1月4日:新日東京ドーム
■団体:新日本
■日時:1999年1月4日
■会場:東京ドーム
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 さて今月2番目の注目カード「大仁田VS健介」(1番目は当然高阪VSルッテン)。
何しろコレしか注目カードがないといっても過言ではない、今回の東京ドーム。
「ネタがないなら最初からやるなよ」と思いつつも結局行ってしまう自分が悲しい。
第3試合はIWGPジュニアタッグ。どうせ作るならもっと選手層が厚い時にやって
欲しかったが、今やかつてのジュニア選手はWCWではスコットノートンの何倍もの
商品価値を持っているため、おいそれとは来てくれない。
 実際のところ中にはWCWを離脱し、ECWと日本のメジャーを往復して今の収入に
近い金額を確保したいと考えている選手も少なくないのだけれど、全日本はジュニアに
冷たく、新日本はWCWに弱腰のためままならないといったところのようだ。
 さて試合についてだが、現在のレベルが高い上での層の薄さから挑戦者が3組くらい
しか用意できないため、同じ状況の全日・三冠王者以上に誰が持っているかに全く重き
がないのが現状だ。
 ということを考えているうちに王座交代。試合はまあまあでした。
第4試合はジュニアシングル。これも漠然とした心境で試合を見ているうちに防衛。
 ケブラドーラ・コンヒーロの決まった瞬間の掌打は斬新でした。
そしていよいよ第5試合。先に入場した健介の待つリングへ、タバコを吸いながら椅子
持参で入場する大仁田。表情は今まで見たことのない穏やかなイイ顔をしていた。
ここは是非ともリング上でタバコを踏み消してもらいたかったが、小鉄が立ちはだか
っていたためか、途中で消してしまった。
 試合は健介が大仁田の皮ジャンをはぎ取るのに懸命だったが、試合が進むうち机上
パイルまで食らい、会社に対する忠誠心を見せつける。
 ホーガンの3倍以上スムーズな火炎攻撃で大仁田の反則負けとなるが、ゴングの音が
小さく進行が良くなかった。周りの客が「火位で反則かよ!」と怒鳴っていたが、どう
考えても普通は反則だろ。でも今日は「普通」は誰も見たくないんだよな。
 最後になんだか良くわからんが、「これがオレの生きざまじゃ!」とそつなくまとめ
ていた。勿論健介も何か言っていたが、入場通路を這って帰る大仁田との役者の違いを
自ら露呈するだけだった。
第6試合は永田の勝ち。この試合で良かったのは短かかった事。
 第7試合は何故かジョンストンがベビー扱いだったが、別にフライにヒール人気が
あるわけでもないのに不思議だった。セコンドが足を引っ張るという古典的な動きが
見られます。
 第8試合は小川の「死ぬ気があるならリングにあがれ!」というマイクからであった
が、別人のような小川の動きに翻弄され、橋本は何もできないまま無効試合となる。
 流石にファンも釈然としない様子であった。一部では小川コールも起こっていたが、
中途半端な乱闘、突然現れた長州、結局長州にはアタマの上がらない橋本と何となく
色々な人間模様を見せられ、ダラダラと次の試合へ進行した。
 特筆すべきは小川のマイクで、
「新日本のファンのみなさん、目を覚まして下さい!」というケヴィン・ナッシュばり
のシュート発言。
 あれ?こうしてみると結構見どころがあったみたいで驚くな。
進行の悪さ、説明不足に対するブーイングの中セミファイナルは始まる。天山・小島
にとってもっとも良い試合が期待できそうな天龍・越中との対戦であったが、最初の
雰囲気から考えればまぁまぁの盛り上がりの中、王座交代。
 天山の場外へのムーンサルトアタックの第一の犠牲者は小島であった。
 メインはムーンサルト2連発から4度目位の足4の字で武藤勝利(だったと思う)。
4月の次回東京ドーム大会に向けて、武藤VS蝶野への前フリがあるかと思ったがそれ
はなかった。
 書いてみると見所満載のような気がしてきたが、会場の雰囲気は近来まれに見る脱力
感であった。

▽IWGPヘビー級選手権(60分1本勝負)
スコット・ノートン× (第23代王者)
{ 足4の字固め 19分1秒 }
○武藤 敬司 (挑戦者)

▽IWGPタッグ選手権試合(60分1本勝負)
越中 詩郎× 天龍 源一郎 (第35代王者組)
{ 片エビ固め 16分35秒 }  
小島  聡 ○天山 広吉 (挑戦者組)

▽新日本プロレス 対 U F O(無制限1本)
橋本 真也  { 無効試合 6分58秒 }  小川 直也

▽新日本プロレス 対 U F O(無制限1本)
ブライアン・ジョンストン× { レフェリーストップ 7分55秒 } ○ドン・フライ

▽新日本プロレス 対 U F O(無制限1本)
永田 裕志○ { 三角締め 5分30秒 } ×デーブ・ベネトゥー

▽特別試合(無制限1本)◇特別レフェリー山本小鉄
佐々木 健介○ { 反則 5分55秒 } ×大仁田 厚

▽IWGPジュニアヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
獣神サンダーライガー○ (第32代王者)
{ 体固め 23分11秒 }
×金本 浩二 (挑戦者)

▽IWGPジュニアタッグ選手権試合(60分1本勝負)
高岩  竜一  大谷 晋二郎× (初代王者組) 
{ 雪崩式腕ひしぎ逆十字固め 16分53秒 }  
ドクトル・ワグナーJr ○ケンドー・カシン (挑戦者組)

▽新日本プロレス 対 維震軍(30分1本勝負)
安田 忠夫○ 木戸  修  藤波 辰爾 
{ 体固め 9分17秒 }  
小原 道由 ×後藤 達俊 木村 健悟

▽WRESTLING WORLD オープニングマッチ(30分1本勝負)
中西  学○ { アルゼンチンバックブリーカー> 11分10秒 } ×藤田 和之




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