Smack Girl 大阪大会
■団体:北都プロレス
■日時:2004年6月19日
■会場:大阪アゼリア大正
■書き手:トロピカル

スマック・ガール初の大阪大会。

会場であるアゼリア大正は、地方によくある総合施設の中にある多目的ホールでした。 天井の高い円形で、プラネタリウムができそうな感じ。
照明は設置済みなのか持ち込みなのかわかりませんが、この手の施設の割りには入ってて、パンクラスの赤青パカパカ照明なんかよりはずっと凝っ てました。
スクリーンは吊ってましたが、位置が低く、僕が座ってた正面からはリングでほとんど見えず。
東西南北4列ずつで、各20席として20×4×4=320席は、ほぼ埋まってた感じでした。

まずはアマチュアマッチ。
大山陽子(STG大阪) vs 松田梨路(A3)
アマ・ルールは、スタンドでも顔面打撃無し。
30秒の時間制限が無いようで、グラウンドの展開が多かったのですが、やっぱこういう施設だと見えずらく、初めてスマックを見る大阪のお客さ んからも「見えねぇな」のつぶやき声も。
松田選手のセコンドには、色っぽい女の子も2人。どっかで見たことあるような。選手だっけ。
大山選手がテイクダウンして腕十字を狙うも返されて松田選手が上に・・・みたいな互角の攻防で、判定はドロー。

続いて本戦の入場式。
久保田あらため近藤有希選手が、紙を読み上げての礼儀正しいあいさつ。

そして、第3試合に出場が予定されていた坂本奈緒子選手が、頚椎捻挫のため試合中止とのことで、坂本選手からあいさつ、とのアナウンス。
首に包帯を巻いた坂本選手が、先に開かれたLove Impactでのヒールターン以来の赤いつなぎのヤンキーのコスで、マイクを持ってリングに。でも 何もしゃべらず回りを見回してると、Red Devil KIS'Sの石山と川畑もリングに上がって、石山が
「本人は試合をやりたがったが、私の判断でやめさせた。井上選手とはまた体調が万全な形で試合をさせたい。Red Devil 夜露死苦!」
かなんか、芝居がかったマイク。
・・・これはきっついなぁ・・・

基本的なところでリアルファイトの世界に作り物のギミックは馴染まない、ってのがある上で、そのギミック自体がまだ定着して無いなかでの、こ のさぶさは。

キャラ・チェンジしてから、スマックでは初めてだし、更に大阪だったら状況を知らない、ラヴパクのチェックなんかしてない客も多いわけで。
ただ、現状のなかで、坂本が不出場であいさつも無しだったとしたら、それはまた変な勘ぐりを受けるだろうし。
でも坂本は坂本で、素直に詫びちゃったら、せっかくのヒールターンが台無しになっちゃうし。
そう考えると、これしかなかったのかな。
とりあえず当分は、いくらさぶくてもこの路線を貫くしかないんだろうな。

続いて、レフェリー・ジャッジの紹介。
ジャッジに池本誠知が入ってました。
そしてラウンドガールの紹介。
リングアナによる紹介では、「闇愚羅で練習しているらしいアイドル・ひとみちゃん」とのこと。
しかし、リングにあがった子は「のぞみでぇ〜す!」と愛想をふりまいて、名前の訂正。
こういう細かい所で、残念ながらイヴェントのマイナー感が出ちゃいました。


<第1試合> SGG公式ルール −50kg契約 4分2R
×三谷弘子(S−KEEP) <2R45秒 腕ひしぎ十字固め> 金子和美(フリー)○・・・
金子選手は、桜庭のSPEED2・TK-Remixにのって、縁日で売ってるようなお面を装飾したヤツをかぶって入場。リングインして蜘蛛の糸。
「ハードコア小町」こと三谷選手は、何故かパイプイスを持って入場。
(プロレスラーの黒田選手の入場曲とTシャツだったんだそうです。)
1Rは、金子選手がテイクダウンをとって、サイドからマウントまでと、終止金子選手のペースで終了。
そして、ラウンドガールののぞみちゃんが、先程のラウンドガールのコスからオレンジのビキニに衣装変えして、スポンサーなんでしょうかISAMI
のボードを持って登場。
その巨乳(大阪風に読むと『きょぢち』)と半ケツばりの深いカットの露出に、客席から「素晴らしい!!」の声。
2Rは、三谷選手が倒されないようにねばるも、倒され腕十字。
金子選手は「フリー」となってますが、セコンドの顔ぶれからするとRed Devil系で練習してる選手なんでしょうかね、よくわかりません。


