11/26 G−SHOOTO JAPAN ゼップTOKYO雑感
〜始動というよりAX復活〜
■団体:G−SHOOTO JAPAN
■日時:2004年11月26日
■会場:ゼップTOKYO
■書き手:メモ8(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 G修斗、旗揚げです。

 ええと、頼めば入れるんでしょうが、自分はずうずうしいようで実はシャイなので、入れてくださいの一言が言えません。なので、チケット買って入りました。まあ、こうやって観戦記書いてもいいかなと思ったので、その場合はカネ払うのが礼儀だと思っていることもあり。そういや、今日はパンクラスもあったわけですが、関東圏のパンクラスを飛ばすのは、何年ぶりだろう。太田くん出てたから応援にいきたかったんだけど。まあ商売柄というか、しょうがないところで。

 で、チケットもぎってもらって入ったら、木村さんが入り口挨拶担当でした(これ結構重要なポジション)。8月スマックの時、番頭さんに紹介してもらい済みですが、自分のような雑魚を覚えている筈ないと思ったので、目が合うかなーと様子伺っていたら、見事に目が合ってしまいました。そしたら、木村さんがニコっ。なので、こっちも必死に最高の笑顔を作って深く会釈。それが精一杯でした。だってね、格闘技オリンピックで前田とやった木村浩一郎ですよ。あのグロム・ザザとやった木村浩一郎ですよ。VTJでヒクソンを宙に舞わせた木村浩一郎ですよ。その木村さんが、自分を覚えててニコっ。極私的な思いですが、自分はそういう領域に足を踏み込んだのがと、思わず背筋が、ピピンと伸びました。

 無料配布の刷り物は、表にカード、裏にC+のルール。厚めの紙に印刷です。スマックみたいにコピーなんて安っぽいことはしません。戦績とかキッチリ入っていて、この辺は番頭さんのコダワリでしょうか。

 で、自分が買っていたのは、2階席の後ろの安い席。なので、かなり楽しみにしていた、選手のメイクの行方は、あまりチェック出来ませんでした。入場式ではメイクはしていたような気はしましたが。遠目だから、何とも言いようがないです。

 客入りは、まあ、あまり芳しくないというところかと。ええと、シナガー主催と意地悪く席数数えたので、相当正確な数字書けますけど、書きませんよ、そんなもん。だから、何だこの天から降ってくる唾は(笑)。だから、書きませんよ。はい、大入りでした。

 15分押しで、オープニング映像。クオリティーは高かったです。ロゴがふにょふにょ動くような奴。続いて和太鼓ユニット用の映像も。プロモみたいな奴。んで、その和太鼓演奏。これまた圧倒的なパフォーマンス。続いて、さらにG修斗煽り映像。ファイトシーンが動いて、ロゴがびよよーんと動いて、それが交互に繰り返すような奴。これまたクオリティー高かったです。使ってたファイトシーンはAX。懐かしのマーティン映像まで。んで、全選手入場に繋がります。オソロのTシャツ着てましたが、あっと驚くという感じではなく。メイクは上記の通りハッキリは見えませんでしたが、ヘアメイクは特に工夫があったようには見えませんでした。

 スタッフ紹介は、C+はISCと岡林さん、BはISCと発表されました。で、C+の方は、岡林さんと鈴木さんが、交互にさばいてました。で、しゃべっているのは、河内さん。おお、修斗だ修斗。

 カード毎の煽り映像は、対戦カードの後ろで火が燃えているような奴。火ではなかったですけど。入場時は照明チカチカなので、映像はなし。この辺、キチンと作ってましたが、微妙といえば微妙。ちなみに、勝利時の曲は選手の入場曲でした。


第1試合 クラスC+ 45キロ契約 5分2R
×坂口一美(S−KEEP) vs 関友紀子(SOD女子格闘技道場)○
1R2分02秒 TKO(レフェリーストップ)

 エース候補とまで煽られた坂口選手、さすがにそれはプレッシャーだろーと思っていたら、いきなり素晴らしくいいミドルを放ちました。が、打ち合うと押されて。関選手の頭抱えての膝がいい感じで入っていきます。で、最後もその膝でダウン。立ってファイティングポーズをとった坂口選手ですが、岡林さん止めました。妥当なタイミングだと思います。


第2試合 クラスC+ ストロー級 5分2R
○井上明子(JDスター) vs 愛弓(DB55)×
2R2分51秒 三角絞め

 井上選手のセコンドはいかにもプロレスラー風なガタイのマスクマンと小さいマスクマンに加えて、木村さん。指示は木村さんが出してましたので、井上選手、総合の練習場所は、S−KEEPみたいですね。愛弓選手は、入場するといい気合で、コーナーポストに蹴りとか入れて、なんつーかボーイッシュな不良のお姉ちゃんという感じ。自分は初見です。打撃はほぼ互角だったかな。勝負を分けたのはグラウンド。正直なところ、番頭さんをセコンドにつけてもなお、グラウンドはまだまだという感じでした、愛弓選手。再三の十字狙いから、最後は見事に伸ばしきって。

