AAA 後楽園興行 観戦記
■団体:AAA
■日時:2004年1月23日
■会場:後楽園ホール
■書き手:高倉仮面

18:20
僕が子供の頃、日本プロレス界には「ストロング スタイル」という言葉の支配下にあり、絶対王政の下、ルチャ リブレというスタイルは、長い間、プロレスマニアから蔑視されていた。

「飛んだり跳ねたり、ショーマンシップの強いスタイル。
 技は軽い。身体は小さい。当たりは弱い。あんな関節技は実践的ではない。
 あのスタイルでは、勝敗重視の日本のプロレスには通用しないのだ。」

当時小学生だった僕も、そんな風潮に煽られながら、プロレス スーパースター列伝のタイガーマスク vs エル ソラールを読んでいた。

「タイガーの秘密を喋ったソラールがキックの嵐を食らうのは当然だ。 それにしても、ルチャは弱いなぁ。」

当たり前のように梶原 一騎の術中にハマっている。

同マンガ内のタイガーは、
メキシコマット界の切り札とされていたウルトラマンをあっさりと倒し、
TVの中の実際のタイガーは、小林 邦明と名勝負数え歌を作り始める。
この事が、僕の中の「日本 > メキシコ」のイメージを決定付ける事になった

「ルチャなんて、つまんないスタイルだ。」

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さて。
突然だが僕の父は、
仕事の関係で土日もないような生活をしており、TVを見る事は唯一の娯楽と言って良かった。
しかし、隣に専門学校のビルがあった為に電波がアンテナに届かなかったのが原因で、
我が家のTVは映りが抜群に悪かった。

そしてこの事が、僕のルチャに対するイメージを180度転換させる切欠を作る事になる。

ある日、地元にケーブルTV局が開局する事を伝えるチラシが我が家に届いた。
1980年代後半、ケーブルTVはまだまだ一般に浸透しているとは言い難く、
これを見た両親も、このケーブルTVの独自のチャンネル自体には何の興味もなかったのだ。
だが、僕の両親はこのTV局と契約する事にした。
理由は「契約すれば、地上波のTVもクリアな映像で見れる」からである。

で、ケーブルTV導入後、我が家の地上波問題はスッキリ解決。
地上波放送も綺麗に見えるようにり、父はストレスを感じる事なく野球中継を見る事になったのだった。
めでたしめでたし、しゃみしゃっきり。 …で、その副産物がこの話の主役。

独自のチャンネルには何の興味も持たない両親ではあったが、
ケーブルTVっていうモノは、契約者の興味を惹く為に、
契約後、いくつかの有料チャンネルを何ヶ月か無料でサービス放送してくれるのだ。

で、その中に「POWER CHANEL」というものがあり、
同チャンネルでは「格闘チャンプ フォーラム」なる番組を放送していた。
番組内容は、内外のプロレス団体や格闘技団体の様子等を放送する、というシンプルなものだったが、
ある週の放送で、当時、旗揚げしたばかりの日本初のルチャ団体、
ユニバーサル連盟の試合映像が放送されたのだ。
そして、これが僕のルチャとの初遭遇である。

面白いっ!! とても面白いっ!!

リングの上で次々にテンポ良く派手な飛び技や回転技を披露していく選手達。
アンコ体形のスペル アストロが身軽に動き、華麗なロープワークから躊躇なく場外へと飛んでいく。
当時既にベテランの領域に達していたブラックマンも、「俺は健在」とばかりにトペ コンヒーロを披露する。
今はウルティモ ドラゴンでも昔は本名の浅井 嘉浩、元祖ラ ケブラーダには新鮮な驚きがあった。
忘れてはいけないのがお笑い担当のケンドー、人を喰った動きとバネの強さ、フワリと宙を舞うプランチャ。
「アカプルコの青い翼」ことリスマルク、華麗なフライング ヘッドシザース ホイップは、

飛ばなくてもルチャは華麗である事を教えてくれる。

これらの見た事もないような攻防の数々にも充分に驚かされたが、
それ以上に斬新だったのが、試合のテンポの良さだ。
ルチャのルールでは、手でタッチをしなくても選手が場外で出た時点でタッチが成立する。
その為、誰かが場外に出た…と思っていても、リング内では次の選手が既に技を繰り出していたりする。
で、その選手も場外に出された…待て、先程場外に出された選手にトペを慣行しているではないかっ!!
…ってな感じで、見る側は知らず知らずのうちにどんどんリングに引き込まれていくのだ。

当時、プロレス団体は女子を数えても十本の指に収まる数だったが、
どの団体も「軍団抗争」や「完全決着」や「痛みを伝える」と言った、
どこか「闘い」という単語の持つドロ臭い部分ばかりをクローズアップしていた。
そんな中、ユニバーサル連盟…つまりルチャ リブレは、
「プロレスは楽しいものだ」と言う事を前面に押し出していた。
こうして僕の心の中にある「空き家」に、ルチャ リブレはスッポリと収まってしまったのだった。
…典型的な「百聞は一見にしかず」というお話だな。