<第2試合> SGS公式ルール −45.5kg契約 5分2R

×羽柴まゆみ(BBdoll)<2R1分18秒 腕ひしぎ十字固め>吉田正子(NATIVE SPIRIT)○

・・・羽柴選手は、髪の色がキレイですね。赤が入ってて、普通に脱色してるだけの女の子と並ぶと、そのキレイさが際立ちます。
右膝に厚くテーピングしてました。
吉田選手は、先日のCross Sectionでウィンディ智美から金星を奪い、ネクスト・シンデレラ世代の選手の中ではイチ早く飛び抜けた選手。
金髪のショートも雰囲気があって、寝技でも長い足が利いて特徴的な、いい選手です。
試合では、羽柴選手が、音をたてたローキックを当てたり、吉田選手のハイキックをかわしてタックルに入ったり、けっこう見せ場を作っていて、 結局は2Rの2度目のグラウンドで腕を取られてしまうんですが、成長しているところを見せていました。
どうしても体重が軽いので、ローが得意といっても限界があるし、寝技ではもっと上手い選手がたくさんいるしで、まだまだ前途は厳しいですが、 このまま頑張ってほしいですね。


<第3試合> スペシャルエキシビジョン 4分
井上明子(総合格闘技道場コブラ会)<勝敗なし>小松晃(総合格闘技道場コブラ会) ・・・坂本欠場によりエキシに変更。
井上選手のコスは、三島みたいな緑に「こぶらかい」とか書いてある、例のコブラ会のノリ。
エキシは、遊びで強い打撃を入れたりとか、客席からの「顔なぐれ!」の声に反応して井上選手がグラウンドで顔面に入れて和田さんにたしなめら れたり、コブラ会ならではの楽しいノリで。


<第4試合> SGS公式ルール −53kg契約 5分2R

○おっさん(総合格闘技闇愚羅)<1R25秒 腕ひしぎ十字固め>バッカス羽鳥(BBdoll)×・・・

パンダのかぶりものに一升瓶を持って入場のおっさん。
しかし顔が出てるタイプではなく頭にすっぽり完全にかぶるやつだったので、恐らく前がちゃんと見えていない。
それにしても、大阪会場のおっさん人気はすごい。

東京の場合、おっさんキャラも少し引き気味に客観的に受け取られているが、大阪では「わー、おっさんやおっさんや」と直で受けているようだ。
僕の後ろに座ってた人とか「おっさんを見にきた」と断言してたし。
試合は秒殺で、盛り上がりも更に倍増。
しかしマイクとかも特に無く、おっさんらしくシャイに退場。
一番大阪らしい試合でした。


<第5試合> スペシャルエキシビジョン 4分
池本誠知(ライル−ツコナン)<勝敗なし>高橋洋子(SOD女子格闘技道場)・・・
ゴーストバスターズのテーマにのって久々に登場の高橋。
展開は、池本選手が高橋選手の上でクルクルまわってポジションとったりとかで、それに対して高橋選手は何をするわけでもなく。
高橋選手は、あまりエキシビジョン向きの選手ではないことが、やってみてわかりました。
確かに、個々の技のキレじゃなくて、一つ一つの技の重みで戦う選手なので、力が7分止めのエキシだと、良さが出ないんですね。
試合後、それぞれの選手にインタ。
池本選手は「大阪の格闘技界を盛り上げて・・・」かなんか。
高橋選手は「日本ではひさびさ。8月に向けてがんばります」かなんか。

休憩後、篠代表のあいさつ。
8月5日の後楽園で、辻結花vsエリカ・モントーヤと、高橋洋子vs唯我の2カード、そして藤井惠の参戦決定を発表。
その後、沖縄と韓国で興行を開く予定とのこと。

