後楽園大会せまるJWP
■団体:JWP
■日時:2004年8月15日
■会場:東京キネマ倶楽部
■書き手:凸ユーレイ

1.故プラム麻里子メモリアル・オンリーギブアップバトルロイヤル(10人参加)
○倉垣(12:38ストレッチプラム)×渡辺

 7年前の8月に亡くなったプラム麻里子を偲ぶ試合。故人の得意だったオンリーギブアップルールで行なわれる。本部席には遺影、開始前と休憩時
に流れていたのは「Gジャン・シンデレラ」プラムのCDデビュー曲。

 後の試合に出場予定の玉田がリングサイドへ。ジャガーさんとGAMIの為にロープ上げをするつもりだったようだが、構わず他の選手たちもずかず
かリングイン。笑

 6・20八王子での試合に続いて、GAMIが渡辺にチョッカイをかけている。可愛がってると言うよりはイジメか。

 ゴング。春山が、「練習したから練習したから」とダダッ子のように言いながらプラムの得意技ビクトル投げに挑む。春山(渡辺も)は97年入
門、98年デビューだから、ほんの数ヶ月、プラムに教わっているのだ。
 相手が踏ん張って投げさせない、そこへ次から次へ選手が加わり、あっと言う間に9人が右隣の敵の左脚を屈んで取り投げようとする数珠繋ぎ、
余った三田さんが、1人1人の頭をハタいて歩く。

 今度は首4の字の数珠繋ぎ、いちばん発端で技を掛ける側にいた春山が、やはり1人余っていた三田に「三田さん、足4の字!」と指示。すなお
に、いちばん足側にいた相手に技を掛ける三田。すると10人が繋がったまま裏返し、三田ギブアップ(1人目)。「テメー」と怒る三田。

 しかしすぐに、Wのビクトル投げから膝十字を喰らって春山退場(2人目)。降り際に、ニヤッとわらってエプロンの三田を肩で小突く。仲良い な。

 一列に並んで、サミングのリレーが始まる。返ってきて、復路ではなぜかそれが、GAMIのメガホンで殴打のリレーになっている。ラストに控えて
いたジャガーさんを、どうしても殴れないGAMI。

 相手のバックを取ったジャガーさん、ロープに胸から先を出させて、背後から馬跳びヒップアタックを出すように指令、連係を主導する。次々と
選手が指示に従うが、GAMIはジャガーさんのお尻の前まで走ってきて間をため、メガホンで一撃!
 そのメガホンを日向に押しつけ、さらにそれは宮崎の手に。ジャガーに疑われて必死に否定する。

 ECOがジャガーの卍に捕らえられる。「助けてー」とカットを呼ぶが、ジャガーの眼力で誰も近づくことすら出来ず。逆に寄ってたかって殴る蹴
るの暴行を受けECOタップ(3人目)。

 プラムの得意技、ヒップアタックを宮崎が、次いでジャガーも。
 プラム式フィッシャーマン(相手の脚を内股の方から取る)も宮崎、渡辺も続く。
 宮崎はJWP在籍時プラムの付き人だった。昨年の追悼マッチ(板橋産文)では、プラムに譲られた水着を着て大活躍したが、今年はもうその水
着、入らないのかもしれない。笑
 宮崎の恥ずかし固めに「恥ずかしくないっちゅうねん」と豪語するGAMIだが、回りの選手が加勢して両側からさらに足を引っ張る。そして忍び寄
るジャガー、ゲンコツを握って「ハー」と息をかける。狙っているのは股間ではなくGAMIの頭。「ハー」だけでGAMIギブアップ(4人目)。
 なぜか唐突に「ジャガーさん結婚おめでとう」ということになって胴上げ。落とされて四方からサブミッションを掛けられジャガー退場(5人目 )。

 膝を攻められた日向を、「大丈夫くっちゃん?」と宮崎が気遣う。この時点で残っていたボリショイ、倉垣、渡辺と日向&宮崎、3対2の構図に。
「JWPなのに…」と日向を責める倉垣。
 その後何度か、日向を庇って見せた宮崎。キャメルクラッチに捕らえられた「くっちゃん」を助けるべく、ロープを何往復もしてから低空ドロッ
プキック!は案の定と言うべきか、日向の顔面へ。何て女だ。笑
 そのまま日向は逆エビに移行されて、残る4人皆に体を反らされてタップ(6人目)。
 ボリショイ、自らマットに背中をつけて複雑な技、宮崎の腕を絞る。宮崎もボリショイの足を取る。
 「せーの」で倉垣と渡辺、同時にボリショイと宮崎の腕と足をさらに捻じ曲げ、2人同時に失格させる(7,8人目)。

