2004/06/04 SB 後楽園ホール興行 観戦記
■団体:シュートボクシング
■日時:2004年6月4日
■会場:後楽園ホール
■書き手:高倉仮面

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○初めに
随分と古い興行の観戦記になっちゃいましたが、
まあ、このサイトにおけるキックの注目度はまだまだ低いと思うので、思い切って乗せる事にしました。
…とは言え、3ヶ月も前の興行ともなると古すぎかもしれませんね、スイマセン。

どうしようもなく鮮度の落ちた観戦記ですが、
とりあえず、9月15日に横浜文化体育館で開催されるS-CUP情報なんかも織り交ぜていますので、
少しは鮮度をカバー出来ているかなぁ…と思います、少しは。
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18:40

後楽園ホールに到着。本日はSBの観戦である。

で、いきなり愚痴をこぼすのだが…。
今日のSBの興行、ちょっと敷居が高い。
以下にその理由を列記する。
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1. 平日なのに興行の開始時間が17:30だった事。
  社会人が来るには苦しい時間。

2. アンディ サワー、小次郎、歌川 暁文といった看板選手が相次いで欠場。
  特に現在のSBのエースであるサワーの欠場は痛かった。

3. 試合数が全部で7試合しかなかった。
  普通の会社員なら4〜5試合見るのが限界か。

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僕自身も、この時点で試合開始から一時間以上の遅れである。
何と言うか…、社会人が平日の17:30に後楽園ホールにいる事は難しい。
どうして今日に限ってこんな開始時間になってしまったんだろうか。

気を取り直して。

今日の興行の目玉は「土井 広之 vs 後藤 龍治」、あっと驚く「日本人王者対決」。
S-CUP 2004の開催を目前に今夜、二人の日本人チャンピオンが激突する。

事の発端は、前回のSB興行(4月18日)での後藤のマイクアピール。
この日、難敵のタイロン スポーンを大差の判定勝ちで退けた後藤は試合後、
S-CUPに向けて自分の想いを豪快に言い放った。

「SBのエース、日本人、何してんの?
 ベルト持ってる人間がたくさんいて、誰が強いのかわからんでしょ?
 緒形、土井、小次郎、オレ。4人でS-CUPの予選やったらええやん?
 シーザー会長、その方がお客さんも喜ぶんちゃいますか?」
この後藤の主張は、僕自身も前々から思っていた事でもあった。

まず挙げられるのが、SBの看板選手が持つ王座の事だ。
緒形 健一の「SB日本Sウェルター級」王座と、土井 広之の「SB世界ウェルター級」王座。
僕はSBに初めて足を運んでから二年半が経過するが、彼らの王座の防衛戦を一度として見た事がない。

どうしてなのだろうか? SBには彼らに追いつく日本人がいないのだろうか?
これでは何の為にランキング制を適用しているのかわからない。
例えSBの興行が二ヶ月に一回ペースであったとしても、
せめて年に一度くらいは防衛戦をやって欲しい、と思うのだが。

更に挙がるのが、次々に新設される王座の事。
この二年間半の間に「日本ミドル級」(現在は後藤 龍治が王者)、
「世界Sウェルター級」(現在はアンディ サワーが王者)、二つの王座が新設された。
つまり、SBには67kg〜72kgの5kgの体重の中に4本ものベルトが存在しているのである。
う〜ん、明らかに多すぎだ。興行の規模を考えても2本で充分だろう。

これに加えて話をややこしくしているのが、
ウェルター級〜ミドル級のあたりにいる日本人選手が、
試合毎に体重を変更しながら同じ外国人選手と激突している事だ。

階級分けされた競技で「誰が日本最強なの?」と聞かれれば、
普通は「ミドル級なら○○で、ウェルター級なら△△」といった答えになるだろう。
ところがSBの場合、ウェルター級〜ミドル級の選手は体重を増減する事が当たり前で、
日本人選手同士の対戦試合は中々組まれないので、一概に上記のような答えが当てはまらない。
本当にこの辺りの階級で誰が日本人最強なのかがわからない状態になっているのだ。
例を挙げるなら、前回のS-CUP 2002には階級が2つも違う土井と後藤が同時に参戦しているし、
「外国人天国」の元凶であるアンディ サワーやシェイン チャップマンに対しては、
その都度契約体重を変更しつつ、緒形、土井、後藤が挑戦しているのだ。
これでは何の為の階級分けだかサッパリわからないし、何より選手の負担が大きい。
この辺の事については、SBはもう少し考えて欲しいところである。

以上の事を踏まえた上で、個人的には後藤の「S-CUP 日本人予選」、
すなわち「日本人 No.1 決定戦」の提唱には大きく頷けるものがあった。しかし同時に、
「S-CUP 2004の開催まで半年を切ったこの時期に『S-CUP 日本人予選』の開催は難しいだろう」
とも思っていた。僕自身が持つ疑問とは別に、この予選の開催はそもそもが無茶な話なのだ。
そして今現在、「日本人 No.1 決定戦」についてはSBからは何の発表もない。
やはりSBは後藤の発言を無視するのだろうか…。

