長文注意(ここに書いても意味ないって)
■団体:JDスター
■日時:2004年5月30日
■会場:大阪・なんばグランド花月NGKスタジオ
■書き手:冗談の突きを喰らう猪豚(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)
JDスタープロデュース「格闘美3」

4/18 NGK大会 TWFタッグ戦中止 チャンピオン組(ザ・ブラディー、桜花由美)欠場。
4/29 後楽園大会 一丸秀信オーナー、一部選手を除きフリー契約(事実上のリストラ)にした事を発表。
5/11 都内 離脱組が会見。リストラされたのではなく、自ら離脱したと説明し、「TeamOK」として活動する事を発表。
後、残留組も契約上はフリーとなっている(リストラではないとのこと)。
 

残留組離脱組(Team OK)
乱丸
東城えみ
桜花由美
秋山恵
亜沙美
風香
木村ネネ
ザ・ブラディー
ファング鈴木
武藤裕代
おばっち飯塚
KAZUKI
MARU
斎藤啓子
(クロウは欠席)

黄金筋肉「女子総合格闘技最強女王決定トーナメント」でベスト4に輝いた、石川美津穂は単独行動が多いし、
所属していると言う訳ではないけど、LLに出る時はvsネネ戦だったりするし、つかず離れず。
他団体にあえてネネさまを送るってのは凄いな。

このゴタゴタの切っ掛けとしては、JDスターがプロレス団体ではなく、興行プロダクションへの転換を目指した事が発端
(選手のフリー化など)。
それに反発した離脱組が会社との契約を行わず、ブラディーは会社側に首謀者と見なされたか、
4/18、4/29への出場を許されなかった。
私は4/18しか見ていないが、タッグ戦で対戦予定だった薮下めぐみのアピールは中止になった事への言及はあったが、
ブラディーが出場しない事へは箝口令が敷かれていた印象。
4/29で、一丸オーナーは「バイトばかりで練習不足」を理由にリストラしたかのような主張をしていたが、離脱組によれば、
会社側から「バイト中心にして、道場にも来るな」と言われていたと、主張は正反対。
その後も、一丸オーナーは全く努力しない者、どう売り出して良いのか分からなかった者がいた等の発言をしている。
選手に関しては残留組、離脱組それぞれに対立はないようなので、結局、離脱組が契約を結ばなかったのは、
会社と選手の間の軋轢が一番で、それも一丸オーナーでなく、その下の井内徳次社長とコーチ(アジアン・クーガー、
足立知也との噂)の指導体勢が離脱組とあわなかったのが大きいみたい。
一丸オーナーはこの一年間、運営に携わってなかったらしい。
途端に一丸オーナーの発言に信憑性が無くなるが、無理矢理信じたにしても、
バイトをしなければいけない状況を作った責任は会社にあるし、その他の発言も選手管理能力などの欠落として、
自らに返ってくる事だったりする。

実はJDは道場兼常設会場(女子では初じゃないのかな?)となる新木場1stringを作って、
月数回の興行を低コストで行えるようになったばかり。
しかし、残留組は乱丸とネネ以外は芸能活動を兼任するアストレスのみ。
乱丸は6月からメキシコに渡ってしまうし、ド新人のネネのレスラーとしてのスキルはアストレス以下なので、
人数的な部分は他団体(NEOとか)に頼るとして、増えた興行数をレスラーとしてのスキルはどうしても劣る、
アストレスを中心に回して行かなければならない。
桜花とか身体能力的にはそのへんの新人選手よりは高そうなのがいるんだけど、より高くなる負担に耐えきれるか
って無理だろう。
実際、東城はそのセンスを買われた結果、高くなった負担にキャリアの半分を負傷欠場している。
大体、アストレスってのは芸能界を目指す女の子が修行の一環としてプロレス修行をするモノで、
原則として期間が限定されている。
東城や桜花は期間が過ぎてもプロレスやってるけど、何故かと言うと離脱組との関係だったりするのがなんとも。

本来なら、試合数が増えれば、プロレスも上達する。
芸能活動で練習不足でもプロレスには関係ない。
しかし、それをフォローし、成長を手助けする人材が決定的に欠けている。
試合に出れない男性コーチでは、どうしても限界がある。
大体、今のままでは興行の指針となるストーリー展開すらままならない。
今までは離脱組がフォローし、アストレスとそれ以外と言う見た目で分かる対立構造を作っていた訳だが。
会社側はその役割を他団体やフリー選手に頼るつもりみたいだが、所属でもない選手がそんな負担を負ってくれるかな?

今は2軍で将来は1軍の選手で興行をしたい、地上波で放送できるように動いている。
言ってる事はでかいが具体的にどうするのかが見えてこない。
1軍の選手とはどう言うモノなのか、今いる選手はそこに含まれるのか?
地上波で何を放送するのか、ただ試合を放送すればなんとかなる時代では、なくなっているのは理解してるのか?

