WWEの日本展開にモノ申すーっ!今回は異議アリ
■団体:WWE
■日時:2004年2月7日
■会場:埼玉SA
■書き手:生首生首サイト

巨大なさいたまSA、ほぼ満席。フィンケル登場。今回は写真撮影はOKに。さらにステイス登場で4方面にロープまたぎをご披露。

ハリケン対クリ
つかみは命。ハリケンの踏ん張りでけっこう盛り上がる。私は個人的な思いいれは何も無いのだが、中盤で「バーター・ブレイカー!」と声援すると、何と!3秒後に本当に久々のバーター・ブレイカー。この一件で急にシュガー・シェーンがすきに・・・

しかし第一試合から早くも技の攻防で、時間は13分超え。これ長すぎるだろう。ハリケンがシャイニングウィザードでピン。
オートン対マット、IC戦。
どっちがベビーでヒールだかわからないため、非常に応援しにくい。一応元ベビー人気でマットをベビーとすることに会場全員が合意。しかしこれまた14分を超える長丁場。技掛けあい・受けあい、やっとRKOでIC王座防衛。何かが違う、と感じ出す。

モーリー対リタ、女子戦。
選手権試合のオンパレード、というより大売出し大バーゲン。まあWWEのベルトに記号以外の意味は無いのだが、初観戦のパートナー・Tさんが「ショーなんでしょ?」とシュート発言を会場で。冷や汗。

チンタラ試合をモーリーがハイスポット。試合の途中足を痛め、うずくまる。レフやリタが駆けつけ、試合中断。あまりに地味なきっかけだったので、マジ怪我?と私も会場中も見守る。抱えられてリングを降りようとした瞬間、リタにトウキック。ヤオ怪我でした。

しかしこれで流れは変わり、俄然盛り上る。さっきまでのだらけたムードは一変。さすが元モナもな〜。

フレアー、バチスタ対ダドリズ、世界タッグ戦。
もーホントに「ドキッ!タイトルショットだらけの日本公演」。しかしタイムラグがあるため、今誰がタッグ王者なのかわからないわれわれ日本の原住民はどうやらエヴォが現王者だとわかる。もっともさすがにWWE見てるファンなら、ダークマッチで移動が無いと言う約束は全員が承知。どうダドリズ、フレアーが魅せるかに尽きる。
ダドリズのカリズマはたいしたもの。さらに「あめりか人になりたい」君たちわれわれ全員の、テーブル出せコール炸裂。
前日までと同じフレアーの尻出し攻撃、さらに4の字、ダドリズのワラップ!攻撃と、オミヤゲ満載で楽しめる。ただし、会場盛り上げなら、フレアーはやはり本テーマ・ツアァストラで登場してほしかった。バチスタが地味ながらシットダウンパワーボムで勝つ。前回のショーン・オヘイアと違い、今一スポットライト浴びられず。

ベノワ対ジェリコ
困ったことに日本じゃまだベノワはSD。最初にベノワがイントロも無く登場時の会場全体が「?」。試合は当然正統派同士の技の攻防。おまけにジェリコが完全ベビーになってることもわからないわれわれ日本人には最初から違和感が・・・
24分かけ、ジェリコがタップ負け。まあ日本人好み、と言えなくはないが、私好みではないことは確か。


ストーンコールド劇場

フィンケルがビショフを紹介するが、その紹介ぶりが気に食わないと、何度もやり直させるすごい強引なフリでSC登場。日本初登場で大盛り上がり。全員立ち上がって前見えず。

まあ要はいつビショフにスタナーかという一点。引っ張った末、やっとこさスタナー!でめでたし、と思いきや、バックステージからステイシーとリタを呼ぶ。んでみんなでカンパイ。前日までと同様、クリやマットやいろいろ乱入、ダドリズ、ハリケンまで来て、リングでカンパイを30分間えんえん見せられる。

これまたどーなんでしょ。空気切れちゃうし、SCファンももうちょっと出し惜しみしてくんないとなんかありがたみが・・・・と心配してたら、リング整備もあり中入り。この時点で早くも9時。

リングにパイロ置いただけで当然出てくるのはケーン。いい味出してます。
ケーン対RVD。ローリングサンダー連発も最後はケーンに捕まりチョーク葬。この日一番の短時間試合。しかしこれが気味良いというより、これまでの試合が長すぎたため、ケツカッチン?に見えてしまった。

リコ対テスト
これまたヒートみたい。残念なのはミス・ジャッキーの尻出しジーンズを近くで見られなかったこと。日本で大人気リコにモミアゲ・コール。おきまりテストのワーク(メルトダウン失敗・ビッグブーツで股間うち)お約束を経て、リコがキックでピン。

HHH対HBK、世界ヘビー戦。
もう9時半も過ぎ、お腹いっぱいのとこで現われるHBK。ドンドタッタ♪でセクシーボーイが流れると、さすがに空気がしまる。この日一番のコーフンが場内に。ただしパイロ無しの寂しい登場。HHHとはいつもどーりのやってやられての攻防。途中HBKがジュース出すが、会場の席からはよく見えず。スイートチンを何度も仕掛けては失敗、やっと決まったが奇跡の復活で最後はペディグリ。HHHが王座防衛。

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マーケティングリサーチでは「マジョリティ」分析が命なのだが、素人がやると「浮かび上がった声」だけをピックアップしてしまう。しかし本当に大切なのは「サイレントなマジョリティ」の声なのだ。

技掛けあい、両者ダウンでカウント9、ニアフォール連発ばかりで第一試合から全試合10分越え。初めてWWEを見る人に、これがWWEだと思われたらどーしよー、という大きなお世話の心配が去来する。

こんなもっちゃりした試合は日本のプロレスに任せときゃいいじゃん。メーン以外までもが皆はイスポットばかり、さらにはボーナスのSC祭も、ダラ長すぎ。こんなダラダラ乾杯を続ける台本書いたライターの責任を問いたい。

一応WWE日本公演は「WWEを見せる」のではなく、「WWEに出てるヒトたちを生で見せる」のが目的ならこれでOK。でもそーじゃないだろう。日本のファンのプロレス嗜好を間違ってリサーチした結果ではないかと私は思う。ジョニー・エースは今回絡んでるんでしょうか?

ダークマッチでドラマを演じられないのはわかる。しかし。例えばケーンにハリケンを秒殺させるとか、メリハリ、さらにはビショフがせっかくいるんだから試合じゃなくてHLAやルーレットなど、おんなじ展開の試合ばかり連続ではなく、いろいろバラエティを盛り込んでほしかった。またサプライズがゼロというのもいかがなものか。私は少なくともWWEにだまされたい、読みのウラをかかれたくて見ている。今回私がビックリしたことは帰りが10時過ぎたことだけだった。




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