因みにこのユニバーサル連盟、その後、資金難で解散してしまうのだが、
この団体のエースだった浅井 嘉浩はウルティモ ドラゴンとして闘龍門を起こし、
前座で試合をしていたMASA みちのくとモンキーマジック ワキタは、
それぞれザ グレート サスケ、スペル デルフィンとなり、
みちのくプロレス、大阪プロレスを旗揚げする事になるのだ。
現存する全てのルチャ リブレの団体の原点になっているユニバーサル連盟、
この団体が残した功績は大きい。もっとも、晩年は借金も大きそうだったが。

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で、今日観戦する団体も、その恩恵を少なからず受けていると言えよう。
メキシコのルチャ リブレ団体、AAAの観戦だ。

週プロによると、団体の代表であるアントニオ ペーニャ氏は
「所属選手の1、2名を日本に行かせるつもりはない。
 私はAAAを丸ごと日本に送り込みたい。」
と話しており、その想いが今回の興行の実現に繋がったようだ。

この団体の売りは、「伝統的なルチャからの脱却」。
試合のスタイルはルチャ リブレを基調としながらも、
WWFばりの派手な演出や、奇抜なキャラクターのレスラー達、
エスコードガールもダンショーを見せる、等、よりエンターテイメント性の高い興行を目指しているようだ。
ペーニャ代表は言う「AAAの興行はひとつのグラン フェスタ(お祭り)なのだ」と。

本場のルチャは、そしてルチャを超えるルチャは、僕の目にどう映るのだろうか?
とりあえず後楽園で立見チケットを購入、4000円也。
…早速文句なのだが、プロレスの立見にしちゃあ随分と高い気がする。

18:30

会場入り。
で、いつも通りにパンフレットを購入しようとしたが、
どういう訳だか、売店にはマスクとDVDしか売っていない。
店員さんに尋ねたら「今日は刷ってないんです」と言われてしまった。
知らない選手はパンフで予習したかったんだが、ないのでは仕方がない。
そのまま南口の立見席まで直進する。

驚いた。開始前なのに観客がかなりギュウギュウの状態だ。
北口に入場ゲートと大型スクリーンが準備されており、
客席は開放されていない状態だったが、
それを差し引いても、今日は客が良く入っているぞ。
ハッキリ言って、開始前から既に超満員である。


…だが。

既に開始時間を過ぎているのに、全然興行が始まる気配がない。
う〜ん、ラテン系はやっぱり時間にルーズだな。



18:40
まだ始まらん。




18:50
全然、始まらん。
ルーズにも程がある、というか。


19:00
会場内に巨大な音でファンファーレが鳴り、スクリーンにはAAAの文字が。
ようやく試合開始らしい。30分押しかい、ヤレヤレ。

まずはペーニャ代表はリング上で挨拶…なのだが。
何と、この挨拶に対する日本語の通訳は全くナシ。
イヤイヤ、ホントにメキシコの興行をそのまま日本に持ってきた、というか。

でも、今思えば、これはこれで良かったと思う。
興行はテンポが命だから、変に通訳を介して興行のテンポが悪くなるくらいなら、
言いっ放しの方がいっそスッキリする。
「アリバ ハポンッ!! アリバ メヒコッ!!」の一言が聞こえれば、それだけで観客は大歓声だ。
それにしても、今日の観客は妙に出来上がってるな。最初からこんなに大歓声かよ。

挨拶の後、リング上には、リオのカーニバル状態…と言うよりは、
アステカ文明をイメージした衣装を着たネーチャン2人がダンスを踊っている。
衣装の派手さは掣圏道のネーチャンに負けず劣らずって感じで素晴らしい。
ダンスが終わると、今度は同じ衣装を着たマッチョなニーチャンが聖杯をリング内に置く。
そして最後はアステカ3人衆でポージング。
全く何の意味があるのかは判らないが、妙に厳粛で荘厳なイメージのまま興行は始まった。

今日はレスラーは一人一人で入場、モニターには派手な紹介映像が流れている。
しかもこの団体、何気に音響にかなり気合が入っている。
かなりの大音響なのに音が全然割れていないし、要所要所でエコーを効かせている。
そしてこれらの演出の援護射撃をバックに、レスラー達は自分のキャラを観客にどんどん売り込む。
故に選手入場はちょっと長めになってしまっているが、
「初観戦となる日本の観客にレスラーのキャラを掴ませるにはいい方法」
と、感心しながら観戦開始。

