プライド6:PPV観戦記
■団体:PRIDE
■日時:1999年7月4日
■会場:横浜アリーナ(PPV)
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

「カール・マレンコVSイーゲン井上」
多分見る人が見れば下になりながらも技術で相手をコントロールしているのだろうが、
自分は別に「見る人」ではないので勝ちにこだわり戦う人の方が感情移入しやすい。
それがプロレスラーならなおさらだ。
どうしてもアチラ側の人間と戦うと技術的には上と思い込んで見てしまうきらいがある
が、それでも2ラウンド終了時点では上にいたカールよりも終始下にいたイーゲンの方
が有利に試合を進めていたように思う。
これが今回からのルールなのか、2ラウンドまではハッキリ優劣が付かなければ延長。
延長ラウンドは必ず勝敗を決めるという事らしく、そこに救われカールの判定勝ち。
エンセンが判定に不服を唱え抗議するかと思いました。

「松井大二郎VSカーロス・ニュートン」
松井と高田ではこの試合形式でどちらが強いのか?はともかくとして2人共が勝てない
レヴェルの選手と対した時どちらが粘るかは松井に軍配が挙がるように思う。
ニュートンは面白い試合ができる希有な存在であるが、松井もアグレッシブに戦う
タイプなので試合は前半戦のベストマッチ。コーナー近くで十字を取られつつ、少し
持ち上げて叩き付ける松井の頑張りは延長での判定負けながらお客さんを満足させた
と思う。今度は新ルールが災いし、2ラウンド終了時に判定勝ちを確信し故、
ガックリ来てしまい負けたのかも知れない。

「イゴール・ボブチャンチンVSカーロス・バヘット」
ブラジルのVTトーナメントで優勝した事のある割にパンチのみの相手に苦戦し、
とうとうバヘットの判定負け。逃げ回るバヘットを追いかけるという試合展開に
2ラウンド終了時と延長決定時にそれぞれブーイングが。

「小路VSメッツァー」
パンクラス仕込みの膠着戦法で判定勝ちを狙うメッツァー有利の試合展開も、いつの
間にか小路がひっくり返していたらしく、判定勝利後のマイクではセコンドの人を紹介
したんだぜ、ベイベー!

「黒沢浩樹VS角田信昭」
多分歴史的にはスゴク意義のある試合だったのだろうけど、興行的にも自分的にも
あまり意味のない試合だったと思う。黒沢の判定勝ち。素人の自分から見ても妥当。

「小川VSゲーリー・グッドリッジ」
小川のMMAマッチデビューとしては、タクタロフあたりが適当だったかも知れない。
グッドリッジは相性的にはあまりよろしくない相手だがその分久しぶりにドキドキして
試合を楽しめた。最初のラッシュで顔を背けて逃げる小川にヤバいと思ったが、何とか
寝技の展開に持ち込み、腕がらみで勝利!ポジションは常にイイトコをキープしていた
ものの決めるまでには至らず、1ラウンドは逃げられる。
考えてみればこの手の試合での実績は橋本相手のアレだけ。橋本基準でトップクラス
との対戦を考えるのもどうかと思うが、何しろ今回が初試合。
今度は「レヴェルが違い過ぎる」というその寝技の技術を堪能できる相手とのマッチ
メークを期待したい。

「桜庭VSブラガ」
桜庭が負けるとしたらパンチだろう、と自分は踏んでいるので前回のビクトーに比べる
とかなり安心して試合を楽しめた。未だ船木とブラガの試合は見ていないが、いやぁ
ブラガ強いっスよ。手足の長さを有効に使い、常に積極的に仕掛ける姿勢は好感が
持てました。それでも美しく勝つ桜庭は素晴らしい!逆十字タップを奪い船木との差を
まざまざと見せつけたカタチになった。自分がいかにパンクラス嫌いかを再確認した。

「高田VSケアー」
試合前にはどうなる事かと思ったが、何しろケアー相手に試合に見える試合をやった
だけでも評価に値するように思う。素人目だからだろうがケアーが片膝付いた状態の時
にローで顔面蹴れたようなタイミングがあったようにも思えた。もしそれができたなら
また違う結果だったかも知れない。怒ったケアーに半殺しにされるとか。
「チキンウイング」でケアーの勝利(Uインターならダブルリストロック?)。


カール・マレンコ (判定) イーゲン井上
カーロス・ニュートン (判定) 松井 大二郎
イゴール・ボブチャンチン (判定)カーロス・バヘット
黒澤 浩樹 (判定) 角田 信朗
小路 晃 (判定) ガイ・メッツァー
小川 直也 (羽根折り腕固め、2R 0分36秒) ゲーリー・グッドリッジ
桜庭 和志 (腕ひしぎ十字固め、1R 9分23秒) エベンゼール・F・ブラガ
マーク・ケアー (羽根折り腕固め、1R 3分04秒) 高田 延彦




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