30代パンヲタが行く、ミドル級頂上対決!キャッチもあるよ。
■団体:パンクラス
■日時:2004年11月7日
■会場:東京ベイNKホール
■書き手:zen

行ってきましたNKホール。
やっぱり遠いね〜。
客は思った以上に入ってました。1階席はほぼ満員。9割くらいは入ってたんじゃないかな?2階席は4割くらい。
ラウンドガールが今大会から新しく。
黒い方滅茶苦茶イイ!パンクラスの景気は上向いているのかな?ファンになりました。


■ 第1試合 ミドル級戦 5分2ラウンド
○三浦広光(パンクラスMEGATON-TOKIN)vsクァク・ユン・ソブ(ネオファイト)×
  −1R 0:54 TKO

三浦はダンサーと一緒に入場。パンクラスらしくないいい入場(笑
Tシャツを脱ぐと、腹に大仰なテーピング。腰を痛めたか?

1R いきなりタックルをしテイクダウンを奪う三浦。そのままマウントポジションへ。パウンドを落としクァクは流血。レフェリーストップ。三浦
勝利。
試合後「次は岡見さん、お願いします」

いきなり会場を暖めた三浦。さすがです。
とはいえさすがにまだ岡見は荷が重いと思うぞ。


■ 第2試合 ウェルター級戦 5分3ラウンド
×北岡悟(パンクラスism)vs井上克也(和術慧舟會 RJW)○
  −判定 3−0

虎の様な髪型になっている北岡。すごい。
1R 予想通り、井上はボクシングで挑む。いきなり右フックが当たり北岡ダウン気味に倒れるが井上グラウンドには付き合わない。ブレイクでスタ ンドへ。
スタンドは圧倒的に井上優勢。井上、コーナに追い込みラッシュをかけるが、北岡倒れない。
北岡タックルでテイクダウンを奪い上になるが。井上も抵抗し、すぐに立ち上がる。その後も北岡果敢にタックルしていくが、テイクダウンは奪え ない。

2R 北岡タックルするが、井上しぶとくテイクダウンをさせない。両足持ち上げられてもて一本で体を立たせる。すごいな、井上は。
ボクシングに付き合わない北岡、グラウンドに付き合わない井上、という展開だが、しびれをきらしたか井上イノキアリ状態で寝ている北岡に対し 飛び込んでいく。
北岡はそれを受け止め尻で立ちチャンスを狙う。
3R タックルに来る井上をがぶり、フトで放り投げようとするも北岡そのまま足を掴んで足関狙い。
かなり厳しく入るが井上かろうじて逃げる。
その後も北岡はテイクダウンを狙っていくが、失敗。井上による打撃のダメージは蓄積していく。
最後起死回生の足関節を狙うがゴング。
判定は3-0で井上。妥当な判定だと思います。

どっちも好きな選手で、どちらを応援していいものか迷いましたが、井上は井上のいいところを、北岡は勝つ気持ちを全面に押し出したいい試合で した。
井上はあの場面でリフトを出したのにはびっくり。客を意識した試合まで目指してる。ほんとに素晴らしい。
井上は多分ウェルター級最強だと思う。早々に王者戦を組んでほしいなぁ。


■ 第3試合 ライトヘビー級戦 5分3ラウンド
○郷野聡寛(パンクラスGRABAKA)vsティム・マッケンジー(シーザー・グレイシー・アカデミー)×
  −2R 2:53 レフェリーストップ

