玲央奈はいいなあ
■団体:A to Z
■日時:2004年10月19日
■会場:後楽園ホール
■書き手:凸ユーレイ

 2日前の千住アメージングスクエア大会に続いてのAtoZ観戦。まさか自分に、こんな短期間で連続してこの団体を観る日が来ようとは想像してい なかった。

 目当てはなんといっても中西vs玲央奈。メインの内容と、一昨日良かった竹迫にも少し期待。
 観衆、発表された1050人は大嘘、4〜500人ぐらいか。最近の全女後楽園と同じぐらい。


1.○阿部幸江(6:49ビクトリーAクラッチ)×竹迫望美(IWAジャパン)

 その竹迫、この日はダメで、終わってから阿部に「だらしねーな」って感じで蹴られてた。
 竹迫にとっての阿部は、主体に使う技がドロップキック、コルバタ系、カサドーラ系と重なり、ファイトスタイルが似て、身体のサイズも極小の 竹迫に小の阿部、2日前の同一カードは噛み合って面白かったんだけど。竹迫も、先月AtoZの巡業に付いて行った成果か相手の手がわかって思い切 り技を出せていたのに後楽園で萎縮してしまったか。  


2.牛物語〜本物?偽物?対決〜
○闘牛・黒空(12:12逆さ押さえ込み)×闘牛・空

 黒空(「ブラックそら」と呼ばれていた)の正体は、ぶっちゃけると亜利弥’(フリー)。となるとこのカードも、一昨日からの連戦になるのだ が、黒牛は中の人の得意技を一切出さず、股間へのヘッドバット、鉄柱を利用した股間攻撃、吊り天井、ブレーンバスター、ダウンした敵を踏んづ けながら走る高速ロープワークと、牛の技を全てコピーしてしかも本人より先に出していた。亜利弥’2日前に受けた股間への辱めをたっぷりとお 返し。こんなこともできるのか器用だなあという印象。鉄柱での攻撃には、前から2列目で見ていた私も参加させていただきました(鉄柱を股に挟 んだ、牛の足を引っ張る)。玲央奈に声をかけてもらったのが嬉しくてつい(照)。

 次の試合のセコンドにつく浜田文子が、花道の奥から楽しそうに観ていた。


3.○未来(6:52逆エビ固め)×東城えみ(新間事務所)

 東城、再デビュー後の4戦目。初戦(10・6後楽園、対Hikaru)は、本当のド新人が出すような技限定で闘うことに、ただこだわっていたような試 合で、いまいち気持ちも表現できていなかったように思う。その後、全女の巡業でダンプと2連戦(!)してAtoZ登場。この日は闘志を前面に押し 出してゴツゴツしたぶつかり合い。未来も激しい表情で絶叫しながらチョップを打ったり。

 しかし未来は、先輩とやるときにはどうも表情も乏しく大人しいファイト振りなんだが、華名とのタイトルマッチも良かったらしいし後輩相手に はやる時はやるんですね。…と観戦時には思ったんですが、その後webの日記を読むと、本当にムカついていたんだとか。「東城が何も出来ないか ら」という理由みたいだが、それは違うんじゃないか。東城はあえて、何も出来ないところからのスタートをしようとしてるわけでそれが良いにせ よ悪いにせよ。

 試合後、悔し涙を流していたはそのせいだったのか。でもそれを、他人のせいにするのでなく、自分がうまく試合できなかったせいだということ を肝に銘じて欲しい。


4.○尾崎魔弓(フリー)(8:16シャイニングヤクザから)×華名

 尾崎の入場曲、GAEAで使われていた「オザキ’ズ・ウェイティング」ではなく、カルチャークラブの「ミス・ミー・ブラインド」になっている。
堺屋太一も最前列で観戦。

 華名の太目の、ムチムチした身体が尾崎とポリスに痛ぶられるのを見て、しょうじき萌えました(照)。
 それを見せるのが目的だとしたらこの試合は成功だったのではないでしょうか。  