それは違う。70kg契約の試合で結果を出していない事を理由に、
S-CUP 2004の出場を辞退していた土井 広之がこの発言を受けて立ったからだ。

「(後藤の発言について)最初は『相手にしたくない』と思っていました。
 言った者勝ちみたいなのはイヤなので。
 大体、僕はS-CUPには出場しないんだから名前を出すなよって(苦笑)。

 ただ、あそこまで言われて黙ってほっとく訳にもいかないでしょう。
 今回は勝ちにこだわって、きっちりと"駆除"させてもらいます。」
「売られた喧嘩は買う」。それでこそシーザー会長の愛弟子。

こうして決定した「土井 vs 後藤」は、
僕自身が前々から実現して欲しいと思っていた好カード。
たとえアンディ サワーや小次郎が欠場になったとしても、
滅多と観られないこのカードを見逃す手はない…というのが、
今日の観戦の動機である。

チケットを購入、立見席3000円。いつもの事ながらSBのチケット代は安い。

18:45
パンフレット購入、1000円。
いつも通り充実の内容…と言いたいところだが、
欠場になったアンディ サワーの写真が大々的に使われているのがちょっと悲しかった。
興行開催の数日前の負傷による欠場なのでしょうがない部分はあるんだけど。

会場入り。リング上では既に第三試合が始まっていた。
やっぱり平日で17:30開始っていうのキツイなぁ。

で、本日の観客の数は…ありゃ〜、少ない。5〜6割程度の入りだな、コレ。
今日の興行については、冒頭に記述した要素が悪すぎたね。
せめてサワーの欠場がなければ、当日券がもう少し伸びたんだろうが…。

それでもカード編成自体には工夫の見える今日の興行。
メインとセミ以外の試合は全て「SB vs IKUSA & R.I.S.E. 連合軍 対抗戦」、
セミファイナルは前述の「日本人王者対決」、
メインイベントはSB日本スーパーフェザー級のタイトルマッチ。
試合数は全7試合といつもに比べて少なめだが、内容自体は盛りだくさんである。

そりゃそうと、「SB日本スーパーフェザー級」だけはよくタイトルマッチをやっているよなぁ。
土井や緒形の持つ王座も、これくらいの頻度で防衛戦をやれないのかなぁ…と思いつつ観戦開始。

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第一試合 SB vs IKUSA & R.I.S.E. 連合軍 対抗戦
     フレッシュマンクラス スーパーウェルター級 3分3R
○太田 義昭(シーザージム) <SB>
●デビル 荒川(スクランブル渋谷)
[判定 2−0]

第二試合 SB vs IKUSA & R.I.S.E. 連合軍 対抗戦
     フレッシュマンクラス ライト級 3分3R
○梶原 龍児(チームドラゴン)
●田村 聡太(大阪ジム) <SB>
[延長判定 3−0]
※判定 0−1

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第三試合 SB vs IKUSA & R.I.S.E. 連合軍 対抗戦
     フレッシュマンクラス フェザー級 3分3R
○石川 剛司(シーザージム) <SB>
●卯月 昇竜(チームドラゴン)
[3R 1分50秒 反則]
※再三のヒザをつく行為による

僕が見たのは2Rと3Rのみだったんだが、
卯月は石川に掴まれる度に、ロープを掴んだりヒザをついたり。
彼なりの投げ対策だったのだろうが、やはりイメージが良くない。
結局、最後は反則負けをとられてしまった。これは仕方がない気がする。

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*S-CUP情報
石川はS-CUPのオープニングファイト(S-CUPの開会式の前に行われるダークマッチ)に出場が決定。
彼のファイトが見たい人は S-CUPの当日は15:00に横浜文化体育館入りして欲しい。

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第四試合 SB vs IKUSA & R.I.S.E. 連合軍 対抗戦
     フレッシュマンクラス スーパーウェルター級 3分3R
○藪 英平(172cm/68.55kg/龍生塾) <SB>
●NIIZUMAX!(171cm/69.45kg/クロスポイント吉祥寺)
[判定 3−0]

SBの前座戦線でも活躍しているNIIZUMAX!だが、今日はR.I.S.E.軍として出場。
対戦相手は龍生塾期待の精鋭、藪 英平。関西グローブ空手準優勝の戦績を持っている。
みっちりと筋肉が詰まっている体、流石は空手出身者。

1R、NIIZUMAX!はリングを回りながら藪との距離を離してミドルキックを放ち続け、
かかと落とし、回し蹴り、ニールキックといった派手な技を連発して先手をとる。
対する藪は追いかけながらワンツー、ボディブロー、ストレートで反撃。
両者の距離が近づけば、組み付いてのヒザ蹴り合戦で主導権を争う。

2R、NIZUMAX!は後退しつつ得意のミドルキックを連打、ジャンピングキックを繰り出すが、
攻めっぱなしで疲れてきたのかミドルキックを放つ度にガードが下がってしまう。
そのガラ空きになった顔面に藪の重いワンツーが次々にヒット。
棒立ちになるNIZUMAX!、そこに藪の追い打ちのワンツーが更にヒットしていく。
終盤には藪の大内刈りも決まった。NIZUMAX!はすっかりスタミナ切れである。
しかしミドルキックをもらい続けていた藪もややスタミナ切れ。

