7・10NOAH東京ドーム大会
■団体:NOAH
■日時:2004年7月10日
■会場:東京ドーム
■書き手:ノリリン

実は東京ドームに来たのははじめて。ま、カタログデータでは知ってたけど・・・小さいなあ・・・これは野球場とは呼べんだろ。
でもプロレス会場としては大きすぎ。ざっと見たところ外野席を使わずにスタンドで約3万席、アリーナに約1万席弱。観客はざっと3万人強って とこか?発表は5万8千だけど、読売球団だって2万人以上毎試合誤魔化してるから問題なし。大観衆。


▽第1試合 ○百田光雄 8分3秒 後方回転エビ固め 永源 遥×

第一試合は永源vs百田。儂は何回も書いているように永源の唾とばしが嫌いだ。そんなのを止められない三沢や秋山の弱腰も嫌いだ。喜ぶ奴らみ んなが嫌いだ。気が狂ってる。顔にうけてもいい唾は山田優のだけだ。
にもかかわらず、会場には怒鳴の様なコールが第一試合からこだまする。
いや、お前らアホやろ。もし永源や百田が客の応援を必要としているなら応援しろ。違うだろ。なぜ永源が唾飛ばすか考えろ。なぜ昔マードックが 地方で唾を飛ばしてたかをかんがえろ。バカにしてるんだよ、おまいらを。


第二試合の前に輪外&SMAPコンビを捜す。「愚傾・生きる屍事件」などいろんな子細を省略して、やっと見つけた輪外さんは椅子に深く腰かけ、正 しい姿勢で真正面を向き、外界に影響されないよう目を堅くつぶって、一心不乱に・・・寝ていた。

ノアヲタにはセクトが二つあるという。カソリック(正統)派とグノーシス派で、会場で永源を鼓舞するのはカソリックだ。輪外さんはグノーシス 派にあたる。
挨拶するが、輪外さんは眠りから覚めるのにまだ何リットルもの唾を口元から垂らしつづける必要があるようだ。SMAPさんは中年のおばさんは好き でもおっさんには興味がないようだ。

なんにしてもいいことを教えてもらった。
ノアの前座は白だ。たっぷりちゃんこを食った同じような体型のデブ、飛んだり動いたりすることがJrの使命だと勘違いしたままのヤセたちが、ひ たすら時空を埋める。埋める。埋めるが意味のとれる中味は込められていない。絶対の空白で埋まっている。吹雪の雪山のような絶対の無。それが ノアの前座、即ち白だ。白が有ってこそ、メーンで流される血が生える。それまでの試合は白だから見ても見なくてもいいが、それまでの時間を体 験しておくことだけが白として価値だ。雪山は眠ると死ぬが、ノアの会場ではカソリック派以外にとってはそれが命を守る唯一の方法だ。
と言うわけで儂もグノーシス派とかし、カシン杉浦組が出てくるまで寝ることにするお休み。


▽第2試合 30分1本勝負
本田多聞 ○泉田 純 菊地 毅 10分58秒 片エビ固め 井上雅央 川畑輝鎮× 青柳政司

情報のない状態に不満を感じないのも、意味のないものから過剰に意味を読みとりすぎるのもどちらも病気だそうな。


▽第3試合 30分1本勝負
鈴木鼓太郎 ×リッキー・マルビン 11分55秒 エビ固め マイケル・モデスト ドノバン・モーガン○

前から思ってたけど鈴木鼓太郎はちょっといい。すごくよくなって欲しいけどNOAHの軽量級は上がつまってるかも。モデスト・モーガンはいつもの ごとく悪くはないんだけど、おそろいのパンツとt.A.T.uの曲で入ってきたんだから帰りも手を継いで帰ればいいのに・・・。いずれにしてもNOAH は色物に厳しいな。


第4試合 斎藤彰俊  ×橋  誠 16分44秒 片エビ固め スコーピオ リチャード・スリンガー○

儂も本気で橋と斉藤の区別がつかんと言う気はないよ。TVでなら分かる。でもドームでは窮めて難しい。寝てればなおさらだ。この試合で最悪なこ とは16分もやってしまったことだ


▽第5試合 田上 明 ○佐野巧真 10分45秒 片エビ固め 池田大輔 モハメドヨネ×

池田はなぜあの馬鹿げたブレードを振り回さなくなったのか?よかったのに
予定通りここで目を覚ます。儂の頭の中も真っ白になっていた。


▽第6試合 GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合(60分1本勝負)
○丸藤正道 KENTA(王者組) 22分26秒 体固め 杉浦 貴× ケンドー・カシン

