我闘姑娘 第2回自主興行
■団体:我闘姑娘
■日時:2005年2月13日
■会場:板橋グリーンホール
■書き手:凸ユーレイ

 旗揚げ第2戦は内容的に厳しくなるのでは… と以前書いたが、客入り、立ち見の数が凄い。この会場で過去私が経験したうち最大の動員だった が、それでも発表は230人。そんなものなのか。他人のことを言える立場ではないがヲタ密度が濃い。

 開始前、arrowさんから、春日の紙テープと、先日米山が優勝したNEOのトーナメントの収録ビデオをいただく。Thanks!


1.○高橋李佳(4:59横回転エビ固め)×春日萌花

 元K-DOJO練習生のハルヒ。たしかに顔は可愛い。この日の直前まで、さくらがブログで「萌☆ロ→ド・デビューへの道のり」と題した連載をして いたので、デビュー戦にしてヲタ人気が大爆発。

 旗揚げ第1戦でミスを連発したリングアナウンサーが、今回は1ヶ所だけ、この試合の前の両選手のコールを忘れたので、春日に大量の紙テープ を準備してきたヲタの皆さんがテープの投げどころを逸しそうになりどよめく。笑

 ただ高橋にしてみれば、相手とするに些かならず心許なかったであろう、事前にも「萌ちゃんには危ないので飛び技は出さない」と言っていたと おり、本領を発揮するには及ばなかったと思われる。天才とは言えこちらもデビュー後まだ2戦目でもあり、子どもでもあるので、対戦者はベテラ ンであったほうがより良いだろう。 フィニッシュは、おばっちドロップみたいな形でヒップドロップ(ダウンした敵の両足を持って、股の間を飛 んで落とす)からすぐに横に転がってのエビ固め。


2.○なつみ知香(8:43変形ネックブリーカーホールド)×零

 開始早々、ロープワークで、相手の横を側転ですり抜けようとした零の脚が、棒立ちで避けずにいたなつみの顔面にヒット。コレって、ブログで 紹介されていた春日の失敗と一緒。笑

 失地挽回、フロントネック、スリーパー、ヘッドロック、締めにこだわって攻めこむなつみ。零がブレーンバスターをそのままブリッジして フォールにきたところ、逆にブリッジし返してフォールを取り返したのは見事だった。  直後、フッシャーマンの体勢から横にひねって敵の身体を叩きつけ、首から手を離さないままフォールする技でなつみの勝利。

 なつみマイク。次の我闘姑娘興行でプロレスを卒業します。仕事(本業、貿易会社らしい)のスキルアップのため、海外で勉強したいので、との こと。


3.○さくらえみ(9:48ラマヒストラル)×市井舞

 ここまでの2試合、未熟な選手のミスに、「大丈夫かオイ」といった類の野次、笑いがしばしば起きていた。自分も含めたヲタの皆が醸し出す、 「俺たちは何でもわかってるんだから許すよ」と言わんばかりの、緩い、ある意味では選手を応援するというより冷やかしているような、失礼に当 たる気すらする雰囲気。うまく表現できませんがインディーにときどきありますよね。

 それが第3試合でようやく、プロらしい試合が見られた。さくらは勿論、舞もこの中では場数を踏んでいるだけのことはあり、動きがこなれてい る。

 相手の背中に5本指で引っかき跡をつけ、笑いだけでなく「痛そー」という嘆声をも引き出すさくら。また、舞が先に仕掛けられた吊り天井をや り返そうとして、手間が悪く時間がかかりすぎていたのを、うつ伏せのまま肘をつき呆れた顔をして見せる。観客の目を引きつける為にどうすれば いいか、が臨機応変。

 逆にさくらが4の字をかけ、「ギバップ?」と要求。「なに?聞こえない」と答え、だんだんに相手の上体を起こさせ、お互いの頭を近づけてお いてからヘッドバット1発、脱出に成功する舞。

