ジャガー横田自主興行 ジャガーさん興行・夜の部
■団体:ジャガー横田自主興行
■日時:2004年7月11日夜
■会場:新木場 1st Ring
■書き手:凸ユーレイ

7・11 ジャガー横田興行【伝心】 新木場 1st RING 夜の部

 昼の部終了後、若干の空き時間を、新木場の数少ない店のうちからカレー屋を選び、食い終わってメモをとっていると、三田・椎名・タニーが来 店。恥ずかしいので慌ててお勘定して、次はロッテリアでメモの続き。
 するとそこへもその3人。君たちカレー食べ終わるの早すぎ。さらに桜花までやってくる。夜、出番の無い人ばっかりだな。


 入場式。バトルロイヤルがあって若手の多かった昼と違い、大物がズラリ。だって、セミがデビル長与豊田、メインは飛鳥アジャ京子伊藤文子だ ぜ。そりゃ日向田村も第3,4試合になるっちゅう話ですわ。春山倉垣藪下坂井なんて若手もいいとこ(この中には30過ぎてるのもいるのに…)。し かし女子プロも、1つか2つの団体でやってれば、こういう面子の興行もザラだったのかもしれません。


 長与が入ってくると、後ろに座っていたオバハン達(と言っても私より少し歳下のビミョーな年代)が「チコさーん」。Hikaruに対するそれとは 質の違った声援。最近、やや低調なGAEAの後楽園では感じられない熱を、会場の狭さもあってここでは間近に感じさせられる。


 ジャガーのリングイン、若手を突き飛ばしてデビルがロープ開け。
 ジャガーさん挨拶
 「感無量です。これだけのメンバー … GAEAにも出てもらって。ジャガー興行だからこそ実現しました。ここで、長与千種に一言いただきた い」

 長与「ジャガーさんにはプロレスを一から教えていただいて…」

 「ここにいる選手みんなに言いたい。手のグリップはコレで」と言いながら、両手の4本の指を揃えて曲げ、組んでみせる。

 デビルも加わり、「妹のように可愛がっていただいて…」という昔話から、道を歩いていて今でもよく声をかけられるがお互いがお互いに間違わ れるという(デビルが「ジャガーさん見たわよ〜」って言われるとか)、まるで猪木と馬場のような心温まるエピソードが披露される。

 2人まったく身体の大きさも違うのに、と続けると、「ハイ!」と挙手して飛鳥が横から入り「2人の共通点は、顔が怖いことだと思います!」。

 … うーん。こういう雰囲気を作られちゃかなわないなー。

 私個人としては、昼の、良くも悪くもインディーっぽい雰囲気の方が好きでしたが。

 観衆、さらに膨れ上がって420人(発表)。
 昼の部に出た若手陣が総出で、第1試合からリングを取り巻く。そんななか、どうしてもJWP勢、渡辺とか、周囲から浮いてるように見えちゃう。
水嶋とか竹迫とか、うまくやっているように見えるだけに… 取り越し苦労だといいけど。 


1.▽ジャガー杯争奪ワンデイタッグトーナメント 準決勝
○元気、Hikaru(12:00ラリアットから)×坂井、春山

 元気組、Hikaruのブルゾンを元気が、元気のガウンをHikaruが来て入場。
 坂井、昼と水着を替えてくる。

 開始早々、春山のガチ顔面蹴り(天龍のステップキックをフルスイングで入れる感じ)が、試合権利のあったHikaru、控えの元気に連続で決ま る。
 Hikaru、ダウンカウント9でも立ちあがれず、実質的にはKO負けだが試合は続行。なんとか首固めで1回丸め込んでからチェンジしたHikaru、 そのままリング下に転がり落ち、顔を押さえて苦悶、吐き気まで催す。
 控え室からトミーさんまで駆けつける事態に場は緊迫、場内騒然。

 この間、元気が突如春山と大技合戦を始め、孤軍奮闘。
 その相手が坂井に替わる頃、ようやく蘇ったHikaru。このあと、正式な出番は無かったが、要所で敵をカット、味方をフォロー。坂井も粘ったの だが…


 これで、Hikaru優勝のイヤな予感が増したわけだが、良い点を1つ。
 Hikaruは勝った時の喜び方が爆発していて良い。ここでは、元気に抱きついて宙ぶらりんになったり。