郷野は日ハム新庄のユニフォームを羽織って入場。
マッケンジーはなぜかP'sラボのパンツ。

1R 郷野いつものスタイル。マッケンジータックルにいくが、郷野ガブリ膝を入れる。お互い組み合って、膝を入れあう。お互いはなれる。
郷野スタンドでは意表をついた右をぺしぺし入れていき、相手の周りをグルグル回る。
マッケンジーもラッシュをかける。勢いはあるが、郷野うまくさばいて逃げる。
郷野がバックブローを入れたところでゴング。
マッケンジーは実にやりづらそう。
2R 郷野、アグレッシブに相手との距離をつめ右ストレートを当てていく。
が、それはやはり始めだけで、また相手の周りを回り始める。
マッケンジー手数が減ってくるが、郷野をフットワークで追い込んでラッシュを入れていく。郷野はうまくさばく。
郷野が右ボディブローを入れるとマッケンジー体を折り曲げる。これは効いた感じ。郷野機を逃さず一気にラッシュ!マッケンジーダウンしてレ フェリーがストップ!!
試合後マイクを取り「1敗している相手ともう一回やりたい。一つ形(チャンピオンになりたい)が欲しい。テレルとやって勝つから、近藤とやら せて欲しい。」とベルト奪取を宣言。

いやー、郷野さん申し訳ありませんでした。勝つだろうとは(いや、もしかしたら負けるかもと)思ってましたが、KOとるとは思ってもいませんで した。素晴らしい。テレル戦は見たい。本当に見たい。

いっその事UFCでテレルを倒してUFCミドル級のベルトを狙うってのはどうでしょう?


■ 第4試合 ヘビー級戦 5分3ラウンド
○野地竜太(パンクラスMEGATON)vs柳澤龍志(フリー)×
  −判定 3−0

柳沢は星野総裁やら村上やらを連れてリングイン。
ここら辺入ってくると、私の周りでは大喜びする人多数。うーん、あの寸劇を望んでいる客層もいるんだなぁと実感。あーゆーのもありなんです ね。

野地はいつものメガトン軍団。

ドツキアイになるかと思ってたんですが、柳沢はタックルからロープへの押し込みを中心に試合を展開していました。
野地も始めは様子見な感じでしたが、ラウンドが進むに連れパンチ、キックを当て始め、3R最後にはラッシュをかけたところ、柳沢が嫌って自ら倒 れ、そこに踵から突っ込んでいくという激しい展開も見れました。
結局判定になり、3-0で野地の勝利。妥当でしょう。
乱闘も無しに普通に引き上げていく柳沢達。

なんとなくグーパンチでありながらオールドスタイルのパンクラスを見ているようでした。
野地の最後のラッシュがなかったら本当にグダグダな試合でした。
で、柳沢、何しに来たの?


■ 第5試合 ライトヘビー級戦 5分3ラウンド
○菊田早苗(パンクラスGRABAKA)vsアイスマン(猪木道場U.S.A.)×
  −1R 2:14 アキレス腱固め

新日のTシャツを着ているアイスマン。特に声援は無し。
やっぱり集客には繋がらないよね。
1R まず組み合ってコーナに押し込む菊田。そのまま倒し、マウントポジションへ。
パウンドを落とし、そのまま肩固めにとろうとするが失敗。
アイスマンなんとか立とうとしたところを菊田足を捕まえアキレス腱固めでアイスマンタップ。

試合後、マイクをとって、年内にもう一試合するとかなんとか。

んん〜がんばってください。使ってくれる所があればですが。


■休憩
なんかみのるが普通のこと言ってました。

■ 第6試合 第5代ミドル級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3ラウンド
○ネイサン・マーコート(ハイ・アルティチュード)vs三崎和雄(パンクラスGRABAKA)×
  −判定 3−0

1R 三崎は単発のローがいい。ネイサンはかなり嫌がっている。
このラウンドは間合いの取り合いに終始。
お互いラッシュも所々で出るが、決定打にはならず。
2R 三崎のローが結構効いてきた感じ。ネイサンの足がかなり赤く腫れ上がっている。
しかしネイサンはフットワークで追いこんで三崎にラッシュをかける。
右ハイが当たると、そのまま右ストレート。ダウン気味に三崎倒れる。
ネイサン上からかぶさってパウンド落とすが、三崎なんとかここは凌いでガードポジションに戻す。
ブレイク後、今度は三崎がネイサンをコーナに押し込みラッシュするが、決定打にはならずゴング。
3R ローをぺしぺし入れていく三崎。嫌がり、ネイサン組み合う。膝を入れていく三崎。そのままコーナに押し込み、ラッシュをかけるが、そこか らドツキアイが始まる。征したのはネイサン。三崎、ダウン気味に崩れ落ちる。
亀状態になる三崎の上にネイサン覆いかぶさるが、三崎何とかその状態から逃げ出し立ち上がる。
そこからは壮絶なドツキアイが続き、そのままゴング。

