女子フリー集団M's旗揚げ自主興行
■団体:Neo
■日時:2004年4月4日
■会場:ディファ有明
■書き手:凸ユーレイ

4・4 M's style ディファ有明大会

 ディファは昨年7月の JWP(春山vs土屋)以来。今や埼京線がりんかい線に乗り入れて恵比寿から1本で行ける、家からだと、感覚としては後楽 園ホールより近くなったのだが、ここんとこ JWP が開催しないので久しぶりのディファである。

 国際展示場駅を降り、有コロ方面に向かう人が多い。ん? ディファの入口、当日券窓口に長蛇の列。え?!ウソだろ。招待券の引き換えか? 
中にも人が溢れている。その後も様子を伺っていると、招待券らしき客はほとんど少ない様子。引退間近の納見ファンがいたり、男子も含めて観て いるような詳しげな人たちが多かったよう。キャパシティいっぱいに座席を広げたディファも超久々、私にはNOAH以来。


 それにしても。3・7Diamond!後楽園、3・14NEO川崎は入らず、3・21GAEA後楽園すら満員にならなかったのに。それぞれ、規模も性格も違うし、いず れにしても 1500人規模の話ではあるんだが、ここで M's ごときが満員になるとは。旗揚げのご祝儀で来た人が多かったのか。しかし、毎回旗揚げ するわけにもいかないしな…


 伊藤薫や藪下が堂々と売店を出しているのはどうなんだ。笑
 藤田愛の売店に、元DDTの前田美幸(元アルシオンの美幸涼)。
 春山がチラシを配っていて、JWPの売店には日向1人。4・11道場マッチのチケットを買いながら、「アメコンに勝ってください」と言うつもり
が、緊張して言えず…   M'sが分裂した母体であるAtoZの、玉田とGAMIから連名で花が届いていた。

 開始前、練習生の遠田のエキシビジョン。私が観に来た目的のほとんどがコレ。残り少しは JWP勢。
 3分間、吉田と関節の取り合いに終始する。元アルシオンの同期、現 AtoZの北尾や牛にデビューが遅れたのもさもありなんと思わせる、身体の 出来ていなさ加減。6・8北沢タウンホールでの正式デビュー目指して頑張れよ。チケットもう買っちゃったし。

 エキシ後10分の休憩。早すぎる。まだ、窓口に並んだ客が入りきっていなかったのではないかと思われ。  


 入場式。吉田、大向、AKINO、中西の4人だけが出てきて一言ずつ挨拶。ここまでのインフォメーションなどを女性ナレーターが。リングアナは 伊藤こ〜へ〜、メインが氏家清春(全女)。レフェリーは浅野グレース恵、府川唯未、ジャッジ金子、メインがボブ矢沢(全女)。


1.○倉垣翼(JWP)(7:50ルナウィング)baby-M

 M's の興行で、倉ちゃんにテープがたくさん飛んだのに babyに1本しか飛ばないのはまずいだろ。何とかしてあげなさい。

 baby のデジャヴ、いつもより余計に回って3回転ほど。
 baby は得なレスラーで、体の大きい相手とやると自分の特徴が活かせるし、たいてい相手は自分より大きい。同じぐらいの小ささの相手(ボリ ショイぐらいしかいないが)とやればやったで面白い、っていう。で、実はプロレスも巧いし。

 そういうわけで倉ちゃんも、少しモタモタしたところはあったが、敵の持ち味を引き出しつつ自分の強さもアピール。決め技のルナウィング (ムーンサルトから体を捻ってのセントーン)は破壊力充分で baby が潰れたかと思った。


2.○ボリショイキッド(JWP)(6:44首固め)賀川照子

 賀川、忍者風のいでたち、額に山伏が着ける様なのを着けて、腰にはオモチャの太刀。ボリショイは、花道に傾斜があったからなのか、一輪車を 暴走させて登場。笑

 最初に、レフェリーのグレースを誘い、次いで賀川も含めて3人で踊り、仲良くなって、握手して「今日はおしまい」と退場しかかりそうにな る。

 その他、ネタは、拝み渡り(バック付き)。アドリヴで、賀川の持ちこんだオモチャの刀で威嚇。
 倒れていたはずなのに相手がコーナーに上がるとコッソリ反対側コーナー下へ移動。
 ゆーとぴあ(セコンドの春山を使ってお客さんにゴム紐の端を持たせたのは、賀川に逆にゴムをかけ返され自爆)。など。

 フィニッシュも、恐怖で腰を屈めている賀川を尻目に全速でロープワーク、横を通るたびに掌底のフリだけして、5往復目ぐらいにようやく立ち 止まり、掌底のフェイントをしてから首固めで丸め込んだ。

 練りこんだ、計算されたお約束のネタを繰り出すボリショイと、どこまで計算されているのかわからない、半分以上天然ボケに見える賀川。う〜 ん、ちょっとリズムも噛み合ってなかった。どこかでツッコミが入らないと。賀川の方が、呼吸を受けきれなかったような。


 また休憩。

3.○納見佳容(全女)(11:13フィッシャーマンバスターから)×藤田愛(フリー)

 短いリング生活(というかリングを降りた生活で)キング・オブ・パンクラシストにまで登り詰め、もうすぐ引退する藤田。私が観るのはアルシ オン以来だから約3年ぶりか。

 特別レフェリー府川。案外巨乳なのを改めて再確認。しかし頭が大きくチビなのでどこかアンバランス。入場時に「稔〜」と声が飛んだがそれな らば藤田にも(以下略)。

 序盤、藤田に促され納見を首固めに丸め込む府川。その後の攻防の中で、「目立ち過ぎ!」と府川に怒る 納見。そういやあこの2人、2ちゃんで不仲説が出てたな…

 ドタバタ具合では似た者同士か。それでも納見の方のドタバタに、より年季が入っていて堂々と闘っているように見えた。
 ドッタンバッタンと、フィッシャーマンやWリスト投げ、ジャーマンを繰り返す。
 藤田の方は、ファイヤーバードスプラッシュの自爆と、唐突なアッパーカットそれも当ててるんだか当たってないんだか、が目立ったぐらい。

