中量級の新たなる開拓なるか?ZSTGP 決勝
■団体:ZST
■日時:2004年1月11日
■会場:Zepp Tokyo
■書き手:品川(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 本年もよろしくお願いいたします。

 昨年の開幕戦が今大会直前にSAMURAIにて放映になり、いやが上でも盛り上がりを見せているZST。修斗の元チャンプから一本取った所が印象に残った(手前味噌でスイマセン)大会であったが、一回戦を勝ち抜いてきた猛者達と迎え撃つ日本人選手との戦いが興味の中心であった。

 16:30〜会場であったが14:00過ぎから前売りが販売になり、ほぼ完売し立ち見まで出る盛況ぶり。ZST側の作戦勝ちというところか。

 会場は北側(向正面)は24席X15列360席(途中24席より少ない列もある)東西は30席X5列の150席X2(注:西側最終列は記者席として30席取ってある)リングサイドは東西北で30席、南側は10席X5列が花道をまたいで左右に2つで100席、合計790席(段々なのでマイナス5%)で関係者・招待者はリングサイドに30〜40名ほど、コレは立ち見と相殺なので750前後のキャパシティとなる。もちろん前回同様2Fにはお客さんは入れてない。
(観戦記ネット野鳥の会より)

第1試合 二回戦 5分2R
×小谷直之(ロデオスタイル)vsリッチ・クレメンティ(チーム・エクストリーム)○(判定3-0)

 小谷のためのZSTと言ってもおかしくないほどの期待を一身に受けコレで弾みをつけUFCまで狙うといわれていた。相手のクレメンティもUFC優先で一度は対戦をキャンセルしているいわば因縁の対決だったが。

 試合はクレメンティの打撃が小谷を圧倒。途中小谷の下からの三角絞めで逆転の可能性もあったがそれ以外はプレッシャ含めほぼクレメンティが主導権を握った形。小谷はパンチで流血(鼻血)してしまったのも採点に関係してきたと思われる。まだ若いので出直して頑張って欲しい。ともかく本命の敗退で波乱の幕開けとなってしまった。

第2試合×所 英男(STAND)vsTAISHO(Team BARBOSA JAPAN)○
1R 0'53" KO (パンチによるレフェリーストップ)

 DEEPでの活躍で波に乗るTAISHO。入場も物凄くいい表情。この時点で勝負あったと言う感じ。序盤のパンチキックのやりとりで行けると勘違いした所が更に行こうとしたところを、満を持して放ったカウンターパンチ(フィニッシュはキック)で屈辱のKO負け。残念。

第3試合 ×矢野卓見(鳥合会)vsレミギウス・モリカビュチス(リトアニア)○
1R 4'37" KO (パワーボムによる失神)

 一回戦で延長にもつれ込み薄氷の勝利をもぎ取った矢野。完全に勝ちを意識した戦いをしたレミーガは矢野のグラウンドの誘いには一切付き合わず、蹴りで圧倒。最後はようやく腕を取った矢野を持ち上げ豪快なパワーボム(それも正面ではなく斜めに)。矢野完全に失神してびっくりしました。大丈夫だったんでしょうか?

第4試合×今成正和(TEAM ROKEN)vsマーカス・アウレリロ(A・トップ・チーム)○
判定1-2

 今成の足関の切れのよさは、昨年でかなり威力を増したと思う。それを満天の元にさらしてしまったがゆえ各人が対策を打ってくるのは当然で、アウレリロもZSTルール(グラウンドでの顔面がないのでインサイドガードで入っていく必要なし)も後押しして、グラウンドになっても下がっての対応だったのでやられる心配すらなかった。こうなると今成はかなり苦しかったろうと思う。完敗。

コレでZST日本人は全滅と言う最悪の結果となってしまった。TAISHOに夢を託すほど屈辱的なことはないが…

第5試合 リザーブマッチ
○坪井淳浩(ALIVE)vsジェイソン・マックスウェル(チーム・エクストリーム)×
1R 2'14" TKO (左目尻のカットによるドクターストップ)

 坪井選手立ち寝技ともそつがなくなってきたが、それがゆえの中途半端さが出ている。寝技出来る余裕からなのか本来の「本職」である打撃が精彩を欠いているような気がしてならない。あの程度の寝技なら柔術の選手には山ほどいるし、自分の特徴は打撃だと言うことを今一度見直すべきではないかと思う。寝技を極める気ならいっそのこと封印し寝技のみで闘ってみたらいかがだろうか。
何がしたいのかお客にうまく伝わっていないようなもどかしい思いがあり、中途半端な感じがしてプロの総合の選手として吹っ切れるような戦いをして欲しいと切に思う。(坪井ファンです個人的に)
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休憩中にアマのトーナメントの決勝が行われた。
グラウンド打撃なしのルールで打撃ほとんど両者しないので
まさに寝技スパーの様相決め手に欠いた。メリハリが欲しかった。
客的には面白かったが、プロとなり表舞台に出て行くレベルではなかった
しかしながら5分X2動きまくったことは評価に値し、大きな貯金となるだろう。
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第6試合 準決勝
○リッチ・クレメンティ(Tエクストリーム)vsTAISHO(Team BARBOSA JAPAN)×
判定3-0

 一回り完全に体格違ってました。クレメンティは打撃うまい。組んでの首相撲への持って行き方が完全に自分のモノになっている。TAISHOも得意の柔術技で対抗するも一歩及ばず。

第7試合 準決勝
×レミギウス・モリカビュチス(リトアニア)vsマーカス・アウレリロ(ATT)○
1R 1'48" 三角絞め

 レミーガはサンボしっかり習ったほうがいいですね。力で外しちゃやられてしまいます。ヒョードルと言ういい見本がいるんですから。しかし今大会一番元気のあった選手だとおもう。

 コレで主催者としては(ZST軍全滅)最悪の組み合わせとなってしまった。

第8試合 ウェルター級 1,2R5分+3R3分
×飛田拓人(インプレス)vsアルバート・クレーン(サンタフェ・アカデミー)○
3R 2'05" 腕ひしぎ十字固め

 ノーコメント

第9試合 決勝 5分2R(延長3分1R)
×リッチ・クレメンティvs(Tエクストリーム)マーカス・アウレリロ(ATT)○
1R 0'40" TKO (パンチで目が痛くなったのでタップ)

 何という結末。いきなりグラウンドでクレメンティ参ったしてました。パンチが当たったようだったが優勝賞金500万がかかってるのにこんな試合なのか?というあまりにもあっけないエンディング。お客さんどう感じたろうか。

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 満員で盛り上がりを見せたこの2大会4月にはDVD発売にもなるとの事。小谷を中心としたこの団体。外様来襲で現状実力がはっきりわかったところ。修斗選手もどんどん入れて日本人対決を軸として、今年も是非継続しやっていただきたいものである。
演出面での、試合中の音楽(BGM)はかえって熱が冷めてしまうような気がしてならないがそれがやり方なら致し方ない。ムエタイのように選手の闘争心を盛り上げてるとは思えないし歓声がかき消されてしまいいかがなものかとは思ったが…



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