4・29:プライド5・PPV編
■団体:PRIDE
■日時:1999年4月29日
■会場:名古屋レインボーホール
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 多分自分の持っているプロレスのVは1000試合を越えると思うが、一応自分なり
の基準がある。好試合は当然として、将来的には(提携破棄等で)見られなくなりそう
なカード、内容はともかく歴史的な試合などだ。勿論例外はある。最近では蝶野対
大仁田は余りのショボさに残すのをやめ、1回目の高田対ヒクソンは余りの切なさに
残すのをやめた。
 まぁようするに「いつの日か見たくなりそうな」という事だが、どうもシュート系の
試合は(K1はともかく)、「また見たい」と思わせるような試合が少なく、プライド
シリーズなど結果を知っていたら、まずプロレスラー絡みの試合以外はチラとも見ない
だろう。
 
 という訳で友人に頼み込み、家まで押しかけてプライド5を見たわけだが、今回何故
かいつものK1放送時のメンツが放送席に陣取っていたのが不思議だった。これは
もしかしたら結構重要な事かもしれない。
 第一試合はイーゲン対豊永。打撃に脳震盪を起こして、イーゲンのTKO勝ち。兄が
毛が薄く押さえ役、弟が暴れん坊とまるでファンクスのような組み合わせだ
第二試合は本間対ブラジルの誰か。前回の佐野戦では敗けた時の事を考えてかフリー
参戦のカタチを取った本間だが、今回はしっかり正道会館所属として戦っていた。
 打撃禁止ルールのアブダビで3位に入った選手が相手だけに、打撃戦に持ち込めれば
本間有利と思われたが、逆に殴り倒されてしまう。「いやぁ、ちゃんとしたパンチを
打っていますよ」と谷川サンは言っていたが、とてもそうは思えんがなぁ。
 第三試合は小路対ボブチャンチン。判定でボブチャンチンの勝利だが例によって
放送席では「K1に参加したら・・・」などと試合の内容と直接関係ない部分で盛り上
がっていた。人手不足に悩む石井館長にはありがたい話だ。当然対戦相手は正道所属の
選手になるだろう。
 第四試合はエンセン対西田。入場後にファールカップ装着を忘れたのに気付き、
慌てて着けに戻る西田に対し、「本当に彼の命日になる(エンセンの試合前の言葉に引
っかけ)」とか放送席では言いたい放題だった。エンセンの入場テーマも脱力感あふれ
る代物だったが怒りのエンセンに恐れをなしたか、特にそれに対するツッコミはなかっ
た。もちろん会場は大爆笑であったが。
 試合はエンセンの瞬殺。今時ここまでNHBの試合で無策な人も珍しい。トニー・
ホーム以来ではないでしょか。
 30分!の休憩の後小川たちUFO軍団の挨拶からヒクソン/ホイラーの模範試合。
「いやぁ会場の選手たち皆がこの2人の動きに注目してますよお!」と放送席では
興奮していたが小川に振っても無反応であった。まぁホンモノの柔道世界一だしねぇ。
 そして本日の大注目試合、桜庭対ベウフォート!NHBのミドル級ではフランクと
この2人がトップ3を占めているというのがもっぱらの評判だけに、流石に今回は
桜庭もヤバイかも・・・と思っていたが、桜庭は自分なんぞが思っているよりも遥かに
高い所にいるようだ。プライドの改正ルールにも助けられ、堂々の判定勝利。
 その改正ルールだが「猪木・アリ状態でどちらにも攻撃する意志が見えない場合は
レフェリーの判断でスタンドからリスタートする」という、もうパンクラスでは明日に
でも採用してもらいたい素晴らしいモノ。
 でも断言するけどこのルールで判定ありの現行ルールだとヒクソンはますます強い人
とは戦わないね。逆にこのルールでヒクソンがOKする人は侮辱されてると思った方が
いいぞ。
そして最後は問題の試合。多分今頃は世界中のネットで先のフィリオ対ホーストと
並び、「アレは怪しい!」と書かれまくっている事と思う。
 腹ばいになった高田の背中に乗ったのにスリーパーにもいかないのを、「コールマン
は関節技とかよく知りませんから!」とフォローされても説得力ないって。
 試合は北尾戦の再現を予想していたがヒールだった。でも小川参戦が決まった今、
もう高田対ヒクソンは勘弁して欲しい・・・。
 試合後小川がリングに上がり「平成の暴言王」の本領発揮。キャラの立ったツワモノ
(ここがポイント)の揃ってきたプライドシリーズはエライ事になるかも、という期待
がワタシの中ではメチャ膨れ上がって来ています。


イーゲン井上 (レフェリーストップ、1R 5分53秒) 豊永 稔
F・ブエノ (レフェリーストップ、1R 4分59秒) 本間 聡
I・ボブチャンチン (判定) 小路 晃
エンセン井上 (裸絞め、1R 0分24秒) 西田 操一
桜庭 和志 (判定) V・ベウフォート
高田 延彦 (踵固め、2R 1分44秒) M・コールマン




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