3R、藪は序盤にもう一度大内刈りを決めると、
このラウンドでもミドルキックを放つ度にガードが甘くなるNIZUMAX!にパンチを放ち続けた。

終盤にはミドルキックのタイミングをも見切った藪、合わせてのカウンターを次々に当てていく。
反対に顔面にパンチをもらい続けたNIZUMAX!、顔からは流血、藪の猛攻を前に背を向ける場面も。

試合終了、判定は3−0で藪が勝利した。


第五試合 SB vs IKUSA & R.I.S.E. 連合軍 対抗戦
     エキスパートクラスルール ウェルター級 3分5R
○菊地 浩一(175cm/67.8kg/寝屋川ジム) <SB>
●裕樹(170cm/67.65kg/READL DEAL)
[判定 3−0]

菊地 浩一は、かつてのSBのエースだった吉鷹 弘の秘蔵っ子である。
フレッシュマンクラスルールで5戦5勝5KO、新人としては完璧な戦績である。
今日は初のエキスパートルールの試合となる菊池、対抗戦の大将としてリングに登場。

対するは、この日唯一のIKUSA代表、若干21歳の祐樹。
これまで19戦17勝2敗16KO、こちらも文句なしの戦績だ。
祐樹はこの闘いの先にIKUSAのエース HAYATOとの対戦を見据えている。
だとしたら、こんなところでは負けていられない。

1R、お互いにローキックが得意なだけあって、両者共に惜しげもなく連発。
菊地はワンツーからローキック、ローキック、ローキック…と放っていき、
祐樹はやや菊地に押されつつも、攻めの隙を突いてローキックを返していく。

ローキック自体は手数では菊地が圧倒的に上、
一発の威力は祐樹がわずかに上…といったところか。
そしてパンチの技術は菊地が上のようだ。この差がどう影響するのか。

2R、やはりお互いにローキックを連発する展開が続いたが、
ラウンド中盤、祐樹がパンチ主体の戦法に切り替えた。
しかし前述のように、パンチの技術は菊地の方が上。
シャープなワンツー〜ローキックのコンビネーションが祐樹を襲う。

対する祐樹もワンツーやローキックを放つも、菊地と比べると攻めが単発で雑な印象。
ラウンド終盤になると菊地の攻めが圧倒的に目立つようになる。
それでも祐樹は、菊地のミドルキック等はキッチリとガードしている為、ダメージ自体はあまりないようだ。

3R、ワンツーからのローキック or ヒザのコンビネーション、やはり菊地が攻める。
ストレートが細かくヒット、ここまで喰らい続けたローキックのダメージもあり、祐樹は下がり気味。
菊地は更なるワンツーのラッシュで祐樹を追い詰めていくと、ストレートがハードヒット。
怯む祐樹だが、お返しのアッパーを繰り出すと…、何とこれが菊地の顔面をクリーンヒット。
バランスを失う菊地、祐樹は「ここがチャンス!」とばかりに荒いパンチのラッシュで菊地を追い込む。

しかし。このパンチのラッシュを見切った菊地、
カウンターのストレートを合わせると、これが見事に祐樹の顔面を打ち抜いた。
崩れていく祐樹、観客の歓声の中、レフリーがダウンカウントを数える。

カウント8で立ち上がった祐樹、
この後は無理にパンチを出さずにガードを固めてローキックを放ち、体勢を立て直す。
対する菊地、カウンターでストレートがヒットする場面もあったものの、
KOを狙って深追いするという事はなく、中距離からローキックやミドルキックで蹴っていくに留まった。

4R、菊地は1Rから一貫したワンツーやローキックの連打で祐樹を攻め立て、
時折ミドルキックやハイキックといった蹴りで追い討ちをかける。
だが祐樹、菊池のワンツーからのミドルキックのコンビネーションにアッパーを合わせると…、
これがまたカウンターでヒット。棒立ちになる菊地に祐樹は再び荒いワンツーのラッシュで追い込む。

そしてこのアッパーで、これまで攻勢だった菊地に異変が発生。
今日が初の5Rルールとなる菊地、これまでの攻め疲れも手伝ってスタミナ切れを起こしたのだ。
チャンスと見た祐樹が更なるパンチのラッシュを菊池に浴びせると、
時折ストレートがクリーンヒットしていく。段々と棒立ちになる場面が多くなる菊地、
祐樹の圧力に押されながらも組み付いてのヒザ蹴りでこのラウンドを凌ぐ。

5R、3Rに喫したダウンの失点を挽回すべく祐樹が序盤から勝負に出る。
まずはフックがクリーンヒット、逃げる菊地を追い続けてパンチのラッシュ。
しかし菊地、相手のラッシュにはガードを固め、近づいてくれば自ら組み付いてヒザ蹴り。
劣勢に立たされながらも祐樹に決定打を許さない。

