2・1PRIDE大阪城ホール大会
■団体:PRIDE27
■日時:2004年2月1日
■会場:大阪城ホール
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

ヒョードル対ノゲイラとか言われてたのに、決まってみればGP前哨戦興行といった感じのラインアップ。それでも満員そうな入り具合はうらやましい限りだ。
試合前に自称・統括副本部長の桜庭が「男の中の男、出て来いや!」とやっぱり体を反らせて選手を呼び込む。その後すぐに第1試合が始まるんだけど、その試合開始がだいたい3時25分くらい。進行のスムースさも人気のひとつのような気はするね。

<第1試合:PRIDE GP サバイバルマッチ>
○イゴール・ボブチャンチン(ウクライナ/フリー) 対 ×ダン・ボビッシュ(米国/フリー)(2R1分45秒:グラウンドでのパンチ連打→KO)  

前回はGGのパンチでコンタクトが目に食い込んでしまい不本意な負けを喫したボビッシュが、WJに代わる新たな就職先を求めて登場。ボブチャンチン相手というのが微妙なマッチメークだなぁ。
ボビッシュは大きい割にはまぁまぁの早さでタックルからのテイクダウンを奪い、再就職決定かと思ったがそこから展開が作れず、ダルダルでブレイク。早くも帰りたそうな顔していた。
試合は2Rにボブチャンチンのパンチが当たった事から流れは代わり、最後は上からのパンチにギブアップ。まぁこんなもんですかね?
リングアナの村上ショージに大歓声が大阪!って感じだった。

<第2試合:PRIDE GP サバイバルマッチ>
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア/ロシアン・トップチーム) 対 LAジャイアント(米国/フリー)(1R1分23秒:腕ひしぎ逆十字固め)  

柔術が得意とか言ってたような気がしたんだけど、今回はムエタイ使いとして登場。シロウトパンチを連打しながらもビビった様子は見られなかったところから、イロモノ対決担当でまた呼ばれるかも・・・と思った矢先に大内刈りからニーオンでのパンチという掣圏道戦法からの十字でタップ負け。
LAはもしかしたらもう1回くらいチャンスもらえるかもね。そしてハリトーノフはRTTの搾取をうまく乗り越えてください。

<第3試合>
ムリーロ・ニンジャ(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)対 アレクサンダー大塚(日本/AO/DC)

なんとなくプロレス専念と考えていたのだが、そう言えば宣言と言えるような事までは言っていなかったような・・・。まぁ生活もあるし、アレクを攻める事はできないよな。自分はプロレスではサッパリだが、PRIDEでは何度もいい試合を見せてくれていただけに、ダメージはともかくいい選択だと思っている。
ところが開始早々に急所にファウルカップが割れるほどのヒザが入ってしまい、ダメージの大きさから試合不成立。第4試合終了後にやれるようならやらせる、というアナウンスがあったが体がもし大丈夫だとしてもテンションを元に戻す方が難しいよな。  

<第4試合>
○中村 和裕(日本/吉田道場) 対 ×ドス・カラスJr(メキシコ/フリー)(判定3−0)  
素質他は申し分ないんだろうけど、スター性は皆無の中村。・・・と言うか柔道のトップ選手というのは、本当に身体能力とか別格だからなぁ。
試合が始まると2人とも総合の選手らしい動きができていて、パンチひとつ取ってもシロウト丸出しという次元ではなくなっていた。ドスは何度となく十字を逃れるなど見せ場をたくさん作ってはいたが、次に繋がっても勝てるかどうかはちょっと難しそうだなぁ。
『スカイハイ』のテーマは大ウケだったし、キャラクターは大切にしたいと思うだろうから、相性のいい相手を見つけて巧く延命させて欲しいな。