<第6試合> SGS公式ルール −51kg契約 5分2R

×松本裕美(PUREBRED京都)<2R判定0−3>石山絵理(Red Devil KIS'S)○・・・

石山選手の試合コスが、以前の迷彩柄からヤンキーキャラ仕様に変わってましたね。
シルバーの生地に赤いライン。大きく「絆」の文字。そしてキックパンツの裾には小さく「浜名食品」の文字。
試合は、スマックでの打撃vs寝技の典型的展開で、テイクダウン取りまくる松本と、30秒かたまって防ぎブレイクを待って立ったら打撃を入れる 石山。
石山選手は、タックルを切ろうとしているんですが、最後の最後のところで切りきれないんですね。
逆に、松本選手のタックルが、ライト級の中では最高レヴェルにあるとも言えるんですが。
前半は倒されまくってなかなかペースを握れない石山選手が、途中で「おりゃあ」と大声で気合い一発。
とにかくラッシュしまくって、首相撲から膝を何発か入れたりなど、気合いで強引に自分のペースにもってゆく。
2Rに入ると、距離をとって石山選手の間合いになり、松本選手もつきあってしまう。
それでも最後までタックルを取る松本選手。
判定は微妙で分かれるかなとも思いましたが、フルマークで石山選手。
ペースを握っている印象が強かったのは石山選手の方だったので、この判定でよいと思います。
ただ、この試合から離れて一般論として見た場合、寝技制限30秒という強制リセットがルールに組み込まれているスマックは、このような「片方 はテイクダウン取りまくり、もう片方は打撃入れまくり」と、双方がそれぞれ自分の持ち味を出して「勝った」と思う展開というのが多々起こりう るわけで、その際の判定基準はどこに置くのか、とも思ったりしました。
でも、今回はとにかく、石山選手がよかったです。
ヒール・ターンは、マイクやバックステージについてはきついですが、リング上の戦いぶりに限れば、すごくいい効果をもたらしたのではないで しょうか。
なんか「背負う物が出来た」戦い方になったというか、「戦う相手が見えた」戦い方というか。
今回のベスト・バウトだと思いますし、この試合からやっと「スマック本戦」らしい緊迫感が出てきたと思います。
最後に「このあと三女も出てくるから、Red Devil 夜露死苦!」かなんかのマイク。
たぶん長女=石山、次女=坂本、三女=川畑、という設定なんでしょう。


<第7試合> SGS公式ルール −64kg契約 5分2R

×菊川夏子(ライルーツコナン)<1R1分13秒 TKO(レフェリーストップによる)>たま☆ちゃん(SOD女子格闘技道場)○・・・

たま☆ちゃんのピンクの水玉コスは、派手好きな大阪人にも印象が強かったようです。
いっぽう菊川選手は、髪が爆発どころか普通に地味に結んだ形になって、どんどん普通の女の子になってゆきますね。
入り口で見たときは、最初は誰だかわかりませんでした。

試合は、両者らしい激しい打ち合いが始まるも、確実に当てたたま☆ちゃんが2度のダウンを奪って、菊川立ち上がるもレフェリーとめる。
前の試合とは逆の意味でまた盛り上がった、ジョシカクの魅力のつまった試合でした。
菊川選手は、vs AKINO戦以来おなじような形の、打ち合いの雑さからくるKOで、壁にあたっていますねぇ。


<第8試合> SGS公式ルール −53.5kg契約 5分2R

○辻結花(総合格闘技闇愚羅)<2R1分19秒 腕ひしぎ十字固め>川畑千秋(Red Devil KIS'S)×・・・

こういうこと言って我ながらヒドいと思いますがぶっちゃけ言うと、川畑選手は髪を金髪に脱色して、ブスになっちゃいましたね。
石山選手や坂本選手は顔のパーツが大きいので髪の色が軽くても似合うのですが、川畑選手の場合はパーツの印象が薄いので、それを囲む額縁の部 分である髪はちゃんと濃いほうがいいと思います。

