3/7 プロ柔術GroundImpact 〜Gi-03〜
■団体:プロフェッショナル柔術リーグ
■日時:2004年3月7日
■会場:ディファ有明
■書き手:くま

 今回はTAISHO応援の為にチケット買っていざディファ有明へ。
俺、柔術の試合を見るのは初めてです。

 用事を済ませるともう12時。
まずい。もう昼の入場がはじまっている。
急いでお台場に向かって埼京線に乗車。

 ディファの入り口に着くと、当たり前だが受付以外に人はいない。
そりゃ、当たり前だ。試合やってるんだから。
とりあえずミルクティを外の自販機で買ってから受付に向かう俺。
チケットにハンコを押してもらって前を見ると
巨体の関係者が。あ、見た事ある。ハマジーニョだ。

 総合の試合はいくつも見たが、
正直柔術は生で見るのは初めてだ。
ルールはなんとか覚えたんで、
あとは総合を見るつもりで見るしかないでしょう。

 ドアを開けるのに、ちょっと緊張。

 試合場を見ると、雑誌で見た事ある選手が上のポジション。
おー。塩田"GOZO"選手だ。すると相手はアギナルド選手。
 初めて見る柔術。結構選手ってちっちゃいな・・・


塩田"GOZO"歩(パレストラ八王子) vs アギナルド・タバ(INFIGHT)

  上攻めの塩田選手。アギナルド選手は下からチャンスをうかがってる様子。
会場は結構静かな印象。途中入場の為、通路で観戦するも
マットまでの距離が近く、結構よく試合が見える。
 なんて思っているとアギナルドが下から返して2ポイント。
なるほど、スイープは2ポイントなんだ。
塩田が点を返そうと頑張るも、アギナルドが逃げ切ってポイント勝ち。

 ●塩田 P0-2 アギナルド○


 そうそう、俺は今日は速報やりに来てるんだ、と
携帯で早速結果を入力。
うわ。もう大賀選手の曲が掛かってるよ。
早く入力せねば。

 続いて槙原の「どんなときも」に乗って福住選手入場。
生では初めて見る福住選手。
おお、金髪だ。写真の黒髪とは全然印象が違う。


福住慎祐(名古屋BJJクラブ) vs 大賀幹夫(ねわざワールド)

 開始からお互いに引き込みあう。
福住が上から片足をパスしてハーフマウント。
下になった大賀がひっくりかえして2ポイント奪取。
上から福住の襟をとって絞めに入り、アドバンテージが入る。
 福住は下から巴で大賀を跳ね上げてリバーサル。
「ヘリコプターか!」と思ったものの、大賀も心得ていて
しっかり防御する。

福住がリバーサルで2ポイント取るも、
大賀も返して2ポイントとり、お互い拮抗した言い勝負。
座って向き合っての引き込み合いとなり、
襟を掴んで引っ張る両者。
うーん、いい試合。

 大賀が3-2のアドバンリードで試合も終盤。
ここで福住がヘリコプターを狙ったのか、
巴で大賀をめくって2ポイント。
そのまま大賀の後ろに回ってバックを取る。
ジャッジの手が上がって4ポイント。
一気に6点取って福住が逆転したところで
終了のゴング。
昼メインがいい試合で、なかなかよかった。

 ○福住 P10-4 大賀●


 通路に出て、飲み終わった缶を捨てにゴミ箱に。
ん、横に緑のジャージの人が。
あ、土居選手(TAISHOのセコンド)だ。うわ。でかい。ゴツい。
思わず横を素通りして通過してしまう俺。

めっちゃチキン。
だって、いきなり大道塾出身の猛者が出て来るんだもん。
この人の試合のDVD持ってるよ、俺。
The WARSとかいっぱい出てるし。
心の準備くらいさせてください。
 まあ、TAISHO選手に挨拶するのは夜の部でいいや、
と自分に言い訳しつつ戻る。
 まあ、パンフでも買って夜の試合の勉強をしておこうと、
売り場のハマジーニョの奥さんに千円渡してパンフ購入。

 近所のビッグサイトでやってる就職フェアに来てる
新卒スーツ軍団に囲まれつつ1人昼飯を食べる俺。
TAISHOにメールを送ると、「やれるかぎり頑張ります」との返事。
 試合前なのになんていい人なんだ、TAISHO。

 夜の部の開場の16時半のちょっと前にディファに戻る。
入り口付近にはすでに人が並んでる。
なるほどなるほど。
やっぱりみなさん、柔術やってる方が結構多いのね。
入り口付近で挨拶してる人が多数。