2.▽同 準決勝
倉垣、○宮崎(10:16タイガーSPX)藪下、×米山

 2回戦は倉垣の曲で入場の元同期組。
 藪下も水着を替えてくる(坂井とお揃いのもの)。さすがヤブサカ、ジャガー興行への意気込みの顕れか。

 序盤、気勢をそごうと宮崎が、米山の胸をワシ掴み。はじめキョトンと、次いで何故かちょっと得意げに、「オラもっと触ってみろよ」と胸を突 き出し、詰め寄り返す米山。気おされ後ずさる宮崎。
 「アイツ触るんだよ」とかなんとか言いながらチェンジする米山に、藪下は「ヨネちゃん胸があるからだよ〜」と天然に答える。

   腕ひしぎを狙って飛びついてきた藪下を、倉垣が宙で裏返しアルゼンチンに持っていく。反対に、倉垣がケブラドーラトドアルドを仕掛けると、 藪下は宙で腕ひしぎに取る。という攻防あり。

 最近、倉垣や米山がらみの試合で、なんというか、眠くなることがたまにある(汗)。いや、2人とも好きな選手ですよ。間違いなく。
 とくに倉垣は、波が少なく、試合毎に出す力が、高いところで安定している。安定していて、安心して観ていられるが故の、まるでNOAHの試合を 観ている時のような眠気が……(自爆)。


  3.○日向あずみ(JWP)(5:13逆エビ)×竹迫

 竹迫、チョコさんに肩車され、♪チョコチョコチョコチョコチョコボール♪で入場。タトゥーだったり『勇者の叫び』だったり、私が観るたびに 曲が違う。
 水着も、昼の部のピンク主体から、今度はピンクあしらいの黒主体に替えてくる。

 が、ジャガーさんの言葉通りボコボコに。泣きべそをかくが、これ、ギミックならやめた方がいい。本当に悔しくて泣くのならいいけど…
 日向、しゃがみこんだ竹迫を立ちあがらせ、髪をつかんで一言二言、しっかりしろよって感じで軽く張り手。

 試合中、日向がスリーパーの場面でセコンドのECO「くっちゃん決めろ!」いや歳上かもしれないけど、JWPでははるか後輩なんだから「くっちゃ ん」はどうなの。笑


4.○田村欣子(NEO)(11:56パトリオットバスターから)×阿部

 阿部の曲は『真夜中は純潔』のほうがよかったなあ…

 阿部が奇襲して試合スタート、ドロップキックの連打から三角飛びプランチャ …はいいが、2ステップ目でよろけ失敗しそうになる。阿部はこ の後、ロープワークからセカンドロープに飛び乗って反転式の技を狙ったところでも失敗。思うに、飛び技を出す際、いっしゅん足場を確認しよう としちゃうのではないだろうか。躊躇わずに飛ばないと。

 さすがに竹迫よりは少し反撃できていたが、やっぱりボコボコに。
 対角線のコーナーに振って走りこみ、張り手を打った反動で自分の方がよろけてダウンしてしまう場面もあった。

 田村の後輩痛ぶりは、いつものNEOで見られることながら、堂に入っている。
 この2試合続けて見て、去年12月Diamond!の田村・日向vs松尾・木村、エースコンビが2人そろって後輩を痛ぶったのを思い出した。

   試合中、阿部がミステリオラナを出したのだが、後に座ったGAEAファン「永島みたい」。おいおい。違うでしょ。ミステリオみたいとかデルフィ ンみたいとかボリショイみたいとか、でしょ。


5.▽ジャガー杯争奪ワンデイタッグトーナメント 決勝
○倉垣、宮崎(8:54ルナウイングから)元気、×Hikaru

 元気組、今度はお揃いのプーさんTシャツで登場。
 元気は、先日まで保持していたAWF世界女子の防衛戦で退けてきた、武藤・春山・倉垣という後輩パワーファイター達と、この日1日でひととおり 再戦することになった。

 3試合目は宮崎の曲で入場の元同期組、いきなり場外乱闘を仕掛け、以降Hikaruを相手にせず元気に的を絞る。

   途中、ミサイルキックの標的になった元気をHikaruが突き飛ばし、自らが身代わりになって技を受ける場面が。
 さらに終盤。ムーンサルトの餌食にならんとするHikaruを、今度は元気が身を挺し、身体を覆い被せて守る。
 うーん友情パワー。しかし、NEOマシンガンズがコレをやるとギャグ、他の人がやると感動的、っていうのはどうなんだ。笑

 フィニッシュは、対角コーナー同時ムーンサルトから、再度追い打ちで後向きにコーナーに登り、宮崎は元気にムーンサルトフットスタンプ、そ れが決まったのを背中越しに確認して指をクルクル回しアピール、そして決めたルナウイング(ムーンサルトから半捻り、セントーンで落ちる)。
この場面、カッコよかった〜。