 最後は一騎打ち。関節得意な渡辺にチャンス、かと思ったが、やっぱり、プラムの得意だった技で倉垣が優勝。
 この前日のNEOの松っちゃんみたいにさ、たまには渡辺にもいい目を見させてやってくれよ。

2.JWP認定Jr.選手権
○米山香織(王者)(11:58ジャーマンSPX)×木村響子(挑戦者)

 米山と木村、攻防が途切れない。
 木村の、掛け声付きブレーンバスター、管見では初めての成功!とっておきの場面で決まったなあ。

 木村の前蹴り、低空ドロップキック、米山の馬乗りビンタ、コーナーへの対角線エルボーアタック、ストンピング、どの技も思いっきり顔面に入
りまくる。すごいなこの人たちは…

 ただ木村も、常に一緒に練習して、信頼している先輩だからこそ、攻防も流れるようにうまくいき、顔面にも入れられるわけであって、いつも
の、特に他団体の絡む試合では、遠慮したり戸惑ったり、リズムを乱す場面が目立つ。課題だね。

 米山「初めて後輩と、ジュニアのタイトルマッチが出来て嬉しかったですぅ。
 このベルトを獲って2年と1ヶ月ぐらい、思い入れはあるんですけどぉ…
 米山香織、故郷の逗子から出てきて5年5ヶ月、ジュニアを卒業します!」
 とその瞬間、おどろおどろしい音楽がかかってポイズン澤田JULIE登場with蛇イアント(石川修司)。

 「久しぶりだな。お前は覚えていないかもしれないが。
 ベルトを返上する必要は無い。J、W、P、蛇界ウーマンレスリングのチャンピオンとして、お前には19日の蛇界興行に出てもらう」
 そしてチョークスラムで米山をKO。
 「蛇イアント!」「イー!」と答えて石川、米山を肩に担ぎ連れ去ろうとする。石川は面白いな…

 追いすがって止めようとするボリショイらセコンド陣、呪文をかけられ近寄れず。試合中、リング下の松尾と春山に、控え室から伝令が飛んでい
たが、この場面のネタ合わせだったのか。笑

 けっきょく米山は、2年ぶり再度改造され米山蛇織となり、DDT8・19蛇光興行に出場、その後春山らがなんとか奪回させようと直接対決もするが失
敗、とうとう9・12後楽園へも蛇織のままで出場することが後日発表される。ポイズンらと組んで6人タッグで当たる相手のなかには金村キンタ
ロー。金村とヨネちゃん、2年前のディファでも対戦しており(タッグ)、なんと米山がリングアウト勝ちしている。FMWの荒井社長が自殺した直後
のことで、金村が「ヨネちゃんに元気をもらいました!」と試合後マイクしたんだっけ。


3.セレブ伝承 マネーのETSU
○三田英津子(フリー)(11:45カスティゴ)×渡辺えりか

 渡辺がかなり追いこんだ。スピア、えりりんカッター、倒してとにかく弱点狙い、膝十字。2・11のシングルマッチで受けた、三田からの厳しくも
愛情のこもった鞭に、ようやく少しは応えられたか。
 セレブ伝承云々関係なく、いい試合だった。
 フィニッシュは、最近三田が良く使うエビ固めだったかな? よく覚えてない。
 米山、渡辺と、強引に押し切られた格好で2戦続けてシャネルのバッグを賭けさせられた三田

 「もうカンベンしてください。これで終わりに」
 ここでチョコチョコ出てくるボリショイ
 「三田さんちょっと聞いてください」
 「11・3キネマで、私のデビュー15周年記念興行、世界仮面武道会っていうのをやりたいんですが(三田「わたし、被らないよ」笑)、いろんな選
手を呼ぼうとしてもお金が足りないんです。9・12後楽園、私が買ったら100万円ください」
 三田「ヤダーちょっと。持ってないよ」
 ボリ「儲かったらその分、返します。これは投資と考えてください。三田さんが勝ったら100万はそのまま。負けても儲かるかもしれない」
 三田「「かも」でしょ」
 ボリ「下さい。」
 三田「… いいよ。勝てばいいんでしょ勝てば」
 なぜかまたしても押し切られてしまう三田。笑