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第一試合 6人タッグマッチ メヒコ vs ハポン 一本勝負
○カズ ハヤシ(170cm/80kg/全日本プロレス) 色男、体は軽いが何気に筋肉質
 浜田 文子(162cm/62kg/新間事務所) 何気にどこでもマイペースな人
 男色 ディーノ(179cm/95kg/DDT) ホモ、江頭2:50系
 vs
 アレブリヘ(この中では一番デカい/小太り/AAA) 食べると体に悪そう
クイヘ(100cm〜120cm/軽い/AAA) アレブリヘのミニチュア版 舐めると舌が変色しそう
 エステル モレノ(浜田と同じくらい/でも体重は浜田より間違いなく重い/AAA) 意味なく胸が強調されていた
●ピンピネーラ(ディーノと同じくらいの身長/小太り/AAA) 典型的な金髪のオカマ
[15分16秒 スクールボーイ]

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◎選手入場

原色の青と赤を基調とした半魚人のような奇怪なコスチュームで入場の、
アレブリヘとミニチュア版のクイヘ。
何と言うか、彼らを海で釣ったとしてもすぐ棄てるだろうな、不味そうだし。
それでも来日経験がある為か、会場人気はかなり高かった。

来日経験の多いモレノ、胸の部分がハートマークに切れている黒いコスチュームで入場。

なかなかの巨乳…といいたいが、この人、横幅も結構ある。

で、オカマのピンピネーラの入場。
派手なコスチュームに身を包んだピンピネーラ、
こちらの期待通り、客席に雪崩れ込んでキスのサービスだ。
次々に犠牲者になっていく男性の観客達、会場は大盛り上がりだ。
オカマキャラはこの世に男と女が存在する限り絶滅はない。
最後はリング上でリングアナを挑発しつつ、ペーニャ代表にもキス。

さて、この試合はメヒコ vs ハポン。
で、ハポン側の選手は当日発表だったのだが…。

まずは浜田が沢山のベルトを手にしながら入場。
…どうでも良いが、この人はいつもマイペースだなぁ。
どこのリングでも入場の仕方があんまり変わらんのぉ。
顔も良いし技もキッチリと決めるのにどこか印象が薄いのは、
この淡々としたペースにあるのかもしれんな。

カズの入場、何のガウンも身に纏わずの入場だが、
元々ハンサム顔に見栄えのする身体の持ち主、けれん身たっぷりに入場するだけで色気が漂う。
で、この色気にヤラれたのがピンピネーラ、早速、カズに近づいていく。
当然、嫌がって逃げるカズ。…この試合の焦点はここなのか。

だが、問題は混迷化する。
会場から布袋 寅泰の「スリル」が流れ、
モニターには「WARNING!!」の文字と「DDT」のロゴ。
勘の良いファンは早くも歓声を挙げる。

やがて入場してきたのは、こちらはホモの男色 ディーノ。
客席に雪崩れ込んでいき、次々に観客から唇を奪っていく。
ピンピネーラのキスはサービス、ディーノのキスは強奪。この違いは何気に大きい。

で、リングインしてからは…この人もカズに目を付けているじゃないか。
この試合、カズにとっては厄介だな。敵からも味方からも狙われているのだから。
そんな中、ピンピネーラはディーノにキスの洗礼。
満足気なピンピネーラに対して、気持ち悪がっているのは男色 ディーノ。
オカマとホモの違いはこういうところにあるのだろうか。

…で、入場から盛り上がったせいで、
試合前から会場が出来上がった状態になっているじゃないか。
未見の興行にとって、「わかりやすさ」は武器になる。

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◎試合

先発はハポン組がディーノ、メヒコ組はピンピネーラ。
この試合のキーマン2人、ホモ vs オカマである。
まずは2人ともロープに飛んでからのポージングで競い合い、
今度はお互いの髪の毛を引っ張り合う。
今時、女でもこんな喧嘩はしねぇよなぁ、会場は爆笑しているが。

男・女・オカマが混じった試合は大混乱。
ピンピネーラはディーノに自らの尻を押し付けたり、尻を叩いたり、の大暴れ。
ハヤシにカンチョーをお見舞いするミニ原色半魚人・クイヘ、
怒ったハヤシがチョコマカと逃げるクイヘを追いかければ、
そこに待っているのは巨漢原色半魚人・アレブリヘの風車式バックブリーカーだ。
そんな中、ディーノは…レフリーの尻をナデナデしている。何やってるんだ。

最初に空中殺法を出したのは浜田、
しかしムーンサルト プレスはアレブリヘに膝を立てられてしまった。
で、ダメージの大きい浜田に、今度はモレノがムーンサルト プレス、こちらは成功。
カットに入ったハヤシだが、モレノはこれを拝み渡りアームホイップで蹴散らす。
「待って待ってっ!! ハヤシが出たならアダシも入れてっ」とピンピネーラ、
ハヤシをベアハッグで捕らえるとキスを奪おうとする。
これはディーノがカットして…今度はディーノがハヤシを襲う。何のこっちゃ。

待ってました、場外弾の連発だ。
まずは浜田がいつものように淡々と得意のラ ケプラーダを出して飛んでいく。
今度はクイヘのトペ コンヒーロ & アレブリヘのトペ スイシーダの競演。
そしてディーノは…アレブリヘの尻を追い回している。何でも良いのか?

