1/27 スーパータイガージム 代々木第二体育館興行 観戦記
■団体:掣圏道(掣圏真陰流)
■日時:2005年1月27日
■会場:代々木第二体育館
■書き手:高倉仮面

PON:
今日は掣圏道を観戦。
事前情報によると、掣圏道の試合とプロレスとを取り混ぜた興行になっているみたいですね。
む。プロレスの試合を観たことはほとんどないから、どういうことになるのか全くわからないですねぇ。

高倉仮面:
二〜三年前は、こういう興行は多かった気がするけどね。

PON:
あー、某プロレス団体の格闘技路線みたいなのもありますよね。こないだのア(略)ルとか…。
いやいや!いきなりこの興行形態への不信感が爆発しちゃうじゃないですか(笑)。
ていうかですね、会場の代々木第二体育館も初なんですよ。
でも代々木って名前なのに原宿のほうが近いってのはどういうことだ?
代々木までなら片道170円だというのに。

高倉仮面:
キミはこういう発言がサラリと出るくらいにいいトコロに住んでいるんだねぇ…。

---

PON:
原宿駅に到着。

第二体育館って、駅から近いんですか?
あ、この競技場方面ってほうに行けば体育館もあるわけですね…、暗いなぁ! 思わず不安になる暗さだ…。
この道を、多くのプロレスファン、格闘技ファンが、興行を観るために歩いてきたんですねぇ。
暗くて静かな感じで、会場入り前にちょっとイイ緊張感みたいなものを感じられる気がしますわ。
後楽園みたいに近づくにつれてグングンテンションが上がる会場もいいけど、
こういう一瞬の静寂で気持ちを引き締めてくれる立地もまたいいなぁ。
よし、今日の興行への想いを自分なりに確かめてみることにしますよ。

……。

何もない。
しゃあねえよな。たまたま余裕ができたから来てみただけだし。

高倉仮面:
まあ、今日は僕も似たようなもんだから、変に気張らずに観戦しようぜ。

PON:
あ、これが第一体育館か。広い会場だなぁ。見やすそうだ。
あっちが第二体育館ね。はいはい。
暗かったなぁ、ここに着くまで。

高倉仮面:
まあ、来ればいい会場だっただろ?代々木第二体育館は。スリバチ状だしね。
---


第一試合 闘龍門提供 30分ー本勝負
○石森 太二(163cm/70kg/闘龍門X/セーラーボーイズ)
 佐藤 秀(169cm/73kg/闘龍門X/セーラーボーイズ)
 佐藤 恵(169cm/73kg/闘龍門X/セーラーボーイズ)
vs
 TARU(185cm/100kg/フリー)
 SUWAシート(166cm/76kg/闘龍門X/ミニC−MAX)
●スモール ダンディ フジ(160cm/71kg/闘龍門X/ミニC−MAX)
[10分31秒 片エビ固め]
※スーパースターエルボー(バク転2回からのエルボー)

高倉仮面:
イヤイヤイヤ、「闘龍門提供」だそうですよ。

………。

百歩譲って「闘龍門X提供」って言い方にならんかったのか?
ミニC-MAX、本家は解散したけどこちらは解散しないのね。

PON:
闘龍門も闘龍門Xもドラゲーも全部一緒じゃないんですか?
全く、プロレスはややこしいですなぁ…。

TARU、入場から雰囲気作りすぎ。本日はアルミ?の棒を持参。

高倉仮面:
しかしまあ、ミニチュア版の中にいるとTARUは格段にデカく見えるな。

PON:
迫力ありますよね。夜シャイで見慣れてるせいかもしれないけど、役者が一枚上って感じです。

試合は…プロレスをほとんど観たことないボクにとっては、六人タッグはちとツラい。
テレビで観てるときよりはテンポがモッサリしている印象なのだが、それでも目がついていかない。
序盤、双子の佐藤がコンビネーションでSUWA、フジを攻めるが、
ちょうど5分くらいのところで、TARUに蹴散らされて場外へ。