 舞は他の場面でも、効果的な頭突き、さらに回し蹴りを連発して追いこむ。さくら、予告付きのにゃんにゃんプレスは出せなかったものの、 シュークリームのシュの字も出さず、小技のラマヒでがっつり押さえ込み、余裕の勝利。


▽ドロップキック選手権
 きっず、選手、練習生、レフェリーの計18名、ドロップキックの威力・美しさ等等を競う。

 まず、さくらえび☆きっず入場、「さくらえびちゅ」を踊る。心和む。  ドロップキックの標的・サンドバッグ役に、さくらのFMW時代のタッグパートナーでもあり抗争相手でもあったGOSAKUが登場。

 きっず最年長のゆうきはGOSAKUのアゴをしたたかにヒット、巨体を吹っ飛ばす(審査員須山浩嗣賞を受賞)。最年少りほ、打点が低すぎてこちら は片膝ついたGOSAKUの股間に命中(井上京子賞を受賞)。

 練習生のきづきとキリン、ブログの画像より実物の方がかわいく見える。
 シニアの部は、きっずの1人の母親でありレフェリーも務める石井さんの優勝。試合中、娘がピンチに陥った際、敵に放つ一撃はやはり本物だっ た。選手では、舞が迫力あったかな。
 他に、審査集計の合い間、さくら作詞作曲の♪頑張れ負けるな〜♪を生ゴンギャルの人が歌ったり、無条件で微笑ましいきっずの存在もあって、 ここまでの試合よりいちばん面白かったドロップキック選手権でした。


メイン イリミネーション6人タッグ
さくら、なつみ、高橋(=シングル戦勝者組)(3-2)零、市井、春日(=シングル戦敗者組)

 第1〜3試合の勝者組vs敗者組によるイリミネーション。  入場して、ウォーミングアップで?びょんびょんジャンプしていた春日、最後にガンと着地した際に膝を痛める。笑

 ハルヒとのシングルでは思いきり闘えなかった?高橋がイキイキ。旗揚げ戦でも見せた、グラウンドから敵の身体の上を側転しての脱出、エプロ ンからのムーンサルトも出す。場外ダイヴは舞のプランチャ、零の鉄柱からのケブラーダも。

 勝敗はまず、さくらの傷めている腕に脇固めで、一瞬だけあわやと思わせた春日がシュークリームでアウト。
 ついで、なつみのフィッシャーマン横ヒネリ落としと腕をがっちりホールドしたノーザンライトを立て続けに食らった舞が高橋のヒップドロップ で脱落。なっちゃんブリッジ綺麗なんだよな辞めちゃうのはちょっと惜しい。

 1対3に追いこまれた零が孤軍奮闘、なつみにはムーンサルトでシングル2連敗の借りを返し、さくらはウラカンラナで降す。
 零は第2試合でも、動き自体は悪くなく、欠点であるぎこちなさもそれほど感じられなかったし、選手権とこの試合の中とで見せたドロップキッ クの威力はなかなかのものだった。

 旗揚げ第1戦のような、それまで負けが込み、沈んでいた選手が奮起して勝ち上がる、感動のストーリーが再び見られるかと思ったが、そこは天 才中学1年生高橋、モモラッチのような、正面から相手の両肩に飛び乗り、自分の身体をひねって丸め込む技で勝利。


○高橋(18:46変形ウラカンラナ)×零

 興行全体の〆の挨拶も高橋。

 まあ、ドロップキック選手権とかそれなりに面白いところもあったけど、全体としては緩い、こういう興行が、か弱く可憐な新人のデビューでこ んなに満員になっちゃあいかんでしょう。まあ自分も満員のうちの1人なのだが… と自問自答。

 この日板橋はWヘッダー、夜のNEOでは米山(JWP)が田村に挑戦するのだが、昼の6割も入れば良い方かなあ、ヨネちゃんがいくら頑張っても動員 がなあ… という、やや暗い気持ちになりつつ、空き時間を潰しに大山のマンガ喫茶へ向かいました。




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