3/73/7GI-03観戦記
■団体:プロ柔術
■日時:2004年3月7日
■会場:ディファ有明
■書き手:うしをたおせ

行ってきました。GI−03。会場は柔術家の波、波、波。当たり前か。
会場ではハマジーニョに挨拶を済ませ、柔術グッズを見てから観戦へ。


あ、試合をのんびり楽しみたかったので、メモ取ってません。
覚えてる範囲で書きます。間違ってたらごめんなさい。


第1試合 紫帯アブソリュート級 7分一本勝負
×石川祐樹(ストライプル)
○生田 誠(ALIVE小牧)
ポイント0-2

生田さんが引き込んで、スパイダー。石川さんがガツガツ力強くパス狙う。
かなりのプレッシャーかけて片足潰すも、生田さんが柔軟性と絶妙の足の利かせ方で
パスさせない。そしてスパイダーから石川さんを浮かせて、腕十字に!アドバン奪う。
石川さんずっと攻めるもパスできない。最後強引にパス狙ったところ、バランス崩され、

生田さんが見事タックル決めて、2Pゲット!

本来階級が下の生田さんが大殊勲。オープン好きの僕としてはしびれるムーブでした。


第2試合 紫帯アブソリュート級 7分一本勝負
○時任拓磨(PUREBRED大宮)
×荒牧 誠(アカデミアAz)
ポイント6-0

時任さんが引き込んで、あれよあれよと言う間にトキッタへ。荒牧君は一回目、巧く
回転して体勢を整えたが、じっくりその後もトキッタを仕掛けられて、2回スイープ
されてた。あと一回タックルでポイント取られてたかな。
まあ荒牧君応援してたけど、体格に勝る時任さんが終始自分のペースで
試合を進めてました。


第3試合 紫帯アブソリュート級 7分一本勝負
○広瀬貴之(パレストラ松戸)
×片岡誠人(PUREBRED大宮)
ポイント4-0

マニアは注目のこの試合。2人とも個性のある業師です。
広瀬さんが引き込んで、片岡さんが上からガツガツ攻めるもなんとか広瀬さん凌ぐ。
片岡さんハーフまで行くが、広瀬さん、ここで変形の?アサノ!うーんお見事な
スイープ。上取ると引き込む広瀬さん。この後、クオーターからタックルで
ポイントを追加し勝利。
いやー、広瀬さんのテクはやはり素晴らしかったです。
阿修羅・片岡さんのガードからの仕掛けも見たかったなぁ。


第4試合 紫帯レーヴィ級 7分一本勝負
○宮田拓郎(名古屋BJJクラブ)
×丹 裕(ストライプル)
ポイント2-2 アドバンテージ5-1

丹さんが引き込み、下からガンガン仕掛ける。しかし宮田さんの上からの
プレッシャーも凄い。なんだか遠くで見てもその力強さが伝わってきて、
丹さんの組み手を潰していく。しかし、丹さんが得意の潜りからスイープを
決めて、2Pゲット!しかーし、宮田さんの猛攻は続く。
怒涛のパス狙いが襲いつづける。丹さんなんとか凌ぐも、終盤下になっていた
宮田さんがタックル(だっけ?)でポイントゲットして終了。

丹さんの流れるような潜り方は芸術的で大好きなんだけど、今回も後半やや失速。
まあ宮田さんが凄いんだけど。
宮田さんなんかホント凄い身体能力を感じた。総合もやってるんだよね。
見てみたいな。


第5試合 茶帯アブソリュート級 8分一本勝負
×塩田GOZO歩(パレストラ八王子)
○アギナルド・タバ(INFIGHT)
ポイント0-2

タバさんが引き込んで、GOZOさんが上から攻める。ハーフまで攻め込みもタバさんが
独特の固め方をして、鮮やかにスイープ!またタバさん下になり、GOZOさん怒涛のパス
狙い。いったんマウントまでいきかけるも、すぐタバさん戻す。
終盤はGOZOさんが下から激しく仕掛けまくるも、タバさん崩せず。

見事タバさんがグラップリングマッチの雪辱を晴らす。
タバさんさすが。あのスイープは素敵でした。
GOZOさん非常に期待してたけど、勝てなくて残念。ただ、苦しい時期を経て今回復活、
そしていい動きを見せてくれただけで、かなりうれしかったです。


第6試合 黒帯アブソリュート級 10分一本勝負
○福住慎祐(名古屋BJJクラブ)
×大賀幹夫(ねわざワールド)
ポイント10-4

やっぱりというかお互い引き込んで、下の取り合い。大賀さんが十字絞め狙いつつ、
上からパス狙い。これで2Pだっけ?あとはまたもどっちが上とも下とも言えない
攻防が長く続く。大賀さんは積極的に絞め狙ってましたね。お互いの崩しで上下が
入れ替わり、それぞれにポイントが入る。正直、ここらへんは良く分からん。
勝負が決まったのは、福住さんが巴で浮かして、完全に上に、そしてうつぶせの
大賀さんのバックを取って、バックマウント4P追加。これでポイント的には
勝負アリって感じでした。

