PRIDE武士道其の伍
■団体:DSE
■日時:2004年10月14日
■会場: 大阪城ホール
■書き手:グルメ

■第一試合 ○マウリシオ・ショーグン(1R6分02秒 キック連打→KО)滑川 康仁●

ショーグン、入場時から「負けるわけねえだろ」って表情がとっぽくてよし。
シュートボクセの選手はみんな、ポジショニングの取り方が上手くて速い!
滑川、まったく追いつかず。う〜ん。トレーニングも含め場数が違うのか?
残虐超人ばりの「シュートボクセキック」でボコられてしまいました。
第一試合で会場を暖めると言う意味ではショーグンいい仕事。
旧リングス・ジャパン最後の星は、横井のみか。


■第二試合 〇戦闘竜(1R21秒 右フック→サイドからパンチ連打)マル・ザ・ツイン・タイガー兄●

「曙より先に勝つ。」というある意味スゴイ宣言をした戦闘竜。
意外と入場がいい!眼とか。覚悟を決めた男のオーラでしょうか。体も少ししぼれてるし。
動きもデビュー戦よりは鋭くなってます。左右の連打で電車道(曙にはできない動き)。
まあツインタイガー兄は完全な噛ませではありますが、
力士バーリ・トゥーダーに白星をあげるという意味では、
K1よりよほどいいマッチメイクなのでは。
「相撲は強いんだよ!」のアピールも、中邑の「プロレスなめんなよ。」より数段響きました。
試合開始時、相撲の立会いのように、拳をマットにつけるムーブ。これは、定番にするべし。
VTの技術云々はおいといて、勝利後のナミダをふくめ、なかなか良い感じに
観ている方もあったまってきました。


■第三試合 〇ルイス・ブスカペ(判定3-0)今成 正和●

ショーグン、戦闘竜がいい仕事した後に、う〜ん。一気に温度が下がってしまった。
「打撃系の試合ニ試合→ねちこい寝技試合」という組み立てなのでしょうが。ちょっと。
今成がプライドに出てると、何かこう、
マイナーな芸人がいきなりゴールデンのバラエティに出てるような違和感が。
いや、決して嫌いではないのですが。
今成のスライディング足関狙いと、ジャンプでかわすブスの動きは、よかったが。
あとは派手な展開もなく、マニアックな組技試合が。
通なファンや本人たちは楽しいんだろうな。
でも、今成のプライドデビューは、
もっと「足関10段」を分かりやすい試合にすべきだったのでは?
とくに武士道は、選手のキャラがただでさえ薄いのだから・・・。


■ 第四試合 〇リアルプロレスラー美濃輪 育久(判定2-1)上山 龍紀●

美濃輪、好きなんですが。すいません。寝てしまいました。
「プロレスラー」を名乗り、「イデオロギー対決」をテーマにするなら、
もっと「魅せる」ことにこだわらないとなあ。
入場時は会場沸かせましたが、そこまでかなあ。
いい顔(男前ということだけでなく)もってるんだからもったいない。
まあ上山が相手ってことで嫌な予感はしていましたが。
美濃輪、ヒール狙ったとこだけが良かった。
試合後「田村さん!僕と(真剣)勝負してください!」とは言わなくて良かった。ホ。
あの内容では言っても観客も「はあ?」となるだろうから。


■第五試合 〇イゴール・ボブチャンチン(1R4分02秒打撃で圧倒→サッカーボールキック→KO)藤井軍鶏侍●

完全に冷め切ったところを、レッドブル軍団のテーマがヒートアップさせてくれました。
藤井、過去にはVTでもいい試合をしているようですが、古豪ボブには届かず。
ていうか、打撃よりハートで負けていた気がします。
プロレスラーはハートが強くあってほしいのですが。
板垣格闘漫画の圧倒的実力差のある試合のような感じでした。

(・・・え、かすっただけで、景色がゆがむ?)
(・・・ロートルファイター・・・引退寸前・・・)
(・・・伝説のロシアンフック・・・ビデオで観たことあるやつ・・・俺が喰らってる・・・うそ)
(・・・また来る・・・かわせない・・・当たる・・・あ・・・)
(・・・・・・・・・・・・・・・・。)


■第六試合 〇長南 亮(判定3-0) カーロス・ニュートン●

高田じゃないですが、あと1分あったら、完全に長南のKO勝ちでした。
それにしても、気の弱い中学生なら、長南のあの面構え、見ただけで小便ちびりそう。
地上波で流せるんだろうか・・・。
「あのニュートン」が、日本人に打撃で圧倒されている姿は、衝撃。世代交代の波か。
長南、いいですね。路上の喧嘩ならもっと強そう。表情変えずにボコるタイプ・・・。


■セミ 〇クラウスレイ・グレイシー(2R1分02秒腕十字)桜井“マッハ”速人●

グレイシー系とは手が合わないはずのマッハがまたグレイシーと?
ていうか、マッハ、動きが鈍くなってないでしょうか。例の肉体改造の結果か。
武士道のエースだったはずなのに。マッハ無念。
自ら選手を育てず、全盛期をちょっと超えた選手を引っ張ってきて
若いトップファイター当ててオシャカにする・・・。
プライドの悪い面が全面に出たような試合だったかと。
マッハ!もう一華咲かせてください!
マッチメイカーさん、今度は打撃系相手でお願いします。


■メイン 〇火の玉ボーイ五味隆典(1R5分52秒アームロック)チャールズ・クレイジー・ホース・ベネット●

ノープレッシャーのベネットに対し、
五味の方は連勝記録とメインの重責で緊張を・・・かと思ったら
全然リラックスしていました。すごいね五味。
VTの技術的には、どうか知りませんが、リズムがよくていい試合だなと。
メインはお客さんを満足して帰らせるという意味ではいい仕事。
でも、ベネット陣営が言っているとおりに、あのアームロック極まってなかったとしたら、
第二の吉田ホイス問題に・・・なるわけないか。
五味選手、大晦日ブスともいい試合してください。
今日メインを張っておいて、「第一試合で。」などというところがにくいな。


■総括  

ナンバーシリーズがハリウッド超大作なら、武士道はミニシアター系映画。
とにかく選手も楽しんで試合をしている感じがしました。
とくに今回はミルコにも頼らず、純度100%?の武士道で満足いく興行だったかと。
「貧乏くさい」と言われたマッチメイクも、終わってみればいい味でした。
MVPは、長南かなあ。
少なくとも、K1MAXやK1JAPANを観たあとよりはぜんぜん・・・。
ごちそうさまでした。 満腹。




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