戻ってくると、今度は石森がミニC-MAXを向こうに回して活躍。途中、双子もいい連携を見せる。

高倉仮面:
そんなにいい連携かなぁ…?結構、ミスも目立ってたよ。

PON:
TARU、ついに棒を取り出しコーナーで双子の一人を狙うが、間一髪でかわされる。
フルスイングでポストに叩きつけられた棒はグニャリ。
くは〜!あれは、わかっててもゾッとするなぁ!コォ〜ンッて、いい音しますねぇ!
ここでTARU軍は分断作戦。各一人ずつが場外でせめたてるはずが、リング内は石森とフジ。
TARUが場外で大暴れしているスキに、石森がピープルズエルボーみたいな技でピン。

高倉仮面:
石森はさすがにメジャーを経験しているだけあって(含む、元闘龍門)客前で闘うのに慣れている。
TARUは身体がデカい上、周りが(一際)小さい為、黙っていても目立つのだ。

まあその分だけ、ミニC-MAXと佐藤兄弟のしょっぱさが突出してしまったなぁ。
試合スタイルが、いわゆる闘龍門独特のスピーディーな展開ではなく普通のプロレスのリズムだっただけに、
ゴマカシが効かない分だけその粗がやたらと目立ってしまったように思う。

というか、既存の闘龍門スタイルではなく、こういうスタイルの試合をこなさせる事で、
元ウルティモ ドラゴンとしては闘龍門Xの選手をどこへでも進出させようとしているのかなぁ…と。

ちなみにレフリー、最後は何故かマットを4回叩いていた。なんでだ?

PON:
叩いてました?あ〜、なんかオーバーアクションだなぁ、とは思いましたね。


第二試合 掣圏真陰流 市街地型護衛白兵戦トーナメント 一回戦 3分2R
○崎浜 秀剛(175cm/75kg/截空道)
●甲斐 俊光(182cm/80kg/フリー)
[判定 3−0]

PON:
ここから掣圏真陰流ルール。ルール説明があるも、田中塾長の声がモゴモゴしてるのに加え、
時折聞こえる「実戦では…」「市街地での実戦を想定しており…」などなどの、
なにやらものものしい掣圏ワードに、会場ひきぎみ。
…っていうか、田中塾長のオーラが物騒すぎるんだよ、絶対。

高倉仮面:
まあ、田中塾だしねぇ。
では、掣圏真陰流のルールについて。

・一回戦は3分2R制、決勝戦は3分3R制。
・掣圏特性、スーツ型胴着を着用。グローブはオープンフィンガーグローブを使用。
・試合は礼から始まり、礼に終わる。掣圏と言えば「敬礼型押忍」だが、礼の型にはこだわらないようだ。
・パンチ、キック、ヒザ蹴りはスタンド、グラウンド共にOK。首相撲もOK。
・ヒジ打ち、頭突きはNG。金的や目潰しはもちろんNG。
・グラウンドでの関節技やマウントポジションもOK。
 しかし市街地型護衛白兵戦としては「これらの技は第三者からの攻撃を受けやすい」と考え、
 一瞬で極まらない場合、直ぐにブレイクがかかる。

さて試合。体格的には崎浜の方が圧倒的に不利で、実際グラウンドでは崎浜が圧倒的に押されていた。
反対に甲斐、一回りは違う体格差を利用して何度も崎浜を押し倒していく。
時には飛びつき式の三角絞めなんかを仕掛けてたりして攻めて行くのだが…。
とにかくブレイクが早い、本当に早い。

PON:
相手からマウントを奪っても、マウントパンチが切れればブレイク。
ヒールホールドの型になっても、「さあ、極めるか?」と思った瞬間にブレイク。
攻撃の型になっただけ、相手にダメージがない場合は即ブレイク。
勿論、インサイドガードなど論外で、2秒程度でブレイク。
これでは、どんな寝技自慢でも極めるのは難しいっす。

高倉仮面:
グラウンドに関しては完全にルールに守られた崎浜は、
スタンドでは左ストレートを時折クリーンヒットさせて、甲斐のスタミナを奪い続ける。
一発入る度に棒立ちになる甲斐、それでもその直後には必ずテイクダウンを奪うのだが…、
グラウンドになっても、あっという間にブレイク、そしてまた甲斐は殴られ…の繰り返し。

