11/26 G-SHOOTO Zepp Tokyo興行 観戦記
■団体:G-SHOOTO
■日時:2004年11月26日
■会場:ZEPP TOKYO
■書き手:高倉仮面

19:35
りんかい副都心線・東京テレポート駅下車、
フラフラと歩く事5分、Zepp Tokyoへ。本日はG-SHOOTOの観戦。

SMACK GIRL、CROSS SECTION、LOVE IMPACT…、乱立する女子格闘技団体の中、
総合格闘技界の老舗、修斗が本格的に女子格闘技界に進出!
ハツモノ好きな僕でなくても、この団体に注目している人は多いと思われる。
で、今日は修斗の本気度を探りたくなっての観戦、という訳です。
「何せこの団体が動いたら、今の女子格闘技界に地殻変動が起きる」、そんな予感がしているもので。

チケット購入、B席は2500円と超格安。何気にこの値段も観戦の動機になっております、ハイ。


19:40
入場時に一枚の紙を渡された。
表には今日の全対戦カードが、裏には修斗C+ルールについての詳細が載っていた。
紙の作りが丈夫でイイ感じなのだが、SMACK GIRLの場合はこれに加えてカードの見所が載ってる。
まあ今回は初参戦の選手が多数なので書くこともないんだろうが、
次回からは是非考えて欲しいところ…って、タダでもらっているのに贅沢かな?

会場入り。Zeppの舞台の中央には大型モニターが設置されており、その横には…、
和太鼓やらコンガや辜iンやらカンやらって感じの打楽器が並べられていた。
おそらくはオープニングセレモニーで使用したのだろう。何をやったんだろ?気になる。

今日は開始から40分遅れの会場入りだったが…、試合はまだ第二試合の最中だった。
「40分遅れで第二試合…。多分、打楽器のパフォーマンスが長かったんだろうな」
等と推測しながら観戦開始。ちなみに観客は約6割くらいかな? 正直、あんまり多くないです。

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修斗 クラスC+ ルール
※SMACK GIRLのルールとはかなり違うのでご注意を。

・グラウンドによる打撃を全面的に禁止。
・ヒジ打ちは全面的に禁止。ヒザ蹴りはグラウンドは禁止、スタンドは顔面もOK。
・グラウンドに制限時間ナシ、但し膠着ブレイクはある。
・ダウンした場合、5カウント以内にファイティングポーズをとらないと負け。
 また、一つのラウンド内に3ダウンを喫するとTKO負けになる。

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第一試合 クラスC+ 45kg契約 5分2R
○関 友紀子(147cm/46kg/SOD女子格闘技道場)
●坂口 一美(153cm/41kg/S-KEEP)
[1R 2分2秒 KO]
※膝蹴り

試合は見てないんだけど、スポナビを見ると「真正面からの殴り合い」をやったらしい。

その最中に関がヒザ蹴りで坂口をKO。

関はつい最近SMACK GIRLでデビューした選手だけど、
グラウンドでは実力の片鱗を出していたので試合結果は順当だと思う。
反対に坂口は勝てないなぁ。一応は打撃系の選手だから、
グラウンド無制限のG-SHOOTOでは余計に勝てない気がしてたけど…。
自分の領域であるスタンドで負けちゃうとはなぁ…。

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第二試合 クラスC+ ストロー級(48kg) 5分2R
○井上 明子(150cm/48kg契約/JDスター)
●愛弓(155cm/48kg契約/DB55)
[2R 2分51秒 三角絞め]

この試合の途中から観戦したが、元総合格闘技道場コブラ会所属の井上 明子がグラウンドで愛弓を圧倒。
1Rに腕十字を仕掛けると、2Rは下からの腕十字〜三角絞めの移行技を披露、これが極まって井上の勝利。

SMACK GIRL-Fにて羽柴 まゆみに負けた過去を持つ井上だが、
この試合では再三グラウンドで圧倒しながらも寝技30秒ルールに泣かされていた印象があるだけに、
寝技無制限のG-SHOOTOでは本来の実力を出していた気がします。


第三試合 クラスC+ ストロー級(48kg) 5分2R
○古舘 由紀(157cm/47.4kg/チームRoken)
●柴田 郁美(160cm/47.3kg/パレストラ旭川)
[1R 3分3秒 腕ひしぎ十字固め]

柴田 郁美はブラジリアン柔術北海道オープン白帯プルーマ級優勝の実績あり。
対する古舘 由紀は男臭い雰囲気満々のチームRoken所属。曲者揃いのRokenの中に女性がいるとは…。