ラウンド終盤、祐樹はラッシュを連発しすぐぎて攻め疲れを起こしていたが、
菊地のガードもかなり甘くなっていた。もう腕が上がらないのだろう。
祐樹、気力を振り絞りながら単発のストレートやフックをヒットさせると、更にラッシュを仕掛けていく。
しかし菊地はバテバテになりながらも最後までパンチやヒザ蹴りで応戦、ダウンを許さない。

試合終了、最後まで気力を振り絞って闘った両者に、観客からは大きな拍手が発生。
これに対して大きく手を広げて声援に応えていたのは祐樹の方だった。
それはさながら「試合に負けて勝負に勝った」事をアピールしていかのようだった。

判定は…3Rにダウンを奪ったのが幸いして菊地が3−0で勝利。
だが、あと1Rあれば勝敗は間違いなく逆転していただろう。
負けた祐樹は足早に会場を後にしていたが、観客は拍手で彼の花道を送っていた。

勝った菊地は6戦6勝5KOの戦績を手土産に次回IKUSA興行への出場が決定。
あと2年後には間違いなくSBを背負って立つ存在になるこの男に活目せよ。
…とはいえ、5Rでの試合のスタミナ配分は大きな課題となるか。

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※その後の話
7月に行われたIKUSAへの出場が予定されていた菊池 浩一だが、
対戦相手の「元Jリーガー」矢野 マイケルが負傷欠場。
結局、IKUSA参戦はお流れとなった。あらら。

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◎歌川 暁文の挨拶
今日の興行に出場予定だったが相手選手の負傷により試合がなくなった、
U.W.F.スネークピットジャパンの歌川 暁文がリングイン。挨拶を行った。

「7月10日のIKUSAに出場します。
 時間があれば見に来てください(観客拍手)。」

ほほぅ、歌川もIKUSA出場ですか。それならIKUSAも見に行こうかなぁ。

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※その後の話
7月のIKUSAに出場した歌川 暁文はSBルールにてシャノン "F16" フォレスターと対戦。

試合は延長判定までもつれたが、歌川が別天地での勝利を飾った。
それにしてもこのカード、IKUSAでやる必要があったのか?
フォレスターはSBの外国人選手なのに…。

ちなみに僕は未観戦。
IKUSAって結構チケットを取るのが難しいんだよね。

*S-CUP情報
歌川は、S-CUPのオープニングファイト(S-CUPの開会式の前に行われるダークマッチ)に出場が決定。
キレのある左ミドルキックが得意技、U.W.F.の宮戸 優光の弟子でもある彼のファイトが見たい人は、
是非、早い時間(15:00)から横浜文化体育館入りして欲しいね。いい選手ですよ。

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◎10分休憩
まあ、いつもの事なのだが。
SBにおける「10分休憩」とは20分休憩の事である。
…何とかならんのかねぇ。最初から「20分休憩」と言えばいいのに。

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◎イーグル 京和の挨拶
タイトルマッチを控えたボクシングのWBCミニマム級王者のイーグル 京和がリング上から宣伝の挨拶。

「6月28日ニ横浜ありーなデ試合ヲシマス。
 応援ヨロシクオネガイシマス(観客拍手)。」

※その後の話
イーグル 京和は小熊坂 諭を相手にWBCミニマム級王座の防衛戦を行った。
試合は八回、偶然のバッティングにて小熊坂が出血、試合続行不能のハプニング。
故意の反則ではないので反則負けとはならず、ルール通り八回までのスコアを採点した結果、
3−0でイーグルが同王座の初防衛に成功。ちなみにイーグルはこの試合で13戦13勝無敗5KO。強いのね。

◎アンディ サワー、欠場の挨拶
本日はメインイベントに出場予定だったアンディ サワーがリングイン。欠場の挨拶。

「Hello. Are you fine?

 今日はメインイベントに出る予定でしたが…、
 左足を負傷してしまい、残念ながら試合に出られなくなりました。

 皆さんに約束します。S-CUPではいい試合をします(観客拍手)。
 S-CUPまでの三ヶ月間、きっちりとトレーニングをしてきます。
 今日は皆さん、本当に申し訳ありませんでした(観客拍手)。

 僕はS-CUP、そしてSBを大事に思っています。
 K-1 MAXにも出場しますが、それはあくまでSBの合間に出場するだけです。
 これからもSBを色々な人々に知ってもらう為に闘います。SBがNo.1です(観客拍手)。」

*S-CUP情報
当然ながら、前回のS-CUP 2002の覇者であるアンディ サワーは今回のS-CUP 2004にも出場。
キック界でもその名を知られた「デンマークの強豪」オーレ ローセンとの試合は今大会屈指の好カードだ。
「神童」vs「鉄の拳」、KO決着は必至であろう。

◎シーザー会長の挨拶
今日は色々な人が挨拶しているが、
ようやく「♪シィ〜ザァ〜ッ、シィ〜ザァ〜ッ!」と共にシーザー会長が登場。
こちらはお馴染み「創始からの挨拶」である。

「本日はご来場、誠にありがとうございますっ!!(観客歓声)

 SBの念願だったS-CUPは、9月15日に横浜文化体育館で開催されます。
 これも関係者各位、協賛会社の方々、そしてファンの皆さんのお陰です。
 ありがとうございます(観客歓声)。