と言って離脱組もこれから難しい。
9/20の自主興行の他、6/6全女、6/19いとなべ興行に提供試合を行うが、ハード的な部分での心許なさは拭えない。
まあ、なんとかやっていけるだろうが、大阪で見られる数は減るんだろうな。

などとやってると、
5/23 後楽園大会 東城、試合後、リング上で会社批判。離脱を表明。

アストレスを辞め、JDにはもう上がらないと宣言し、JWP参戦との話もありますが。
>二階堂智、東城えみ(アストレス)舞台出演情報!
>久しぶりのクラス会。ダメな子供は成長し、ダメな大人になっていた!
>MINITAKE PLAN VOL.4 「KISS&CRY」 作・演出/石井 信之
>2004年6月29日(火)〜7月6日(火)
舞台稽古だったりして。

選手が半分になった訳だがお客さんも半分とは言わないまでも結構減ってしまった印象(主催者発表:183人)。
こういう時は意外に面白かったりするんだがなあ。
実際、最近はつまらなくなってるの評判の中、先月のNGKはこれで最後との覚悟からか、みんな頑張ってたし。

ジパング上陸作戦のチャドという外人芸人がリングアナとして登場。
おさむちゃんの弟子なので「オォ、オオー、オ、オ、オォオーストラリア!」
出身だそうです。

1stBATTLE:シングルマッチ 20分1本勝負
タニー・マウス(NEO)  vs  木村ネネ
ネネが中々入場してこない。
興行プロダクションとしては、いきなりアレかな。
全選手リングに上がってからの選手コールは廃止(選手が上がって、すぐにコール)で、
これは興行がサクサク進むのでよい(ハッスルもWWEのマネをするなら早くやれ)。
試合はネネさま独特の空気に戸惑うものの、最後はパロ・スペシャルで(8分54秒)。
イマイチ盛り上がらないのをヘッドバットとかヒューとかオリジナルムーブで、無理矢理持って行ったかな。

各試合毎に選手がチャドと本部席で試合の見どころ等を。
チャドの喋りはつたないが選手が喋れるものだからそれ程グダグダにならず。
この試合の前は秋山がゲストで吉本の舞台にレギュラーとして上がっているだけあって、そつない。

2ndBATTLE:シングルマッチ 20分1本勝負
賀川照子  vs  風香
ボンボン持って風香たんが入場すると、桜花の声が会場に響く。
「もうアイドルとかやってられないの。でも風香じゃまだブリブリアイドルは無理だから、
Pちゃん(賀川のあだ名)にやってもらう事にしたの」
と、桜花のガウンを着て桜花の曲を歌って、てるりん(賀川のあだ名)入場。
そのへんのアイドルレスラーではここまで吹っ切れないだろうと言うブリブリっぷりを披露し、
アストレス一期生の貫禄を見せつける。
さらに説得力のあるドロップキックでレスラーとしても貫禄を見せる。
「アイドルってタルいわね」
お嬢様キャラは守って。
風香たんもアイドルの座を譲りたくないと、スタンディングからの腕を足で取って回転して丸め込みとか見せるも、
ダイビング・ドロップキックに(4分53秒)。
うまいドロップキックってのは、説得力もあるし、安心してみられるのが良いですね。
最近はフリーとして他団体メインだったが、これからも持続的に上がってくれるなら貴重な人材。

亜沙美がゲスト。
関西人なので喋りは達者だが、話題を失敗しチャドとも噛み合わず。

3rdBATTLE:シングルマッチ 20分1本勝負
ペロ with ベッキー  vs  ビリーケン・キッド(共に大阪プロレス)
大阪に住んでいると別に大阪プロレスを見なくても、しょっちゅうこういう試合を目にします。
大阪プロでお笑いと言うとくいえべが浮かびますが、この二人も喋りが達者(くいしん坊は喋らんけど)。
くいえべをパクったネタも幾つかあったけど、オリジナルのネタもかなり保有。
ベッキー(ペロの彼女のメス犬)やレフェリー(松井でなくJDの人だが、そつはない)も交えて、様々なネタを披露。
ビリケンは飛び技も封印しガチガチのお笑いスタイルにつきあうが、最後はラ・エスパルダ(9分35秒)。
ラ・エスパルダってのはチェーンレスリングでよくある腕とバックの取り合いの要領で、
相手の周りをクルクル回って翻弄してからの逆さ押え込みで、
デ・ジャブみたいに相手に回してもらう必要がないので誰でも受けられる便利な技。

