11/25修斗北沢大会観戦記
■団体:プロフェッショナル修斗
■日時:2004年11月25日
■会場:北沢タウンホール
■書き手:うしをたおせ

下北観戦記っす。

枝折と前田は急遽中止。枝折選手がドクターストップとのこと。
前日計量までして当日ドクターストップって何だろ?

挨拶は久保山選手。まるで営業トークのように高い声でさわやかに。

第1試合 バンタム級 5分2R
○ヒートたけし(和術慧舟會RJW)
×下川雄生(K'z FACTORY)
判定3-0 (菅野20-18/浦20-19/鈴木20-18)

1R
下川組んでテイクダウン狙う。片足タックルもヒートはクロマド風ギロチンで応戦。
かなりガッチリ入り嫌がる下川下に。下川立って左パンチ当てる。その後、下川テイクダウン するもヒートアームロックで立つ。

2R
また下川パンチ当てた後タックルもヒートはガッチリギロチン。下川嫌って下に。
ヒート固めてコツコツパンチ。終盤はバックマウントからスリーパー狙い。

下川選手、アマの時のようにテイクダウン巧かったけど、他はまだまだ。スタンド打撃も
寝技も。今日は相手のギロチンに全てのペースを狂わされてた。

ヒート良かった。スタンド打撃はイマイチだったが、タックルに合わせたギロチンはお見事。
あそこまで入ったなら極めて欲しかったほど。テイクダウンされてからの動きも巧かった。


第2試合 ライト級 5分2R
△不死身夜天慶(シュ[ティングジム横浜)
△粕谷さかえ(K'z FACTORY)
判定0-1 (菅野19-20/横山19-19/鈴木19-19)

1R
粕谷何度も鋭いタックル。天慶切ったり、アームロックで切り返す。天慶のパンチに合わせ
とうとう粕谷タックルでテイクダウン。入ってから回り込む動きがいい!そしてアミールから
パウンド。天慶立つ。粕谷の右フックが良く当たる。天慶疲れた?効いた?後退する。

2R
天慶ロー連打。粕谷タックルでテイクダウン。パウンド強い。天慶立つ。粕谷タックル。
天慶切ってパンチ。天慶スタンドでパンチ何度も当てる。粕谷タックルからスタンドでバック。

1Rずつ取り合ってドローに。粕谷選手の勝利でも良かったかな。
とにかく2人とも素晴らしかった。よく攻め、よく動いた。この日のベストバウトかな。

粕谷選手、さすが早めにプロ昇格を認められただけことはある。
かなりしっかりしたゴツイ体。未完成ながらも的確なフック。そして鮮やかなタックル。
パウンドも巧かった。このまま伸びたらかなりいい選手になるんじゃない。
天慶も良かった。スタンドでもパンチを喰らい、パウンドも喰らったものの、基本的な
スタイルは貫いた。確かなキックの技術で攻め込み、相手のタックルは今回もほとんど
切っていた。この選手を攻略するにはかなりスタンド打撃が巧いかタックルが巧くないと。


第3試合 新人王決定トーナメント・フライ級決勝 5分2R
×鶴見一生(和術慧舟會RJW)
○竹内篤志(パレストラ函館)
判定0-3 (浦19-20/菅野17-20/鈴木19-20)
※竹内がフライ級新人王に
※2R右フックで鶴見1ダウン

1R
竹内バックハンドブローからタックルでテイクダウン。鶴見抑え込みを逃れて立って
逆にサバ折。竹内立つ。またも竹内タックルでテイクダウン。鶴見は立ってサクラバロック狙い。
パンチの打ち合いからまた竹内がタックルでテイクダウン。

2R
お互いパンチとヒザで攻め合い。打ち合いから竹内が右フック痛打。鶴見ダウン!
鶴見が前に出て攻める。鶴見またもスタンドでサクラバロック狙い。離れると
ポイントを取り返そうと鶴見がパンチとヒザで攻める。

ダウンポイントが効いて竹内選手勝利。

鶴見選手劣勢になってからのサクラバロックは有効だった。でもとにかく今日は竹内選手の
ペースを最後まで崩せず。

竹内さん見事に勝利。戦前は体格的なこともあり不利な予想が多かったが、見事なスタンド。
出入りの激しいフットワークで踏み込んでからのフック、組んでからのヒザ。そして
タイミングのいいタックル。お見事だった。


第4試合 新人王決定トーナメント・フェザー級決勝 5分2R
△田澤 聡(GUTSMAN修斗道場)
△岡嵜康悦(格闘技道場コブラ会)
判定0-0 (横山18-18/菅野18-18/鈴木18-18)
延長R 田澤の失格
※公式記録はドロー。岡嵜がフェザー級新人王に
※1R右ストレートで田澤1ダウン、2Rグラウンド状態の相手の頭部への蹴りで岡嵜減点1