しかしまあ、崎浜のパンチにそれ程のキレは感じないし、甲斐の極めもそこまで強い印象もない。
で、何度も「寝ては立ち、寝ては立ち」を繰り返すだけの展開。何と言うか…、つまらん。
で、試合は判定までもつれ、とりあえず崎浜が順当に勝利。
…っていうか、お世辞にもレベルが高い攻防ではなかったなぁ。
この時点で掣圏道形式の試合をガンガンこなしている瓜田の優勝は見えたように思うね。

PON:
ボクは掣圏道、アルティメットボクシングを観にきたんですよ! グダグダだったな…。
以前、まだ掣圏真陰流じゃなかった掣圏道を観たときはヤバかった。
ニー イン ザ ベリーの相手にゴツゴツパンチを落としていく姿が、
あそこまで凄惨なものだとは思わなかったので、すげぇインパクトがあったわけで。

高倉仮面:
いやまあ一応、昨年から掣圏道は路線変更しているからねぇ。
今更、「アルティメットボクシング」の名前を出されても。
この試合に関しては、ただ単にこの試合の選手がルール慣れしてなかっただけだと思うけどね。


第三試合 掣圏真陰流 市街地型護衛白兵戦トーナメント 一回戦 3分2R
○瓜田 幸造(175cm/82kg/掣圏会館)
●山北 紘幸(176cm/65kg/截空道)
[32秒 一本勝ち]
※ニー イン ザ ベリーからの顔面パンチ

PON:
コワモテ対決はあっけなく、グラウンドで山北を押し込んだ瓜田が、
上からガシガシ殴っている間に、レフリーが試合を止めて瓜田の勝ち。戦意喪失と取ったのかな。

高倉仮面:
って言うか、予想通りだなぁ。そもそも体格からして17kg差。最初から山北の勝利はなかったように思う。
瓜田、あっさりとニー イン ザ ベリーになって顔面パンチ連打。あっという間の勝利だったとさ。

ちなみに周りの客、「何で瓜田のグラウンドは直ぐにブレイクにならないんだっ!?」と不満を漏らしていた。
そりゃアータ、彼は掣圏では至上とされる「ニー イン ザ ベリー」をキープしてたからだよ。
…ってか、このポジションは有効だという事を、田中塾長が説明し忘れているんだよねぇ。

PON:
前の試合のブレイク連発の余波か、会場は瓜田が勝ち名乗りを受けても間延びした反応。
佐山さん、ヤバいっすよ。

高倉仮面:
…っていうか、ロシアンダンサーがいねぇよ!

PON:
ボクは高倉仮面さんと違って大人です。
田中師範が出てきた時点で、こりゃダンサーは来ないな、とあきらめました。
あとで壁を蹴りつけたけどね。嘘。

とりあえず、今回のレジェンド興行はビールは飲みません。
ロシアンヒップのない掣圏道なんて。今度は壁を蹴ります、本当に。

高倉仮面:
言われて思い出したが、今日の興行名は「レジェンド チャンピオンシップトーナメント」。
「レジェンド」かぁ…。そう言えば佐山は元UFO。成程ねぇ、こりゃ客入りが悪いのも納得だな。


第四試合 闘龍門提供 30分ー本勝負
 マンゴー 福田(177cm/110kg/闘龍門X/ロス サルセロス ハポネセス)
○パイナップル 華井(172cm/80kg/闘龍門X/ロス サルセロス ハポネセス)
vs
 ミニCIMA(158cm/64kg/闘龍門X/ミニC−MAX)
●村上 学(175cm/69kg/闘龍門X)
[11分38秒 片エビ固め]
※ループ オブ パイン(旋回式ロックボトム)

PON:
微妙な空気のまま、再びマット上は「闘龍門提供」。

ミニCIMAは本当に小さい。パートナーの村上は…グランドコートを脱ぐと赤フンだ。
しかし実戦格闘技とルチャという異色すぎるコラボレートに戸惑いまくりの客席は無反応、厳しい空気。
パイナップル 華井はその名の通りのパイナップル頭。そしてマンゴー 福田はマンゴー腹。見事なデブだ。

