30代パンヲタが行く、ミドル級頂上対決!キャッチもあるよ。
■団体:パンクラス
■日時:2004年10月12日
■会場:後楽園ホール
■書き手:zen

雨がしとしとと降る中、ちょっと早めに会場入り。
なんと東西南北砂被り席一列だけ…最終的にも6〜7割くらいの客入り。


[ライト級トーナメント第一試合]
○広瀬和哉vs小野寺正人×
判定3-0で広瀬。どちらも決定打はなかったが、2R押していた広瀬が勝利

[ライト級トーナメント第二試合]
太田裕之vs荒巻拓
判定3-0で太田。2Rに太田がバックをとってから一方的に荒巻攻められる。極めきれなかったが、太田の圧勝といっていい。

試合開始に先立ち、大場が引退の挨拶。おつかれさまでした。


■ 第1試合 フェザー級戦 5分2ラウンド
○志田幹(P'sLAB東京)vs出見世雅之(和術慧舟會GODS)×
出見瀬ワンピースの格好でまたまた登場、でばく転でリングイン。入場は明らかに出見瀬の勝ち。
1R。今日の志田はホント強かった。スタンドではいいハイを混ぜつつ、相手のパンチは冷静にさばいて上手く避けて、当てていく。飛び膝も所々で
入れていき、出見瀬は何もできない。出見瀬苦し紛れのタックルに行くが、それも全てつぶしていく。
1R最後はほとんどダウン気味に倒れるが、なんとかゴングに救われる。

2R。スタンドはやはり圧倒的な志田。出見瀬がタックルに来たところをがぶってそのままフロントチョークで一本!
いやー、志田は変わったね、元から強かったけど、更に強くなった感じ。まさにハイブリッドボクシングを体現。
判定王の名称は返上できそう。


■ 第2試合 ライト級戦 5分2ラウンド
○NUKINPO!(P'sLAB東京)vs井上和浩/初参戦(インプレス)×
井上強し!NUKINPO!全く上をとれない。いつものしつこいタックルをNUKINPO!繰り返すが、全く上になることはできない。全て上手くかわされ、逆
に井上が上になる。井上は上からガンガンとパウンドを落としていく。
NUKINPO!は下になると何も出来ない。
しかし、試合は急転直下!一瞬の隙を狙いNUKINPO!が下からアンクルホールド!たまらず井上タップ!!
場内大爆発!!
いやーびっくりした。これがあるから格闘技は怖い。
井上は完全に勝ち星を逃がし、NUKINPO!は拾った感じ。
しかし、今日の勝利におごらず、NUKINPO!はいつもの戦い方が一つ上のレベルでは通用しなかったことをよく感じて欲しい。
とはいえ、あの勝利をあきらめない姿勢には感動した!


■ 第3試合 キャッチレスリングルール ライト級戦 5分2ラウンド
○矢野卓見(烏合会)vs宮田卓郎(名古屋ブラジリアン柔術クラブ)×
1R。宮田、矢野をつかまえようとするが、矢野の飄々とした動きにペースを握れない。
矢野は自分から倒れるとそのままノーガードで寝転び、宮田に攻めさせるなど、全く何をしてくるかわからない。
しかし、虎視眈々と一本を狙っており、宮田にちょっとでも隙があるとそこに攻め込んでくる。
1R終了直前、矢野の左足をで両足でロックして、宮田をそのまま倒しこむ。おおーと思うとそのままゴング。と、思ったらラウンド間に流れる音楽
が突然止まる。実は1R4:59!宮田がタップとのこと。極まり手はニーロック。
うぐぅ、なんだか狐につままれた感じ。
まさに東洋の神秘ヤノタク、を実感できる試合でした。


