パンヲタが見る初めてのDeep … そう、それがDeep 18th インパクト
■団体:DEEP
■日時:2005年2月12日
■会場:後楽園ホール
■書き手:zen

行ってきました初Deep!

いや〜すごい混み方でびっくり!砂被りも4列入ってるし。

■×宮本優太朗(ビバリーヒルズ柔術クラブ)vs帯谷信弘(フリー)○

帯谷のセコンドには五味、宮本には須藤がつく。
ラウンド終盤に帯谷がバックマウントからパウンドを入れると、ドクターチェックが入る。宮本の鼻が折れた?
再開後、帯谷の左フックで宮本よろけるとそのままフック連打で宮本倒れる。帯谷追撃のパウンド連打で帯谷のTKO勝利。

Deep初見なので、帯谷初めて見ましたが、かなりいい選手。
Deepからも選手が出てきてるんだな、と実感。


■○梅田恒介(R‐GYM)vs佐藤豪則(高田道場) ×

梅田の入場サイドには山本篤?。
1R 梅田がパンチを出しながら突撃、そのままバックを取ると、ロープに立ったまま押し付け、膝を入れ、パンチを入れる。と、そのままドクター
ストップで梅田のTKO勝利。

うーん…なんともいえない試合でした。まあ、場内はあっためてたけど。


■○井上裕貴(RJW) vs五十里祐一( P'sLAB 東京)×

五十里がテイクダウンを奪おうとするが、井上腰重く、全く倒れない。井上は組み付いた状態からの膝がいい。
判定3-0で井上。

決め手は無かったが、井上の完勝。ともかく井上の腰の重さが印象的。
五十里も一回戦の動きよかったけど、立ちレスで勝てない相手への対処に問題があった。


■×佐藤隆平(R‐ GYM )vs白井祐矢(アンプラグド国分寺)○

1R 佐藤組み付くとコーナに押し込み、足掛けでテイクダウンを奪う。インサイドガードからポジションを奪いマウントへ。すると白井、すっと下 へ抜けると、スタンドへ戻す。
二人はキックを交叉させると、佐藤倒れ、そこに白井強いパウンド。イノキアリになりブレイク。
スタンドではやや佐藤が上か?白井組み付いてスタンドを嫌う。しかし佐藤バックを取り、原爆固め風にスープレックス(あまりきれいではなかっ たが)。白井はもつれたところで手を取り、アームロック!かなり入っていたが佐藤凌ぎきる。

2R 白井が試合を支配し始める。組み付いてテイクダウンを奪い、マウントを取る。佐藤も体をひねって逃げようとするが、白井逃がさずハーフ ガードからアームロックを狙う。しかし、白井が足を抜こうとするタイミングで佐藤逃げる。

スタンドに戻ると、白井の足払いがきまる。これきれいにきまるんだよね〜。白井フロントチョークをとろうとするが失敗。下になると、マウント を取られる。が白井足を腹部にねじ込み、そのまま佐藤をひっぺがす!場内どよめき! 佐藤はタックルからテイクダウンを奪うが、白井ひっくり返してマウントを取ると、最後はバックマウントでコツコツ撃っている状態でゴング 判定3-0で白井。

白井はマウントを取られてからが真骨頂(笑。簡単に取られるが、簡単に返す。実にイイ!選手。まーだ荒削りだけど、極めも強そうだし、ムーブ は飽きさせないし、今年メキメキ伸びてくるだろうね。
佐藤もかなりよかったです。白井もパンクラスで佐藤、佐々木にスタンドで優位に立っていただけに、それに打ち勝っていた佐藤の打撃は光る。
R-GYM勢強し!


■×藤沼弘秀(荒武者総合格闘術)vs三浦広光(パンクラスMEGATON‐TOKIN)○

非常に単調な展開。
藤沼、三浦に組み付くと、そのまま頭を胸に押し付けて、コーナに追い込まれない様にぐるぐるリングサイドを後ずさりしながら回り続ける。
三浦もスタンド勝負に出ようともするが、攻めきれない。
どちらも見せ場を作れず、判定3-0で三浦勝利。

もそっと正面からの殴り合いになるかと思ってたんだけど。。こんな試合をしているようでは三浦、武士道は遠いなぁ…。
まあ、今回は藤沼のゲームにハマった感もある。試合後のインタビューを見るとDeepを主戦場にしていくつもりなのかな?今後に期待を。


■×石井淳(超人クラブ)vs太子郎(パンクラスMEGATON)○

太子朗にはMGTN軍団。
1R 石井が組み付いての膝で攻め立てる。太子朗はそれを嫌がり大振りフックを出し、距離をとる。
間合いが一度空いて、その間合いを一気につめる太子朗、右フック一閃で石井の顔面粉砕!崩れ落ちる石井!
太子朗驚愕のKO勝利!!