1R
田澤まっすぐ前に出て一気に打ち合いに。岡嵜のコンパクトなストレートが勝り、田澤
ダウン。立ち上がっても田澤前に出る。岡嵜テイクダウン。田澤アームロック狙いも
岡嵜バックマウント奪う。お互いパンチ。田澤反転してインサイドからパンチ連打。
パス狙いつつパウンド。

2R
岡嵜スタンド打撃巧い。田澤引き込んで回転してのアームロック狙い。岡嵜タックルで
テイクダウン。田澤跳ね上げて立つ。岡嵜タックルも田澤切って上に。
インサイドからパンチ。岡嵜下から蹴って減点1。

お互い動きのある素晴らしい試合。判定は3者とも18:18でドロー。
新人王決定戦の延長に。

パンチ打ち合いに。岡嵜のパンチ当たる。田澤タックルでテイクダウン。
マウントまで奪うも岡嵜反転。田澤下から思い切り蹴って岡嵜まぶたを切ったか負傷。
田澤失格負けに。四方に頭を下げて詫びる田澤。

田澤選手やはりいい。あの無表情から思わず修斗ロボ、修斗マシンと呼びたくなる。
いつもスタンドではフックが良いが、今回はガードの甘さが露呈。しかしタックルも
パスもパウンドも下からの仕掛けも相変わらず素晴らしかった。が、しかしめずらしく
延長ラウンドはあからさまな反則。完全に流れは田澤選手だっただけにあまりにもったいない。
とにかくどんどん見たい素晴らしい選手に間違いない。

岡嵜選手初めて観たがいい選手。伸びがありコンパクトなスタンドパンチ。
確実な基礎体力。さすがコブラ会。事前の宣言どおりにコブラ会に3年連続の新人王を
もたらした。お見事。


第6試合 ウェルター級 5分2R
△鹿又智成(パレストラ八王子)
△光陰 兜(PUREBRED大宮)
判定1-0 (横山19-19/浦19-18/鈴木19-19)
※2R左ハイキックで光陰1ダウン

1R
鹿又ローとミドルで攻める。光陰は高いガードからコンパクトなパンチをどんどん繰り出し
強烈なプレッシャーをかけて前に出る。やんちゃな顔つきまで、まるで若き五味選手。
鹿又組んでバック奪い飛びついてスリーパー狙い。光陰落としてアリ・猪木状態。
光陰上からパウンド。鹿又下からアームロック狙い。凌いで光陰パウンド。

2R
打ち合いから鹿又の左ハイがヒット!光陰ダウン!光陰さほどダメージなし。
鹿又バック奪い腕十字狙いも光陰落とす。一瞬マウント奪うも鹿又戻す。
光陰は上からパウンド連打。鹿又は凌ぎつつ腕十字狙い。

鹿又がダウン奪うもそれ以外は光陰ペースのためドローに。

光陰選手やはり強い。スタンドの迫力はかなりのもの。クラスBの中では随一の
プレッシャーを感じる。倒れずに上からポジション奪いつつパウンドする大宮スタイルを
見事に体現。今日は一発喰らったけどやはりこの選手強いね。

鹿又選手、豪快に出したハイはお見事。でも確実な武器にはどうも見えない。あまりに
大振りだし。最近はスタンドで押されることが多い。類まれなる組技の力でバックには
回れるがやはり極めきれない。そして下になることが多い。
修斗で勝つためのスタイルに修正がやはり必要では。もったいない気がする。


第7試合 メインイベント バンタム級 5分3R
○生駒純司(直心会格闘技道場/世界3位)
×久保山誉(K'z FACTORY/世界4位)
1R 3'57" TKO (レフェリーストップ:額のカット)

久保山非常に鋭いステップで出入りを繰り返す。お互いパンチ狙い。久保山ローも当てる。
緊張感のあるスタンドの攻防。スピードで久保山がやや有利か。タックルはお互い
狙わない。距離が詰まった打ち合いの中、生駒のヒザが久保山の額にヒット!
その瞬間一気に流血。リングまで血が流れ落ちる。久保山もあきらめた表情。
当然生駒選手のTKO勝ちに。

マイクを向けられると今日も男・生駒劇場
「試合前に言っていたように男の勝負をしたかったけど、久保山選手の方がガンガン
攻めてきたので、男の勝負では久保山選手の勝ちです」
次はどの上位ランカーと対戦希望か?との問いに

「いや、もう一度久保山選手とやりたいです」との熱いコメント。最高です。
久保山選手非常にいい動きだったがちょっと不運な敗北。次回に期待したい。
生駒選手、とうとう見事はスタンドでのヒザを見せてくれた。今後も寝技を警戒され
スタンドの攻防が多くなると思われる。またスピード勝負に持ち込まれるのがちょっと
心配だ。しかしスタンド、グラウンド共に素晴らしい技の切れ。
ウルシがデモリッションで悩んでいるようだし、次のマモルへの挑戦は生駒選手が見たいな。




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