「プロフェッショナル修斗公式戦 in 福岡」観戦記
■団体:プロフェッショナル修斗
■日時:2004年4月23日
■会場:博多スターレーン
■書き手:ひろた@福岡

「プロフェッショナル修斗公式戦 in 福岡」観戦記

私事ながら、本イベント直近まで行けるかどうか微妙な状況だったので、
この日に自由をもらえたことに感謝したい気持ちだった。
ただし、実のところ家族のことが気になり、気持ちが乗り切れずに
試合を眺めていたのは事実。
その気持ちが乗り移っているかのように、当方のブログ速報は
MSNサーバー異常のため更新されなかった模様・・・残念!

観衆はおそらく7〜800人程度。
座席セットの6〜7割は埋まっていたため、格好はついた感じ。
しかし、本イベントは地元選手が少ない分、経費はかなり掛かっていると
推測される。
次イベントは果たして開催されるのか・・・。
いずれにせよ、今後の修斗プロイベント開催は、地元修斗公認ジム生の奮起に よるところ。
若い力に期待したい。

*******************************

第1試合 修斗グラップリング・マッチ バンタム級2回戦
×岡田剛史(日本/TRANK KEIRAS)
[ポイント3−3]
○泊 憲史(日本/パレストラ博多)

1R、泊が片足タックルを仕掛けるも、岡田耐えて潰す。しかし、泊が体を
入れ替え、再度片足を掴んでテイクダウンを狙うも、岡田がロープを掴み
堪える。(これで岡田が減点1)
2R、泊がまたも片足を掴むも、また岡田が潰す。今度は岡田がトップを取り、
腕十字にとらえる。泊が凌ぐも、岡田再度トップをとってアームロックへ。
ここまで立て続けに4ポイント奪取。泊、なんとか凌ぎ、トップを取り返し、
サイドをついて3ポイント奪取。そして終了。

双方、3ポイントずつだったが、反則絡みの減点があるほうが負けとのこと。
泊、地元で辛勝の巻。

第2試合 67s契約2回戦
×溝口なおすけ(日本/誠流会)
[2R2分38秒 アームロック]
○碓氷早矢手(日本/和術慧舟會)

碓氷、RJW→慧舟會へ。
リオンとの好勝負は記憶に新しい。
溝口、勝ちなしの状況が続き、長くオファーがなかったが、地元・福岡大会という
ことで、久しぶりの公式戦出場。

1R、ファーストコンタクトから余裕剥き出しの碓氷、終始笑みを浮かべつつ
溝口を攻め立てる。溝口がバランスを崩したところを上を取って耳への打撃を
コツコツ当てる。
2R、溝口の苦し紛れのギロチンを掻い潜り、サイドをとって、足で頭を抱えつつ
アームロックで余裕勝ち。

かなりの実力差を露呈。
これでは、溝口の次回修斗公式戦参戦のオファーはまたまた遠くなるだろう。
それほどミスマッチだった。

それから碓氷選手。
プロが試合中に笑みを見せていい場面とは、実力が拮抗して試合を楽しんでいる状況か、
効いた攻撃を喰らったものの効いていないとアピールする状況だけだと思う。
今回のようなミスマッチの試合で、試合中ニヤニヤ笑みを見せるのは、相手選手への
敬意を欠いてて非常に不快だった。
碓氷選手が、今後趣味として、プロでの試合をオファーをこなすだけで十分だと
するのなら構わないが、少しでも向上していきたいのならば、今回のような
試合態度は改めるべきだ。 少なくとも、人間性に魅力を感じられない選手に、評価はできない。


第3試合 バンタム級 2回戦
○久保山誉(K'zファクトリー/世界5位)
[ 判定3-0 ]
×赤埼勝久(無門塾)

反則負けで一部に有名な赤埼、博多帰郷後初の公式戦出場。

1R、打撃戦の応酬。時折、双方のパンチが顔面をとらえる。
2R、久保山が赤埼のミドルを掴み、テイクダウンに成功。サイドをとり、顔面に
打撃をまとめる。赤埼、なんとか逃れ再びスタンドに戻す。ポイントをとられて
いる赤埼が打撃に活路を見出そうと前に出る。残り一分、久保山のタックルを
ギロチンにとらえる。しかし、極められずそのまま時間切れ。
久保山判定勝ち。

元同門同士だからか、スタンドの攻防の際、お互いの意地が見え隠れし、
なかなか見応えがあった。
赤埼の試合は、また観てみたい。


ex試合 
佐藤ルミナ
[ ex試合 ]
粕屋さかえ

ルミナ、またex試合か・・・(苦笑)
1月開催のSB時より客のノリよし。
よかった。よかった(笑)