判定は
 松宮29-26 ネイサン
 和田29-27 ネイサン
 広戸30-28 ネイサン
でネイサンの勝利

なんつーか、すごいドツキアイでした。
三崎らしいっちゃあ三崎らしい戦い。でもそんな戦いにも対応できてちゃんと勝利するネイサンは素晴らしいな。
KOP戴冠おめでとう!
まあ、試合としては楽しめる試合でした。


■ セミファイナル 初代スーパーヘビー級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3ラウンド
×ロン・ウォーターマン(チーム・インパクト)vs高阪剛(初参戦)(チーム・アライアンス)○
  −判定 3−0

高阪は横井、ヨシキをセコンドに。
その他長南、高瀬なんかの顔も見えてました。

1R H2Oマン、タックルでTKを押し込み、テイクダウンを奪う。TKいきなり足関節を奪い、極めようとするが、H2Oマンなんとか凌いだ、と思ったら 再び足関。

H2Oマンそれもなんとか凌ぐ。
ブレイク後、またH2Oマン押しこんでいくが、TK上手くバランスを崩してH2Oマンの顔に膝。だがH2Oマンあきらめず押し込んでテイクダウン!
うーん、こりゃ体重差ありすぎ!TK、ガードポジションから三角狙ってくるがH2Oマン体を押しこんできて失敗。
この体重差反則だわ。
2R いきなりドツキアイになるが、スタンドでTKが確実にパンチをヒットさせ始める。H2Oマンそれを嫌ってまたTKを捕まえ押し込んできてそのまま
テイクダウンを奪おうとするが、そのままTKロープから落ちそうに。ブレイク。
H2Oマン、同じ事しかできない。またTKを捕まえ、押し込みテイクダウン。しかし、今度はマウントポジションを奪うが、TKそこからスイープ!
ひっくり返して逆に上になる。上手い!!
ぺちぺちパンチを入れるが、そのままブレイク。
スタンドではTK圧勝。面白い様にパンチが当たる。だが、H2Oマンはすぐに押し込んでテイクダウン、またブレイクといった展開が続き、ゴング。

3R 1,2Rと同じようにスタンドではTK、H2Oマンが突進してきてテイクダウンを奪う展開。
どちらも決定打無くゴング。
判定は
 和田 30-30 マストによりTK
 岡本 29-28 TK
  29-29 マストによりTK
でTK勝利!KOP戴冠!!
マイクをとり、「ファンが望むのであればもう一度このリングにあがりたい」
セコンド軍団(ヨシキ除く)で胴上げ

そうです。その姿をじっと見つめている一人の人物がいたのです。
茶色のTシャツにベースボールキャップ。ガタイは非常によろしい。
花道をひきあげるTK、その男はTKとしっかり抱擁。
あれは誰ですか?まさかまさかの…!?(日明兄さんかと思ったのですが、どうやら吉田だったようです…)

単調な試合ではありましたが、TKの技は魅せてくれました。
判定は妥当かと。H2Oマン上に乗ってもほとんど何もできなかったし。
さすがTK。ブランクを感じさせませんでした。
また防衛戦お願いします。


■ メインイベント ライトヘビー級戦 5分3ラウンド
○近藤有己(パンクラスism)vsエバンゲリスタ・サイボーグ(シュート・ボクセ・アカデミー)×
  −判定 3−0