高倉仮面:
しかしまあ、この村上…妙にアレクサンダー 大塚と被るなぁ…ホモキャラが。頭も坊主だし。

PON:
アレクのホモっぷりは他の追随を許さないでしょう。村上、まだまだですな。
試合は村上が一人で一方的にやられまくる。マンゴーのドロップキックは打点が低すぎる。見事なデブだ。
長い長い村上のローンバトル、見かねたミニCIMAがカットに入りマンゴーを場外へ誘い出すことに成功。
マンゴーを客席へに処しようとするが逆にイス席へ…、おぉ、飛ばされた!
ミニCIMAを5列ほど先の床へ弾丸ライナー気味に投げ飛ばしたマンゴー。見事なデブだ。
その間に、村上はとうとうパイナップルからピンを取られていた。
さっさと退場するミニCIMA。リング上に突っ伏す村上を蹴りつけ、その後を追うミニC-MAXの面々。
勝者チームも引き上げたあと、一人残される赤フン・村上。悲しすぎる光景だ。 フラフラになりながら退場する村上。リングから転げ落ち、退場途中になぜか前転受け身。痛々しい。
最後、退場ゲートを間違えたのはガチだな。

高倉仮面:
ちなみに村上の攻撃はケツ一辺倒。ジャンピングへのケツ、場外へのケツ、そしてシャイニング ケツ。
攻撃方法自体は面白いんだが、いかんせん軽い。一つ一つの技に重みがないのでキャラクターが死んでいる。
どうせなら、もっと身体の小さい選手とやらせりゃいいのに。
しかしまあ、こういうキャラでも黄色い声援を浴びるのだから、腐ってもプロレスは人気商売だ。
ミニCIMAは全く印象に残らず。シューティングスターとかやってた気はしたけど。

PON:
冷えた空気をより冷ます幕切れでしたな…。
白兵戦トーナメントでそこまで盛り上がると思ってたんだろうか。
マンゴーは、跳躍力とかは全然ないんだけど、瞬発力はけっこうあったかな、と。

---

PON:
休憩中、スポンサーのエイズ予防財団が何故かリング上でアピール。
坊主頭にヒゲ面で「エイズの感染経路はセックスです」、
「セックスするときはコンドームをつけましょう」と訴える、財団の方。おまえホモだろ。
そして、それよりは偉そうなもう一人が、他スポンサー、そして観戦に来ていたラモス 瑠偉を紹介した。
なんつーか、観戦ゲスト紹介は、スポンサーがやることじゃないような。

---

第五試合 レジェンドチャンピオンシップトーナメント 一回戦 30分一本勝負
○ザ グレート サスケ(180cm/98kg/みちのくプロレス)
●サスケ ザ グレート(身長不明/体重不明/フリー)
[10分7秒 反則]
※折原 昌夫が乱入

PON:
サスケ入場。そのとき、後ろから襲いかかる黄色いサスケが!
「第五試合。ザ グレート サスケ vs サスケ ザ グレート!」のアナウンスに、
やっと場内からなま暖かい笑い声があがる。
なるほど、今日のお客さんのツボはここにあったのか。
この笑いで、なんだかホッとした。
今までの流れや、休憩中の唐突なエイズ予防キャンペーンで、
どうなることかと心配してたんだが。

高倉仮面:
まあつまり、知ってる奴が出てきて安心…ってところだろうさ。
でも正直、当日まで発表されてなかったXが偽サスケだったとは…ちょっとガッカリ。
もっと大物が出てくると思ってたんだけどなぁ。

PON:
しばらく偽サスケに攻め込まれたサスケ、マスク剥ぎ狙いから流れを取り戻そうとする。
「こいつ折原だぞっ!」とのネタバレを絡ませながらのマスク剥ぎは失敗に終わるものの、
場外で机を並べて偽サスケを立たせて、コーナー最上段からのミサイルキックを決める。

高倉仮面
コレ、どうみても決めたサスケの方が痛そうだったなぁ。
モロに身体を机に打ち付けてたし。

PON
しかし、ここで偽サスケに友軍登場。しかし誰だかわからん!誰か教えてくれ!
というボクの戸惑いをよそに、サスケが二人がかりで攻められる。

高倉仮面:
この流れで誰だかわからんはないでしょ!折原だよ、折原、どう見ても。
ってか、この人、かなり久しぶりに見かけた気がする。

PON:
だって、サスケが「折原なんとかかんとか」って言ってたとき、
向こう正面のほう向いてましたから…、聞き取れなくて…、
すいません!サッパリわかりませんでした!(泣)

偽サスケの反則負けを知らせるゴングが鳴り渡る中、
コーナーでスパイダー ジャーマンに投げ捨てられるサスケ。
更にはツープラトンの股裂きパイルドライバーで、サスケは完全KO、タンカで運ばれてしまった。
決勝は大丈夫か?