中盤までカシンのわがままが炸裂。急所蹴り、レフェリーを使った攻撃、場外カウントアウト寸前の丸藤をリング内に入れて、杉浦に正々堂々と フォールすることを要求したり、お約束の同士討ちや、杉浦のフォールのカットなどやりたい放題。面白いんだが、周りのノア・カソリック派は 怒ってる。「真面目にやってくれー。これがタイトルマッチかよ〜」
う〜ん、面白いんだが、これじゃカシン一人勝ち(いや、試合に勝ってる訳じゃないけど)になっちゃうんで受ける方は面白くないんじゃないの?

最後の方は少しくどい大技合戦があって、技のミスも出たが最後は大技で丸藤がピン。本日のベストマッチ。しかし、こんなに面白いタッグを組ん だら、また見たいし、普通ならチャンピオンにするもんだろうに、本当に色物に厳しいな、NOAHは。


▽第7試合 GHCジュニアヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
×獣神サンダー・ライガー(王者=新日本) 17分39秒 片エビ固め 金丸義信○ (挑戦者)

頭から落とす技と掌底でライガーが押し込むだるい展開。だらだらと続いて、おとしっこを金丸が制してGHC奪還。
ライガーが負けることとメンツを立てることを前提に試合を組んだため、なが〜〜〜くなってしまう。3分のスポットを18分に延ばせば、そりゃ つまんないよな。ライガーは寝ることに関しては柔らかい頭を持ってるんだろうけど、試合の中味の方も何とかしてくれ。G1でトーナメントやった 時を思い出せ。本日のworst match。


▽第8試合 IWGPタッグ選手権試合(60分1本勝負)
○高山善広 鈴木みのる(王者組=フリー/パンクラスMISSION) 12分55秒 高角度原爆固め 森嶋 猛× 力皇 猛 (挑戦者組)

いやあ、鈴木は小さいね。ドームで見るとさらに小さい。それよりも存在感が小さいのがWild2。このふたりを活かすには三沢が入るしかないん じゃないの?ともかく、もう少し小さい会場じゃないとまだこのふたりは生きない。

試合後ダンドリを壊して高山がノアから挑戦を煽る。無理だと思うけどなあ・・・
この試合も6分くらいでよかったんじゃないかなあ。

で、まあ結局はこの試合を見に来たんだが・・・・・


▽第9試合 GHCタッグ選手権試合(60分1本勝負)
○三沢光晴・小川良成 (王者組) 21分46秒 体固め 武藤敬司 太陽ケア× (挑戦者組=全日本)

ファンだから言うわけだが、やっぱり武藤は存在感が違うな。三沢もまた然り。武藤と三沢、TVでは案外動いているように見えたかも知れないけ ど、ふたりともTVに映っている時以外は殆ど止まっている。でも、武藤が三沢と絡むのが見れただけで充分。
試合結果自身は鉄板でNo surpriseだが(武藤だってケアとのタッグを続けるわけにはいかないわいな)、三沢がタイガースープレックス、武藤が シャイニングをいきなり浴びせあったり、技を交換して武藤がエメフロ、三沢がシャイニングウィザードを放ったり。ここら辺の新日系のムーブが あったのがsurpriseか。

最後は武藤がムーンサルトを出して祭りが終わり、三沢がエメフロ2発をケアにサービスしてfinishi


第10試合 GHCヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
○ 小橋建太(王者) 35分34秒 体固め 秋山 準×(挑戦者)


カソリックの荘厳な空間にノアの頂点のふたりが対峙する。それなら序盤はもっといらいらさせるくらいの遅いペースの試合でいいんじゃないかと 思う儂はもう昭和の遺物なのか。たくさんの必殺技、二回のエプロンから場外への自殺技(失敗さえしなければさほどダメージはないだろうが・・ ・)などを交換して30分。
さらにそれからカウントワンで返しながら大技の交換。すごいね、この体力がセミのふたりにあったらどんなすごい試合になっただろう・・・残念 だね。

最後はバーニングハンマーでGHC防衛。普通に考えて、これじゃ手詰まりになってしまうような気がするんだが、手近な流れを作るより安定を選ん だんだろう。NOAHは白い生地に赤い一点をおとして、そして全体を白にした。それはそれでよし。




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