辻ちゃんは、黒い覆面。大阪プロレスの誰かが元ネタなのかな。
ちなみに(今回からかな?)入場時の選手コールが、音楽にのってリング上にちょうど登った時の一回になったので、紙テープを投げるタイミング が間違わなくなってよかったんですが(サクサク進みますし)、紙テープの量も辻選手は尋常じゃなかったです。

激励賞も10ケ。単純に1口5000円としても5万円。
下手したら、激励賞だけで他選手のファイトマネーを越えてたりするのか。
試合は、始まって直ぐの打ち合いで、川畑のいいパンチが2発ほど辻に入り、辻はタックルに行くも30秒でしのがれる。

ブレイクで立ち上がった辻ちゃん、顔色が豹変して、例の恐い辻ちゃん顔になってました。

辻の顔色を変えさせた川畑選手、すごいです。
辻選手も川畑選手も、8月の後楽園ホールで大きなカードが決定しているので、今回は流しても不思議ではなかったんですが、川畑選手にはそんな 気はさらさら無かったようで。

以降、打撃で挑む川畑と、それを見事にかいくぐってスーパー・ロー・タックルを決める辻。

ネックロック(ケアーやコールマンがよくやってたヤツ)や関節で攻めるんですが、ガチガチに守りまくる川畑。
客席もヒートアップし、1R終了のゴングも聞こえず。てゆか、前の大森の時もそうだったんですが、ゴングの音が総じて小さいですね。
2Rも始めは同じ展開で、これだけ守られると辻選手でもこじ開けられないかな、これは判定かな・・・とも思ったころ、ついに捕らえて腕十字。
コーナーポストに登って客席にアピールする辻、すごい喜びよう。
マイクで「知り合いがいっぱいいて、ヘンな緊張してしまったが、最後は勝ててよかった」。
しかし、打撃では勝ってた川畑選手もすばらしい。
そして、それでもちゃんと一本を取って勝つ辻選手もすばらしい。
すごい試合でした。


<第9試合> SGS公式ルール −63kg契約 5分3R

○近藤有希(PUREBRED京都)<3R35秒 V1アームロック>サラ・ボイド(サンタフェ・アカデミー)×・・・

サラ選手のプロフィールについてはよく知らないのですが、入場時にサラ選手の後について、ネイティヴ・アメリカンの羽飾りを頭につけたオヤジ が登場。
いったい何かと思ったら、途中で脱いでそのままセコンドにつく。
で、どんな指示を出すのかと見ていたら、延々と持参したデジカメで写真を撮り続け、ついに最後まで一度も声を発しないのであった。
きっと、娘の運動会の晴れ舞台を見に来たお父さんなのではないか。
何を考えているのか真意は分かりかねるが、外国人選手も入場の演出を考えてるのは感心。
試合は、サラ選手、柔術家のはずなのに、いきなり打撃で、総合経験ではまさっている久保田あらため近藤選手に対して優位に立つ、という意外な 展開。
近藤、打撃をもらうと相変わらず下を向いて下がっちゃうんですね。
久保田有希選手といえば、総合の経験の豊富さとクールファイターというキャッチフレーズの一方で、メンタルの面での伸び悩みもあったりして、
見てる方が心配になっちゃう部分も今まではあったんです。
それが、結婚して名前も変わって、ファイトの方はどう変わるんだろう、というのが今回の注目点の一つだったのですが、1Rを見る限りはあまり 変わっていないので、またまた心配になってしまいました。
柔道仕込みの投げの切れ味は相変わらずいいんですが、打撃や寝技での攻防の中でのせめぎ合いで、後手にまわってしまうというか。
このままメインがしまらないまま終わっちゃうのかなぁ、辻をメインにした方がよかったのかなぁ、とだんだん思いはじめた3R、スタミナが切れ てきたサラ選手のスキをついて近藤選手が腕をとって見事に一本!
柔術家から一本はすごい。近藤選手、精神面でも成長していました。
そして、相手のサラ選手も、思わぬ実力者でした。
この階級の外国人選手は、層が厚いですね。
でも迎え撃てる日本人が、近藤選手くらいしかいないのが、マッチメイクの難しいところか。
近藤、マイクで「関西の人も、1回だけ勇気出して、お近くのジムまで・・・」と格闘技のススメでしめ。
ちなみにこの試合、リングアナの残り時間の秒読みをすべて日本語のみでやっていたんですが、サラ選手には伝わってたんでしょうか。


