スマックガール 17/1/8 下北タウンホール観戦記
■団体:スマックガール
■日時:2005年1月8日
■会場:北沢タウンホール
■書き手:犬一

昨年も堅実に興行を重ねたものの、12月の世界大会では内容とは裏腹の壮絶な不入りに。 いちスマックファンとしても、年初のSG-Fでその悪夢を振り切りたいところ。

当日券で入場。リング上では、せりと高橋が立ちレス・首相撲の確認をする後ろで、 ロープに飛んだ死神を唯我がひたすら投げまくってる。うーん。

客入りはまずまず。静岡大会よりは暖かい。開始時にはスタンド七割方、リングサイドも堅実に。


_ ▼SG-Fバウト【SGS-F公式ルール -55キロ契約4分1R】
○石川千恵(U-FILE CAMP赤羽)
(1R判定・3-0)
●田村恵理子(SOD女子格闘技道場)

のっけからメール打っててちゃんと見てませんでした。
ルックスは双方いい感じ。腕取って十字だか三角だか終始コントロールし続けた石川が勝利。
石川選手、グラウンド得意そう。所属変わってました。


_ ▼開会式

ラウンドガール(ボーイ)はALIVEの鈴木社長。相変わらず見事な上半身。
観客大歓声で「マスク脱げー」の声に、タイガーマスク投げ入れる。Jボーイズ登場への布石か。

コールはいつもの高乃さん、とは違う女性。試合中のアナウンスはメモ8さん。 マイクの調子なのかお風邪だったのか、声色が違う。


_ ▼第一試合【SGS公式ルール -48キロ契約5分2R】
○吉田正子(NATIVESPIRIT)
(1R4:19・腕ひしぎ十字固め)
●ナナチャンチン(チーム電撃南部)

吉田、鋭い右ミドル重ねる。ナナは一発でもう苦しげ。なんとかキャッチするもパンチの追撃を受け、逆に腰を落とす。
吉田はひたすら四点ヒザ連打し、確実にダメージを与える。半身に構えて回るナナ、もとより届かないバックキック。
ミドルかい潜ってのタックルもガブられ、再度四点ヒザを浴び、そのダメージで立ち上がるのも難儀する。
ロー嫌がったタックルをまた切られ、バックから余裕の十字で、バタバタ足タップ。
きっちりヒザで削ってから本領で余裕の十字。辻×羽柴もこんな感じでしたね。なんで相手ナナなんだろう。

ちなみに自分の前列全部、ナナ関係者でした。手売り堅いんでしょうか。
別段盛り上がる訳でもなく「(体重)軽いからロープ飛ばないのかな」とかご愛敬。


_ ▼第二試合【SGS公式ルール -50キロ契約5分2R】
○舞(パレストラ松戸)
(1R0:36・チョークスリーパー)
●山崎恵美(SOD女子格闘技道場)

舞、前回後楽園のM4に続き、Vz-61のモデルガンを携えて入場。短い髪と顔立ちも相まって絵になる。
客席に照準合わせるとその辺の男性客たちが皆「おれ今目が合った」。
舞、蹴り足を捉えて潰しながらバックに回りチョーク。山崎、完璧伸ばされついにオチる。足が宙に張ってプルプル。
舞選手は、前回の黒星を吹っ切る勝利。試合時間が短過ぎて成長の程は見られなかったけれど、
開会式での挨拶や入場パフォーマンスなど、さまになってきた感が。スマック生え抜きとして、今年の活躍にも期待したいです。


_ ▼第三試合【SGG公式ルール -48キロ契約4分2R】
○古館由紀(Team-Roken)
(2R判定・2-1)
●服部愛子(アライブ小牧)

服部、ALIVE勢の大声援。古館、セコンドに石井・杉内。鬼木も怖え。レフリーチェックでパンツの金具部にテープ処理。

服部、差し合いから綺麗な背負い投げでテイクダウン。古館、ガードからなんとか立つもののまた投げられる。
同様の展開を繰り返すが、グラウンドでは古館の方がうわ手。服部も攻め込むことが出来ない。
古館が飛び付きから腕を取るも、服部腰強く暫く堪える、も横三角気味に引き込みまれ、
頭抱え込まれた服部が、腕三角をなんとか潰したところでゴング。
共にかなり息があがっている様子。

1R同様の展開。服部セコンド「(投げたら)立たせるな。ガードに入るな」
しかし服部、回り込んでもパス出来ず、ハーフから三角に捕らえられる。ここでゴング。

スプリットで古館に。個人的にはポンポン投げてた服部の方が印象良かったです。


_ ▼第四試合【SGG公式ルール -51キロ契約4分2R】
●浜島佳代子(Az乙女チック柔術倶楽部)
(2R1:20・ヒールホールド)
○15(所属不明)

ジャッジから浜島代表外れて品川さんに。

お見合いから浜島引き込み、アームロック狙いながら足上げる。
守勢一方の15、首固めも抱え込みパスも不発、逆に腕を取られて潰しにかかった足をすくわれ、三角に。
ガードから浜島立ち上がるも15が潰し、フロントチョークから腕を取ったか洗濯バサミか(よく分からない)。
肩越しに回った浜島の股ぐらから抜けた15が、立ちチョークを取ってゴング。

2R、浜島飛び付いて引き込み、スイープ。何やらモゾモゾしてる内に15がヒールを取り、キャッチサイン。
しばらくしてストップで大金星。ロープに駆け上がって咆吼する15、その後のマイクも涙で声にならず。
膝の手術してたとは知りませんでした。胸打たれる光景です。メイン然り、これがあるからジョシカクはやめられませんね。


