M's STYLE 自主興行 東京第3戦
■団体:M's STYLE
■日時:2004年9月4日
■会場:新木場 1st RING
■書き手:凸ユーレイ

 M's STYLE 自主興行、東京第3弾。なぜか皆勤の私。今回はJWPとの抗争がらみ(といっても木村とMICKEYいちばん下っ端同士だが)のカードが組 まれていたからでもあるが、AKINOや吉田が好きなレスラーになり始め、MICKEYや大向には人間的に親近感がわき始めていることも確か。
 ちょうど自分が会場に着いたあたりから雨がメチャクチャ強くなる。そう、この日は渋谷駅前が水没したほどの集中豪雨の日。1st RINGというの はたんなる倉庫なので、BGMも選手の挨拶も、激しい雨音に打ち消されがち。入場式はMICKEY、AKINO、大向、吉田の4人のみ。Baby-Mも出してやれ よ立派なメンバーなんだから… そういえば賀川照子は、もうM'sには協力していないのかしらん。

 観衆発表376人。毎回、ハコに合わせてよく入るなあM'sは。


1.NEW FACE エキシビションマッチ(5分)
渡辺菜穂 vs 小保内夏未

 渡辺は高1、オレンジ色のコスチュームも相俟って、元Jd'の西千明にやや似たルックス。
 小保内は中3のくせに巨乳、ブルーのコス。

 リングインして照れたように笑う2人。プロレスを舐めてるのか?と思いきや、展開された試合はまったくのアマチュアレスリングのスパー、と いうかデモというか。渡辺はローリングやトルコ刈りを見せ、体重が10kgほど重い小保内はパワー系、ファイヤーマンズキャリー、水車落とし、一 本背負いと投げを連発。

 どちらもレスリングの全国規模の大会で実績があり、AACCで練習していて吉田万里子と知り合ったらしい。セコンドには藤井恵がついて、携帯で 撮影していました(笑)。

 本当に今後、プロレスをやる気があるのなら末恐ろしい、MICKEYなんて現時点でも負けちゃいそうだが、まあ普通にオリンピックとか目指すんで しょうね。この日も、他団体の興行ながら全試合でセコンドについていた華名(AtoZ)の目には、この試合どう映っただろうか。

2.○米山蛇織(JWP)(10:03蛇ャーマンスープレックスホールド)×闘牛・空(AtoZ)

 2度目のシングルだが、米山は前回がさるぼぼ(5・4AtoZ後楽園)、今回は蛇織。  色物対決に変わりは無いが、噛み合わなかった前回に比べ今回は良かった。なぜ牛は自団体より外の方が良い試合をするのだろう(笑)。

 蛇織といっても使う技はほとんど同じな米山、リストを極めてロープを駆けあがり、アラビアンプレスのように宙返りしてのホイップ、カサドー ラ、蛇(ダ)ブルリストアームサルト、など。牛もバックドロップなどでよく反撃。  ネタも練れていて、米山のヘビープルズエルボーを躱した直後に牛が、ダウンした敵を踏んづけながら高速でロープ間を往復(GAMIがやるのと同 じ)してエルボー、しかしそれも躱される、とか。

 自ら前転してリストロックを外す牛、さらに、とっくに米山は手を離しているのに延々その周りを前転し続ける、とか、マスクに生えた角を手で 握ってダイビング角ドロップ、とか、蛇界の呪文にかかり、苦しんで両方の角をゆっくり間を取りながら1本ずつ掴み、自らコーナーに突進して自 爆する、など。


  3.○伊藤薫(フリー)、木村響子(JWP)(16:45逆エビ固め)吉田万里子、×MICKEY☆ゆか

 これまでM's興行に、魔界魔女1号で出ていた伊藤がマスクを脱いで参戦。吉田とは、かつての全女のユニット、フリーダムフォースの同志対決に なる。

 木村が一方的に突っかかる形で続いているMICKEYとの因縁はこの日も。いきなり髪の掴み合いから前腕パンチの打ち合い、木村が押す。  木村は伊藤ともよく息が合って、ダブルで掛け声付きのブレーンバスター、違うコーナーから伊藤が投げ捨てた敵にスプラッシュ、などの連係を 見せる。

 ただ、技を掛ける際、ためらうように相手を見てしまって、もたつき、間が悪くなる場面がまだある。間違えないように、と思っちゃうのか? 