 20周年を迎えたSBですが、人間、楽しい事もありますが、それ以上に辛い事もあります。
 我慢を重ね、力を合わせて、一生懸命、若い人と共に険しい山を登ってきました。
 時には人から『この道を登った方がいいよ、この道の方が近いよ』と言われた事もありました。
 しかし自分は『その道は皆で登るには危険だから』と遠回りをしつつ、
 少しずつ一歩一歩、皆で耐えながらここまで登ってきました。

 これからも我々は、一歩一歩、手をとりあって登っていきます。
 本日は、ありがとうございましたっ!!(観客歓声)」

今日は観客も少ないけれど、会長の挨拶はいつも通りの力強いモノだった。
「泣きのシーザー」も昔の話。


◎小次郎の挨拶
最後の挨拶は、これまた本日出場予定だったが怪我で欠場となった小次郎。

「皆さんこんばんわ、小次郎です。
 今日は試合をする予定でしたが、
 前回の試合で右肩を脱臼してしまい 欠場する事になりました。
 皆さん、申し訳ありません(観客拍手)。

 この場を借りてシーザー会長にお願いがあります。
 僕をS-CUPに出させて下さい。
 絶対に出した事を後悔させません、お願いします(観客拍手)。」

この要求に対して、シーザー会長はこの場は「少し考えさせてください」という返答に留まった。
まあ、この次の土井 vs 後藤がS-CUP出場に端を発した試合なだけに、
ヘタな即答は避けた会長の判断は正しかったように思える。

それにしても今日は看板選手の欠場が重なった。

シーザー会長もマッチメイクには苦心しただろうなぁ。

*S-CUP情報
個人的には「S-CUPには絶対に出場するだろう」と思っていた小次郎だが、実際には出場なし。
更に言えば、S-CUPに出場する日本人は緒形 健一のみ。う〜む、意外といえば意外な展開だった…。
このトーナメントに出場できない小次郎はさぞかし無念であろう。
ひょっとして、右肩の脱臼が回復しなかったのかな…?

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第六試合 エキスパートクラスルール 特別試合 ハンディキャップマッチ 3分5R
○土井 広之(173cm/68.9kg/シーザージム/SB世界 ウェルター級 王者)
●後藤 龍治(173cm/69.4kg/STEALTH/SB日本 ミドル級 王者)
[判定 3−0]

後藤の「S-CUP 日本人予選」発言に端を発した「日本人王者対決」。
真っ向からの潰し合いである。

さてさてこの試合、冒頭に記述した通りに土井が喧嘩を買ったまでは良かったが…。
実はその後もルール問題で揉めに揉めた、これでもかといわんばかりに揉めまくった。
土井が契約体重は69kgを希望したのに対し、後藤はこれを70kgとしたのが原因だ。

土井:
「一方的に名前を上げておいて、俺が+2kgで飲んでるのに(※注1)、
 スーパーウェルター級(※注2)でやるって宣言してるアイツが1kgも落とさないようでは理屈が通らない。
 出来ないなら始めから名前を出すな。大人なんだからワガママばっか言ってんじゃないって」
(Bout Reviewより)

※注1:土井はウェルター級がベスト体重。SBのウェルター級は67kg。
※注2:SBのスーパーウェルター級は70kg。

後藤:
「俺はスーパーウェルターに階級を落とすとは言ったけど、この前のマイクはS-CUP予選への呼びかけ。
 大人なんやから格下やっていう俺にハンディをくれと。俺はグローブハンディをやる。
 その上で投げて極めてキッチリ倒したりますから、ごちゃごちゃ言わんと勝負しましょ」
(Bout Reviewより)

何となく、土井の言い分の方が正しいように感じる。
というか、後藤はあの発言にワンマッチの可能性を全く考えていなかったのだろうか?
全ての我侭が通ると思った上での発言だとしたら…、子供臭いといえば子供臭い話だな。

土井:
「ごちゃごちゃ言ってるのはお前。『キッチリ倒す』っていうのは凡戦マンが言う言葉じゃない。
 緒形も小次郎も怪我があって連戦が難しい中で、オレが名乗りをあげなければアイツはただのラッパ吹き。
 本当だったら誰も取り合わないでしょ。そこを俺が69kgで飲んでやるんだから誠意を見せろっ!!」
(Bout Reviewより)

後藤:
「減量はしているが69kgまで落すのは無理。
 それに俺のS-CUP予選への呼びかけとはテーマが違う。
 そのつもりでやる言うて出て来たんやないんかい!

