観戦記ドットネットアワード2001 −ALOHA♪HAWAII−
MVP 堀田祐美子(全女)
最優秀プロレスラー 武藤敬司(新日本)
最優秀シュートファイター 星野育蒔(Smack→AX)
最優秀女子選手 堀田祐美子(全女)
優秀賞1 浜田文子(アルシオン)
優秀賞2 坂井澄江(Jd’)
優秀賞3 永島千佳世(GAEA)
ベストタッグ(トリオ可) PIKO&PIKA&POKO三つ子の三姉妹
ベストマッチ(プロレス部門) 一宮章一、YUJI KITO、三宅綾(偽造軍) vs タイガー・ジェット・シンジュク、ダグ・ギルバート、平野勝美(IWA・JAPAN:4月17日後楽園大会)
ベストマッチ(シュート部門) 辻結花 vs 星野育蒔(AX:12月26日六本木大会)
ベストマッチ(女子部門) GAMI vs 元川恵美(アルシオン:8月12日後楽園大会昼の部)
ベスト興行 Jd’: 7月1日横浜クラブヘブン大会
ベスト団体 NEO
新人賞(男子) 棚橋弘至(新日本プロレス)
新人賞(女子) 西千明(Jd’)
ベストブッカー/マッチメーカー/プロデューサー 菊池リングアナ(IWA・JAPAN)
ベストレフェリー トミー蘭(フリー)
ベストコメント(マイク、試合後コメント、雑誌インタビュー等から) 美幸涼(アルシオン):「私はアルシオンは辞めても、プロレスはやめない」
重大ニュース/アングル LLPW:ガチンコ新人発掘ストーリー
今年目立った人(選手・スタッフ・解説・芸能人等全て含め) ライオネス飛鳥(フリー):アルシオン・GAEA・NEOの各団体への出場に関して
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'01年度の女子プロ界:「負け組の逆襲」

 昨年度の年間アワーズの総評において、「2000年の女子プロレス界は、世の中の経済の流れと同様に、完璧に『勝ち組』と『負け組』に分かれてしまった。」と書いた。今年はその負け組とされた団体の逆襲が始まった。

 特にNEOは昨年度、インディー会場の定番である板橋産文ホールと北沢タウンホール中心で“細々”と興行を打っていたが、今年はNEOマシンガンズや田村や元気を中心に開き直ったかのように大胆な展開を見せて、ディファ2回(5月&9月)、後楽園ホール1回(12月)と本場所のプロレス会場で興行を打ったことは特筆すべきことである。今回アワード投票にて選手の欄(優秀選手等)に選手の名前はないが、これは団体一丸となっての活躍によるものであり、私は激しく賞賛したい。

 また昨年度の「負け組」の雄、Jd’も今年の前半戦は大変元気で、「阿部ちゃん金網デスマッチ」「ファング&ブラディー vs 坂井・武藤TWFタッグ3連戦」「KAZUKI水着泥棒ネタ」等を続けざまに展開したことは大変評価できる。ただ激しい試合の跡に起こる選手の疲弊の為、丸山、武藤、山本、富松等のケガ人が続出したことで、後半戦に2段ロケットに点火できなかったのは、Jd’特有の「肝心なところで選手が抜ける」と云うジンクス生きている為なのか、非情に残念である。逆に云えば年間通して、活躍したファング鈴木と坂井澄江の名前は特筆されるべきである、優秀者にどちらを選ぼうかと悩んだが、常に正規軍のリーダーとして孤軍奮闘した坂井に今回は優秀者を贈ることにした。

 次にLLPW。女子プロ何十年ぶりGTタイムに連続して流れると云う大事件があった。これはLLorテレビ局のどっちから話が持ちかけられたかは私は知らないが、私は関係者に嬉しくて謝意を申し上げたい。されど、それと同時にこの千載一遇の大チャンスであるTBSの番組の「ガチンコ」出身の大畠を生かし切れなかった事は、甚だ残念である。現在でも巡業先の会場では同じくガチンコで落選→入団直訴の桑田が人気であるという話を聞くにつれ、なんとかならななかったモノであろうかと今さらながらに悔やまれる。

 4番目は、昨年末潰れたのではないかと噂されたJWPであるが、こちらもしぶとく2月にディファにて復活興行。ただし市川狐火名の登場や12月のディファにおいて日向 vs GAMI戦など、明るい話も聞こえてくるが、いまだ団体のカラーが定まらず、復活への狼煙はまだ見えてこない。来年に期待したい。

 昨年度の勝ち組について。アルシオンは2月に新人美幸涼の退団、旗揚げ者アジャの電撃離脱、奥津(1月)&府川(3月)の引退と、興行的には大入り興行の連続であった事とは裏腹に、スター選手が次々と抜け、逆にメンバー的には苦しいスタートを切った。その中で、昨年末に十代で団体のトップに立った浜田文子が、1月の大バコのNKで飛鳥にタイトルを奪われるまで、ほぼ年間を通して団体の顔としてメインを張ってきたことは大変評価できる。私的には日向戦(2月)と元川戦(7月)以外には内容で評価できる試合は少なかったけれど、団体トップとしての文子の苦悩と苦労が見られた事は文子ファンとして逆に良かったと思う。

 ラス前はGAEA。昨年度の好調さとに比べて、今年は少しブレーキが掛かった。理由は、加藤、シュガー、デビルと選手のケガによる戦線離脱が続いたことと、竹内退団以外にも、飛鳥が主戦場をアルシオンに移したことが大きい。その中で永島、植松、里村、広田はダブルヘッダーを行う事も多く、その中で永島の頑張りは大変評価が高かった。

 最後は全女。ココだけは年間通して高い次元で安定した興行を行った。中でも伊藤は一方では赤いベルト保持者として、もう一方としてはZAPとして大活躍したが、私としては、その伊藤を川崎ではコーナーに逆さ吊りにして蹴り倒し、大田区では自らが坊主となった堀田を、にMVPをあげたい。また、付け加えれば全女に後半以降5人もの新人がデビューしたことは人材難の女子プロ界において明るい話題として特筆すべきである。

 追加になるが、今年の女子プロ格闘技界は本格的スタートと年なった。特にSMACKGIRLは今年の前半、星野育蒔が話題の牽引役となり、月一興行を継続して続けたことは特筆すべき事である。また途中星野が新興AXに移籍して、SMACKは興行を中断したが、来年度復活興行を行うと聞く。1つのジャンルに2つの団体があることは、競争を促す意味でも歓迎すべく事である。


 
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