3/4 大日本川崎市体育館大会 2年ぶりに見た、大日本の今
■団体:大日本
■日時:2004年3月4日
■会場:川崎市体育館
■書き手:零壱 

大日本プロレスの会場に足を運ぶのは2年ぶり。
横アリ大会の後に行われた、3月の横浜文体が最後だったと思います。
(金ちゃんと非道のデスマッチがあったような)
自分はCZWがいた頃、大日本にはまって、よく観に行ってたんです。
プロレスファンじゃない友人Fも、大日本の虜でした。
あの頃はホント面白かった…。
v でも、本間や葛西など多くの選手が、そしてCZWが離れてからは行かなくなりました。
友人Fも「もう行かない」と言って…。
昨年9月のゼロワンのハードコア興行に行きましたけど、
後楽園でイキイキしてる本間がなんかうれしかったなぁ…。
池袋はザンディグと葛西のカラミがあったけど、昔には到底及ばなかった…。
友人Fは「ザンディグ、太ったなあ」って苦笑いしてましたね。

その友人Fが大日で最も気にしていたのが、若手だった伊東です。
「伊東、もっと肉つけろよ」「あいつはアカン」とか、すごい辛口で。
伊東がいまデスマッチ王者だと言っても、友人Fは「え〜?」と言って半信半疑です。
たしかになあ…伊東、たいしたことなかったですから。
ひょろっとした体つきで、髪ボサボサで、目立った動きしないし…。
秋葉原でリック・ブレードといい試合したけど、あれは相手が良かったから。
「大介は上に行ってるのに、伊東は…」なんてよく話をしてましたけど、
今は大介と逆転してるんですよね?

で、久しぶりに見てみようかなあ…と思ったので、行って来ました。


3000円の一般立見席を購入して、2階席へ。
(チケットを売っていたのは登坂氏)
客入りはまばら…。
まあ、この会場で人が多かったというのは記憶にないので。
リングは2つ。
通常のリング(メインリング)のほかに、ステージ前にデスマッチリングがあります。
有刺鉄線のスパイダーネットが張られ、建築現場にあるアレが組まれてます。
リングには「SOFT ON DEMAND」のでっかい文字が…。


第1試合:シングルマッチ
●井上勝正 vs 下田大作○
(? 片エビorエビ固め)

レフェリーは伊東の嫁。太った?
下田は浅黒い肌、井上は白い肌で「白黒決めるぜ!」対決。
肌の黒いほうが勝ちました。
お互い声を出して、激しくやりあって、前座にしては盛り上がったほうなんですけど、
身体が触れる直前、動きにモタモタした間が生じるので、技のインパクトはいまひとつ。

でも、フィニッシュになった大作の「大きな半円を描くバックドロップ」はお見事!
大作のテーマ曲は、LOUDNESSの"Soldier of Fortune"。懐かしいですね。


第2試合:タッグマッチ
 近藤博之 vs MIYAWAKI○
●豹魔     スーパーX
(16分16秒 片エビ固め)

2年前にはいなかった奴ら。
4人とも“プロレスラー”に見えない…。


第3試合:シングルマッチ
○大黒坊弁慶 vs PSYCHO●
(4分42秒 片エビ固め)
v 第2試合の4人よりやばかったのがPSYCHO。
身体は細いし、猫背ぎみだし(耕平と同じ)、跳躍力はあるようだけど、技も動きもなんかダメ…。v こういう選手が“プロレスラー”やっていいんですか?
弁慶さん、こんなのが相手で楽な仕事だ…。
そういや昔、『大黒棒』というのを会場で買ったなぁ…。


第4試合:タッグマッチ
●MEN'sテイオー vs 関本大介○
 石川雄規        原学
(18分6秒 逆さ押さえ込み)

バトラーツとBJWの混成チーム同士、メインと同じベテランvs若手という組み合わせ。

(バトラーツってまだあるんですか?)
試合はあまり見てません。
なんか昔のことばっかり考えて、見る気になれませんでした…。
川崎といえば、テングの中の人vs番長のBJWヘビー級マッチ、
ジョニ〜!vs伊東のCZWジュニアとかあったなぁ。
ニック・モンドが葛西とやって、試合後、会場の片隅でずっとファンサービスやってる姿に感激して…。
あと、大日の売店はかわいい子多いから、一目惚れすることも何度かありました。
はぁ…。試合について書きます。
大介は以前よりも筋肉質になってる気がしました。
フィニッシュは、テイオーのエルボーをいなしての逆さ押さえ込み。
ひょっとして、いまだにテイオーと大介は“師弟関係”なんですか?