会場が盛り上がる中、最後にリングに残ったのは…マズい事にハヤシとピンピネーラ。
試合前からハヤシを狙っていたピンピネーラ、「待っていたわっ!!」とばかりにハヤシに向かって突進。
これを嫌がったハヤシがタックルをかわすと、何とこれがレフリーに誤爆。

でもピンピネーラはお構いなしだ。
「あら?この人もいい男じゃな〜いっ!!」とばかりにレフリーにキスを慣行。
…で、その間にハヤシがピンピネーラをスクールボーイで丸め込む。
怒ったレフリー、高速カウントでリングを3つ叩く。試合終了。
でも試合終了後にモレノとアレブリヘに捕まったハヤシ、
結局はタップリとピンピネーラのキスを喰らう事になったとさ。
最後は6人で手を繋いでの大団円。
派手で楽しい試合に会場は大拍手の嵐である。
ちなみにディーノは…帰る時も客の唇を奪っていた。何でやねん。

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第二試合 タッグマッチ LLL ライトヘビー級 & マスコット選手権 一本勝負
 マスカラ サグラダ(180cm/94kg/AAA) 当年とって45歳のベテラン
○マスカリータ サグラダ(100cm〜120cmくらい?/当然軽いと思う/AAA) ミニシコシスより全然小さい
 vs
 シコシス(サグラダに見劣りしない身長/見劣りしない体重/LLL) オレンジ色のニセライガー
●ミニ シコシス(150cm〜160cmか?/ややほっそり/LLL) オレンジ色のニセライガー・ミニ
[19分2秒 ギブアップ]
※飛びつき回転式メキシカンストレッチ

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◎選手入場 & 試合

シコシス組の入場には、SM風の格好をしたエスコートガールが、
サグラダの入場には、ブロンドヘアーのエスコートガールが付いていた。
僕は前者の方が好きである。

この中ではダントツに小さいマスカリータ サグラダ(以下、サグラダ小)、
それでも飛び付き回転式ヘッドシザースホイップやヘッドスプリングを利かせた前転で会場を沸かせる。
で、対抗するように前転をするミニ シコシス(以下、シコシス小)、だが会場からはブーイング。
その後も何かと観客にシコシス コールを求めるシコシス小、待っているのはサグラダ コール。
シコシス組が不満を露にする中、悪徳レフリーが「皆サン、ウルサイッ!!」と日本語で挑発。会場爆笑。
サグラダ組は何をして大歓声、対するシコシス組は何をしてもブーイング。
試合は典型的なリンピオ vs ルード、善 対 悪の判りやすい図式。

試合の主導権を握ったのはシコシス組、
マスカリータ サグラダを捕まえて、フライング セントーン二連発。
一際、身体の小さいサグラダ小にはキツい攻撃だ。
更には、セカンドロープに登ったシコシス(以下、シコシス大)がサグラダ小を肩車、
そこにシコシス小のフランケン シュタイナーである。
カットに入ろうとするマスカラ サグラダ(以下、サグラダ大)だが、
悪徳レフリーが邪魔をして入ることが出来ない。
それでも何とか制止を振り切って乱入したサグラダ大だが、
シコシス組はサグラダ組を投げ捨てパワーボムの競演でリングに叩きつける。
気を良くしたシコシス組、シコシス コールを求めるも会場はブーイング。

やられてばかりはいられない、サグラダ組の反撃開始。
まずはフェースバスターの競演で逆襲。
これでやる気満々になったサグラダ小、果敢にシコシス大に挑んでいく。
殴られ蹴られポイ捨てられながらも、スワンダイブ式のライダーキックを決め、
更にはダブルのトペ コンヒーロで追い討ち。

この後も試合のペースを握りつづけたサグラダ組、
最後はサグラダ大がシコシス大に対角線コーナー越えのトペ コンヒーロという荒業を慣行する中、
サグラダ小がシコシス小に飛びつき二回転式のメキシカンストレッチ。
華麗な技に観客が沸き、シコシス小がギブアップで試合終了。

サグラダ組がベルトを誇示する中、
シコシス組が観客に拍手を求めると、今度は観客も大拍手。
日本のファンは礼儀がいいねぇ。

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19:55
休憩。

…って、オイオイ、こんな時間かよっ!!
確かに試合時間もちょっと長めだし、入場も長めではあるけど、
二試合で一時間近く持たせているじゃねぇかっ!!

入場から試合までかなりコッテリしたものを一時間近く見せられているのだから、
いつもの生観戦に比べると僕もちょっと疲れ気味。
この展開なら、普通の団体なら最低3試合はパッパとやっているだろうしなぁ。

しかもこの後は10人タッグと6人タッグ。
コテコテにコテコテが上塗りだ。
果たして、僕の、会場の体力は最後まで持つのだろうか…?