 しゃーないから69.5kgまで落してグローブハンディやったる。
 それやったら文句ないやろ!」
(Bout Reviewより)

結局、この問題は興行のタイムリミット寸前に解決。
契約体重は69.5kgに決定、グローブハンデは土井が8オンスに対して後藤は10オンス。
個人的な印象としては、土井の方が後藤の我侭に付き合った…という感じか。

両者の入場。後藤はいつものように謎のプロレスラー軍団を従えている。
ムタ風のコスチュームに身を固めリング上では毒霧を噴射、派手なパフォーマンスで会場を沸かせる。
対する土井はいつも通りに静かに入場、だが観客の7割以上は土井を応援しているようだ。

リングに上がる土井、その歓声が一段と大きくなる中で試合開始。

試合前から揉めに揉めまくった両者は1Rからラッシュに次ぐラッシュの真っ向勝負!
…という事もなく、お互いに中距離から牽制打、静かな立ち上がり。
まあ、お互いに最初からラッシュをかけるようなタイプじゃないし。

1R、土井はジャブで後藤の距離を牽制、下がりながら得意のキラーローを散らしていけば、
後藤も無理に接近する事はなく一定の距離を保ち、土井を追いかけてワンツーやローキックを返していく。

ラウンド中盤、後藤は鮮やかな腰投げでシュートポイント1を獲得。
これで優位に立った後藤だが、まだまだ慎重、深追いをせずに淡々と打撃を出す。
対する土井も、無理には挽回に行かずにコツコツとキラーローを出し続けるに留まった。

そしてそのまま1Rは終了。戦前の舌戦の事を考えると、今一つ盛り上がらない展開だ。

とはいえ、会場の大多数を占める土井応援団と後藤応援団はバカみたいに盛り上がっているようだ。
う〜ん、僕がこの試合に対して冷めすぎているのかなぁ…。

2R、土井は1Rと同じく、下がりながらのキラーローを中心にパンチやハイキックを散らしていく。
後藤はこれを追いかけてローキック等を出すが、ちょっと手数で土井に劣る。
…と思ったら、後藤は再び土井に組み付いて払い腰。
シュートポイントにこそならなかったが、土井にプレッシャーを与えるには充分だろう。

しかし土井、このプレッシャーにも負けずにあくまで自分のペースで試合を進める。
キラーローで蹴り続け、ボディブロー、かかと落とし、ミドルキック等で追い討ち。
対する後藤は相変わらず打撃の手数が少ない状態、ポイントではリードしながらも試合のペースを握れない。
これを見た土井応援団はイケイケの大歓声、反対に後藤応援団は叱咤の大声援だ。

3R、土井の打撃の回転数がガンガン上がっていく。
1Rから一貫してのキラーローが中心、これにミドルキック、ストレートが混じる。
更にはストレート〜ハイキック〜ミドルキックのコンビネーション、会長直伝のボディへのストレート。
気がつけば、土井が前に出て後藤を追い込む場面が増えている。

対する後藤は、ややバテ気味。
次々に繰り出される土井の打撃を前に自分のペースを握り返す事ができない。
組み付いての大内刈り、土井をのけぞらせたアッパー…等、有効な攻めは繰り出すのだが、
やはり手数の上で土井に圧倒的に劣ってしまう。

その上、後藤を悩ませたのが…。このラウンドの中盤以降、土井が多用していったヒジ打ち。
至近距離からのヨコヒジ、タテヒジ、組み付いてのヒジ。連発されるヒジの嵐、そしてキラーロー。
上段、下段に打ち分けられる打撃を前に後藤は全くガードをする事ができない。
土井応援団は2Rよりも更に大きな歓声を揚げている。熱を帯びた大歓声が後楽園ホールを揺らす。

4R、ヒジ打ちを全く防御する事ができない後藤の様子を見た土井は、
そのヒジ打ちを中心に、ボディへのストレート、キラーローとバキバキ打ち込んでいく。

対する後藤は、S-CUPルールには存在しないヒジ打ちの存在に完全に動揺している状態。
表情に困惑が浮んでいる。「ヒジ打ちなんて聞いてないよ!」と言いたげだ。
それでも土井のヒジ打ちは止まらない、止まらない、全く止まらない。
後藤がラウンド終盤から失速し始めると、後藤応援団の激が更に激しくなる。

5R、もはや試合は一方的な展開。
ボディへのストレート、ハイキック、組み付いてのヒジ打ち数発、ミドルキック、
ヒジ打ち連発、ストレート、単発のヒジ打ちを数発、キラーロー、ワンツー連打、
単発のヒジ打ちを数発、ジャブ〜キラーロー、キラーロー、ヒジ打ち単発。
土井がガンガン打撃を出し続ければ、後藤は防御もできずに一方的に喰らい続けてしまう。
まあ時折は反撃するのだが…、力のない打撃が単発で終わってしまう状態。
これではエンジンのかかった土井を止める事は不可能だ。

試合時間残り1分、土井のヒジ打ちで後藤の額からは出血。沸き返る土井応援団、叫ぶ後藤応援団。
焦る後藤は最後の気力を振り絞りながらフックやローキック等を繰り出していったが、
土井もワンツーのラッシュを繰り出し続け、最後まで後藤に反撃を許さない。
両者の応援団が大興奮、大絶叫、大歓声を沸き起こす中で試合は終了。
選手への声援はゴングの音と共に、両者に対する賛辞の拍手へと変わっていた。

判定は…やはり3−0、この試合をヒジ打ちで完全にリードし続けた土井が勝利した。
と同時に、後藤のS-CUPへの道が閉ざされてしまったのだった。
う〜ん、それはそれで残念だな。S-CUPに出場する後藤の姿は見てみたかったんだが…。