<第4.5試合>
○ムリーロ・ニンジャ(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)対 ×アレクサンダー大塚(日本/AO/DC)(1R5分25秒:肩固め)
暗転した会場でアレク対ニンジャについてアナウンスされ、どうせ中止だろうと思ったら再試合が告知され、1つの曲で同時入場とサクサク進行していく。
試合はニンジャが圧倒的に攻め続け、最後はニンジャが肩固めでタップアウト勝ち。リングに上がったアレクを褒めるくらいしか書きようがないくらいの圧勝だった。


休憩明けには高田のアイサツとコント部長「お前ら!」アホ1万3千人「男だ!」で締め。とても定着しそうにないコレはともかく、そこに持っていくために登場した浅草キッドがあまりにもみっともなかったのがファンとして悲しい。


<第5試合:PRIDE GP サバイバルマッチ>
マーク・ケアー(米国/チーム・ケアー) 対 山本 宜久(日本/高田道場)(1R40秒:レフェリーストップ)  

前田のコネでADCC出場が決まった際、ケアーを殺ってやるとサンドバックを蹴っていたらしいヤマヨシ。サスガです。
さてケアーについてだが、田中さんによるナンバー誌でのケアードキュメントTVの紹介記事を読んでいただけに、試合開始直前までロングスリーブのTシャツを脱がないケアーに切なさを感じてしまう。試合はタックルからのテイクダウンを狙ったケアーが、フツーに叩きつけるとなぜかあっけなくスイープされ、ヤマヨシがマウントパンチの連打でTKO勝ち。DDT気味に落ちてしまったのかとも思ったが、スローで見る限るそうとも言えないようだ。なんだか『柔道部物語』の三五のライバルで西野に潰された樋口を思い出した。
何れにしろ残酷な世代交替劇(ヤマヨシとじゃないけど)を見せられたようで、ちょっと寂しくなってしまった。

<第6試合:PRIDE GP サバイバルマッチ>
○ヒース・ヒーリング(米国/ゴールデン・グローリー) 対 ガン・マッギー(米国)(判定2−1)
マッギーは巨体とそこそこの技術が売り物という感じで、特にどこが優れているとかいう感じではなかった。コレだけ見るとUFCのヘビー級はそれほどレベルは高くないのかな?と思えてくる。
試合はそのマッギーの巨体を持て余したヒースがド突き合いを制した、という感じだが自分にはイマイチ面白みが感じられなかった。ヒースのGP出場は当然だろうけど、マッギーはちょっと勘弁して欲しいな。  

<第7試合>
○ミルコ・クロコップ(クロアチア/クロコップ・スクワッド) 対 ×ロン・ウォーターマン(米国/チーム・インパクト)(1R4分37秒:右サッカーボールキック→KO)  

相性から行ったらちょっとマズイ相手じゃないかと思ったが、一度下から逃れるとハイキック一発で完全に形勢が逆転し、最後はH2OマンがカメになったところをサッカーボールキックでKO。永田のようにただ裁定を待つだけではなくこそっと足に腕を絡めた辺りは、H2Oマンもやるなぁという感じだけど、最後のひとあがきってところか。ミルコ相手だからしゃーない、って事でまた呼ばれる事も十分あるような内容だったと思う。
ちなみにサッカーボールキックと名付けたのは若林アナが天龍の蹴りを見て実況したのがオリジナルなのだ。覚えておこう(試験には出ないが)。試合後にはマイクで「K−1・・・じゃなかったPRIDE−GPで、・・・ゴメンゴメンゴメン」と妙にキュートなミルコを見る事ができたのは(シャレではないよ)なんだか得した気分だ。


<総括>
今更この時期H2Oマンに勝たれても困るのはヤマヤマだが、100%確実ではないのがシュート興行の難しいところであり面白いところ。
今回は本戦でマスクマンのドスJrが出場し、「武士道ならK−1ルールでミルコがやってもOK」とかなりフランクな対応になってきているPRIDE。もうちょっと1本取れる選手もしくはマッチメークでサクサク進行するようにしてくれたら言う事なしだ。まぁ今回は典型的な地方興行という感じですか。




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