休憩&メインの準備。

以前なら売店に行くのが楽しみだったんですが、今日は動かず設営を眺めることに。
昔は大介や伊東が準備してたけど、もう彼らの仕事じゃないのは当たり前か…。
デスマッチリングは立入禁止の柵代わりに置いてた椅子を除けて、
テーブルをエプロンサイド2面に横付け。
メインリングもテーブルを2つ置いて、4つのコーナーに椅子を置き、
有刺鉄線ボードを2つほど設置。
ルールの説明があって、勝負の決着はメインリングのみとのこと。


第5試合:スーパーハードコアデスマッチ 8人タッグマッチ
 伊東竜二      山川竜司
 アブドーラ小林 vs 金村キンタロー
●沼澤邪鬼      シャドウWX
 gosaku    BADBOY非道○
(21分18秒 体固め)

ベテランチーム、金ちゃんのテーマ曲で“ブリブラダンス”。
竹刀を持った非道だけが、建築現場のアレ(以下、現場)の上に。
続いて、若手チームが入場。
WXに挑発された伊東が、現場に上って非道と対峙することに。
ゴングが鳴らされ、2つのリングで試合開始。
黒い衣装の山川が、場外の若手めがけてトペコンヒーロ。
現場で戦う非道と伊東のもとへ、沼澤がやって来て、非道をスバイダーネットに投げ落とす。
非道の重みで、スパイダーネットを支えるロープと金具にトラブル発生。v ダラ〜ンと下がってしまい、レフェリーやセコンド陣が補修を行う。
メインリングでの戦い。
金ちゃんがエプロンから、場外のテーブルに伊東をパワーボムで叩きつける。
現場には4人が上っている。ネットを引っ張るサブレフェリー登坂。

なんと、河津掛けで4人同時に転落! バカだ〜。
「いっせーのーで…」と4人で合わせているがバレバレで、自分は萎えたけど。
スパイダーネットをペンチでカットするセコンド陣。v 8人ともデスマッチリングへ。v ここから、ベテランチームの一方的な流れに。
有刺鉄線の束(元・スパイダーネット)に、若手4人をボディスラムで叩きつける。

(10分経過)

若手2人を寝かせて、有刺鉄線をかぶせて、コーナーからの連続攻撃。
フットスタンプ、ローリングセントーンなど。
若手チームの反撃開始。
リングサイドのテーブルに寝かせて、伊東と沼澤が現場に上る。v そして、2人同時のダイブ!
戦いの場はメインリングへ。
先に戻った若手チームが、リング上を椅子だらけにする。
ベテランが戻り、両チーム入り乱れての戦い。
金ちゃん、コーナー最上段でLOVEポーズをやってから爆YAMA。

(15分経過)

伊東がミサイルキックをぶっ放して、若手が反撃に。
カウント2の応酬がつづく。
アブ小がドライバー系の技で叩きつけて、椅子を山積みにして、
その上に伊東が見事なドラゴンスプラッシュ! でも、カウントは2。
ファンはメインリングを円形で取り囲んで見つめている。

試合はクライマックスへ。

有刺鉄線の上に、山川が沼澤をフェイスバスター。
倒れた沼澤に大量の画鋲をバラ撒くと、女性ファンは悲鳴をあげる。
そして、椅子をどんどん載せていく。

(20分経過)
v 沼澤の身体が椅子の山に埋もれてしまった。
金ちゃん「非道が決めるぞ〜!」
コーナーポストに上る非道。
伊東はWXに抑えつけられてしまい、成り行きを見るのみ。v 非道がムーンサルトプレス。カウント3で試合終了!

勝ち名乗りを受けるベテラン4人。
非道と伊東のマイクはこんな感じ。
非道「オイ、伊東! 4月の後楽園、俺が挑戦したらこんなもんじゃねえぞ。命かけてこい!」
伊東「もっとすげーデスマッチ考えてやるよ!
   (お客さんに向かって)これからも大日本プロレスを応援してくれ〜!」

――とまあ、こんな感じです。
“スーパー”という名前がついてましたけど、いまひとつでした。
ハチャメチャなんだけど、凄いと感じたシーンはひとつもなかった。
現場からの2人同時ダイブだとは思うんですけどね。v 自分が今の大日にはクールだし、2階席で見てたからこう感じてるのかもしれません。
4人同時の河津掛けは、“お馬鹿度”は高いし、じつは危険な行為なんだけど、
自分の骨身を削ってまで敵を痛めつける…じゃなく、一緒に仲良く落ちましたって感じでイヤでした。
今の自分は乗れません。

気になった選手について。
山川は、白いヒラヒラのコスチュームで、明るく馬鹿やって凄いこともやってるほうが好きです。
今日はそうじゃなかった。
WXはTシャツになってましたね。この人のポジションってどうなんですか?
gosakuは、しょっぱい。
技は下手だわ、身体でかいくせにパワーないわ…酷かったなぁ。v 沼澤は身軽な動きをけっこうやってたのでビックリしました。

最後に伊東。
若手だった頃と、じつは基本的には変わってないような…。
変わったのは「髪が短くなった」「腹が少し出た」「思い切りがよくなった」ことかなぁ…。

動きにキレがない足技は、「ああ、昔の伊東だ〜」って。
ちょっとしか見てないんで、アレかもしれないですけど。う〜ん…。

でも…。
試合後に、伊東や沼澤たちがそのまま売店に立ってる姿を見て、
ベルトを肩にかけて、血を流しながら子供たちと記念撮影してる伊東を見て、
「ああ、こいつ凛々しくなったなあ」「成長してるのかなぁ」って…。
そして、血みどろの選手たちが売店に立つのは、
以前あった大日本らしさが、若い選手たちに受け継がれてるんだなぁって思いました。




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