2/11 超満員(三百人)のJWP
■団体:Diamond!
■日時:2004年2月11日
■会場:東京キネマ倶楽部
■書き手:凸ユーレイ

 私、めでたく、誕生日を4年連続プロレス会場で迎えることに。01年NEO板橋、02年全女後楽園+JWPキネマ、03年JWPキネマ、今年はNEOとJWPキネマWヘッダー。

 先ほどのNEOより、明らかに入っている。北側ステージ上の椅子席、前回JWPの3列には及ばないがそれでもNEOより多く2列(ミクロな争いだなあ)。
 NEOとJWPの、キネマ倶楽部でのWヘッダーが始まって4ヵ月目。観客数を比較すると、11・16N180人、J300人。12・9N210人、J223人。1・25N200人、J320人。2・11N210人、J320人。NEOは必ず実数、JWP以前は水増し発表もあったがここ最近の数字はほぼ正しかろう。

 興行の面白さでは、好みはあろうが上下は無いと思う、NEOが質で劣るわけではない。まあミクロではあるが、この差はなんだろう。

 JWPのほうが、単純に常連の数が多い、とは言えるかも。必ずどの興行にも行くような常連。NEOの会場に、JWPでよく見かける人は多いが、逆は少ないような気が。あと、飲んでて横にいて仲良くなったような人やその飲み屋に券を売ったり、道場の近所の人達など、地道な営業をしているような空気が感じられる。ま、もともとJWPの常打ち会場ではあったわけだし。

 対してNEOは、広くプロレスファン相手に商売しているような気が。その分、小さな会場に空席が目立っても、大きな試合、後楽園が超満員になったり。逆にJWPのやり方では、300人はコンスタント集められても、それ以上広がりを求めるのは厳しいかも。しかし、無理をせず、こつこつと現状を維持し、いっぺんに多くを望まないのであれば今のJWPのやり方は賢いとさえ言えなくもない。難しいところ。


1.○仲村由佳(NEO)(10:06ミサイルキックから)×木村響子

 昼間のNEOに引き続いて、他団体の若手、今度はHikaru がセコンドで活躍。

 同じ会場で見ていた友人、web上での評判、いずれも「仲村が力強かった」とのこと。私、特別に感じず。鈍感なのか?

 終って木村マイク「7・20にデビューして、負けてばかりで、帰っても家族が気を使って、勝ったか負けたか訊かれなくなっちゃったんですけど、、JWPには 米山さんという、小っちゃいけどものすごい、Jr.のチャンピオンがいます(横で、グロッキー状態の木村に肩を貸していた米山、満面の笑顔)。あと10ヶ月で卒業ということですが、そのベルトは必ず私がもらいます、待っててください」。


2.○三田英津子(フリー)(14:46逆エビ)×渡辺えりか

 開始前、「えりりん〜」と声がかかり、かけた客が照れて笑ってしまう。三田「笑われてるぞ」。

 三田、厳しいムード。技をなかなか受けなかったり。複雑な入り方をするえりりんロックに付き合ってもらえず、何度も何度もやり直しする渡辺。
 それでもとうとう、えりりんロックを完成させたり、序盤攻められっ放しだったのを膝十字で三田に悲鳴を上げさせ逆転するなど、渡辺頑張っていたと思うのだが…

 試合後、三田「渡辺、あんた現状で満足してるの? JWP、人が増えてるよね。あなたは上から何番目? 下から何番目? わざわざ戻ってきたわりには覚悟が足りないんじゃない? あなたの腰に、ベルトは何本ありますか? 以上」

 昨年12月の木村戦に続く、三田さんのJ若手教育マッチ。穿った見方をすれば、三田さんの欲求不満が爆発してると見えなくもないが、笑わせるならともかく笑われるな。上を目指してやらないのなら意味がない。三田哲学を強烈に印象付けたことは確か。

 渡辺は痛みもあって号泣。決まり手は強烈な、腰を落として反らせきった逆エビ、渡辺は腰がよくないんじゃなかったかな。

 三田の「ベルトは何本…」はもちろん米山を意識しての言葉だと思われ、次回22日の赤塚ではさっそく渡辺−米山のシングルが組まれる。JWP・Jr.、風雲急か。


3.日向あずみ、○ジャガー横田(フリー)(16:21フィシャーマンバスターから)コマンドボリショイ、×baby-M(フリー)