■ 第4試合 ミドル級戦 5分2ラウンド
△佐藤光留(パンクラスism)vs佐々木恭介(U-FILE CAMP.com)△
ヒカルも佐々木もレガースをつけて登場。ヒカルのセコンドの時だけは北岡も光留塾のTシャツ(笑。
1R。試合の方もレガースの音が心地よく響き渡るキック合戦になる。
何度かヒカルが右足にタックル行き、テイクダウンを奪うもそこから足関はとれず。逆に佐々木も取りに行き、足関合戦になるが、そのままゴン グ。
2Rもキック合戦になるが、ヒカルがタックルからバックに回り、そのまま十字を取りに行く。これは失敗。佐々木が上になると、佐々木ヒカル叫び
あう「コイオラァ!」。
最後はヒカル三角を狙うも極まらず終了。
判定は広戸、梅木、小菅3者とも20-20のドロー。

まあ、試合もそれなりによかったのだが、今回のメインはここから。引き分けでマイクを掴むヒカル。
ヒカル「コレ、続きがあるからな!」佐々木に言い放つと、佐々木が「U-Styleで一騎打ちだ!」と応戦。おお、遂にヒカルもMISSION行きか?と思
うと、ヒカル、今度は鈴木みのるに挑戦状を叩きつける!「鈴木みのる!磨いでない刀は只の鉄だ!レガースつけてNKの第一試合でやらせてくださ
い!」リング下の鈴木じっとヒカルを睨みつけている。
退場していくヒカルにみのるが近づいていき、鉄拳(を落としたように見えた)!その後大もみ合い!
いやー、試合より面白かったっす。

ここで近藤がマイク。NKではメインでサイボーグと対戦とのこと。まあ、予想通りとはいえ、、もちょっと強い相手は見つけれんかったのかなぁ。
タイトル戦とは言ってませんでした。


■ 第5試合 ミドル級戦 5分2ラウンド
○渋谷修身(パンクラスism)vsキム・スン・ヒー(初参戦)(ネオファイト)×
体格でふた回り程でかい渋谷。こりゃ試合にならんだろ。
と、思っていたら確かにまともな試合になりませんでした。
1R開始早々渋谷がローブローで試合中断。渋谷、コーナで何とも思いつめたような表情をしている。
試合再開するとそのまま渋谷がラッシュをかけ、キムを殴り倒してKO勝ち。
キム陣営は試合後の挨拶にきた渋谷に背をむけ早々と立ち去っていく。まあ、当然でしょ。

なんとゆーのか…まあ、一発目のローブローは故意だったんでしょう。きっと。
で、渋谷は一体何を言いたかったのか?そこでおれの負けにしろと言いたかったのか?
なんつーか優等生がいきなり反抗期に入ると、なんか反抗の仕方間違っちゃう、みたいな風に感じました。
キムは確かに渋谷に見合うような相手でなかったことも確か。そりゃ体格差を見てもそうだよ。
さて、この後渋谷がどうするか。いつもどおりに戻るのか。それとも…。何やら国奥あたりと同じ道をたどるのではないかと不安もあるのだが。


■ 第6試合 ウェルター級戦 5分3ラウンド
×伊藤崇文(パンクラスism)vs門馬秀貴(A-3)○
1R早々伊藤がタックル、門馬がそれをがぶってフロントチョークを狙う、が外れる。門馬そのまま三角締めに移行。
がっちり入ってるが、伊藤耐える…が、遂にタップで一本!門馬94秒殺お見事!!
まあ、正直ここまで綺麗にきまるとは思っていませんでしたが、伊藤じゃ到底門馬の相手は務まらないと思ってました。

で、いつまでもリングに残ってると思ったら、伊藤性懲りもなくまたマイクとりやがった。ほんとアホか?観客から「引退か〜」との声が。それに
対し「誰がするかボケェ」
内容はismを強くして引っ張っていきたい、今度キックの試合に出るとか。
ほんとにさー、、、ちょっと面白すぎるよ。