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20:15
休憩終了…なのだが、ここでペーニャ代表がリングイン。
スペイン語で何やら喋った後、ソンブレロとビキニを着たネーチャン達をリングインさせる。
で、このリング上から客席へプレゼントを放り投げ始めた。
これを奪い合う客席の人々。イヤイヤ、キミたちマジで体力があるねぇ。

プレゼントを投げ終えた二人、今度は腰を揺らしてのダンスを披露。
掣圏道のネーチャン達や、闘龍門のDo FIXERのメンバーのダンスに比べれば、
振り付けは全然簡単なものだし、ダンス自体もそんなに上手くないが、
バリバリの音響とノリノリのBGMの為か、観客は大歓迎ムード、手拍子までついていた。
イヤイヤ、キミたち体力もあるしノリもいいねぇ。良い事だと思う。

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第三試合 10人タッグマッチ 三本勝負?
○フベントゥ ゲレーラ(ライガーと同じくらい/恐らく80kg程度/LLL) NOAHでお馴染み
 ミステル アギラ(フベントゥと同じく小さい/体重も軽そう/LLL) メキシコ版 ジェフ ハーディー
 チャーリー マンソン(まあまあ大きい/普通のレスラー体形/LLL) 白塗りなのに影が薄かった
 ゲッファー(2番目にデカい/かなりゴツイ体/LLL) LLLチームの隠し玉…なのに活躍しなかった。
 ティファニー(女子なので小さい/普通のレスラー体形/LLL) フービー & アギラとTeam Xを組む
 vs
●獣神サンダー ライガー(170cm/95kg/新日本プロレス) 今日、一番浮いていた人
 エル ゾロ(ライガーより大きい/普通のレスラー体形/AAA) 『怪傑ゾロ』のギミック 日本ウケはしないだろ
 エル オリエンタル(ライガーより小さいか?/かなり軽いと思われ/AAA) 一番、カッコ良かった
 エレクトロ ショック(この中ではダントツに背が高い/細身/AAA) アパッチェとの結婚おめでとう
 レディ アパッチェ(女子なので小さい/普通のレスラー体形/AAA) 新婚ホヤホヤ、でもちょっと老け顔
[2−1]

一本目?:○ライガー [時間不明 エビ固め]    アギラ ● ※ライガーボム
二本目?:○ゲレーラ [時間不明 エビ固め]    ゾロ  ● ※フービードライバー(みちのくドライバー)
三本目 :○ゲレーラ [19分55秒 片エビ固め] ライガー● ※APクロス(フィッシャーマン式ドライバー)

※二本目はゲレーラ vs ゾロのシングル戦、
 三本目はゲレーラ vs ライガーのシングル戦…と思われる

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◎初めに

この試合の焦点は、ただ一つである。

「この中に一つ、間違いがあります。さて、何でしょう。」

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◎選手入場

まずはLLL組の入場だ。
チャーリー マンソンは白塗りに包帯をイメージしたコスチュームで入場、
マリリン マンソンがモデルのキャラクターで、
時折、ポーズをとるものの、何となく中途半端な印象。
日本には浸透しているとは言い難いアーティストがモデルになっている為か?

次にフービー・アギラ・ティファニーがまとめて入場。
この人達、メキシコでは「Team X」として活躍しているのだ。
モデルはWWEのハーディー ボーイズやディジェネレーション Xあたりだと思われる。

3本のベルトを手にしてポーズを取るTeam Xの3人、
特に来日経験のあるフービーには大歓声が集まっていた。

今度はAAA組の入場。
まずはエル ゾロが、竹刀を片手に、口には薔薇を加えて入場。
竹刀さばきはかなり手馴れている感じがするが、
怪傑ゾロに馴染みのない今日の客には、ややインパクトが薄いか。

で、次に入場はライガー…なのだが、
入場時にはリンピオであるにも関わらずブーイングも飛ばされている。
やはりこのメンバーの中では、ちょっと浮いている印象は否めない。
それでもライガーは、いつもの通りにコーナーポストへ登って両手を広げるポーズ。

歓声とブーイングは五分五分といったところか。

AAAの三人目はエル オリエンタルなる選手、
巨大スクリーンには「東洋」の二文字が。
コーナーポスト最上段に登ると同時に、両手から糸を出す演出。
身体が小さいのが気になるが、身のこなしは軽そうだ。
何となくWWEのレイ ミステリオを思わせる選手である。期待できそうだ。

で、最後に登場はエレクトロ ショック & レディ アパッチェの新婚コンビ。
コスチュームの色もしっかり青に合わせて入場だ。会場内からは「おめでとうっ!!」の声も。
それにしても、このメンバーの中ではエレクトロは抜群に背が高いな。

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◎試合開始前

で、試合開始…と言いたい所だが、
ここでフービーが日本語で「チョットマテッ!!」と一言。
そう、LLL組は選手が一人足りないのだ。
で、フービーのマイクが続く。

「こいつらは5人で俺達は4人だ。
 これじゃ不公平だろ?