いや〜MGTN軍団、Deepでも健在でした。特に今日の太子朗はいつもの様に初めから飛び出して勢いで攻め立てる、ではなくて、まずスローで様子
見、ここぞとばかりに畳み掛けるという、ちょっとゲームの作り方に進歩を見せてたし。
あの謎の当て勘も健在だし。
MGTN軍団一の逸材だと思うんですが。どーでしょう。


■△しなしさとこ(フリー)vs金子真理(禅道会)△

男子の試合を見てると、女子の試合の展開の早さについていけなかったりする。
実際、今日の展開はついていけてなかったな(笑。
1R しなしは上をとるが、金子が一方的に下からせめる。腕十字はほとんど入りかけたが、しなしは何とか凌ぐ。
試合後半もバック(マウントではなく、頭側)をとると、そのままヒースチョーク風に極めにいく金子。これも極まったかと思ったが、しなし逃げ きる。
ラウンド終了直前にはまた腕十字をとられかけるが、これはゴングに救われる。

2R 今度は一変してしなしのペースに。一本取れるようなきれいな腰投げでテイクダウンを奪うと、腕十字、膝十字と一方的に攻め立てる。
スタンドに戻ると今度は一本背負いでテイクダウン。腹にコツコツパウンドを入れると、また膝十字を狙う。金子なんとか凌ぎ、ゴングに救われ る。
判定は0-0のドロー。

1R、2Rでここまで試合展開が逆になるのはめずらしい。
ジョシカクならではの素早い試合展開は男子のみの試合の中、一服の清涼剤になります。
最近はこんな感じに男子の試合に一試合女子を組み込んでくるパターンが多いよね。これって、MGTNなんかと同じで、興行全体にゆらぎを与えると いう意味で、私としては大賛成なのですよ。
ただ、大会毎一試合だけではやはりストーリーは作れないんで、そこんとこ工夫が必要なのは間違いないんですけど。
で、とりあえず今回のこの試合は興行にゆらぎを与えるという意味では大成功だったと思います。ただ、MGTNと続けるのはカード編成としてはうま くないと思いますけどね。


■休憩
いや〜混んでる混んでる…すさまじい人ごみ。
やっぱしこれは長南効果なのかなあ?川尻も武士道出て五味をぶちのめせば、修斗に客を持ってこれるのかなあ?川尻が武士道出ても外敵として扱 われて、武士道客は引っ張れないのだろうか。
武士道の客を引っ張るには、武士道の選手となって、凱旋帰国する形でなければ駄目なんだろうか。
などと考えてしまった。


■△前田吉朗(パンクラス稲垣組)vs今成正和(Team‐ROKEN)△
1R 二人は間合いをとりあう。不用意に打ちにいかない前田。今成は逆に飛び込んで腕を取りに行く。前田は隙があっても飛び込んでいかない。滅 茶苦茶用心深い。
今成、飛び込んで腕を取るが、前田スラムで逃げようとする、が、そのまま足が伸びてきて三角を取ろうとする今成、前田前転して逃げる。
一瞬の気の緩みが即一本になりそうな、今成の関節。流れる様な動きに観客息を呑む。
2R スタンドでは今成もミドルなどを出していくものの、やはり前田が単発ながら確実に当てていく。
ラウンド後半、今成が飛び込みハイキックを出してバランスを崩したところに、前田遂に襲い掛かる。インサイドガードからパウンドを連打する が、ここは今成しがみついて何とかしのぐ。
3R やはり間合いの取り合いが続く。今成飛び込んで腕をとろうとするが、前田はともかくそれから逃げる。
前田が右フックを入れると、今成崩れるが、そこへの前田の追い討ちは無い。ともかく慎重…が、今成のあの軽いフラツキは誘いなのかそうでない のか…いや〜よくわからん試合だ!
今成が飛び込んで足をとると、前田上を取り、パウンドを落とし、そのまま逃げる。
ともかくこーゆー単発の展開が続いては間合い取りに戻る、という試合でした。
判定は1-0(今成に1)で、ドロー。
前田は引き上げていくときに尾崎社長に頭をなでられている。尾崎さんの隣に座っていた山本とも何か挨拶を。