5.○ポリス(14:01机へのスーパーパワーボムから)×堀田祐美子

 引き続いて登場のポリス&尾崎。チェーン、乱入、観客のヒートを買いまくり、2階バルコニーから堀田がチェーンを首に巻かれて下に落とされ た場面で、怒った観客がポリスを椅子で殴る。

 ダンプまでもがある意味愛され、尾崎達もGAEAでは半ば愛されるようになった現状から、再びこのように憎まれる存在に徹しようとしている、そ のGAEAの解散を見すえた上での彼女達の行動は、女子プロ全体にとっても貴重なものになるだろう(しかし、その観客の乱入も、ただ面白がって暴 れてやれ的な雰囲気が伺えるところもあり、だとしたらそれを許してしまった団体側、セコンドには問題がある)。

 試合途中、これまで堀田側についていた下田が、ポリスに加勢するというプチ・サプライズもあり。フィニッシュは、尾崎と下田が加わって3人 がかり。


セミ MOMO AtoZ FINAL 2
○中西百重(フリー)(20:52モモ☆ラッチ)×玲央奈

 引退するまでに、まだ未対戦の大物選手とやるより、若手との試合で伝えたいことを優先したいと言う中西。2日前の千住大会の華名戦に続き、 AtoZでのファイナル第2戦。玲央奈を非常に高く評価している私としては、どうしても観ておきたかった一戦。


 客席中ほどから、大声で玲央奈を応援しつづける声あり。うるせえなと思って振り向くと、ついこの間AtoZで引退したばかりの玉田凛映。どうり でアドバイスっぽかったわけだ。アルシオン時代から所縁の深い後輩に対する気持ちは熱いものがあるのだろう。


 序盤より、ボディシザース、ヘアー投げ、ドロップキック、逆エビ、場外へのダイブ。双方が確認し合うかのように見せる、女子プロレスの基本 技、女子プロレスらしい技。まさしく、玲央奈は正統の女子プロレスをまっとうに身につけていると思う、ただ、顔もアピールも、正確すぎる技の 数々も、いかんせん地味さを拭えないのだが…


 中終盤。ジャーマン、ドラゴンのスープレックス、レオナ・ストーン(ダイビングセントーン)で追いこむ玲央奈。既に体力・スタミナなら、現 在の中西よりは優っている。劣っているのは、一瞬のスピード、これは流石に中西には勝てない。

 モモ☆OKを1度は躱し、モモ☆ラッチも1回目は潰してエビ固めに、2回目は受けとめてパワーボムに返した玲央奈だったが、遂には両必殺技 を食って敗戦。抱擁する2人。

 いい試合でした。  


メイン オールパシフィック選手権
○西尾美香(=王者)(20:04タイガーSPXホールド)×下田美馬(=挑戦者)

 西尾の現在のメリットは、怒ったり驚いたり喜んだり、豊かな感情表現・顔の表情。それに身体の動きがついていけておらず、ドタバタ感が否め ない。

 ドタバタを職人芸にまで高めた(笑)その道の大先輩、下田とのタイトル戦。思えば引退した納見佳容も同系統の選手で、その納見の畢生の名勝 負と言われる、やはり下田を挑戦者に迎えた昨年5・11横アリのオルパ戦、あそこまでは及ばずとも、なかなかに噛み合って面白い中身の試合だっ た。

 しかしAtoZのメインって、必ず乱入があって椅子が飛び交ってレフェリーがダウンして… って展開になりますな。往年の全女テイスト、なのか 何なのかわかりませんが。

 勝利した西尾がリング上から、次の防衛戦、11・7全女後楽園の対Hikaruの勝利宣言をしたところで、フリーの豊田真奈美が登場。「次はアタシ だ」とのたまう。全女時代、豊田にタイガーSPXを教わったりしていたらしい西尾は「願ったりかなったり」と意気軒昂。GAEA準所属だった皆さん たちもなかなか職場探しに奮闘しておられるよう。豊田は私服だと、ますます太って見えました。




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