 だが、こんな事もあろうかと、
 俺達は秘密兵器を用意してきた。
 今からそいつを紹介しよう。

 ゲッファーッ、COME ON!!」

…と言ったかどうかは全てスペイン語なのでよくわからんが、
兎に角登場したのは、悪魔のマスクに全身に筋肉のプリントが施されているコスチュームを着た男。
巨漢の灰色悪魔・ゲッファーは、リングインするなり長身にして新婚のエレクトロと睨み合う。

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◎一本目・試合序盤から中盤まで

先発はライガーとフービー、
…なのだが、ルードである筈のフービーに歓声が集まり、ライガーにはブーイングも飛んでいる。
やはり目の肥えた後楽園のファンにとって、
ここにライガーがいる事には生理的な嫌悪感を感じるのだろう。
当のライガーはこの反応に納得がいかない様子。

両者は試合する事な女性にタッチ。で、新婚アパッチェ vs 悪女ティファニー。
ティファニーの投げっ放しジャーマン スープレックスで事実上の試合スタート、
すかさずアパッチェも投げっ放しパワーボムで反撃。
いきなりの大技の応酬に会場が驚きの声を挙げる。

新婚エレクトロ vs 秘密兵器ゲッファー、
お互いに大きな身体なのに、器用にルチャの典型的な腕の取りあいを披露。
その素早い動きに会場が拍手する。

白塗りマンソン vs 軽業師オリエンタル、
オリエンタルは期待通りの逸材だった。
素早い動きからのフライング ヘッドシザース ホイップ、
そして早々に飛び出したのはトペ スイシーダ、早くも観客を魅了する。

ハーディー ボーイズなアギラ vs 怪傑ゾロ、
ルチャの基本的攻防で会場を沸かせた後にソバット合戦、これはゾロの勝ち。
だがアギラもゾロの腕を取ってリング内を連れ回し、
コーナーを使って派手に飛び回った後に最後はパワースラムで投げ捨てる。
文章では説明不能(失礼)の派手な動きに、会場が沸き返る。

選手の顔見せが終わったところで試合はさらに白熱化。
一進一退の攻防に観客が沸く。

スピードでライガーを撹乱するフービー、だがライガーのライガーボムに捕まってしまう。
しかしフービー、エビ固めの体制からすかさず立ち上がりライガーの顔面にミサイルキックで反撃。
マンソンはパワーを生かして、オリエンタルを高々と持ち上げてのパワーボム。
オリエンタルはテクニックで勝負、スワンダイブ回転式のギロチンドロップでマンソンに逆襲。
ゾロ登場、小柄のアギラをパワーボムやフェースバスターでリングに叩きつける。
これを見たゲッファーがゾロに反撃、気合の入ったギロチンに、巨漢が宙を舞うムーンサルト プレス。
ゲッファーを見たら黙っていないのがエレクトロ。日本向けに脇固めと膝十字固めを披露する。
更に「旦那の加勢に」とアパッチェが登場、だがこれはゲッファーのパワーボムを喰うハメに。
今度はティファニーが乱入、アパッチェはこれを芸術・ロメロ スペシャルに捕らえる。

そんな中、始まったのが空中技の競演。
次々にトペ コンヒーロやプランチャで飛んでいく選手達だが、
圧巻だったのはオリエンタルのコーナーポスト最上段から場外へのラ ケブラーダ。
躊躇なく飛んでいく選手を前に、客席は沸きっぱなしである。

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◎一本目・終盤

会場は空中殺法の嵐を前に大盛り上がりを見せていたが、
ただ一人、空中弾を出さずに空気を乱す男が一人いた。ライガーである。
空中弾で誰もいなくなったリングの中で、アギラに対して場違いなラ マヒストラル。

これには会場も「ええ〜っ!?」という抗議の声の嵐。
なんとかカウント2で返したアギラは反撃のムーンサルト プレスを出すも、
ライガーは容赦なく膝を立ててカット。

そして、出ましたストロング スタイルの象徴、お約束の掌打が爆発っ!!
今のダメなライガーの真骨頂、観客はライガーに容赦のないブーイングの嵐を浴びせる。

そんな事はお構いなしのライガー、とどめのライガーボム。
アギラはこの必勝コースを返せずに3カウント、試合終了。

で、これに怒ったのが今日の観客。
「名勝負を錆付いたストロング スタイルで台無しにされた」とばかりに、
ライガーに更なるブーイングを浴びせる。
これに対して「どう言う事だっ!?」と狼狽したジェスチャーをするライガー。

…まあ、知っててやっているんだろうな。

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◎二本目

で、試合は二本目に突入…なのだが、
この試合は特に最初に三本勝負とはアナウンスされておらず、
しかもリング上のゾロとフービー以外は、選手は全員自軍のコーナーでしゃがんで待機。

さっぱりわからないが、どうやらこの二本目はシングルで行われるらしい。
一本勝負だと思い込んでいた観客達は、何の説明もなく試合が続行する事にやや動揺気味。

で、ゾロとフービーは回転エビ固めの応酬でフォールを奪い合う。
そんな攻防が長い事続いた後に、フービーは身体の大きいゾロを持ち上げてパワーボム。
更にはダメ押しのフービードライバー。これでカウント3、一対一のタイである。