_ ▼中入り後

篠代表
「夏に二階級のタイトル戦を含むビッグマッチ。本戦は4月から開始。今年は海外展開も」
昨年流れたという大晦日の韓国興行か。沖縄よりは安く行ける様な気がします。

茂木選手
「ジョシカクもレベルが上がったと思う。今年は新しいことにも挑戦し、何でもやっていきたい」
と口にしたところで篠代表と視線を交わし、スマック参戦を示唆、してたんだと思う。

藪下、ようやく戴冠式。トーヒルとの再戦に、篠代表ともども言及。
今度は完全決着、願わくばボッコボコに叩きのめして貰いたいものです。


_ ▼第五試合【SGS公式ルール -55キロ契約5分2R】
●バッカス羽鳥(BBdoll)
(2R2:08・腕ひしぎ十字固め)
○せり(SOD女子格闘技道場)

羽鳥はスーパードライのミニ樽ブラ下げてリングイン。
対するせりは険しい顔。気負いが観客にも伝わったのか、紙テープも天井に引っ掛かる。

羽鳥が早いワンツーからヒザで突っ込むが、せりもパンチで迎撃。
コーナーに詰められた羽鳥、モモカン嫌がって体を入れ替えようするも投げ返される。
ハーフ取ったせりも攻めあぐねて30秒。再び打ち合いからせりの大きなフック、ワンパンが時折ヒット。羽鳥は左を合わせる。
羽鳥、内掛けから十字取られるも30秒凌ぎきって1R終了。

羽鳥、セコンドにビンタを浴びる。二発三発。どこかで見た光景。

せり、右当てて組んで大腰、マウント奪取から腕取るも逃げられる。両者バテ気味で両陣から檄が飛ぶ。
ロープに詰めたせりがリバウンドから組み倒し、肩口へのパンチから十字で一本。初白星。

羽鳥が打ち勝つと踏んでたけど、中盤から手も止まり距離も詰められず。残念。大味な試合でした。


_ ▼第六試合【SGS公式ルール -60キロ契約5分2R】
○赤野仁美(ガールファイトAACC)
(1R2:29・腕ひしぎ十字固め)
●HARI(フリー)

HARIは会場入りに2時間遅刻してました。

蹴り足を取った赤野がテイクダウン、マウントから十字狙う。返したHARIも攻め込めず30秒。
コーナーでヒザの打ち合いから、HARIが外掛けをしくじって下に。赤野、マウントからきっちり十字。

危なげなく一本取る辺り、柔道エリートの凄味を見せ付けられました。い、代替わりのリベンジを見てみたいです。


_ ▼第七試合【SGS公式ルール無差別級5分2R】
○たま☆ちゃん(SOD女子格闘技道場)
(2R判定・3-0)
●唯我(プロレスリング・ナイトメア)

フード脱ぐと素顔の唯我にどよめき。

たま☆の綺麗なワンツー、鋭いロー。打ち合うも唯我のパンチは精度に欠ける。
唯我、組むもヒザ受けながら首投げでテイクダウン、下から腕取られるも体格差で返して得意の袈裟固め。
30秒凌いだたま☆、ローからラッシュを掛け、詰める。堪らずタックルに逃げる唯我をガブって四点ヒザ。
唯我、グラウンドに誘ってアリキックもスタンド再開から打ち合い。
ミドル掴んだ唯我がテイクダウン。返したたま☆が押さえ込んだところでゴング。

唯我、椅子を断るが顔は腫れ気味。この頃には鈴木社長にも会場無反応で、ちょっと困惑・照れ気味の様子。

2R、1R同様たま☆が打撃で主導権を握る。ハイをかすらせたり重いミドルも見せるが、ダウン奪うまでは踏み込めない。
唯我も時折、小ノゲみたいなパンチが当たるが制空圏に入れない。
たま☆は強烈な右から追撃、苦し紛れのタックルも切る。唯我は返して袈裟固めも極めきれず。
スタンド再開から、ボデイフックから組んでのヒザ・パンチも唯我は決して引かない。
たま☆がタックルを切ってガードを取ったところでゴング。

マイクを取った唯我「セコンドの諸先輩方怖いだろ」。たま☆は流して「高橋さんや石原さんに近付きたい」。

勿論フルマークでしたが、最後まで心折れなかった唯我もそれなりに。
相変わらず投げのキレも素晴らしく、次があるなら根性と打たれ強さ以外の部分で魅せて欲しいです。


_ ▼閉会式

MVPはたま☆ちゃん、準MVPは15。ノームさんから15には酉のぬいぐるみ。あれ、MVPはクマのままか。

_ ▼総評

追い出しのアナウンス掛かったのが4時10分過ぎ、押しもなくテンポ良くまとまった箱なりの興行でした。
内容についても目立った進行のミスはなく、中入り前・メインでそれぞれ盛り上がった緩急あるもの。
MVPに挙げられた2試合は、共にジョシカクの魅力がそのまま詰まっていたと思います。
ただ、吉田・赤野選手の相手が金魚過ぎたことと、ちょっと開場が遅れて寒かったんで、80点。

老舗としてジョシカクを底支えしてきたスマック。このFシリーズ・アマスマののべ数がその証左でしょう。
ジョシカク団体が乱立してますが、政治的な事情に疎いいちファンとしては、
これを幸先良いリフレッシュ<Xタートとして、関係者各位には頑張って戴きたいものです。

駄文長々とお目汚しでした。



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