本日のベストバウト。本当にいい試合でした。判定はドローが妥当かな。今成に見せ場は多かったけど、キャッチといえるのは無かったし、スタン ドでは前田が結構入れてたし。まあ、各ラウンドがマストでなければ、1-0というのはまさにこの試合を表している結果だと思う。

こーゆー試合は、えてしてどっちかが自分の得意分野に引きずり込んで、ワンサイドゲームになったりするのだが、この試合はその綱引きが最後ま で続いた、実に緊迫感がある試合でした。
いやー、キメがある選手こそ華がある。二人共サイコーでした!!


■○三島☆ド根性ノ助(総合格闘技道場コブラ会)vsTAISHO( Team   Barbosa   Japan )×

ともかくすごい盛り上がった試合だった。三島コールが始まればTAISHOコールも始まり、もう唸り続き。
しかし、試合は一方的な展開に。
三島が体格差のアドバンテージを使って、ともかく上に乗りパウンドの嵐を落とす。最初はTAISHOもうまく凌いでいたが、後半疲れが出てくると、 かなり食らい、なんとか凌ぐという展開へ。三島はコブラや腕十字を狙いに行くが、極めきれない。

判定は3-0で三島。

三島、えげつない強さをみせてくれました。全く容赦なし。階級の違いはやはり厳しい。ましてや相手はトップ選手。試合後のマイクで「五味と やってくれ〜」に対して「その話はせえとんて下さい」との事(笑。
あそこまで何とか凌いだTAISHO選手はすばらしかった…この試合自ら望んだ勇気もすばらしい。
けど、やっぱし体格差のあるマッチメークは厳しいね。二人がどんなにがんばって試合をしても、結局は体格差、という言葉で片付けられてしま う。
やっぱしこーゆー試合は組むべきではないのかなあ。


■○長南亮(フリー)vsホアン・ジュカオン・カルネイロ(ブラジリアン・トップチーム)×

カルネイロ惚れ惚れするような体躯。めちゃ強そう。
長南は横井を連れての入場さすがの人気。
1,2R カルネイロはタックルでテイクダウンを奪い、インサイドガードからこつこつパウンド入れていく。長南下から何もできず。
カルネイロは確実にパスしていくが、コツコツパウンド以外は攻め手がない。 しかしDeepらしい早いブレイクで難を逃れる。
3R 序盤は1,2Rと同じくカルネイロペースで進む。しかし、このラウンドはブレイクが前ラウンドと比べても明らかに早い。観客からも、え〜の声 が出るほど。

スタンドに戻ると、長南のパンチが一発入り、カルネイロややよろける。しかし、長南の腰に組み付き、倒そうとすると、そこでまたブレイク。
こりゃブレイク早いだろう、と思っているうちに電光石火の飛び膝がカルネイロにヒット!カルネイロが倒れたところへ長南追い討ちのパウンド連 打でレフェリーストップ!!場内大爆発!!

いやー、実に長南らしい試合。うーん、あの勝負勘の鋭さはなんだ!?
カルネイロは大流血。勝てる試合を落としたが、強い選手。でも、、あんま面白みがある選手ではなかったかな。


■総評
面白さ、では白井戦と今成×前田戦。ちょうどよいところに入ってたけど、前田戦がメインだった方がよかったかなぁ。後の二試合は色々と試合展 開以外のところを考えさせられちゃうので、試合そのものに集中できなかったのね。
まあ、Deepファンからすれば、今日のカード順の方がDeepらしいのかもしんないけど。長南は一本で締めてくれる率が高いからメイン向きなのかも しんないけど、なんつってもそこまでが押されすぎる。
とはいえ、後半3試合は盛り上がり方も凄かった。イイ興行でした。85点くらい!

あと、初めてDeep見て、ここからも選手が育ってきてるんだなあと実感。個人的にもっと寄せ集め感が強かった。正直Deepの存在価値ってなんだろ うなあと思ってんたんだけど、かなり考え方変えさせられました。
ジム(選手でなくて、ジムね)を抱えていない唯一の興行として、独自路線を進んでいけるのかもしんないと、ちょっと思わされました。ただ、そ れはやや強みであり、かなり弱みであるのだろうけど。

そうそう、私の席のすぐ後ろで志田が見てました。後半三試合だけ。どういう気持ちで前田戦見たのやら…




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