休憩を挟んで風香がゲスト。
見どころはアイドルを捨てた桜花がどうなるか。

SEMIFINALBATTLE:シングルマッチ 30分1本勝負
桜花由美  vs  秋山 恵
桜花のワイヤレスマイクの調子が悪くて、またも入場が遅れる。
全く、興行プロダクションが聞いて呆れる
って結局、歌って入場かよ!>桜たん
コスが黒と赤のセパレートに。
特にヒールって訳でも無さそう。
まだキャラを模索している感じで、いまいち伝わってこない。
そのせいかやたらとキツそうな打撃に頼ってる印象。
場外ホイップでパイプ椅子をなぎ倒したりも。
二人の頑張りの表現がこうなってるのだろうけど、こういう傾向は負傷する確率が上がってしまうので歓迎しない。
恵ちゃんは小橋トリビュートなケンスケロック・クレイドルなど「グランドが強い」風香コメント通りの攻めも見せるも、
最後はサクラ・ドロップ(ライオンサルト的にロープを使っての背面エルボー・ドロップ)に沈む(15分30秒)。
桜花「会社がゴタゴタして、お客さんは良く分からないと思います。私も分かりません。
   そんな時でも見に来てくれたお客さんのために頑張ります」
頑張って欲しいけど、怪我するような頑張りは意味ないからね。

ネネさまがゲスト。
乱丸は6/3から7/12までメキシコへ修行に向かうが、今回がその日本での最後の試合
(地元なので熱心なファンの方がクラッカーや応援のちっちゃい旗、配ったり、
日本の旗に応援メッセージ書いてもらってたり)。
コスチュームが見どころとのこと。
今回の中では喋りはつたないかな。
「日本で最後の試合いや、メキシコへ行く前の話ですけど(慌)」
慌てんなって。

FINALBATTLE:タッグマッチ 30分1本勝負
救世忍者 乱丸、(NEO)仲村由佳  vs  亜沙美、(NEO)宮崎有妃
新コスは戦隊物で普段は五人の中に入ってないけど、いざとなると助けに来る助っ人みたいな感じ。
乱丸お約束のムーブも宮崎と絡むとやたら複雑化が進んでいる模様
乱丸がコーナーに上がった宮崎を投げようとするが上がらず。
降りて、シャキーン!シャキ
ミサイルで阻止した宮崎が乱丸を担ごうとするが上がらず上がってたような気もするが気のせいだ。
シャキーン!シャキーン!パワー!スラム!
この後、乱丸もシャキーン!シャキーン!パワー!
宮崎「そんなんで上がる訳無いじゃん」さっきやった癖に。
当然、投げられる。
仲良いな。
由佳「ちゃん」大好きな乱丸はやたら「可愛い!可愛い!亜沙美より可愛い!」連呼。
怒った亜沙美はやたらキツいケリを由佳「ちゃん」に。
と言うか、これはさっきの試合と一緒で気合の表れなんだろうけど、全女の前川のキツさと違う、
フルコン空手的なキツさになってて、見てる方が恐い。
ヤラレ役歴の長い仲村だからなんとか。
大丈夫かなあ、と見てると、場外ダイブ合戦に。
乱丸のケブラーダを阻止しての亜沙美のプランチャは宮崎に誤爆。
ここに乱丸のひねりを加えたケブラーダだったのだが、場外の床に頭を打ち付けるゴン!と言う音が。
亜沙美が受け損ねたみたいで、リングに上がった表情もうつろ、足が当たったか鼻血も出てる。
宮崎が無理矢理、次のスポットに移らせなければならないぐらい意識が飛んでいる。
明らかにそれまでの動きと違うし、次のムーブを大声で指示されながらも、なんとか乱丸の後ろ回し蹴りを受けて
(21分8秒)。
そうか、21分もやってたんか。
この試合に関してはNEO勢と乱丸がほとんどのパートを担当して、フォローにも回っていたが亜沙美は、
まだキャリア一年にも満たない。
試合時間が長くなれば覚えたばかりの事をより多くやらなくてはならない訳で。
よく新人選手が担当させられる相手に捕まって、やられ続けると言うパートもまだこなせないのかも知れない。
実際、捕まると言う表現もまだレパートリーが少ないし。

最後は乱丸の挨拶。
メキシコへ行く話、TWF世界タッグを取った話(パートナーはM's STYLEのAKINO)、
由佳「ちゃん」とタッグ組みたかったのが実現した話。
由佳「ちゃん」と一緒に「5・6・7・8」を踊って締め。

選手は頑張っていた。
それも心配な方向に。
怪我をしない、させないと言うのがプロレスの技術な訳だが、まだ未熟な彼女達は説得力を維持したまま、
それを行う事は難しい。
先に述べたように、ただでさえ負担が増えていると言うのに、さらに自らキツい状態に追い込んでいる。
プロレスの幅も狭いので、この方向に進むと、さらに突き進む必要が生まれてくる。
負傷者続出で自前の選手が一人もいない状態になるかも知れない。
そういう自体になるのは選手、会社、ファンの誰も望まないと思うので避けてもらいたい。

その選手の頑張りに対して、スタッフの動きの悪さが気になった。
セコンドが二人しかいないのに、メインでやっと一人、紙テープの処理を手伝ったぐらい。
なかなか選手が入場してこなくても、ほぼ全員が偉そうにふんぞり返って座ったまま、動かない。
ねえねえ、辞めさせるべき人間を間違えたんじゃないの?>一丸オーナー

 


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