 時間になり、チケットをもぎられて
中に入る。昼の部では座れなかった為、
真っ先に自分の席に行ってみる。

 座ると試合が見えるかな?と考えていると
前の席にも人が座る。うわ・・この人の腕、太てえ・・・
んで、横に座ってる女の子、かわいい・・・
どうやら某有名道場の御一行様の様子。
なるほど。今日も出てるもんね。

 トイレに行って、ALIVE鈴木社長と勝手に連れションの後、
席に戻って観戦の準備。午後の速報は手際よくやろう。

 出場選手が一斉に入場。
やっぱり植松選手は場慣れしてるな、なんて思って見てると
TAISHO選手入場。おお。生TAISHO。
あの人だよ、今日俺が応援に来たのは。
もう、勝手にアドレナリン全開状態。
 けど、試合会場は全然見えません。グランドになったら、もう全く。
会場のみなさん、生音にてプロジェクターの映像にて観戦。
通路のほうが見えますね、こりゃ。


植松直哉(K'z Factory) vs 小野瀬龍也(PUREBRED大宮)

 植松は柔術ではどんななんだろう、なんて興味をもって見てると
小野瀬がなかなかポジショニングがうまくて
上の植松からリバーサルを奪ってポイントを挙げる。
うーん、やっぱり柔術家相手に足関節は難しいのかな
なんて思ってる間にサイドポジションを取った小野瀬が
またまたリバーサル。
終盤植松も足を取りに行く場面を見せるものの、
小野瀬が逃げ切って勝利。

 ●植松 P0-4 小野瀬○


渡辺直由(アカデミアAz) vs カバウカンチ・ジュニオール(アマゾン柔術)

 いきなり渡辺が三角絞めの体勢に入る。
うわぁ。いきなり極まるのか?っていう勢いで絞めるも、
カバウカンチが逃れて、渡辺がアドバンテージ。
上から押さえていくカバウカンチに対し、
渡辺が下から絡みついて十字でアドバンテージ。
 パワーで上から圧力を掛けるカバウカンチに対して
下から絡みつく渡辺がアドバンテージを挙げて勝利。

 ○渡辺 P0-0 A3-2 カバウカンチ●


朝倉孝二(パレストラ池袋) vs マリオ・セルジオ横山(グレイシーサンパウロ)

朝倉選手、「残酷な天使のテーゼ」で入場。
うーん。元・関係業界の者としては、
今この曲ってのはどうなんだろうなんて考えてしまう。

 試合は上攻めのマリオの絞めをしのいだ朝倉が
すばやくマリオのバックに回り込んでポイント。
後は引き込んで下になった朝倉が守り抜いて
重いマリオ相手に勝利。

 おめでとう。けど、曲は変えたほうがいいよ、なんて
勝利で再び流れる朝倉選手の曲を聞きながら考えてた俺。

 ○朝倉 P4-0 横山●


鶴屋浩(パレストラ松戸&千葉) vs クリスチアーノ上西(axis柔術アカデミー)

 と、曲について考えていたら、クリスチアーノ選手、PRIDEのテーマに乗って入場。

うわー。メチャメチャVTに出る気満々だよ、クリスチアーノ。

 鶴屋と向き合うクリスチアーノ。大きい・・・
鶴屋選手、クリスチアーノの回りを動き回って回る戦法。
クリスチアーノが引き込んでオモプラッタを狙って見せる。
うわ、大きいのに柔術家は器用だな・・
 スタンドから押し倒してテイクダウンしたクリスチアーノが
そのまま上から押さえ込んで袈裟みたいな体勢に。
これが腰絞めですか。
鶴屋選手がタップして、PRIDEの勝利のテーマが開場に流れる。

 ●鶴屋 6分08秒(腰絞め) クリスチアーノ○


杉江アマゾン大輔(ALIVE) vs 弘中邦佳(アカデミアAz)

アマゾンだ。好きな選手だから見たかったんです。
アマゾンガーのマスクを被って入場するアマゾン。
入場でわざわざ本部席の後ろに入ろうとして軽くボケるアマゾン。

 引き込みから下になるアマゾン。上からパスを狙う弘中に対して
三角絞めに入るアマゾン。おお、結構入ってる?
弘中が逃れる。アマゾンは再度三角を見せて、
前半はアドバンテージを取って優勢に試合を進める。
すると弘中はパスガードからニーオンザベリーで
ポイントを重ねて一気に試合を逆転。
 逆転しようとアマゾンも奮戦するが、そのまま弘中が勝利。

でも、負けたけどアグレッシブでよかった。アマゾン。

 ●杉江アマゾン P0-5 弘中○


 そして本日の俺的メインイベント。
次はTAISHOの試合。
もう、テンションは最高潮。
生で見たいし、声を出して応援したい。
丁度ここで休憩なんで、席を立って入り口付近で観戦しようと移動する。
 売店の方を見ると、名古屋御一行が売店でショッピング中。
それにしても、土居選手はゴツイな・・・