■ セミファイナル ウェルター級戦 5分3ラウンド
×大石幸史(パンクラスism)vs長谷川秀彦(SKアブソリュート)○
1R。大石を上をとるもラバーガードに苦しめられる。逆に長谷川が下からパンチを入れてくる。
イノキアリ状態になっても大石は長谷川に近づけない。長谷川は大石の膝にいいかかとを入れてくる。
最後、足関節をとろうとするが、失敗。で、ゴング。
長谷川応援団がなんか異常に多い。長谷川ってこんな人気あるの??
2R。イノキアリ状態から長谷川足をとり、そのままアンクルホールドを極める。かなーり深く入ってるが、大石意地でタップをしない。
なんとか大石外そうとぐるぐる回り、長谷川も極めようとぐるぐる回る。コーナから逆コーナまでその攻防は続く。最後まで大石は耐えて耐えて遂
にゴング。
場内おおーとため息に近い歓声。
ゴングは鳴ったが大石立てない。梅木レフェリー駆け寄るが、大石足を伸ばしたまま座り込む。ここでレフェリーストップ。長谷川の勝利!!

長谷川が大石のパウンドを完封。下になった状態でもよく動き、パウンドを入れる隙をみせませんでした。
大石は遂に連勝がストップ。勝利への執念はひしひしと見せてもらった。しかし、、怪我の具合がともかく心配。重症でないといいが…


■ メインイベント ミドル級戦 5分3ラウンド
×石川英司(パンクラスGRABAKA)vs岡見勇信(和術慧舟會東京本部)○
1R。スタンドから最初に仕掛けたのは石川。タックルするが岡見それを潰し上に再度ポジションをとる。こつこつとパウンドを入れていき、それを
嫌い石川岡見にしがみつく。

その後もお互い立った状態に戻るが、相撲が続く。
岡見がいたそーな膝をがしがし石川に入れていく。岡見外掛けで石川を倒そうとするが、もつれて二人共腹ばいに、石川即座にのしかかりフロント
チョークを狙う。岡見上になってそれをなんとか外す。
岡見が上になった状態でゴング。
石川、元からだが顔が一層赤くなる。
2R。石川、スタンドでスリップ気味に倒れると岡見逃さず上になる。ここからガツガツいたそーなパウンドを入れていく。石川、足で距離をとり、
パウンドから逃れようとする。岡見飛び込むが石川受けてガードポジションに。岡見パウンドをこつこつ当てつつハーフガードへ持って行き、これ
またこつこつ入れていく。
立ち上がり、その後は相撲からの膝の入れあいが続く。で、ゴング。

3R。このラウンドはほとんどスタンド。スタンドはお互い互角。石川はもうタックルには行かない。
最後、岡見外掛けでテイクダウンを奪うが決定打はなく、イノキアリ状態から岡見がかかとから飛び込んでいったところでゴング。

判定は
梅木:30-28
大藪:30-28
小菅:30-29
で岡見。石川判定が出る前に泣き顔になっていました。

ともかく岡見強い。上になる力が石川より数段上って感じでした。正直、まったく危なげない勝利でした。
いやー、石川もがんばったけど、勝ち目はない感じでした。
単調のように見えるかもしんないけど、試合そのものは緊張感がはりめぐらされた大興奮のすごいいい試合でした。


よく考えると、今日の試合ってヤノタクvs宮田戦を除いて、全部パンクラス勢、しかもGRABAKAは1試合、MEGATONは試合なしと、久々のオフィシャ
ル中心の興行だったんだね。
それぞれのパンクラシストが色々と自分のパンクラスへの考え方をだしてきてた。
ヒカルはパンのプロレスとしての側面。大石はパンの格闘技的な勝敗へのこだわりとしての側面を自分の試合に出してきてる。
一方伊藤はパンの笑いとしての側面を、渋谷はパンの怒りとしての側面を…
志田はハイブリッド・ボクシングできれいに勝利し、NUKINPO!は国奥スタイルから足関節で勝利をおさめた。
NKへの繋ぎとしてでなく、一つの興行として、非常に面白かったです。採点するなら90点てとこかな。個人的にセミとメインはパンクラス勢にしめ
てほしかったからね。




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