※筆者自注 プロレスラー風なガタイのマスクマンはアジアン・クーガー選手で、小さいマスクマンは乱丸選手だったそうです。なので「小さいマスクマン」ではなく「小さいマスクウーマン」ですね。失礼しました。2chで指摘受けました。ありがとうございました。[2004.12.01]


第3試合 クラスC+ ストロー級 5分2R 
○古舘由紀(チームRoken) vs 柴田郁美(パレストラ旭川)×
1R3分03秒 腕ひしぎ十字固め

 柴田選手も初見です。戦績みるとグラップリング系のものしかなく、パレストラだし、グラウンド系かと思ったら、打撃でいきました。鬼木さんとイサムくんをセコンドにつけた古館選手は、逆に打撃はまだまだのようで、すぐに組みに。で、飛びつき系の技なども交えながら、グラウンドは圧倒。最後も見事でした。


第4試合 クラスC+ 46キロ契約 5分2R
×akinori(AACC) vs 永易加代(パレストラ東京)○
2R判定2−1

 この試合になって、急激にレベルがあがります。打撃でいきたいアキノリ選手に、組みたい永易選手。永易選手はボクシングもやってた筈で、打撃もそれなりにいけると思うんですが、キック経験豊富なアキノリ選手相手で、戦略的にグラウンド狙いってことでしょう。んで、永易選手の間合いの詰め、アキノリ選手の切り、そしてグラウンドの攻防。これはなかなか魅せてくれましたねー。ちゃんと修斗になっていたというか。1Rは押し込んで上を取った永易選手、2Rアンクル・膝十字とキャッチまでいったアキノリ選手(シュートサイン出たかは見逃しました)、微妙な判定で、その通り2−1に割れて。ポイントの付け方は、普通に修斗の10点法でやってました。


第5試合 クラスC+ バンタム級 5分2R
○木村由佳(PUREBRED大宮) vs 村上京子(パレストラ東京)×
2R判定2−0

 アマ修準優勝、前回のアマスマMVPの木村選手に対するは、番頭さんがパレ東の秘密兵器と、ばりよんで書いていた村上選手。なるほど、柔道ですね。押し込んで投げ。木村選手も丁寧に差し返していくんですが、やっぱり投げられちゃいます。けど、見事だったのは、そこから。立ちます。東京スタイルですね。東京ってパンクラの。近藤スタイルというか。何故パンクラ出す(笑)。前田スタイルというか(シツコイ)。かなりいい感じでした。で、組んでの膝を的確に入れて。1人19−19とつけてましたが、それはちょっとないでしょって感じ。あとの2人は20−18。


 で、ここで休憩入り、明けに、女子4人のダンスユニット。クオリティー高し。けど長し。続いて、男子4人のラップ&ブレイクダンスユニット。2曲。クオリティー高し。けど長し。会場、どうしても冷めちゃいます。で、フジメグさんのフックンシュートでのエリカ戦映像が流れて、フジメグさん入場、ぴしっと見事なマイク挨拶。すげえな、代々木参戦ですか。相手誰なんだろ。


第6試合 クラスC+ フェザー級 5分2R
○薮下めぐみ(SOD女子格闘技道場) vs 赤野仁美(AACC)×
2R判定3−0

 今日のメモ8的メインはこの試合です。

 ええと、スマックの沖縄の延期が決って、すぐ薮下さんにオファー行ったみたいですが、これはさすがに、どうなのかと。勿論、ご報告も頂きましたし、お話し合いは色々なところでさせてもらっているわけです。けどまあ、格通で番頭さん自らおっしゃっていた「軸を犯しあわないこと」というのは、いったい何なのかと。現時点の薮下さんに声かけることは、どう見ても軸を犯してると思います。なので、あえて公開抗議。まあ、文句がこうやって言えるほど、仲が良いってことですよ(ホント)。勿論、受けちゃう薮下さんが、また薮下さんなわけですが、そこは薮下さんなのでノー問題(笑)。

 というわけで、自分の心配はもう頂点に。だって、そうでしょ、スマックの世界最強を決めるトーナメントの日本人エースが、その数週間前に、新人相手に負けたらどうすんですか。「やらせる側」は、常に結果を読みながらマッチメイクします。次がありますからね。勿論、外れることも多いです。なので、どっちに転んでもいいように考えることがほとんではありますが。で、総合における薮下さんは、いつも、そういう「やらせる側」の思惑をひとつ上をいく裏のかきかたします。例えば、坂本奈緒子戦のように(詳しく書きたいのですが、長くなるので割愛、わからない人ごめんなさい)。