勝った土井がマイクを握る。

「皆さん、本当にありがとうございました。(観客歓声)

 今日はKO勝利したかったんですが…、
 後藤選手も粘り強くて倒しきれませんでした。

 僕はS-CUPには出場しませんが、
 僕と同門の緒形がS-CUPに出場します。
 皆さん、緒形を応援してあげてください。(観客歓声)

 皆さんの声援で、僕たち日本人はS-CUP優勝へと進んでいきます。
 当日は会場で、応援よろしくお願いします!(観客歓声)」

それにしても後藤があそこまでヒジ打ちに対応できないとは、ちょっと意外な感じ。
S-CUP出場はなくなったが、これに腐る事なく再びSBのリングに上がって欲しいところではある。
だがしかし。正直、あの打たれっぱなしの姿にはちょっとガッカリさせられた。

対する土井も…個人的には会場の大歓声…程の良さは感じなかったなぁ。
アレだけのヒジを連発でヒットさせながらも一度もダウンを奪えなかった事や、
キラーローに往年のキレの良さを感じなかったのが原因かねぇ。

…という訳で、周りの観客程には乗り切れない僕なのであった。

*S-CUP情報

土井は、S-CUPにはワンマッチに出場。
その対戦相手は、ヨーロッパではウェルター級で敵なしのフィクリ ティアルティ。
現在、ヨーロッパを中心に活躍している佐藤 嘉洋や、
NKBのウェルター級王者だった石毛 慎也をも破っている強豪。
早くも「土井劣勢」を伝える報道もある中、土井は勝つ事が出来るか!?

第七試合 エキスパートクラスルール SB日本 スーパーフェザー級 タイトルマッチ 3分5R
○及川 知浩(164cm/59.5kg/龍生塾/SB日本 スーパーフェザー級 一位)
●松浦 知希(170cm/58.9kg/風吹ジム/SB日本 スーパーフェザー級 王者)
[判定 3−0]

本日のメインイベントは、「SB日本スーパーフェザー級」のタイトルマッチ。
まあ、本来メインに出場するハズだったアンディ サワーが欠場した事による繰上げ…ではあるが、
それがタイトルマッチだった事は、この興行にとって幸いだった。

さてこの試合は、2003年7月4日に行われた同カードの再戦である。
当時、SB日本スーパーフェザー級の王者だった及川 知浩は、初防衛戦として松浦 知希と対戦。
つまり、この時は王者と挑戦者の立場が逆だった訳だ。

地元での防衛戦という事もあり奮起した及川は、序盤からハイペースで攻め込んでいく。

強烈なパンチ、切れ味鋭いヒジ打ち。松浦の記憶は飛び、顔面は切り裂かれた。
観客の誰もが「王者の防衛は時間の問題」と思う中で…大逆転劇が起こる。
3R、松浦の右ストレートが、及川の顔面にカウンターでジャストミート!
及川はこの一撃でダウン、そのままKO負けを喫してしまったのだ。

この敗北に納得がいかない及川は、
今年の2月1日、試合前に「この試合をきっちりと勝つから、タイトル戦を組んでほしい」とブチ上げた。
この日の試合で迎えた相手は、スーパーフェザー級の新鋭・歌川 暁文。
わざわざ明言するまでもなく同級の「次期王者挑戦者決定戦」的色合いの強かったこのカードで及川は、
パンチのラッシュで歌川を完全に圧倒、予告通りにきっちりと勝利を飾ったのだった。
そして、この結果を見たシーザー会長が「松浦 vs 及川」の再戦を即決、この試合に至る…という訳だ。
及川は前回の初防衛戦での無念をこの試合で果たせるか?
それとも松浦が初防衛戦を勝利で飾るのか?

1R、松浦はワンツー〜ローキックのコンビネーションを中心に、手数で及川を圧倒する。
対する及川、ローキックを中心に時折パンチを繰り出す…が、いつもに比べて得意のパンチの数が足りない。
前回の敗因である松浦のカウンターパンチを警戒してか、いつものパンチのラッシュが見られない。

2R、松浦はやはりワンツー〜ローキックを中心に、ミドルキックやボディブローを駆使する。
対する及川、重たいミドルキックやハイキック、前蹴り等で反撃するも、やはり手数が足りない。

途中、松浦のローキックが及川の金的に命中するアクシデントがあったものの、
そんな事はお構いなしに、試合のペースを握った松浦が打撃の回転数を上げていく。

しかし…迎えた3R、及川のワンツースリー〜ミドルキックのコンビネーションが松浦にクリーンヒット。
これが効いてしまった松浦は失速、打撃の数が減ってしまう。
反対に及川は「ここがチャンス」とローキックや前蹴り等で攻め込み、時折パンチを当てていく。
そしてラウンド終盤、及川が松浦に組み付いて鮮やかな首投げでシュートポイント1をゲット。

4R、序盤こそ松浦はワンツーのラッシュで及川に突っ込むが…。それが終わると一方的な展開。
及川はキックを散らしながら、時折パンチのラッシュを松浦に叩き込む。
ミドルキック〜ストレート、ワンツースリー、ハイキック〜アッパー、そして単発のローキック。
これらの打撃を喰らった松浦、ラウンド終盤には完全にスタミナ切れの状態に。