試合開始、ワンツーをヒットさせて前にでる柴田、
これを引き込んで三角絞め〜腕十字の移行技を披露する古舘、極めるには至らず。
膠着ブレイクの後、今度はストレートをヒットさせてから投げを放つ柴田、
だが古舘はここでも下からの三角絞めで反撃、柴田は危険を察知して立ち上がる。
ここまでは互角の攻防。

両者スタンド、古舘は相手のパンチに臆する事なく組み付くと、今度は柴田が頭を掴んで引き込んだ。
だが古舘は頭を抜くとそのままマウントを奪うと、ゆっくりじっくりと腕を取って腕十字の体勢へ。
これが極まって柴田がタップ、試合終了。

柴田も弱くないと思うのでまた参戦して欲しいですね、旭川から参戦するのは大変そうですが。
古舘はお見事でした、Rokenらしいグラウンドの実力を出せたと思います。


第四試合 クラスC+ 46kg契約 5分2R
○永易 加代(150cm/45kg/パレストラ東京)
●akinori(150cm/45.3kg/AACC)
[判定 2−1]

akinoriは2004年東日本アマ修斗フレッシュマン ストロー級優勝で、
GIRLS SHOCKでキックボクシングの試合経験もある選手。
対する永易 加代はSMACK GIRLで2戦2敗。柔術がベースにある選手のようなので、
寝技無制限のG-SHOOTOでその隠れた実力を発揮する事に期待しよう。

1R、序盤はコーナーでの差し合いになり試合は膠着。
ブレイク後、永易がコーナー際での攻防を制してテイクダウンするも、上になったのはakinori。
やや膠着した後、akinoriがパスガードに成功し一気にマウントを奪ったが、
下からakinoriを抱え込んだ永易がそのままリバースに成功。

永易はインサイドガードから中腰になり、クロスガードで防御するakinoriの首を掴まえて強引な肩固め。
これがダメと見るやakinoriの足を取りつつニーベリー、ハーフマウントを経てパスガードを狙う。
サイドへ移行したのと同時に1R終了、一度はマウントを取られながらも永易が実力を発揮する。

2R、ワンツーを連打するakinoriの下に潜ってコーナーへと押し込んだ永易がテイクダウンに成功。
亀になって防御するakinoriは覆いかぶさる永易の足を取ってのヒールホールドを狙う。
この体勢のまま長い時間が経過したが、やがて永易の足が伸びていくとakinoriは更に足を絞っていく。
だが永易は回転してこの足を抜いて脱出に成功。中々に見応えのある攻防だ。

グラウンドで上の体勢をキープしたakinori、再び永易の足を取ろうとする。
その流れの中で永易が逆に上になると、サイドポジションから腕を取りにいった。
ここで試合終了。このラウンドはakinoriのラウンドだろう。


「う〜ん、判定難しいな。
 僕としてはグラウンドを制している時間が長い永易の勝利だと思うけどね。」

と思っていたら、判定はスプリットになったものの永易が勝利。ヨシヨシ。
寝技無制限ルールの中での総合初勝利、本来の実力を発揮できた、といったところかな。
akinoriも打撃系でありながら、この試合ではグラウンドで実力を発揮したと思う。
でもこの人の場合、SMACK GIRLなら勝ち星を積み重ねられるんじゃないかなぁ。
いずれにせよ、いい試合だったと思います。両者共にまた観たい選手ですね。


第五試合 クラスC+ バンタム級(56kg) 5分2R
○木村 由佳(164cm/55.5kg/PUREBRED大宮)
●村上 京子(152cm/54.4kg/パレストラ東京)
[判定 2−0]

木村 由佳は2004年全日本アマ修斗選手権 バンタム級準優勝、
2004年東日本アマ修斗選手権 バンタム級三位の実績。実力者だ。
対する村上 京子、本日がデビュー戦。身長は152cmと小さめで、身長164cmの木村とのリーチ差は歴然。
実績的には実力者 vs 初心者、身長では12cmの差。このマッチメイク、苦しくないかね?