 さらにここで、三田の宿敵?GAMIが割りこんでくる。
 「ちょっとセレブー。100万くらい、ッポーンと出したったりぃなー」
 「ピコちゃん。水臭い。ピコさんの15周年はワタシの15周年。それに世界仮面武道会やったら、ワタシの親友達が大活躍やんか」
 そう、ボリショイとGAMIは同期。アルシオン時代にGAMIは、ピコとともにRe:DRΛGというユニットで、何人かのルチャドーラに覆面を被せて(←
親友達)コミカルファイトを展開、笑いの才能を開花させたのだった。  

 GAMI「協力させてもらうで。後楽園はGAMI、ピコ組対三田、ハンディキャップマッチ負けたら100万円」
 助け舟を呼ぶ三田、客席後方NEOの売店に向かって
 「ちょっと甲田くーん」
 「NEOの選手貸してよ」
 煮え切らない(ついでにキモい)甲田
 「まだスケジュールがわからないので、Xということでよかったら」
 NEOのXと言えばあの選手である、客席からも声が上がる。
 慌てて三田「唯我はダメだからね!」。

4.ジャガー横田の眼力伝承 Jaguar's EYE at JWP
○ジャガー横田(12:29首固め)×玉田凛映(AtoZ)

 GAMI、大向、AKINO、華名がセコンドにつく。アルシオンの、選手同士の絆は深かったんだなあと、所属だったレスラーが引退するたび(前田、
藤田)思わされる。なんで潰れたんだろうね。笑

 ジャガーに攻めこまれて玉田がロープ際に押しやられると、エプロンから身を乗り出し手を伸ばしてGAMIと大向がブレイクを助けようとしたり。
 GAMIはジャガーに対して「顔怖い」とか勝手なことをブツブツ言っている。玉田の攻勢で、「参ってる、参ってるで」と声をかけるとジャガーが
「うるせー」。

 ジャガーが馬乗りで、エルボーやらパンチやら散々痛ぶる。ボディシザースで返されてもゲンコツで脱出したりした後、玉田にマウントポジショ
ンを取り返されてジャガー「やばい!(仕返しされる)」。玉田、上からエルボーを放つが効かない。最前列で観ていた私が「玉田、ゲンコツゲン
コツ!」と声をかけると、それを聞いたジャガーが逆にゲンコツで反撃。玉田「余計なことを…」とうめき声。私、両手を合わせて謝る。
 その時、このやり取りが面白かったのか、笑いながら私のほうを振り返った大向と目が合った。なんだコイツ、いい奴なんじゃん(爆)。ただ単
純で、頭が悪いだけなんだよなきっと。試合はともかく、リングを降りた姿はこの日、ボーッとして人の好さそうな雰囲気だったし。
 売店で、M's9・4新木場、自主興行東京第3戦のチケットを買ったのだが、その時のMICKEYの丁寧な対応も含めて、M's勢1人1人の人間味に対する印
象が、ずいぶん良くなった。

   ジャガーの締め技を、噛みついたり髪を掴んだりして脱出、自分が占める側にまわってもヒジやヒザを鋭角的に押し当てる、小狡いスタイルを見
せていた玉田、とうとうジャガーに頭をてっぺんから齧られて仕返しされる。「ジャガーさんがそんなことしていいんですか?!」「うるせー 
そっちが先だー。そんなことは教えてないー」。さらにジャガー、玉田の余った腹の肉にクロー攻撃。笑

 こうしたコミカルな味付けが、柔らかく幸福な空気を醸し出していたが、試合全体としては、回転式ボディアタック(相手に当たる時、自分の頭
が下になっている)の打ち合い、ボディーシザース、首投げの受け身を取ってブリッジで切り返す、ヘッドシザースの切り返し等、昔ジャガーが教
えていたであろう基礎的な動きを確認し合うかのような、懐かしいような好試合だった。