うーん、まあ攻防が入れ替わり、上下入れ替わり最後まで勝負の分からない試合でしたが、

個人的にはイマイチでした。やっぱりスタイル的にかみ合わないというか。
どうなんですかね。それぞれそこそこ上から攻めてましたけど、やっぱり下に
こだわってる時間帯が長くて。2人とも雑誌インタビューで言ってるほどには
攻めなかったな…っていうのが正直な感想です。

こうして昼の部は終わったんですが、今回は進行が非常にスムーズで、サクサク
進みました。心地よかったです。でも、夜の部まで3時間も空いてしまったので、
友人と飯食いながらグダグダしてました。できれば1時間ぐらいが良かったな。


グダグダした後、ディファに戻ってきた。
夜の部から本番って感じ。


第7試合 茶帯ぺナ級 8分一本勝負
×植松直哉(K'z FACTORY)
○小野瀬龍也(PUREBRED大宮)
ポイント0-4

小野瀬君、試合前かなり気合い入った表情で植松さんを睨み付ける。
あのいつもニコニコ顔はどこへ?って感じだ。
そしてやはり最初からいつものすがりつきタックルで引き込む。そしていつもの
スパイダー。植松さん、上からパス狙うもガードを崩せない。また、小野瀬君、
足関対策か自分の左足を常に内側に添えている。植松さんが強引に仕掛けたところを
見事潜り系のスイープ!上取るも、またすぐ引き込む。そしてまた同じような感じで
スイープ!終盤、植松さんは強引に倒れ込み、小野瀬君の右足を狙いに行くが、
小野瀬君が凌いで、見事勝利。

うーん鮮やかだったね。スイープも凄くきれいだったし、見事小野瀬君が完封。
修斗のイメージだと圧倒的な極めを持つ植松さんだけど、やはり柔術ではそうは
いかなかった模様。阿部兄の怪我による欠場で、急遽決まったこの試合だったけど、
この組み合わせ、試合が見れて結果的にうれしかったです。


第8試合 茶帯アブソリュート級 8分一本勝負
×カバウカンチ・ジュニオール(アマゾン柔術)
○渡辺直由(アカデミアAz)
ポイント0-0 アドバンテージ2-3

うーん正に無差別。確か30キロぐらい体重違ったんじゃないかな。

で、直さんが引き込んで、いきなり三角!アドバンゲット!カバウカンチが上から巨体を
生かして、プレッシャーをかける。担ぎつつ、上腕で喉にプレッシャー。
僕だったらあれだけで即死だな。でも直さんはホレッタ、三角、腕十字の得意の連携で、

アドバンを2つ稼ぐ。カバウカンチもパスしかけアドバン2つ取るも、届かず。
得意のスタイルで凌ぎきった直さんが勝利。
いやいや凄いね。そうそうアブソリュートって階級下の人間勝てないです。
でも直さんのあのスタイルはそうそう崩されない。あっぱれ。


第9試合 茶帯アブソリュート級 8分一本勝負
×マリオセルジオ横山(グレイシーサンパウロ)
○朝倉孝二(パレストラ池袋)
ポイント0-4

朝倉さんはいつもの「残酷な天使のテーゼ」で入場。もうそろそろ朝日さんの域ですね。

この試合もかなりの体重差。朝倉さんが引き込んで、横山さんが上からパス狙い。
朝倉さんがうつぶせになったところ、横山さんが腰締め!体格差もあり、朝倉さんが
去年バルボーザに同じ技で落とされた記憶がよみがえるが…、なんとか朝倉さん、
頭を抜いて脱出!そして一気にバックマウント奪取!その後も朝倉さんが下になって
オープンで凌ぐ。それを横山さんは崩せずに終了。

またまたかなり階級が下である朝倉さんが勝利。これはホント凄いと思います。
横山さんは試合後「あれはバックマウントじゃない。俺は負けてない」みたいなことを
言ってたらしいですけど、それ以前にあれだけ体格差あるんだからガツガツ攻めて
欲しかったです。


  第10試合 茶帯アブソリュート級 8分一本勝負
○クリスチアーノ上西(axis柔術アカデミー)
×鶴屋 浩(パレストラ松戸)
6'08" クロックチョーク

クリスチアーノはプライドのテーマで登場。うーんさすがプライド出場候補。

これまた、かなりの体重差。露骨なアブソリュートが続きます。
クリスチアーノが引き込む展開に。鶴屋さんは持ち味の強烈なベースで対抗。
鶴屋さんがクリスチアーノの仕掛けを凌ぐ展開が続くが、クリスチアーノがタックルで
2Pゲット。そのまま攻め込み、鶴屋さんはうつ伏せで凌ぐ。しかし怒涛の腰締め。
がっちり決まり、鶴屋さんタップ。