…が、観客はまだ事態を飲み込めていない様子である。

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◎三本目・試合後

三本目はチームリーダ同士のシングルマッチ、ライガー vs フービー。
で、早速ライガーはフービーに掌打の一撃、観客はこれでもかとばかりの大ブーイング。
対してフービーは619、こちらは大歓声。完全にリンピオとルードが入れ替わっているな。

そんな中、ライガーは観客を挑発しつつライガーボムを慣行。
大ブーイングの中でカウントは進んだが、これをフービーはカウント2でクリア。

これで試合は俄然ヒートアップ。
観客の声援による後押しを受けながら
、 フービーはライガーにフービードライバー・APクロスを立て続けに決め、3カウントを奪取。
大歓声の中、LLL組の勝利が決定した。

この勝利に気を良くしたフービーがマイクを握る。
「どうだっ!! IWGP王者に勝利したぞっ!!」
と言ったか言わないかは知らないが、やたらとライガーを挑発。
で、これに対してライガーは、
「GHCのタイトル戦、日本でもメキシコでもどこでもやってやるっ!!」
と返答。だが観客からはブーイングの雨あられ。今日のライガーはどうにも分が悪い。

この試合のライガーが意識的にルードをやったのか、
いつも通りのムーブにブーイングを浴びせられたのか…それはわからない。
だが一つ言えるのは、掌打に対するブーイングだけはガチだと言う事だろう。
まあ、それも知っていてやっているところはありそうなのだが。

まあ、結局はライガーに掌打を意識させた長州が悪い。

「WJだけは勘弁して下さい。」

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第四試合 6人タッグマッチ 一本勝負
○ラティン ラバー(180cmはありそう/細身ながらもマッチョ体形/AAA) メキシコ版 HBK(ショーン マイケルズ)
 ラ パルカ(180cmはありそう/普通のレスラー体形/AAA) ホネホネロック ダンスはあんまり派手ではない
 グロンダ(183cm/115kg/AAA) 赤い悪魔(not サッカー)、AAAのエース格 でも…

●シベルネティコ(このチーム内では一番大きい/普通のレスラー体形/LLL) LLLのボスだが影が薄かった
 アビスモ ネグロ(この中ではちょっと小さいか/普通のレスラー体形/LLL) 電飾風コスチューム 道頓堀風
 チェスマン(180cmはありそう/ちょっと小太り/LLL) 顔に赤いペイントをしたケイン ホントにそのまんま
[12分18秒 ラ マヒストラル]

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◎観客にちょっとした変化が起こっている

休憩込みだとしても、この三試合で既に2時間が経過しているのだ。
しかも一試合一試合がかなりコテコテな展開。
そんなこんなで、客はちょっと疲れ始めているのだ。

いい感じで反応が鈍くなりつつある会場。
それでも興行は続いていくのだ、あくまでラテンのペースで。

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◎選手入場

LLL組の入場、まずはチェスマン…なのだが、
真っ赤な顔のペイント以外は、コスチュームのデザインから色までWWEのケインである。
リングイン後は天井に向かって毒霧を一吹き、何だかオリジナリティの欠片も感じないキャラである。

アビスモ ネグロ、全身之すすきのか道頓堀かと言わんばかりの、派手な電飾風コスチューム。
ここまでしたなら、どうせなら入場時だけでも良いから電飾で光らせればいいのに。 スプレーにライターで火をつけて、ガスバーナーで会場でアピール。…何となくセコい。

で、最後に入場はLLLのボス・シベルネティ…。
………。
身体が大きい事以外に特徴がない。ボスなのに。観戦記泣かせである。
対するAAA組の入場、まずはラティン ラバーの入場…なのだが、
こちらは、そのまんまWWEのHBK。パクリが多いなぁ。
しかしコスチュームを悩ましく脱いでみせれば、そこには意外な程に筋肉質の身体が。

続いては踊るガイコツ、ラ パルカの入場。
マイケル ジャクソンのスリラーにのって、首や肩やアイソレーションしながら登場だ。 …成程、W-1でダンスが酷評された理由がわかったぞ。
地味な動きのダンス故、会場の広い東京ドームでは見栄えがしなかったんだな。
こうして近くで見ると、味があっていい感じなのだが。

で、最後はメヒコのネクスト ビック シング
(週プロが考えたこのフレーズもWWEのパクリだな)、グロンダの入場だ。
怪人の入場時にはお約束の曲となりつつあるカルミナ ブラーナに合わせて、
まずはスポーンのコスプレで入場してくるグロンダ。そういえばスポーンも悪魔の使いだ。
そしてマントとマスクを取ると…そこには、赤い悪魔のマスクを被り、
超筋肉質の身体に赤いペイントを施し、上からマジックで筋肉を強調している男がいた。