近藤は変わっていたか?答えはイエスだ。
近藤は私の予想を遥に上回り、帰ってきた。

1R まずはサイボーグが出る。すごい回転でパンチを繰り出す。
こんなん食らったら間違いなく即死。
近藤打ち合いに少し応じた後、パンチをフェイントにタックルからテイクダウンを奪おうとする。
テイクダウンには成功するが、サイボーグ、近藤首根っこをしっかりロックしてフロントチョークの体勢。
このフロントチョークかなり厳しく入っている。スクリーンに映し出されている近藤の顔はかなり苦しそう。
しかし、足は腰には回っておらず、近藤の片足を固くロックしているだけだ。
近藤、体をずらしつつ、サイボーグのボディにパンチを当てながら首を外そうとするが、片足がロックされているのでなかなか抜けない。
そのまま1分近く経過する。観客は息を飲んで見守り、遂に首のロックが外れる!
近藤は上からパウンドを落とそうとするが、サイボーグしがみついて離れない。すごい力だよ。
近藤パウンドを当てれないと見るやアームロックに、しかしサイボーグ、これまた力で逃げ出す。
近藤はパウンド、アームロック、肩固めを何度も行うが、サイボーグなんとか凌ぎきる。
近藤遂に立ち上がりパウンドを落とす体勢になったところでゴング。

2R いきなり近藤の右フックがきれいにHIT!しかしサイボーグひるまない。
すごい回転(シウバ以上かも…)のパンチを繰り出すと、それをかいくぐって近藤タックル。しかし、これはサイボーグしのいでスタンド状態に戻 る。

スタンド状態から再び近藤タックルで今度はテイクダウンを奪う。
しかし、ここからまたサイボーグ、フロントチョークへ。1Rと全く同じような展開で近藤しのいでハーフガードを取られた体勢になる。
1Rに比べるとややサイボーグ疲れている感じ。
この後も1Rと同じ展開で近藤が攻めるが、サイボーグもそれを凌ぎきる。

3R 2Rと同じ展開。近藤タックルでフロントチョークを取られるが、今度は簡単に抜く。
サイボーグはかなり疲れている様子。
近藤アームロックなども狙うが、今度はサイボーグの首を抱え、そこにパウンドを叩き込み、かなりまともなパウンドが入り始める。
サイボーグが逃げ出そうとしたところを今度は近藤がサイボーグの首を捕まえてフロントチョーク。
近藤の足もサイボーグの腰をしっかりとらえかなり深く入っているが、時間が悪い。その体勢になってすぐにゴング。判定へ。

判定は
 和田30-26 近藤
 岡本30-28 近藤
 松宮30-26 近藤
の3-0で近藤の勝利。

おめでとう!試合後マイクを握って、「勝つパンクラスで歴史を作っていきたい」
ありがとう!!

近藤はやっぱり強いんだな、と思った。正直シウバ戦でちょっと揺らいだんだけど、やっぱり近藤は強かったよ。
サイボーグと打ち合って、打ち負けてたか?いや、確かにサイボーグの回転は凄かったが、けして負けてるというほどではなかった。
テイクダウンは上手かったか?まだ改善の余地はあるだろうが、充分奪えてた。
まあ、戦前の予想ではオレは近藤は負けるだろうと思ってたからね。
それを見事に覆して、サイボーグを完封したといっていい戦いぷりだった。
ありがとう、近藤。またトップに向けて走り始めてくれ!


■総評
今回は勝者が全員マイクを持つというめずらしい興行でした。(笑
井上vs北岡も素晴らしかった。
郷野vsマッケンジーもH2OマンvsTKも素晴らしかった。
しかしやはり近藤vsサイボーグ戦がすばらしかった。試合そのものは単調だった。北岡戦やら郷野戦のほうが面白かったかもしれないけど、やっぱ
り違うね。
試合そのものが違うっていうか…もうやっぱり近藤は神です。
ちゃんとサイボーグという強敵を討破って次につなげました。ここでちゃんと勝つのが近藤なんだよなぁ。
やっぱりパンクラスの他の選手じゃないんだよなぁ!
勝つパンクラス、楽しみにしてます。
興行としては90点。贅沢を言えば近藤には一本を取って欲しかったし、いらない試合が明らかにあった。
でも、遠いところ行って来て良かったです。




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