PRIDE-GP2回戦
■団体:PRIDE GP 2ND ROUND
■日時:2005年6月26日
■会場:さいたまSアリーナ
■書き手:グリフォン

○セルゲイ・ハリトーノフ(106.8kg)1R2:02 TKO ×ペドロ・ヒーゾ(109.5kg)

セルゲイが、一方的とも言える内容でKO。ヒーゾのほうが、ブランクありとはいえ、経験も豊富だし、どうもセルゲイには穴がありそうな気もして いたのでヒーゾ優位を予想していたのだが全く駄目であった。

UFC(の匂いある選手)が、選手の質の点で出ては負けるということが繰り返されると、パンクラスと同じような運命すら辿りかねない。UFCはリア リティショートの連動によるお茶の間人気という形のビジネスモデルを構築したし、心配はないのだろうけど、やはり質の点でPRIDEとUFCは五分五 分ぐらいのイメージを持てるようであってほしい。


○マウリシオ・”ショーグン”・フア3R5:00 判定3-0 ×アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ

内容ではダントツの1位となる試合。ショーグンは、相手が優位に見えるようなテイクダウンの攻防でも、腰をひねって(要はスープレックス状 に)最終的には上を取る。

これは面白いね。片足タックルとかとはまた別のテイクダウンの攻防。
ホジェリオは、腕十字への持って行き方が素敵だ。負けたけれど、いい試合だった。


○アリスター・オーフレイム1R1:20 フロントチョーク×イゴール・ボブチャンチン

リーチ差の厳しさと、一瞬のサイクロン流極めが不安だという、ボブ応援派の自分の不安が的中してしまいました。
ボブが勝つとしたら、テイクダウンのパウンドであきらめの早いアリスターを追い込めればと思ったのだが、アリスターが先に寝技で上をとり、し かも立ち上がりかけを待つというフロントのかけ方で勝利しました。

でも、アリスターはやっぱり穴があって一枚落ちの選手だという評価は変わらない。
彼は、自分が優勢だとかさにかかって攻めるパワーがあるが、追い込まれたときの逆転劇などができるか。


○ミルコ・クロコップ 1R3:55 左ミドルキック ×イブラギム・マゴメドフ

興行会社の思惑は「できれば外れないかなー」とつい思ってしまう自分だが、さすがにここでミルコが負けたらDSEが気の毒すぎるのでミルコ勝利 を祈ってました。

順当に勝ちました。それだけ。

○田村潔司3R5:00 判定3-0 ×瀧本誠

ミドル級トップ戦線にからまないであろう2人の試合。瀧本を評価していないが、田村はそれ以上に駄目だろうと思ったら、ちゃんとローやパン チ、おまけに前蹴りでダメージを与え、3Rには追い込まれつつも勝利。

田村は、大したものだと思いましたよ自分は正直。
彼は、「貴賓用門番」を務める力は十分あると思う。そういう人向けのファイターだということでいいじゃん。
マックモドやロニーが貴賓かはさておいて。


○小池百合子 完全KO 観客X

あれだけ観客を冷やせば、温暖化の心配なんかねえって。藤谷美和子以上でした。リング以上でした。
以上、オールドPRIDEファン向けのネタ。


○アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ 1R8:38 マウントパンチ ×パウエル・ナツラ

入場曲がかっこよかったのでまあいいでしょう。ポーランドに総合格闘技を宣伝する意味もあったし。
しかし、ナツラが着ていた高田道場のロゴ入り柔道着は、ちょっと応援する気持ちを失せさせた(笑)


○ヒカルド・アローナ 2R5:00 ドクターストップ×桜庭和志(87.0kg)

入場時のネタがなくなるんじゃないか?というのが一番の心配だったが、今回は前の小学生から進歩して中学生になったというネタ。
勝っていれば準決勝は「高校三年生」だったのだろうか?

アローナはスタンドでよく見ていて、ややイライラさせるが、数々の強豪からテイクダウンを奪った桜庭タックル「サックル」が切られては万事休 す。

その後は、一発で勝てない分、アローナがよくもまあここまでというほどいやらしく深刻なダメージを蓄積させてやる。

「逆転を呼ぶレフェリー」野口さんは脅威のタフネスを見せて耐えるが(おい、レフェリーが耐えちゃだめだって)でも、いかんともしがたい。
今回体調は400%、というのは嘘かまことか知らないが、まだやれるんなら、例えばブスタマンチとかフィル・バローニ、エヴァンゲリスタ・サイ ボーグ当たりでいいじゃないか。

そのへんなら、実際に桜庭は強いかもしれないのだ。

○ヴァンダレイ・シウバ 1R4:25 マウントパンチ ×中村和裕

最後の負け方がなんとも。ブログ用に書いたネタはこんな感じでした。

「柔道着を途中で脱ぎ捨てる」というのはウィリアム・ルスカも猪木戦でやってたな。
それはともかく、やっぱり暑かったんでしょう。
つまり、身をもってクールビズの重要性を彼は教えてくれたんです(笑)。
小池百合子環境相もにっこにこ


総評

HERO'Sの開催を間近に控え、試合の質は高いぞ!ここまでできるか?とアピールするには、数試合を除き合格でした。
この勢いで決勝まで行けば、やっぱり盛り上がるのでは。




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