せっかく攻めこんだ敵を、相手コーナー近くで放り出してチェンジに行ってしまったり、パートナーが攻めている場面で、近くに敵軍選手がいるの にアドリブで加勢したりフォローしたりが出来ない。タッグだと、頭がとっ散らかっちゃうのか。


 吉田は、木村の技すらもよく受けてくれる(サムライTVで「新人とは思えない」と褒めていたそうだ)。脇固め、ガチ痛そうなキムラロック(V1 アームロック)など。NEOであんなに椎名の技をスカしていたのは何だったんだ(笑)。
 吉田と木村は体格的に互角、技の攻防も成立しているとなると、MICKEYが伊藤に全く歯が立たない分M'sは不利。スリーパーなど手は出すもの の、クリストは、猪木対ケンパテラのように負ぶわれたまま難なくブレークされてしまう。ダイビングフットスタンプなんて、殺す気かと思った よ。
 最後の逆エビも、えげつない反りでフィニッシュ。

 しかしJWP側はM'sとの抗争を、後楽園大会の柱として煽っているのに、M'sの興行ではこの1試合のみしかも出場者は木村。まあ、総体的に価値が 低く思われているのは分かるんだが寂しい。  


 休憩。M'sでは前回の東京興行から、チケットの席番号で抽選して、当たったファンに選手入場時のロープ上げをさせるというサービスを行なっ ているが、なんと私、当選してしまう。セミの3wayなので3人、自分以外の2人はAACCの子ども。リングに上げられてインタビューされてしまう (照)。「ここまで、面白かったですか?」「ハイ」「これからの試合で期待するところは?」「セミもメインもどちらも楽しみです」無難に受け 答えしてしまう(笑)。


 売店では、伊藤と、先日引退したばかりの玉田が、なかよく話している。  フリー記者の伊藤雅奈子が、前日のNEOとまったく同じ赤の綿パンで取材に来ている(笑)。
 AACCのキッズが勝手にリングに上がって、ブリッジから起き上がったりマットで遊んで観客の歓声を浴びている。


4.3WAY
○GAMI(フリー)(14:58エビ固め)×Baby-M ※もう1人はHERO!(DDT)

 開始のすこし前に本部席に呼ばれて待機。なんとなく順番で、私は3番目、Babyのロープを開けることになる。GAMIだと頭を引っ叩かれるかもし れないし、HERO!には子どもの方が良かろうと思われたので、この順番で安心。
 別に自分にスポットが当たるわけでもないのにめちゃくちゃ緊張したが何とか任務を果す。ロープが硬かった。Babyは、軽く会釈してくれまし た。

 というわけで、試合中もずっとドキドキしていたので展開はあまり覚えていず。
 Babyイリュージョン(ドラゴンキッドのデジャヴ)がいつも通りよく回っていたのと、GAMIがいきなり素顔はイケメンのHERO!にキスを迫ってい たこと、試合後それを成就させたこと、ぐらいでしょうか。ま、3wayらしい裏切りありズルありの試合だったと言うことで。


5.○AKINO、ライオネス飛鳥(フリー)(20:00ウラカンラナ)×大向美智子、尾崎魔弓(フリー)

 AKINOがこのところ連続でGAEAに参戦していることから、バーターで実現したカードのようだが、この時点で抗争中だったJWPとマッチメークする より、唐突なこういう試合のほうが価値が高いと思われる、まあ致し方ないことなんだが…。

 尾崎にポリス、大向にもデカくて粗雑そうな女がマネージャーで付いてくる(調べたら、以前新宿プロレスで試合している、雅というオカマらし い)。さらにセコンドにアジャコング。敵を分断、4人がかり5人がかり、チェーンも使ってAKINOを捕らえて放さない。やっとチェンジした飛鳥が 怒りの猛反撃。という典型的な、ヒールとベビーの試合。ドタバタドタバタ。

 大向がこういうプロレスをやりたいというのがよく分かる。前回、前々回も魔界を相手に、自分の立場がベビーに変わっているだけで全く同じよ うな展開のドタバタをやってたから。

 しかし、セコンドに付いていた吉田、彼女はわざわざM'sでコレがやりたいわけじゃないだろう。第1試合の2人のような素材を発掘し、MICKEYも 含めて、選手育成が一番の目的なんだと思う。その分、興行全体のデザイン等は不得手分野で関われていないのかもしれないが。

 フィニッシュは、大向の決め技B3ボム(ブラックタイガーボム)を切り返して。AKINOが普通に大向に勝ったのに軽く驚く。格はもう、ハッキリ 逆転してるわけだ。そしてマイク合戦、大向もAKINOもM'sでもう1度やってやると罵り合い。尾崎も来い、そしてリング下に向かって「ア ナタもですよアジャコング」とAKINO。

 JWPとの対抗戦ではM's側は一致団結している設定なのに、勝手に内輪揉めされちゃあ困るんだけどなあ(笑)。あ、飛鳥がAKINOのことを「ノ キ」と呼んでいたな。アルシオンの遺産だな(笑)。




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