1R、序盤、村上はリーチ差を克服すべく木村に組み付いてテイクダウンに成功、
しかし木村はバランスを保ちつつ素早く立ち上がる。どうやらグラウンドに付き合う気はないらしい。
木村の逆襲、身長差を活かした首相撲、ヒザ蹴りが村上の顔面を襲う。
今までの女子格闘技にはなかったシーンにちょっと戦慄を覚えたが、
村上はこれを捌くと再びテイクダウンを狙っていく。

だが、倒されつつも素早く立ち上がった木村はワンツーを連打、
この打撃を前に少しうつむいてしまった村上にダウンが宣告される。
…う〜ん、女子格闘技のダウンの基準は厳しい。何せうつむいたらダウンなんだからねぇ。

試合再開、その後も村上は自分の領域であるグラウンドで勝負すべく木村に組み付いていくが、
木村はガブられても立ち上がり、倒されてもクロスガードで防御…等で村上の攻めを完封。
そしてスタンドではパンチと、首相撲から顔面へのヒザ蹴りで試合を優位に進めていく。妙に凄惨だなぁ。

2R、開始早々に鮮やかな払い腰で木村をテイクダウンする村上、反撃開始。
グラウンドでサイドポジションを奪うと、上四方に移行してからじっくりと腕を取りアームロックを狙う。
約2分をかけてのグラウンドだったが、木村は腕をとられつつも強引に立ち上がる。
それでも村上はスタンディングアームロックを狙っていったが…結局木村に脱出されてしまった。残念。

試合はその後、コーナーでの差し合いでやや膠着したが、ラウンド終盤に木村が再び攻勢に出る。
パンチ〜ローキック、首相撲からのヒザ蹴り連打で村上を圧倒していき、そのまま試合終了。

判定は、2Rにはグラウンドで押し込まれるシーンもあったものの、
試合全般に渡って「徹底的にグラウンドに付き合わない」を貫き通した木村が勝利。
う〜ん、このスタイルならSMACK GIRLでも勝ち星を重ねられるだろうね。

それはそれとして…、G-SHOOTOは顔面へのヒザ蹴りもありなのかぁ。
僕は女性同士のグラウンドの顔面パンチは見れるたけど、これはちょっとキツいな。
顔面が潰れるのを観に来ている訳じゃないし…、ここはルール改善を求めたいところ。

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10分休憩。

ここまでの感想なのだが…、面白く観戦できているなぁ。
大型モニターがありながらも選手紹介映像とかは作ってないんだけど、
試合開始前の対戦カード発表はシンプルながらもしっかりとアクセントにはなっている。
そして音響効果はバッチリなZepp Tokyo、一つ一つの音が興行に良いメリハリを与えている。
最近、僕は興行の長さよりもメリハリを気にするようになっているんですが、
そういう意味では、今日は非常にテンポ良く進んでいると思います。

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休憩後はダンサーによるパフォーマンス二連発。

一発目は女性四人によるダンス。女性らしいしなやかでセクシーな…って感じではなく、
格闘技興行に合わせてのパワームーブが中心。ジャンルで言えば…ヒップホップかな?
結構長い時間を踊っていたところを見るにつけ、かなり練習してきたんでしょうね。

二発目は男性四人によるラップ & ダンス。正直、ラップの部分は乗れませんでした。
で、ダンスが始まりましたが…これも最初は「さっきの女性の方が上手かったなぁ」なんて思ってました。
しかしダンスの中でアップロックが始ったのを観て納得。「あ、この人達、ブレイカーなんだ」と。
さあ始まったブレイクダンス、ウィンドウミル、トーマスフレアー、片手倒立、六歩…etc。
レベルの高いダンスに、最初は乗り切れなかった会場も最後の方は拍手が沸いていました。

僕としては、小さいハコ、音響効果は抜群…というZepp Tokyoにハマッたパフォーマンスだったと思います。
ただ、ユニット二組、一組7分前後…っていうのは長すぎだと思いますね。
なまじっかダンスのレベルが高かったもんだから、この後、頭の中を格闘技に戻すのが大変でした…。

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フジメグこと藤井 恵が挨拶。フックンシュートにて強豪 エリカ モントーヤに勝利した事、
女子格闘技を盛り上げていきたい事、12月の修斗代々木興行に出場する事を報告。
…だがこの時、僕の頭はダンスで一杯でした。カッコ良かったからなぁ。

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第六試合 クラスC+ フェザー級(60kg) 5分2R
○薮下 めぐみ(159cm/59.6kg/SOD女子格闘技道場)
●赤野 仁美(163cm/59.9kg/AACC)
[判定 3−0]