流れるプライド勝利のテーマ。うーんクリスチアーノ早くプライド上がって活躍して。


第11試合 茶帯アブソリュート級 8分一本勝負
×杉江アマゾン大輔(ALIVE)
○弘中邦佳(アカデミアAz)
ポイント0-5

アマゾン引き込む。そして一気に三角!そして腕拉ぎへ!その後もガツガツ下から
極めを仕掛けるが、弘中さんが冷静に捌いて、かついでパス!そしてニーオン。
終盤はアマゾンが上からパス狙いで攻め込むもタイムアップ。

弘中さんが階級上の貫禄を見せて快勝。しかしアマゾンのアグレッシブさと
極めの鋭さが印象に残りました。


第12試合 茶帯ぺナ級 8分一本勝負
○和道稔之(アカデミアAz)
×TAISHO(チームバルボサ・ジャパン)
ポイント2-0

和道さん引き込み。TAISHO、アグレッシブに左右からパス狙い。ハーフまで追い込み、
アドバン重ねる。中盤までTAISHOペース。和道さんは受身。中盤過ぎると和道さんが
得意のスイープしかけTAISHO崩す。スタンドの攻防になり、和道さんが隙を突いて
見事一本背負い!いやーきれいに決まった。このポイントを和道さんが守りきり勝利。

いやー和道さん勝負強いね。爆発力のあるタイプじゃないけど、あの凌ぎ、崩し、
そしてテイクダウン。お見事でした。
TAISHOいいね。あのアグレッシブさが素晴らしい。もっと総合の試合も見たい。
修斗上がらないかなぁ。


第13試合 黒帯ぺナ級 10分一本勝負
○中井祐樹(パレストラ東京)
×アルバート・クレーン(米国/サンタフェアカデミー)
ポイント3-0


中井さんの試合はやはり特別。入場から緊張する。胸が熱くなる。

中井さんが引き込んで得意のハーフから攻めるのか、それとも上から怒涛のパスを
見せるのかって思ってたら、クレーンはなんと引き込んでホレッタ系の動き。
これはびっくり。中井さんは冷静に相手のズボンを吊り上げ、バランスを取る。
僕の隣では大内さんが的確で熱いアドバイスを送りつづける。
クレーンの組み手を崩し、上からプレッシャーをかけ、見事中井さんパス!
抑えはかなり短かったが、この件はもう専門誌が触れているので省略。

すぐ戻すクレーンもお見事。その後もクレーンはホレッタ系の仕掛け。
そして足関節狙い。ヒザ十字が決まりかけるが中井さんが冷静に脱出。
クレーンが上から攻めて、中井さんがハーフからバック奪うシーンもあったな。
お互いが攻めあい、アドバンを取り合う。まあ僕には互角の試合に見えました。
最後までクレーンの仕掛けも恐くて、気が抜けませんでしたね。

そんなこんなで、中井さんの勝利が決まった時は素直にうれしかったです。
やっぱ前回、前前回といいとこなく敗れているんで、今回は勝って欲しかったです。

実は会場でも道場でも言いそびれてたので、あらためて。
見事な勝利、おめでとうございます。中井さん。


第14試合 黒帯レーヴィ級 10分一本勝負
×早川光由(ストライプル)
○カゼカ・ムニエス(ベネズエラ/グレイシーバッハ)
ポイント0-2

ムニエスが見事な高速タックル!早川さん必死で切ろうとするも、とうとうテイクダウン

奪われる。これは痛いと思ったが、ここから早川さんの怒涛の攻めが始まる。

下からもの凄い動きで崩し、上になる。ムニエスが引き込んだ後は怒涛のパス。
力強く、しかも流れるようにパスを仕掛けていく。ムニエスも亀になったり、タックル
に来たりで凌いでいく。早川さんの攻めは止まらない。バックを奪い、マウントを狙い、

ムニエスの道衣を使い、コントロールしつつ、パスを狙い足抜きにかかる。

しかし足が抜けないんだこれが…。結局テイクダウンポイントを奪い返せず、
ムニエスの勝利に。

またも結果が出なかったのは残念。まあ前回は相手が悪すぎたんだけど。
しかし今回は本当に「オッー!!!」って動きの連続。あれが黒帯か!あれが黒帯で
しかもトップを目指す男の動きか!と感銘を受けた。
あの力強く、しなやかな動きは今回の中でも一人だけ別格に思えたほどだ。
やはりこの人に期待するのは、世界標準の大会での入賞しかないな。

大会全体で気になる点といえば、得点掲示板の見難さ、一部観客席からのマットに見辛さ
ですかね。まぁ、主催者の耳にとっくに入っていると思いますが。

試合自体を振り返ってみると一本勝ちがひとつしかないんだけど、非常に緊張感が
ある試合ばかりで、凄く楽しめました。アブソに関しても、正直いかがなものかと
戦前は思っていましたが、熱戦ばかりでよかったです。マッチメイクが良かったん
ですかね。ホント外れがなくてずっと楽しめました。

やはりプロ興行はマッチメイクが大事ですね。
次回も期待してるよ、ハマジーニョ!




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