 ハードヒットの展開でなく、大技の受け身もさほど取らなくてよかった為か、玉田の動きも最後まで落ちず、私が観た引退ロードの試合の中では
最も出来が良かった。おつかれさま>玉田。

5.○宮崎有妃(NEO)、ECO(15:29変形横入り式エビ固め)×コマンドボリショイ、GAMI(AtoZ)
 ピコ&ガミ組、互い違いに走る高速ロープワークから、GAMIエルボー、ピコ低空ドロップキックの競演。
 Wのブレーンバスター、相手を担ぎ上げてからそ〜っとボリショイが1人だけ抜けるネタをこの日も披露。
 手つなぎコブラ。キネマ倶楽部は2階席がリングから近いので、セコンドの玉田、さらに闘牛・空が持ちこんだマジックハンドで容易に2階までつ
ながった。

 牛は、自軍が2人がかりの攻撃に出る際など、コーナーでレフェリーの注意を惹いていたり、細かいがセオリー通りの仕事をこなす。
 玉田もよく声を出し、目を離しているうちに攻守が逆転、自軍選手がピンチに陥ってたりすると「あ!いつの間に」などいいリアクション。ま、
こっちはベテランだからな。

 敵の両腕をハンマーロック、背中でエコマークを作って「エコー」とアピールするECO。あまりに何度もしつこいのでGAMIがキレてメガホン一
撃。

 さらにその後、ピコに三角締めを極められたECOにスルスルと忍び寄り、片腕を勝手に持って「エコー」と叫ぶ。これ笑ったけど、文字で書くと
面白くないかな。

 ブスブスブスブスGAMIに貶されていた宮崎、終盤に「誰がブスだー!」と強烈なドロップキックで返答。そしてキス攻撃、ショックでGAMIはダウ
ン。
 最後は、ボリショイが突進してくるところレフェリーを盾にかわし、隙をついて丸め込んだ。

 宮崎「9・12のセレブ、甲田さんに任せておくと本当にXを唯我にしそうなのであたしが立候補します」
 ボリショイ「お前、セレブちゃうやんけ」。
 で、まあややわざとらしいですが後楽園のカード1つ決定。

6.吉田万里子(M's)、 大向美智子、○AKINO(M's)(16:41アキアンプロイダーから)日向あずみ、×春山香代子、倉垣翼

 ノンストップバトル。JWPならではの、目まぐるしく切り返し合う流れるような6人タッグ、吉田とAKINOがピタリとはまったのは前回前々回の興
行で見られたのだが、大向も違和感なく参加。
 そういえば、M's自主興行の、東京でやった過去2回のメインも、魔界魔女軍団とのタッグ戦で、ベビーvsヒールの典型的な構図の試合ではあった
が、目まぐるしく選手の出し入れがある、速い展開という点では、JWPとの対抗戦に近いものがあったかもしれない。

 JWP側、倉垣があい変わらずに良い働き、要所要所ドロップキック、ミサイルキックで飛びこんできて流れを作る。目立っていた。
 日向は、序盤捕まってしばらく受け身を取ったぐらいで、全体としてはやはり出番は少なめ。

 フィニッシュ技は、NOAH秋山のリストクラッチエクスプロイダーの変形版、らしい(私もよく分かってない。

 試合後乱闘。はげしくMICKEYに掴みかかる木村。気が荒く、若い娘をいびり倒すおばさんのようだ(笑)。

 これまでほとんど接触も因縁もなかった倉垣が大向に「そんなに暴れたかったらやってやる!」。
 後楽園のカード、春山vsAKINOに加え、倉垣vs大向も、ココで発表されたようなのだが明確でなく、私は帰ってからwebでそれを知る。

 後楽園大会9月12日、なんとかハズさないで欲しいなあ。祈るばかりです。
 全カード
1.日向あずみ、木村響子 vs 吉田万里子、MICKEY☆ゆか
2.ジャガー横田 vs 渡辺えりか
3.ポイズン澤田JULIE、米山蛇織、蛇イアント vs 金村キンタロー、ECO、HERO!
4.コマンドボリショイ、GAMI vs 三田英津子、宮崎有妃
5.倉垣翼 vs 大向美智子
6.春山香代子 vs AKINO
メイン JWP純血6人タッグマッチ(組み合わせは当日発表)




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