 アルシオンを、浜田文子が抜けて以来見なかったので、babyを見るのは初めて。AtoZが分裂してくれたおかげでひさしぶりに見る選手が増えたのは嬉しい。LLも得意じゃなかったので、正体とされる選手を見たのも1度か2度。そのときも、コルバタ系の技のキレはなかなかだ、と思ってはいたのだが。

 先発しようとするが相手コーナーを見て「ジャガーさん怖いよ!」とボリショイに替わってもらう。笑

 初コンタクトは日向と、手四つの位置が高いのを、レフェリーに「手、高くしてるよ!」日向「ダメなの?」テッシー「低くしてあげて」。
 デジャヴふうにぐるぐる相手の身体を何周もするのは、やっぱりすごい。

 ジャガーさん、ツームストンの体勢からbabyに「死ね」。沸く場内。
 前回米山に「殺すぞ」と言ったときはざわめきだったのが、今回は笑い混じり。ジャガーさんも笑わそうとして言ってるのかな。

もう一度なにかで「死ね」があり、3度目の「死ね」とともにフィニッシュ。試合後は仲直り、ジャガーさんがbabyをおぶって退場。

 日向は、NEOにつづいて楽な仕事。「ドレッシングルーム」(JWP・HPのコーナー)で、いつも体の不調を訴えているので心配なんだが…


 休憩。ダメ出しされたので止めるかな、と友人と話していた、インフォメーションの「えりりんの部屋」、なんとセーラー服で敢行(高校時代の自前、当時は今より16kg太っていたそうでブカブカ)。ただし、三田さんの言葉が有り難かったと言い、「ベルトを狙います」との力強い発言も。


セミ ○AKINO(フリー)(17:18腕ひしぎ逆十字)×米山香織

 4つのベルトを全身に巻いて米山登場。
 米山の、耳元での大声攻撃にウンザリしたAKINOが、リングを降りて控え室に戻る素振りを見せると、「逃げるのかー」といっそう大きな声。「弱虫AKINO、弱虫AKINO」と観客を煽る米山。

 AKINOって、もっと冷たい硬質な印象を持っていたけれど、この試合では米山の世界にまるごと付き合って、明るく開放的、感情表現もノビノビしていて、それでいて激しい試合、AKINOの印象が変わっただけでなく、この日のベストバウトでした。

 でもやっぱり、関節技やキックを使うAKINOのスタイルより、スープレックス、ドロップキック、丸め込みで徹底的に行く、米山のスタイルのほうが私は好きだなあ。

 ヒジを押さえ、顔を歪めて米山のマイク「今日はこれぐらいにしといてやる。なかなかやるな」。バッタリと受け身を取り倒れてからAKINO
「じゃあ今度はいつなんだ、ベルトを賭けるのか」。米山「なかなかやるAKINO君たちの挑戦を受けてあげよう、3・20キネマ倶楽部だ! 絶対負けないぞ、私がこのベルトにたどり着くまで、2年もかかったんだからな!」


メイン ○倉垣翼、前村早紀(全女)(21:25ウイングクラッチ)×春山香代子、高橋奈苗(全女)

 パートナーをチェンジしたほうが、バランスがいいように試合前なんとなく思っていた。倉垣と高橋は全女の横アリで組んだし。春山と前村は、どちらも米山をパートナーにした王者同士で、間接的にチームみたいなもんだし。

 いきなり春山、早紀ちゃんをローリングクレイドル(反対付き)で回す。奈苗にも「回せ!」と指示、戸惑ってとりあえずジャイアントスイングする高橋、自分も目を回す。

 じつは強烈に気の強い前村、その後何度かやり返そうとグラウンド状態の高橋の巨体を前に「回すぞ!」のアピール、しかしやっぱり持ち上げることも出来ず。逆に「回してみろ」と高橋に寝て挑発される。替わりに倉垣が出てきてジャイアントスイング。

 春山組、連係とまではいかずとも、「せーの!」と声を掛け合って同じ技、尾てい骨ライガーボム?や、同時に各々の相手にエルボー&ギロチン、とか、そんな攻撃が目に付いた。

 フィニッシュは、逆さ押さえ込みの体勢からさらにブリッジして背中で相手を押さえる、倉垣オリジナル。

 同じ、高橋(全女勢)を使うのでも、こないだのNEOのATOMのほうが数段、上手かったような。この日は試合が終ったら全女勢、大人しくすんなり帰っちゃったし。ま、NEOには次の展開があったからな。

 パートナーに続いて、前哨戦を2連敗する形になってしまった春山、セコンドについていたAKINOに突っかかり乱闘。




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