第六試合 レジェンドチャンピオンシップトーナメント 30分一本勝負
○サミー リー(173cm/93kg/スーパータイガージム)
●アレクサンダー 大塚(180cm/95kg/フリー)
[9分57秒 後方回転エビ固め]
PON:
アレクはやはりボクのスイッチを入れてくれる。それにしても「AOコーナー」も久しぶりだなぁ…

高倉仮面:
対するは、佐山 サトルのイギリス遠征時代のキャラクター、サミー リー。
また随分と古いキャラを引っ張り出してきたなぁ。
ちなみに佐山はこの試合に合わせて減量を宣言していたが、出てきたのは…。
正直、誰の目から見ても大塚の方がシェイプされている体だった、というか。

PON:
試合開始早々、キレのよいキックをアレクに見舞うサミー。

高倉仮面:
太っているクセにキックだけはやたらとキレがいいのは相変わらず。

PON:
アレクのタックルもきり、手四つでは倒立してアレクの首を足で挟み、回転させて叩き落とす。
多彩なキックのなごり、華麗なロープワークのなごりが見えるたび、会場内のコアなファンから声援が飛ぶ。

アレク、途中ジャイアントスイング(四回転半)で攻め込むも、
結局サミーの老練なテクニックに最後までペースをつかめず。
最後はよく見てなかったんだけど、バックの取り合いのような形から、
逆さ押さえ込みみたいにしてサミーがフォール。
これでレジェンドの決勝はサスケ対サミー。

高倉仮面:
久々のプロレスでの出番…という印象のあったアレクだが、今日は本当に典型的な「負け役」だった…。
PRIDE4でのマルコ ファス戦の勝利も今は昔。

PON:
嗚呼、アレク…。

ボクの中では、vs 高田戦の「立てェ!」とか、vs 菊田戦での勇士とかの
反逆キャラが印象的だったのに…。

嗚呼、アレク(泣)。

---

PON:
ここで袴姿の桜木 祐司が入場。演舞だそうだ。
抜き身の日本刀を振り回し、弟子のショットガン、拳銃、ナイフと素手で渡り合う。
演舞のあと、2/4のPANCRASEで謙吾相手に試合をする事を本人が発表。
そして現在の主戦場である全日本キックでのヘビー級のベルト奪取、K−1やPRIDEへの出陣も宣言。
「佐山の弟子」としての意気込みをアピールした。

---

第七試合 掣圏真陰流 市街地型護衛白兵戦トーナメント決勝戦 決勝戦 3分3R
○瓜田 幸造(175cm/82kg/掣圏会館)
●崎浜 秀剛(175cm/75kg/截空道)
[1分19秒 一本勝ち]
※ニー イン ザ ベリーからの顔面パンチ

PON:
掣圏真陰流トーナメント決勝。
初戦を秒殺できめた瓜田がまたも一方的に試合を終えるのか、崎浜が意地を見せるのか。
ちなみにこの時点で、会場の入りは三割強…かなぁ。

高倉仮面:
まあ、三割強でも入ったほうだと思うけどね。宣伝、殆んどなかったし。
代々木第二体育館で三割。まあ、1000人はいるんじゃねぇの?