第4試合 ウェルター級3回戦
×福本よう一(日本/和術慧舟會/同級環太平洋6位)
[1R3分20秒 三角絞め]
○冨樫健一郎(日本/パレストラ広島/環太平洋10位)

1R、早々に富樫の右フックが福本のテンプルに当たり、ダウン!
すぐに立ち上がるも、続けて富樫の右が当たり、二度目のダウン。
ふらふらの福本、スリップ気味のダウンでグランドに持ち込もうとするも、
富樫が冷静に対処し、三角で一本勝ち。

富樫、完勝の巻!


第5試合 ライトヘビー級3回戦
○山下志功(日本/パレストラ東京/同級世界6位)
[判定 2−0]
×ダービト・ビエルクヘイデン
(スウェーデン/チーム・スカンジナビア・ヒルティ柔術/同級ヨーロッパ王者)

さて、リングス・スカンジナビア登場!(爆笑)

1R、ダービトのパンチが山下をとらえる。2,3発いいストレートが山下をとらえ、
これは楽勝か?と期待させるも、数度の差し合いの末に“なぜか”引き込んでしまい、
ダービトがクローズトガードに。これで距離を稼げればよかったが、上から山下のパウンドが
ゴツゴツと当たってしまう。楽勝ムードが一変・・・。
2R、ダービトの蹴り足を掴み、山下がテイクダウンに成功。時折、下からダービトの強い打撃が
山下をとらえるも、山下の手数には及ばない。ゴツゴツとパウンドを受け続けてしまう。
3R、早々にダービトのタックルが入り、パウンドのビックパンチが入る!しかし、比較的あっさり
山下がスタンドに戻し、テイクダウン成功。途中、山下がダービトのパウンドで目尻を切り、
ドクターチェックを受けるも、残念ながら(?)そのまま続行し、山下がパウンドの連打を
まとめる。そして、そのまま終了。

山下、判定勝ち。
1Rのスタンドの攻防を見る限り、ダービトが勝てると思ったが、あの“なぜか”引き込んで
しまったのがいけなかった。ダービトの敬愛するミノタウロの影響か?はたまた、単なる
スタミナ切れか?(後者、後者・・・笑)


セミファイナル ミドル級3回戦
○菊地 昭(日本/K'Zファクトリー/同級世界王者)
[1R2分32秒 TKO]
×ジェイソン・ブラドヴィック(アメリカ/ミレニア柔術)

1R、菊池あっさりテイクダウンをとり、サイドにつく。
ジェイソン、足を効かせ逃れようとするも、
菊池、なんなくかわし、再びサイド、そしてマウントをとり、パウンドの連打でTKO勝ち。
菊池、大人気なく完勝!


メインイベント ウェルター級3回戦
○川尻達也(日本/TEAM TOPS/同級世界王者)
[1R4分42秒 TKO]
×ヤニ・ラックス(スウェーデン/チーム・スカンジナビア/同級ヨーロッパ王者)

この大会の1ヵ月後に、こともあろうに武士道参戦が噂される川尻。
ここはリングス・スカンジナビアのヤニに、社会の苦味を味あわせて
やってもらいたい!
熱烈、ヤニ応援の中、試合開始。

1R、スタンドの攻防を嫌ってか、川尻飛び込んでヤニの胴に組み付きテイクダウン。
川尻、ヤニのクローズトガードもろともパウンドをぶち込む!
ゴツゴツ当て続け、TKO勝ち。
川尻、大人げなく完勝!
ぼけ〜!(悔泣)

************************

個人的な感情はともかく(笑)、本大会は修斗の持つ複数の魅力が楽しめた。
地元選手の奮戦と、修斗が誇るタレントの技術披露。
こういう大会をコンスタントに見せてくれると、プロを目指す選手が増え、
パレを筆頭にした修斗公認ジム、そして修斗協会の利益に繋がってくる訳で、
本当に意義深いものだったと評価したい。

ただし、実際にはこのイベントが収支上どうだったのか?というと
厳しかったはずであり、そういう意味で、地元選手層が増えて、経費を
浮かせることができれば恒久的なプロの場の提供がなされる。

そういう土壌創りへの、産みの苦しみという状況なのだろう。

一ファンとしては、呑気に次回の開催を希望しつつ、
修斗発展を祈念したい。
震災チャリティ活動、お疲れ様でした。




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