女子格闘技界ではお馴染みの薮下 めぐみ、今日は女子プロレスばりのドレスに身を包んでの入場。
花道を歩けば声援が飛び、リングに上がれば紫の紙テープが投げ込まれる。どこに行っても人気者だねぇ。
対するのは、イタリア国際柔道63kg級優勝の経歴を持つ赤野 仁美。総合格闘技はこれがデビュー戦。

現在の女子格闘技界を担う女子プロレスラー藪下を、柔道の実績充分の赤野が倒せば、
G-SHOOTOにとっては大きなサプライズになったんしょうが…、試合は終始藪下が圧倒。
1R、赤野の投げをロックボトム風に切り替えし、裏投げ風の投げ技で会場を沸かせ、
グラウンドでもポジションでリードし首を取る。だが赤野も柔道経験者なだけあって一本は取らせない。
藪下は諦めて立ち上がると、今度は飛びつき腕十字。これがグラウンドまでいったところで1R終了。

2R、お互いにタックルを繰り出す中、藪下がグラウンドを制して上になると、
ギロチンで嫌がらせをしながらじわりじわりとり腕を取りにいく…が時間が掛かりすぎてブレイクに。
両者スタンド、豪快な投げ技で赤野を倒した藪下に対して赤野は下からクロスガード。
このクロスがかなりガッチリで、藪下が立ち上がっても赤野は外さない。

呆れた藪下は「これならグラウンドじゃないでしょ?」と言わんばかりに顔面パンチを一発、
今度は足を掴まえてジャイアントスイングで振り回す。総合でのこの技、久々に見たな
これでクロスを解いた赤野、藪下はその足を掴まえて炎のコマ。懐かしい。
そして鮮やかな回転体で赤野の腕を取り極めにいく。赤野はハーフガードで堪える中で試合終了。

終わってみれば、終始アグレッシブな動きを見せた藪下が判定勝利。
何と言うかこの人、あがる団体がどこであってもキッチリと観客を沸かせていく。
しかも衣装、立ち振る舞い、そして技術…そのどれもがプロレスラーを感じさせるモノ。
この先、G-SHOOTOはこの人を目の仇にするような展開もあるのかな?何せ母体は修斗だし。


第七試合 クラスC+ フライ級(52kg) 5分2R
○MIKU(160cm/51.6kg/クラブ バーバリアン)
●高橋 ちひろ(163cm/51.5kg/パレストラ東京)
[1R 3分48秒 腕ひしぎ十字固め]

身長、体重を見れば分かる通り、両者共にかなりの細身。
しかし…。MIKUは2004年全日本アマ修斗選手権 フライ級優勝、
高橋 ちひろは2003年全日本アマ修斗選手権 フライ級準優勝。
二人共、実力者。…まあ、僕はあんまり二人共よくわかんないんだけど。

試合開始。
両者共にスタンドはかなり練習しているらしく、体を小刻みに震わせながら鋭いジャブを繰り出す。
まずは高橋のパンチがヒット、これに対してMIKUも臆する事なくパンチで応戦。
女子格闘技の打撃戦としてはかなりのレベルの高さだと思いました。

そんな中、MIKUのストレートが高橋の顔面を打ち抜くと、更にパンチで追い込んでいく。
劣勢に立たされた高橋はタックルを仕掛けるが、MIKUはガブッてバックへ移行、スリーパーを狙う。
ますます劣勢の高橋、このスリーパーをなんとか粘り…、粘りに粘り…、ホントに粘って脱出に成功。
だがMIKUはその過程の中でマウントポジションを奪うと、
下から崩そうとする高橋を制しながらギロチンで嫌がらせしつつ腕十字の体勢へ。
これが極まって高橋がタップ、試合終了。

う〜ん、MIKUって選手はあんまり知らなかったんだけど、いい選手ですなぁ。
打撃のレベルは結構高そうだったし、グラウンドでも強かったし。
もっと女子格闘技界は、この選手をPUSHすべきなんじゃないかなぁ。
高橋も打撃のレベルは高かったし、再三のスリーパーはよく凌いでいたと思います。
ただプロ戦績を見ると負けが込んでいるようなので、勝負弱い部分があるのかなぁ…と。


第八試合 クラスB 54kg契約 5分2R
○テビ サイ(162cm/53.1kg/フランス/HAVTE TENSION)
●ジェット イズミ(155cm/51.9kg/パレストラ吉祥寺)
[2R 33秒 腕ひしぎ十字固め]