PON:
試合開始から30秒、崎浜のミドルが瓜田の下腹部に入る。

高倉仮面:
これにより、タダでさえテンポの悪い興行が更に悪くなった。ヤレヤレ。

PON:
しかも、ここで「山北選手のローブローにより…」とアナウンス。
崎浜、名前を間違えられるハプニングだが、この観客に届かない決勝では、さして動揺も見られなかった。
崎浜、哀れ。

再開後、放送席にも見放された崎浜を瓜田が襲う。
打撃で崩して上になると、亀になってしまった崎浜にパンチ、鉄槌の雨を降らせる。
今回の掣圏ルールでは、この形で決まりだな、と思ったところでやはりゴング。
掣圏真陰流 護衛白兵戦トーナメントは、終始圧倒的なプレッシャーで攻め続けた瓜田が順当に優勝。

高倉仮面:
ルールに対する慣れや試合経験、そして瓜田のバックボーンを考えれば本当に「当たり前」の結果。

PON:
何のサプライズもなかったですねぇ…

第八試合 スペシャルエキシビジョンマッチ エキシビジョンマッチ 10分
○二代目 ザ タイガー(172cm/83kg/WWE)
●タナカ ジュンジ(174cm/86kg/フリー)
[9分11秒 片エビ固め]
※○○○式DDT(都合により技名の一部を伏せています)

PON:
ザ タイガー、一瞬だけコーナーポストに上って天を指す。
タイガーの上半身はスゴいなぁ。胸筋が盛り上がってるよ。
けっこう肌合いは浅黒い。やっぱり船木なのかなぁ?

高倉仮面:
イヤ、それはない。確かにいい身体ではあったけど、船木ならもっと良い身体だと思う。

PON:
言われてみりゃそうですな。さすがにひとまわりくらい違うですかね。 そして対戦相手はタナカ ジュンジ、知らない人だ。

高倉仮面:
元 バトラーツだな。といっても、陰の薄い存在だったけど。

PON:
試合開始。ヘッドシザースやアクロバットエルボー、いかにもなムーブのタイガー。
バックドロップ、サイドバスターなど、投げ技で組み立てていくタナカ。
開始5分過ぎ、打点の高いドロップキックの連発でタナカを場外に落としたタイガーがトペを敢行。

高倉仮面:
う〜ん、どうせ場外へ飛ぶなら、やっぱりスペース フライング タイガー アタックが見たいよなぁ。

PON:
む、どんな技なんですか?

高倉仮面:
そう言えばPON君は80年代のプロレスを知らんのだよなぁ…。
手っ取り早く言えば、側転きってからのプランチャだよ。

PON:
それは見たいですねぇ。

しかし先にリング内に戻ったのはタナカ。
エプロンに戻ったタイガーを蹴落とすと、和田レフリーに「カウントしてよ、カウント」とアピール。
和田レフリーも何事か言い返し、コアなファンが喜ぶ。

両者リングに戻って残りは2分。
タナカがきつい投げで畳みかけるが、このフォールを2で返すと、
ローキック、ミドルキック、ソバット、延髄斬り…と連発して一気に流れを引き寄せる。
最後はタイガースープレックスの形も一瞬見せるが、
Dカッター式に抱えた状態からバク宙してマットにたたきつけ、ピン。
エキシビジョンはやっぱりハッピーエンド。

高倉仮面:
ってか、エキシなのに勝敗ついてるじゃねぇか!
ちなみに最後の技で、コアなファンは二代目 ザ タイガーの正体に気付いただろう。

PON:
ボクはコアなファンじゃないのでサッパリわかりません!

第九試合 レジェンドチャンピオンシップトーナメント 決勝戦 時間無制限一本勝負
○初代 タイガーマスク(173cm/93kg/スーパータイガージム)
●ザ グ
レート サスケ(180cm/98kg/みちのくプロレス)
[試合棄権]
※サスケが首を負傷、これにより初代タイガーが優勝

PON:
まずはサミー・リーが入場…と思いきや、アナウンスは衝撃の事実を告げる。
「サミー・リーに代わりまして、初代タイガーマスクの入場です!」
颯爽と入場し、コーナーポストの頂上に駈け上がる初代タイガー。
声援を送るコアなファンの目に映っているのは、
間違いなく、あの全盛期のタイガーマスクの姿である!
お腹は出てるけどね…。

で、衝撃のアナウンスは続く。
「先ほどの試合で負傷したサスケ選手がドクターストップのため、
初代タイガーマスク選手がレジェンドチャンピオンシップ優勝となります!」
この報に会場は騒然。

そこでやっぱり!というかお約束!というかバレバレ!
というか、乱入する偽サスケと折原。
「ビビってんなよタイガー!このサスケとやれよ!」
大混乱のリングに、さらに駆け寄るもうひとりの影。これはザ タイガーだ!