…のだが、確かに筋肉は凄いが、周りもデカいメンバーが揃っているせいかあまり怪物性は感じなかった。
勿体無いな、どうせなら前の試合に出した方が見栄えもしただろうに。

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◎試合

先発はラバーとシベルネティコ。で、ラバーが早くも仕掛ける。
華麗なるフライング ヘッドシザース ホイップ、アームホイップでシベルネティコを投げ捨てると、
今度はチェスマンにトペ コンヒーロを慣行。この人、長身の割にはかなり出来る空気が漂っているな。

パルカ vs ネグロ。
パルカは人を喰ったようなダンスでネグロを翻弄。
ネグロは怒ったが、パルカはカメラに向かってポーズを取るばかりである。
完全にブチ切れたネグロは何度も突進して行くも、パルカはさらりと身をかわす。
更には足を取らせておいての延髄切り。
どこまでも人をバカにしたファイト スタイルは、ケンドーを思い出させる。

グロンダ vs ネグロ。
まずはネグロが両腕でグロンダの片腕を極めにいく。
更にはチェスマンが乱入、チェスマンも腕を極めにいく。
だが、ここでグロンダの底知れぬパワーが爆発、逆に二人を投げ捨ててしまう。
更にはネグロをチョークスラムとパワーボムで豪快にリングに叩きつける。
AAAのエース、早速の大暴れ。

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◎客の反応

…だが、グロンダが活躍しているのに観客は歓声を挙げない。
四試合目で興行時間は2時間を越えるコテコテな展開を前に、観客はいい加減に疲れていた。
しかも、正直、グロンダのファイトは今一つなのだ。
WWEのパワーファイター達に比べると、素の部分での迫力が圧倒的に不足している。 これらの要素のお陰で、この試合は殆んど歓声が挙がる事がなかった。完全な客側のガス欠。

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◎試合

AAA組の攻勢が続いていたが、
乱入したチェスマンがグロンダに毒霧を噴射。
グロンダの勢いが止まり、ここからはLLL組のやりたい放題の展開。

まずはLLL組、グロンダの痛めている左足を3人かがりで殴るわ蹴るわでダメージを与え、
とどめにガムテープでロープに縛り付けてしまった。
これで試合は3対2の状態。AAA組はそれでも反撃しようとしたが、やはり多勢に無勢。
パルカはマスクの一部を剥がれ、ラバーの股間にドロップキックが突き刺さる。
完全に試合の主導権を握ったLLL組、リング上でシベルネティコが高笑いする。

そんな中、ロープに縛られていたグロンダが脱出に成功、ラリアットで大反撃を開始。
しかしそれも束の間、乱入してきたシコシスに捕まってしまい、再びダウン。
更にはTeam Xの面々も乱入して暴行を加える。
リング上は完全にLLL組によってジャックされてしまった。

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◎客の反応

…のだが、ルード側が無法ファイトでリングを占拠したにも関わらず、
観客からはブーイングの一つも挙がらない。
先程の疲れに加えて、試合自体の盛り上がりに欠けたままグダグダの支配劇が始まってしまい、
その事が観客の体力を更に奪ってしまった為だと思われる。

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◎試合

この異常事態に、復活したラバーが控室に走る。
そしてリングに戻ってきた、ペーニャ代表やAAAのメンバーを引き連れて。
ここからは両軍入り乱れての大乱闘に発展。もはや試合とは言えない状態だ。

大乱闘が一応の治まりを見せた時、
折角の支配状態を邪魔されたシベルネティコがマイクを持ってペーニャ代表を挑発。
だがその時、「試合はまだ続いているんだっ!!」と言わんばかりに、
ラバーがシベルネティコにラ マヒストラルを慣行。これがカウント3入って、試合終了。

だが、これが切欠でリング上は再び大乱闘に発展。
AAAとLLLの抗争はまだまだ終わらないのだった。

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◎客の反応
…のだが、何だかグダグダな展開に観客は黙って見ている状態。
最後のフォールも「アレッ!? 試合って続いていたのっ!?」というような状態である。
いかにAAAの興行を現地からそのまま持ってきているにしても、
結局、来日は単発にしかならないのだから興行の締めくらいはしっかりやって欲しかった。
ちゃんと大団円で終わってくれれば、ルチャのお約束である「おひねり」も飛んだであろうに。

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雑感:
まずは…疲れました。

四試合で興行時間が二時間半。
演出がいかに革新的であっても、試合の内容は代わり映えしないコテコテのルチャの試合。
これでは観客の体力が持たなくなるのも頷ける、と言うか。
もう少し、選手の技やファイトスタイルにクッキリとした個性があった方が見易いんですがねぇ。

ただ、選手入場に気を使っていたのは伝わりました。
初めて観戦する僕でも、非常に選手のキャラが掴み易かったです。
音響やコスチュームにも気を配っている成果は出ていると思います。

最初の頃の盛り上がり方は凄かったので、
そのテンションが持続するような興行編成を考えて欲しいですね。
日本人の体力に合わせた編成で。

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以上、長文失礼。




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