレジェンド(伝説の)レスラーになれるのか?
■投稿日時:2002年8月9日
■書き手:品川(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 マウス(ピース)のままでマイクを・・・

 「アーティスト」小川にとり試合の次に大事な「滑舌命」のマイクパフォーマンスで思いもよらない事が起こった。緊張していたのか?キモvs佐竹を思い出した。

 小川の目は違っていた。橋本戦やグッドリッジ戦とは明らかに異なっていた。むしろ柔道時代の世界選手権やオリンピックと同じ目つきだったはずだ。
 察するところもある。ドームでのメイン、地上波での生放送、格闘技戦未経験の相手、しかしレスリングの実績は申し分のないメダリスト、あのカレリンを負傷に追い込んだ男。UFCチャンプの元で練習・・・・・

 レジェンド自体無理があった。芸能の奥義を極めたUFO社長によるシュート興行、しかしビジョンのかけらもない。ブッキングの信じられない遅さ、別の縄張り選手まで勝手に招聘する掟破りに格闘村の有力者ははらわた煮えくり返る思いだったろう。k−1アーツとの戦いもご破算に、挙句の果ての苦肉の策のガファリ戦。
 カード決まらなければお客さんチケット買うはずもなく、ふたを開ければドーム史上格闘イベント最低の客入り。ばれないようスモークを焚き、霧の摩周湖状態のドーム。

 何もかもが不透明だった。

 それでも選手個々は良い試合を精一杯したとは思う。PRIDE最強戦士ノゲイラに果敢に勝負を挑み、失神KOまでの試合を魅せた寝技世界一菊田。同門対決ながら精一杯のシュートを見せた藤田・安田など見所はあったはずだ。

 しかしメインイベントはお茶の間の視聴者にどう映ったろうか?結果的には小川の圧勝であり、ガファリのいいところを探すのは難しかったが、試合後の小川の一連の動きを見ればこの試合が如何に大変だったのかが伺えてよかったと思う。プロレスラーとして大成するならシュートマッチを外すことは出来ない。それが背負った十字架だからだ。柔道王がプロレス王になるには今後も茨の道を歩まねばならないだろう。

 頑張れ小川。





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