高倉仮面:
「おい、折原。お前、相変わらずだな?」
妙にローテンションなこの喋りで、会場の多くの客が二代目 ザ タイガーの正体に気付いた様子。

PON:
もちろんボクは気づきません。誰?誰?
「ふざけたこと言ってんじゃないよ折原。俺のこの声に『みみおぼえ』がないか?」
「こうなったらタッグ戦で、やっ、やっていいですかタイガーさん!」
ザ タイガー、マイク噛みすぎ。

最後にマイクを渡された初代タイガーは「やりましょう」と一言。
重々しすぎず、浮つくわけでもなく、淡々としたこの一言で、
レジェンドチャンピオンシップ決勝は急遽タッグマッチに変更された。
このマット上とコアなファンたちによるタイガー劇場を、なま暖かく見守るスカスカの観衆。
それなりの愛が、そこにはあったと思える。

…あったと思えるんだよ!

高倉仮面:
正直、ここで楽しまないと後がないからねぇ。

第十試合 タッグマッチ 試合形式不明
○初代 タイガーマスク(173cm/93kg/スーパータイガージム)
 二代目 ザ タイガー(172cm/83kg/WWE)
vs
●サスケ ザ グレート(身長不明/体重不明/フリー)
折原 昌夫(175cm/92kg/フリー)
[5分37秒 猛虎原爆固め]
PON:
試合は「いかにも、いかにも」な「ダブルタイガー大活躍」の試合。
パワーで攻められ、相手の連携が完成しかけた瞬間から反撃開始。
タイガー二人による競演が始まり、ザ タイガーが折原を○○○式DDTで止めた隙に、
(都合により技名の一部を伏せています)
初代タイガーマスクがタイガースープレックスで偽サスケからピン。
見事な大団円ではあったが、さすがにタイガーマスクムーブはもうお腹いっぱいな感じでした。

高倉仮面:
特筆すべきは、このフィニッシュのタイガースープレックス。
かなり美しいブリッヂを描いており、この技には往年のタイガーマスクの姿がダブりました。
ちなみに試合中にザ タイガー、ラ ケブラーダやってました。
この技を出されると…、どうしても彼が封印したあのキャラを思い出してしまうなぁ。

PON:
試合後、ザ タイガーは、
「タイガーマスクと言えば伊達正人、
 そしてこの日本の初代タイガーマスクの正体はみなさんご存じかもしれませんが、
 ボクは正体を明かさず(観客笑)、これからも協力していきたいと思います!」
とマイク。

高倉仮面:
一方、タイガーマスクの方は、
「プロレスの失地回復を目指し、新しい選手を育てていきたいと思います!」
とマイク。どうやらタイガーマスクは、今後はプロレスに力を入れようとしているようだ。
…相変わらず、アッチにフラフラ、コッチにフラフラしているなぁ、佐山の方向性は。

PON:
「常に十年早い男」なんて評価もありましたねぇ。

高倉仮面:
じゃあ、十年後にはプロレス復権かねぇ。
…長げぇなぁ、もうちょっと縮まらんかねぇ。

---
雑感(PON):
プロレス観戦の難しさを知ったというか、
プロレスをちゃんと知っていればもっと楽しめたんだろうな、と思いましたね。
複数タッグで場外乱闘とか、どこを見ていいかわからなくなることもしばしば。
いい経験だったと思います。

掣圏真陰流はどうなんだろうなぁ…、今回は仕方ないのかもしれませんが、
試合中にも言ったようにボクはかつてのアルティメットボクシングを期待して行ったのですが、
どうもスッキリせずに終わってしまいましたね。
にしても、護衛白兵戦ルールの伝わらなさっぷりはなかなかのみものでした。

雑感(高倉仮面):
何と言うか…、今回は特に感想ってないですね(笑)。まあ、こんなモンじゃないでしょうか。
代々木第二体育館の椅子はケツが痛くなってしょうがありませんでした。
収穫は、桜木 祐司がPANCERASEや全日本キックへまだまだ参戦する気がある事を確認できた事ですね。

---
以上、長文失礼。




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