 で、赤野選手が、また強いんですよ。もう関係者はみんな知ってます。スマックでも、この階級でトップを目指して欲しい選手です。無名で実はメチャクチャ強い。あああ、だからこそ心配だ。つまり、薮下さんが、プロ意識バリバリで、面白い試合になれば判定負けでもいいやというような試合されたら、もう目も当てられない。

 が、そういう自分の心配は見事に杞憂に終わりました。理由は簡単です。薮下さんが恐ろしく強かったからです。そして、それ以上に凄かったのは、見事に「修斗」していたことです。「下にならない」。修斗、いや総合の基本であるこの当たり前のセオリー通りのファイトを、薮下さん、やりました。柔道出身者同士の意地もあるでしょう。投げに対しては過剰に反応してました。けど、それだけじゃなく、上を取るというセオリーに忠実なファイトをしようとしているように、自分には見えました。打撃がまだまだな赤野選手と殴り合いに持ち込み、確実に上を取る。つまり、ポイントを取りに行ってたわけです。

 2Rだったか、吊り込み系の投げで1回だけ投げられましたが、その時も見事な対処。クルリと回って、自分が上に。それ以外の、赤野選手の怒涛の柔道技をすかすは凌ぐは、もう見事な限り。1本を取る投げではなく、上を取る為の投げ。バックに回る。膠着すればブレイクかかる前に自分から立って、打撃勝負。勝つ為のストラテジーとして完璧だったわけです。インサイドからGスイングで振り回すなんてシーンもありましたが、今回に関しては、もうあれはオマケです。

 考えてみれば、こんなにドキドキしてしまったのは、世界最強を決定するトーナメントの日本人代表に推薦しておきながら、自分は薮下さんの実力を信じてなかったことになります。自分の不明を恥じたいです。薮下さんに詫びたいです。そして、お願いします。12月19日、心の底から期待しています。っつーか、期待しちゃうぜ、おれは(ファン逆戻り)。


第7試合 クラスC+ フライ級 5分2R
○MIKU(クラブ・バーバリアン) vs 高橋ちひろ(パレストラ東京)×
1R3分48秒 腕ひしぎ十字固め

 うーん、この試合はどうなんだろ。結果ほど、差ないと思うんですよ。相性の問題というか。瞬発力の差なのかな? 軽く打ち合った後、MIKU選手がウマくバック取って、そこは凌いだ高橋選手ですが、マウントまで。高橋選手、何とか上になった瞬間、下からの十字。見事でした。ハツラツとして、いい試合でしたねー。


第8試合 クラスB 54キロ契約 5分2R
×ジェット・イズミ(パレストラ吉祥寺) vs テビ・サイ(HAVTE TENSION)○
2R33秒 腕ひしぎ十字固め

 ジェット選手、筋肉マンでもデビルマンでもなく、何か和風の曲で入場。無難なんですが、ちょっと寂しい感じも(笑)。対するテビ選手も、スマックの時のベン・ハーパー(ムチャ渋いレゲエ調の奴)ではなく、もっとアップテンポな曲で。この辺はひょっとすると演出系のコントロールが入っているのかもですね。

 仮に下になっても、グラウンドにも自信あるジェット選手、当然ながら打ち合いに出ます。んで、テイクダウンを狙うのは、テビ選手。倒しきれずに引き込んだり。ジェット選手は、インサイドから当然のように殴りにいきます。これをクロスで押さえて、下から鉄槌だしまくりのテビ選手。ジェット選手はクロスを切ろうとするんですが、ここはテビ選手、固い。が、それでも、1Rラストにはパスして、サイドからパウンド。やっぱり、こんな感じになりますかねー、ジェット選手強いですもんと思った2R、引き込んだテビ選手の下から何度目かの十字がスコっ。うーん、これは若干油断もあったかも。そうは言っても、やはり誉めるべきはテビ選手でしょう。「ニホンゴ、デキナイー」と言いながらの日本語マイクアピールも、いい感じでした。


 で、最後には定番の全選手入場。ヒジやっちゃったかな? という感じのジェット選手のみ出てきませんでしたが。ダンスユニット、和太鼓ユニットも加わって。

 てな感じで、試合はどれも面白かったですー。

 進行もつつがなく。クオリティーも高く。和太鼓やダンスに関しては、ああいうことやっても、格闘技興行としての盛り上りには、まったく繋がらないのは、もう歴史的確定事項なので、特に何か言う気ないです。方法は何かあるのかもしれません。がんばってくださいとしか。が、予想された演出する側とやる側の乖離というか、結果として、漂ってしまう寒さは、今回はクリア出来てませんでした(と自分は思います)。

 見事にショーアップされたAX。と書くんじゃ芸がないので、女子版ZST。そういう興行でした。

 共に手をとりあって、ジョシカク盛上げていきましょう。って、G修斗さんが、ウチの手を取って頂けるのならという話なんですが。取ってくれるかな。取って欲しいな。あれ、どうした。天から唾が降ってくるー。土砂降りやー。




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