 終了後、判定にクレームをつける藤田に怒った府川、鮮やかな飛びつき腕ひしぎ。困った顔で両者を分ける納見。

 引退を控えた2人に花束を贈呈するため、永田(新日)が登場、そのままサムライの放送席へ。


4.吉田万里子、○大向美智子(14:43シャイニングウィザードから)魔界魔女1号、×魔界魔女2号

 星野勘太郎率いる魔界は、マスクウーマン3人+村上和成。魔女の3人目は渡辺智子(全女)っぽい気がしたが、そのままセコンドへ、もちろんそ れだけでなく試合へ介入も。

 いきなりの場外戦で大向大流血、セコンドのbabyをネックハンギングで吊り上げる村上。コラッ そんなことしちゃいけません。この日の村上 は、目が死んだ魚のようで生気が無かった。いつもはあんなにイッた目をしてるのに…

 その後ずっと、吉田がなかなか入れない展開、たまに出てきて「伊藤〜!」と叫びながら反撃。その魔界魔女1号はダイビングフットスタンプも 解禁。

 捕まり続けていた大向が最後の最後に逆転。マイクで「(次回の)はびきのではモモと組んでやってやる!」1号「モモと組む?足引っ張るなよ お前(コレ、私的にはツボだった)」。

 なぜかセコンドにいた藤田、ヘトヘトの大向を無理やり引きずり上げ肩を組み、「来週の引退興行でサイバージャンクスを再開させます!」と宣 伝。笑


 けっこう回りのお客さんはヒートしてました。

 私は、こんなステレオタイプの流血戦、大向は好きそうだけど吉田はこんなことやりたくてわざわざ M's style 作ったんじゃないだろうにと か、ところ変われば…で NEO では嫌われ者の大向もこうなれば大ベビーだなあとか、3号は誰だろうとか、2号のスワンダイブは綺麗だなあと か、吉田はマイクで喋らないのかなあ、もし喋るとしたらちゃんと喋れるのかなあとか、で、感情移入もヒートもできず。


5.WWWA世界タッグ選手権試合 
浜田文子(フリー)、○高橋奈苗(全女)(王者)(33:20ナナラッカから)中西百重、×AKINO(挑戦者)

 氏家リングアナの「本日のメインヘェベント〜」の「ヘェ」に萌える友人。願わくば、氏家のコールでさらに村山大値に裁いて欲しかったそうだ が、「ボブも長年やってるだけあって動きは良いですよ」とのこと。

 序盤、中西組が互い違いの対角線を走って同時にコーナー駆け上がり式トペコンヒーロを放ったり、しばらく場外乱闘があったり、華々しい打ち 合い。
 AKINOと文子、ファーストコンタクトで「久しぶりだな!」と言い合う。文子のアルシオン離脱以来だから2年ぶりか。

 中盤は重苦しく、中西がローンバトルで延々捕まる。奈苗が、NEO川崎に続き花道でブレーンバスターを放ったのはド迫力。
 長く劣勢が続いた後の中西の大逆転、をこないだ NEO で見たので、どちらかといえば王者組を応援していた私にはちょっとイヤな展開。
 予感が当たって中西が反撃! しかし決まらず。

 代わりに AKINO が捕まりがちな展開に。しかし、挑戦者組の2人、やられてもやられても、終盤になっても衰えず、動き回って反撃に移るのは 流石の運動能力の高さ。特に AKINO はもう30歳なのに(笑)。
 ノキアントルネードは返され、躱され、モモ☆OKは躱され、モモ☆ラッチは返され、ナナラッカも返される。スピンキックは返され、APクロ スは切り返して丸め込まれる。
 皆の決め技がどれもフィニッシュにつながらず、どうやって決まるんだろう、時間切れ引分けもひょっとして… と思い始めたが、カットしよう として打ったモモ☆OKが躱され、AKINO に誤爆した辺りで空気が変わる。それまで、文子の背中を踏み台にして放つはいいが“ウィザード”にな らず“ぶちかまし”になっていた奈苗の“シャイニング”が、綺麗なジャンピングニーぎみに入り、2発目のナナラッカで王者防衛。

 時間も長く、選手の高い能力が出し切られたような大熱戦であったことは間違い無い。でも、それだけ。これぐらいは出来て当然だろ、という か、予想の範疇にはおさまっていたような。
 皆、優れた選手であることも間違い無いが、文子1人だけ毛色が違う。格好の良さは抜けてるけど、雰囲気美人で実際の試合の動きは劣る。攻め るにしても得意技をただただ打つばかりで、間がないというかなんというか上手く言えないのだが…


マイク AKINO
「言葉にならないほど悔しい… でも、このカードが実現できてよかった。来てくれてありがとう」

高橋
「旗揚げ?おめでとう。来て良かったよ。この4人、誰が突き抜けるか、勝負だ。モモ、お前こんなもんか? 物足んねーんだよ」

中西
「(思いっきり)うるせーばかやろー!! 悔しくてたまんねーよ!(文子に)お前もなんか言え!(断って退場しようとする浜田)生意気なんだ よー!!」

モモのマイクなんだか可笑しいね。マイクは中西の勝ちでした。




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