全選手入場。
準MVPがたま☆ちゃんと辻ちゃん、MVPが近藤有希選手と、ラスト3試合の勝者で占める。

賞品として特製テディベア授与。
午後7時40分終。
ロビーで数々のグッズ販売がされる中、当日発売のスマックDVDNo.4を購入。
KANSENKI Tシャツは恐くて買えませんでした。


<総評>
今回のオープニング映像は、スマックの歴史をテーマにしたモノだったんですね。
「2001年・渋谷系女子格闘技 Smack Girl@渋谷club ATOM」〜「2002年・格闘エンターテインメント Smack Girl@ディファ有明」〜「2003年・ SMACK GIRL Third Season@六本木ヴェルファーレ」〜そして2004年・Round 1・・・という。
今年になって、新しい女子総合のプロモーションが立ち上がったり、TBSのゴールデンで放送されたり、いろんな動きが出てきていますが、他団体 がどうやっても真似できないのが、この、まがりなりにも3年間積み上げてきた歴史であって、これはどんなに金を積んでも力を使っても、何事に も変え難い物なんだなぁ、とあらためて実感。
ラスト4試合の、この上ない盛り上がり様は、この歴史の積み重ねがあって、初めて可能なものなんだと思いました。
僕は今、自分探しの旅の最中なんですが、旅に出て東京を離れるとわかるんですけれども、「総合格闘技」って、明らかにまだ、東京の文化なんで すね。

大阪でもそうで、総合人口はまだまだなんですが、だから今回は正直、顔見せ興行的なモノなのかなぁ、と勝手に思っていました。
でも、リング上の選手たちには、そういう意識はなかったようで。
選手については、石山選手と川畑選手の頑張りが目立っていて、特に第3世代の川畑選手が第2世代の辻選手に善戦したのは大きいと思います。
奇しくも2人ともRed Devilの選手ですが、一方でギミックのさぶさという問題も露呈して。
ま、ギミックについては、あと2〜3回はあたたかく見守ってあげようという気もしますが、逆にいえば僕みたいなのに「あたたかく見守ってあげ て〜」と言われているようじゃダメなんですよね。
「この腐った女子格闘技界を変えてやる」というのがRed Devil KIS'Sのテーマなんだとしたら、さぶいギミックをファンからあたたかく見守られ るという構図はまさに、その腐った女子格闘技界への甘え以外の何物でもないわけで。

今の2〜300人レヴェルなら、さぶくても見守ってくれるかもしれない。
でもこれが、500人になったら、1000人になったら、1万人になったら・・・1万人相手に「あたたかく見守って〜」と言えるのか。その辺 まで想定したうえでギミックを練っておかないと、ブレイクするために作られたはずのギミックが、逆にブレイクを阻害することにもなりかねない んじゃないか、という気がします。

構成作家なり演技指導なりを入れて完成度を高くするのか、それともギミック自体をもっと縛りのゆるくてナチュラルな物にするか、とりあえず2 〜3回はあたたかく見守ったとして、その間に何らかのテコ入れが入らないことにはキツイかも。

「腐った女子格闘技界を変えてやる」というテーマ設定自体は正くて、リング上ではそれがいい方向に出ているのは確かなので、あとはそれを、セ ルフ・プロデュースにどう反映させてゆくかでしょう。
最後の全選手集合写真のとき、辻ちゃんが懸命に近藤選手を真ん中に座らせようとして近藤が笑いながら照れて抵抗する中、Red Devilの3人がド 真ん中にドカッとうんこ座りしたんですね。
したらその横で、おっさんが同じようにうんこ座りして。
このナチュラルで微笑ましい光景が、なんか今回のスマックを象徴しているような気がしました。

次は8月5日、勝負の後楽園ホールですね。
僕は確実に行けませんので、みなさん頑張ってください。




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