5R、松浦は一発逆転を狙ってヒジ打ちを打ち込むべく及川に接近するも、
及川はこれを近づけずにワンツーやミドルキックを叩き込んでいく。
それでも松浦が組み付いてくれば、及川は首投げやキックをキャッチしての足払いで軽くあしらう。
松浦は、とうとう最後まで試合を自分のペースに引き戻す事が出来なかった。
両者が組み合ってヒザ蹴りを繰り出していく中で試合終了。

判定は3−0で及川が勝利、リベンジ成就と同時に再びスーパーフェザー級の王座を手にした。
僕としては、この試合で及川がKOで決着をつけると思っていたのでちょっと拍子抜けだ。
今日の及川、パンチが少なかった。やっぱり前回の逆転KO負けが脳裏に焼きついていたのかな?

それにしても、観客はあんまり盛り上がらなかった。
僕はこの試合はそれなりに面白かったんだけどなぁ…、
どうやら殆んどの客は土井 vs 後藤でエネルギーを使い果たしたらしい。
タイトルマッチだというのに、失礼といえば失礼な話だな。

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●雑感
観客の盛り上がり方とは裏腹に、個人的にはイマ一つ乗り切れない興行でした。
やはりセミファイナルの土井 vs 後藤に乗れなかったのがマズかった。
観客数も、このところのSBにしては大苦戦している数字になっちゃいましたね。
まあ冒頭にも上げた通り、今回は悪い要素が重なりまくったので仕方がないのでしょうが…。

いづれにせよ、次はいよいよS-CUP。SBにとっては大一番でしょう。
是非この大会を成功させて、「日本の立ち技業界にSB在り!」というところを見せて欲しいですね。

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*S-CUP情報
いよいよ迎えたS-CUP。その出場選手は…思わぬ超豪華な陣容となりました。

○S-CUP出場選手
・緒形 健一(日本/シーザージム/SB日本 Sウェルター級 王者)
 SBの日本人エース。前回のS-CUPではKOKルールに挑んでいた為に不参加だった。
 会長直伝のボディへのストレートと飛び込みアッパーでS-CUP制覇を目指す。

・アンディ サワー(オランダ/リンホー ジム/S−CUP2002 覇者 & SB世界 Sウェルター級 王者)
 SBの外国人エース。まだ21歳ながら戦績は98戦94勝3敗1分。ボディへのパンチラッシュが驚異的。
 K-1で敗北を喫した兄弟子・クラウスの参戦は彼にとって刺激になったはず。前回覇者がリベンジ戦に望む。

・アルバート クラウス(オランダ/ブーリーズジム/K−1 MAX 2002王者)
 言わずと知れた魔裟斗のライバル。知名度では今大会ではズバ抜けているだろう。
 キック界のメジャー・K-1を制したボクシングのテクニックはSBルールに通用するか?
・オーレ ローセン(デンマーク/KRSジム チーム オーレ/IMTC世界 Sウェルター級 王者)
 これまで未来日だった欧州の強豪がS-CUPを襲撃、「鉄の拳」がSBを粉砕する。
 ピーター クルックやファディ メルザ等、キック界では知られた名前を撃破している。

・ジェンス パルバー(アメリカ/チーム エクストリーム/元UFC ライト級 王者)
 総合格闘技ファンの多いこのサイトでは一番目を惹く選手であろう。
 その実力は知っての通り。総合の打撃でSBルールに乗り込む。

・チャンプアック チェーセパサート(タイ/ISSジム/WMTA世界 Sウェルター級 王者)
 ポイントを奪う事を中心にするムエタイ戦士にして珍しい、パンチを得意とする選手。
 保持するベルトの王座決定戦で、佐藤 嘉洋からKOを奪っている実力者。
・ダイ ジョウアン[代常亮] (中国/中国武術協会/2004年 中国散打 65kg級 王者)
 前回、散打代表として出場したはジョン イーゴは準優勝、SBルールにおける散打の存在は脅威である。
 K−1系では中々実力を発揮できない散打勢、投げありルールの中で本領発揮なるか?

・カテウ キビス(ブラジル/チーム ノゲイラCWB SPORTS/ストームムエタイ ミドル級 王者)
 元シュートボクセ所属、現在はアントニオ ホドリコ ノゲイラとチームを共にする。
 ブラジルのムエタイトーナメントを総ナメにした実力でS-CUPに登場だ。

ワンマッチも素晴らしいカードが揃いました。
土井 広之 vs フィクリ ティアルティ、
ネイサン コーベット vs ニルソン デ カストロ、
宍戸 大樹 vs ブルース マクフィー…etc。
特にネイサン コーベット vs ニルソン デ カストロは好勝負必至です。

イヤイヤ、改めて書いてみると、本当にいいカードが揃ったと思います。
9月15日は、横浜文化体育館に足を運んでみてはどうでしょうか? 損はないと思います、ハイ。



○S-CUP(スポナビ)

○S-CUP(Bout Review)

以上、長文失礼。




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