TAISHO(チーム・バルボーザジャパン)vs和道稔之(アカデミアAz)

来た来た来た!TAISHOが入場。
通路の前の方をキープした俺は「TAISHO〜〜!」と叫ぶ。
隣の人がチラっと俺を見るが、
テンション上がってる俺はもう、TAISHOを凝視。

 すぐに和道選手が引き込みに行き下になる。
上から次々と間髪入れずに攻めるTAISHO。
うわあ。昼に「減量失敗」なんて書いてたから心配してたけど、
全然攻めてるじゃん、TAISHO。
「いよっし!」「いけ!」なんて叫んでる俺。いけるいける!
TAISHOがパスでアドバンテージを重ねて攻勢。
和道もTAISHOの両袖を掴んで下からコントロール。
うんうん、いい試合だよ。
 いったん帯を直してブレイクの後、スタンドから再開。
今度はTAISHOが引き込みに行き、
和道が上からパスを狙って行く。TAISHOは当然防御。
お互い立ち上がったところに一瞬、
和道が一本背負い!崩れる様にマットに落とされるTAISHO。
うわあ!柔道だったら有効くらいの投げだけど、
柔術だから立派なテイクダウンとなって2ポイント。
やばい、リードされた!
 上からバックから和道に仕掛けるTAISHO。
食らいつくTAISHOを見て、会場がシーンとしてる時に
「TAISHO気合〜〜!」と叫んだのは俺です(ごめんなさい)。
アドバンテージを取るも、和道もポイントは許さない。
 終盤に一旦スタンドに戻された時に
位置に戻りながらペロっと舌を出すTAISHO。
よっし、まだまだいける!行け!
と思って応援するも、そのまま時間切れとなって
和道選手のポイント勝ち。

 あー、となった時、隣の人に少し足が当たってしまいました。
あの時の隣の人、ごめんなさい。

 ●TAISHO P0-2 和道○


中井祐樹(パレストラ東京) vs アルバート・クレーン(サンタフェアカデミー)

前の試合でちょっとくたびれてしまったものの、
KOTCも好きな俺としては、クレーンには興味ありました。
しかも相手は中井祐樹。

 クレーンは組み付くと引き込みに入り、下から絡みつく。
下からスタンドの中井の足に絡みつくクレーン。
この間の吉田ホイス戦のような形になる。
どうする、吉田、じゃなくて中井。
しばらく同じ形が続き、
レフェリーの草柳氏が手拍子で進行を促す。
 中井は上から引き離してバックから横三角でアドバンテージ。
クレーンは逃れるとタックルに行くが、
中井は切って上になり、パスガードに成功して3ポイント。
 クレーンは下から足に絡みつき、膝十字を極めに行くなど
奮闘するも、中井もバックやリバースでアドバンテージ。
そのまま試合が終わり、中井が勝利。

 ○中井 P3-0 クレーン●


早川光由(ストライプル) vs カゼカ・ムニエス(グレイシーバッハ)

 いきなりカゼカが高速タックル。テイクダウンして2ポイント。
しばらくグランドで組み合うも、一旦試合がストップ。
なんだか、早川の爪がはがれた様です。イタタ。
 試合が再開されると、早川が引き込んで下になる。
ここから早川が怒涛の攻めを見せる。
グランドで次々と技を繰り出し、アドバンテージを重ねる。
もう、何点取ったの?ってくらいに。
でも、ポイントにはならず、そのまま試合終了。
終始早川が押してたけど、試合はカゼカのポイント勝ち。

 ●早川 P0-2 カゼカ○


 そして試合が終わって出場選手がマットに集まって
記念撮影やら、挨拶やら。

 スタッフがマットを片付けてる横で、
いろんな人に挨拶してるTAISHO。
その横に寄っていく俺。ご挨拶しました、TAISHOに。
 いやあ、さすがリングで実績を挙げてる選手は
もう、自信もって生きてるっていうか、
物腰がさすが、って印象でした。
もう、惚れてしまいましたよ。

 コンディション面とかの調整が大変だったみたいですけど
実際試合じゃきっちり魅せてくれました。
楽しそうに試合してましたし。
今の生活に慣れたら、試合じゃとんでもないことになりますよ、TAISHOは絶対。

 あと、皆さん言ってましたけど、席からマットが見えませんでした。
もう、柔術なんかグランドメインだから、ずっとプロジェクター映像で観戦。
通路で立って見ると、生観戦できる。
なるほど。ここは立ち見のほうがいい席だったんですね、なんて。

でも試合自体はめっちゃ面白かった。
初めて柔術見ましたけど、また見に来たいと思いましたよ。
いやあ、面白かった。




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