メインイベントはクラスB扱い、つまり男子の総合格闘技と同じルール。

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修斗 クラスB ルール

・グラウンドによる打撃はあり、顔面パンチもあり。
・4ポイント(四つん這い)状態の選手への、ヒザ攻撃は反則。
・寝ている選手への頭部への打撃は反則。
・ヒジ打ちは全面的に禁止。ヒザ蹴りはグラウンドは禁止、スタンドはOK。
・グラウンドに制限時間ナシ、但し膠着ブレイクはある。
・ダウンした場合、10カウント以内にファイティングポーズをとらないと負け。
 また、一つのラウンド内に3ダウンを喫するとTKO負けになる。

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主にグラウンドでのルールが大きく違う事に注目していただきたい。

日本の女子格闘技界ではかなり古い戦歴を持つジェット イズミ。総合での戦績は5戦4勝1敗と上々。
対するは、今月行われたSMACK GIRLでデビューしたテビ サイ。打撃も寝技でも対戦相手を圧倒し判定勝利。

1R、体を小刻みに震わせながら両者が距離を探る。
先制したのはイズミ、ジャブで牽制しつつストレートをヒットさせ、ミドルキックを叩き込む。
テビが自ら距離を縮めて組み付くと、イズミはボディへヒザ蹴りを入れていく。
崩したいテビ、だがイズミは粘り、逆にテビをガブって押し込みインサイドガードを奪う。

倒されたテビはクロスガードで防御、そこへイズミの容赦ない顔面パンチ。
カッとなったテビ、逆に下からの顔面パンチで対抗。手数ではテビの方が上だ。気が強いね。
で、イズミは更なる顔面パンチを狙っていくが、テビは下からのクロスの絞めつけを強くすると、
イズミの両腕を掴んで防御、必要以上のダメージを受ける事を拒む。

何とかパンチを入れようとするイズミ、掴まれた腕を外してパンチを狙う。
しかし、これを待っていたのはテビの方。下からの腕十字がイズミを襲う。
これは逃れたイズミ、ならば、とテビは下から足を取りにいく。イズミが逃れたところで1R終了。
イズミは上のポジションを取りながらも攻めが後手になっているのが気になる。
2R、試合の終焉は唐突だった。
ワンツーからテビに組み付いたイズミ、ヒザ蹴りを叩き込んでいたが…、
テビはこれを引き込むと、一気に下から腕十字。
これが鮮やかに極まってイズミがタップ、あっさりと試合は終了。
だが初の一本を前に、勝ったテビは大喜び。飛び跳ねながら自らの勝利を実感していた。

勝ったテビがマイクを持つ。

「アリガトウゴザイマシタ。
 日本語デキナイ、ゴメンネ(観客笑)。
 デモ…、全然ヨユウダヨ!」

とまずは日本語で挨拶。その後はフランス語で「日本に来て、修斗で闘えて良かったです」。
最後は再び日本語でAACCの阿部兄ィやフジメグに感謝の気持ちを現していた。

SMACK GIRLで闘っていた時から「強いなぁ」とは思っていたけど、
正直、強豪のジェット イズミから一本勝ちを奪うとは思わなかったなぁ。
G-SHOOTO旗揚げ戦のメインの立派に務めたテビ、打撃と寝技のバランスの良い選手なので、
この先も色々な団体で見かける事になるだろうね。それにしても最後の腕十字は鮮やかだった。

最後は全選手、全パフォーマーが集まって記念撮影。
大団円のうちにG-SHOOTOは終了した。

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雑感:
Zepp Tokyoという場所にハマった、良く出来た興行だったと思います。
このクオリティーを保ちつつ、短いスパンで興行を続ければ、人気は確実に出ると思います。
ただ、今日やったような仕掛けが後楽園ホールのような場所でハマるか…というと「NO」でしょうね。
ダンスや和太鼓のパフォーマンスは音響効果の良い会場でやってナンボでしょうし。太鼓は観てないけど。
試合の方も中々見応えがありました。後半の三試合はレベルも高かったですし、何よりテンポが良かった。
チケッチ代の安さを含めて、また次回があったら確実に観戦しに行くでしょう。

それにしても、まだまだ絶対数は少ないと思われる「女子格闘技の客」。
SMACK GIRL、CROSS SECTION、LOVE IMPACT、そしてG-SHOOTOと団体が増えている訳で、
この先は、それぞれの団体が差別化していかないと女子格闘技界そのものが小さくなるでしょう。
今、女子プロレス界が歩んでいる道は歩んで欲しくないです。
そんな中…、PANCRASEも女子格闘技界進出っ!? だ、大丈夫か…。

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以上、長文失礼。




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