 勝利して流れたのは倉垣の曲、これでお互いのテーマが交互に2回ずつ流れたことになる。強く抱き合い喜ぶ2人。

 よかった。ホッとした。
 しかし自分がもしジャガーさんの立場なら、Hikaruを優勝させたような気もするな。笑  Hikaru、悔しがり方も激情っぷりを見せる。なかなかよい。こちらも抱き合って労り合う。
 これで、2回戦の春山、決勝の倉垣と、HikaruはJWP2トップに借りを作ったかたちになるが、その借りが返される時が、来ないで欲しいような来 て欲しいような。

 表彰式。

 併せて、ジャガーさんから今回出場の後輩1人1人に感謝状が贈られると発表され(本当に1人1人違う文面だったらしい)、代表してデビルが リング上でそれを受け取る。

 デビル、地方から出てきて全女に入り心細かったなかで… ライバルにまで引き上げていただき… と返答して泣く。ジャガーも泣く。
 デビル、やっと上につかえていた先輩がいってくれたので、私も安心して嫁に行ける、まずは相手を探すと宣言。


 休憩。


セミ GAEA提供マッチ
長与千種(GAEA)、○山田敏代(GAEA)(12:40リバースゴリースペシャル)デビル雅美(フリー)、×豊田真奈美(フリー)

 広田さくら、選手のリングインの際のロープ開けで、足を宙に浮かせ全力でトップとセカンドの間を押し開き、セコンドとして一味違うところを 見せつける。

 レフェリーは伊藤幸子。スッピン、黒いシャツで、ふだんのGAEAでの姿とは少し違い、こっちの方がサッパリしてて格好よかった気がする。

 試合はまあ、長与とデビルの大見得合戦で。
 山田と豊田、意識し合って握手せず。


メイン 新旧WWWA王者6人タッグマッチ
△ジャガー、アジャコング(フリー)、井上京子(NEO)(20分時間切れ)△ライオネス飛鳥(フリー)、伊藤薫(フリー)、浜田文子(新間事務所)

 ジャガーのロープ開けは自軍のアジャ・京子+デビル。
 試合開始後しばらくして、セミの長与・豊田・山田らもセコンドに。こんな人たちに出てこられたら、第1試合からずーっといた元JD勢の若手た ちはどうすればいいんだ。笑

 序盤、昼に引き続いて身体を張り、スピンキックなど文子の技を受けまくるジャガー。
「顔はやめて」と横から口を出す京子に凄む文子。
 文子はアジャへも挑発的、1人喧嘩腰。

 対照的に京子は、ゲッツ!からのラリアットや、キャメルクラッチでゆっくり「手のクラッチは(入場式で話が出たように)こう!」とわかりや すくやって見せ、空気を和ませる。

 終盤、伊藤が1人でジャガーの技を受けまくる。
 こうしてスター達の中に入ると、改めてこの人、華が無いなあと思わされる。笑

 引分けに終って、パートナーだったアジャと京子が「私達も当たりたいんです」とジャガーをロープに振りWタックル。
 デビルも呼びこまれ、「ダンナさんごめんなさい」と謝ってから滞空時間の長いブレーンバスター。

 その後、セコンド、控え室、昼の部出場者、全員がリングに上がりジャガーを胴上げ、さらに全員正座で輪になり、その中央へダンナさんが。
 「もう一度プロポーズの言葉を再現してください」と促されるも、「皆さん困難もあったかもしれないのに出場してくださり、こんな立派な大会 に…」とまず選手全員へ礼を述べ、言葉に詰まって号泣。そして、「宇宙一、幸せにします」とジャガーに。

 後輩を感謝の気持ちで見送りたい、ということでジャガーがロープを開け、選手が1人ずつ退場。きちんと厳密に、先輩の順から退場していくの がちょっと可笑しい。
 元年組伊藤薫まで、ひととおり大物が抜けてから、試合に出ずセコンドだけで来場した広田がちゃっかり順番を飛ばして退場(笑)。その時点で 残っていた者に、広田と馴染みがほとんどおらず、かろうじてファングがツッコんでいた。


   続いて平成2年FMWでデビューした森松、4年組椎名。このあたり、玉田も引退しちゃうし層が薄いな。他に前川とアイガーぐらいか。

 6年組の集団がゴソッと退場した後、出戻りの倉垣に、10年デビューだが既に赤いベルトを巻いてだいぶ格上の浜田といった、順番が微妙な人や ファング達が譲り合う中、春山が毅然と(笑)抜ける。

 だんだんリングが寂しくなり、最後、竹迫→木村→水嶋の順に退場して終了、かと思いきや、それまで場にいなかったヤブサカが花束を持って登 場、ジャガーさんに渡して抱擁。これで本当の大団円。




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