8・15ZERO−ONE後楽園大会
■団体:ZERO-ONE
■日時:2004年8月15日
■会場:後楽園ホール
■書き手:タカハシ

突然チケットを譲ってもらう事となり、PRIDE−GP前に観戦する事になった01後楽園。さすがに今回は壊滅的入りだろうと思っていたが、 この日も1Fのクルクルの前で沖田リングアナが雨に濡れながら声を張り上げて呼び込みを始めていた。
この雨を「プロレス日和」とするのは自虐的にもほどがあるが、「ハッスル・プロレス」と叫んでいたところから少しでもハッスル特需の恩恵に浴 したいのかな、などと思っていた。
試合開始前は予想通りの惨澹たる入りではあったが、試合終了頃にはいつもよりちょい少ないくらい(6割程度)に入ってるような気がしないでも なかった(メチャクチャ弱気ですけど)。 とにかく『ファン感謝デー』という事なので、意外性のあるカードを期待したい。あとは選手がなんとかしてくれるだろうから。


第1試合
○佐々木義人 対 ×黒毛和牛太(8分02秒:ランニング・エルボーからの片エビ固め)

入場テーマで対戦カードがわかるシステムでの第1試合がコレである。え〜っと今日は『ファン感謝デー』なんだよね?G1決勝やPRIDEを 蹴って来た01ファンのための興行なんだよね? 取りあえずヨシヒトと和牛太が完全にポジションが入れ替わってる事だけ確認した。でも毎回通ってる人にはもう定着している事なんじゃないの?


第2試合
○崔リョウジ 対 ×山笠Z信介(9分03秒:バックドロップ・ホールド)

そして第2試合のカードがコレである。え〜っと今日は『ファン感謝デー』なんだよね?G1決勝やPRIDEを蹴って来た01ファンのための興 行なんだよね?・・・と使い回してみました。 突然山笠が敗者髪切りマッチを提案したが、崔が妙にオロオロしていた事からてっきり崔が負けブックの試合なのかと思いましたよ。 しかしそんな事はなく、途中でお互いが息切れするのが最大の見せ場(まさかこれがスポットという事はないだろ)という試合は崔の2発目のバッ クドロップ・ホールドで決着。試合後ちょこちょこっと切られて断髪式は終了したが、変に長々とやらなかったのが良かった。


第3試合
黒田哲広&○坂田亘&どっこい浪口 対 葛西純&×明石鯛我&『神風』(21分10秒:ダイビング・フットスタンプからの片エビ固め)

これまたファンに感謝してるとはとても言えない混成タッグマッチ。『神風』が自分の手首のテープを丸めてポイ投げしたのに、黒田が気を取られ たところに逆さ抑え込みをしたところと、それをそのままお返ししようとしたところ、『神風』が引っかからなかったというシーンが良かったね。 フィニッシュは武藤が一番嫌いなフット・スタンプ。

武藤「だって、あんなの子供でもできるじゃん」


セミファイナル
大谷晋二郎&大森隆男&○金村キンタロー 対長州力&高岩竜一&×石井智弘(10分56秒:爆YAMAスペシャルからの片エビ固め)

ようやく『ファン感謝デー』らしいカードが登場。大森を真ん中にして大谷、金村によるブリブラダンスから始まり、試合後の「大谷、大森、これ からもオレに着いてこいよ」という金村のマイクで締めとなる、金村の一人舞台の試合であった。
基本的に6人タッグとなると殆ど働かない長州だけれど、その長州が前面に出てくれないと試合が盛り上がらない組み合わせなので、その意味では 大谷と金村は考えた試合をしていたと思う。 フィニッシュは大谷のミサイルキックを受けての爆YAMA。キックアウトするかと思ったので、正直ちょっと拍子抜けだった。


メインイベント:NWAインターコンチネンタルタッグ選手権試合
○橋本真也&藤原善明 対 佐藤耕平&×横井宏考(15分14秒:三角絞め)

この試合で勝てばベルトを返上する事になっていたので、当然ジョブして新王者チーム誕生。あわよくば耕平に橋本が寝て・・・などと考えていた んだけれど、どういう意図があるのか手負いの橋本が横井を三角でタップさせて防衛。なんじゃそりゃ? 試合後橋本は「タッグマッチは一人で暴走していてはダメ」とマイクで言っていたが、特にそういう文脈の試合には感じられなかったんだよね。そ こまで耕平が自分を出せなかったというか。 試合後にはハッスル&トルネード&32101と3つまとめてやってたけれど、なんだか釈然としなかったな。 今年上半期の01は観戦記ネットアワードでワースト団体に選ばれていたが、それについては自分も正しいチョイスだと認めざるを得ない。今回の 橋本長期離脱はピンチではあるが、ある意味最大のチャンスでもあるはず。かなり気持ちが離れてしまってはいるが、このブックが未来を見据えた ビジョンに基づくものである事を心から期待したい。




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