K-DOJO観戦記
■団体:K-DOJO
■日時:2003年12月28日
■会場:後楽園ホール
■書き手:ぱり (ex:仮面の独白

午後四時有馬記念目当てにごった返す中後楽園に立ち見席を求め向った。しかし立ち見券は30枚限定、しかも午後五時からとの事。立ち見で少しでも出費を抑えようと考えていたわけだが、TAKAの方が私よりも一枚上のケチだった……。
数分待ったが、寒さに負け指定席を購入しTAKAに対する呪詛を頭の中で呟きながらファミレスで時間を潰す。

第1試合 プロレス界禁断の最弱王決定戦 シングルマッチ
△ DJニラ 1分51秒 両者リングアウト 再試合1分41秒両者リングアウト
再再試合5分20秒両者KO ストーカー市川 △

どちらも甲乙付けがたい弱さをさんざん発揮しお約束両リン。両リン裁定が下り項垂れている市川にニラが「客が待ってるぞ」促したりと時事ネタも取り入れたりとネタが満載だった。
取り敢えず会場は暖まったし二人の役割は十二分に果たせていた。

第2試合 6人タッグマッチ アブドーラ小林 柏 大五郎 ○石坂 鉄平 9分21秒厠 ヤスウラノ 超人勇者G・ヴァリオン 佐野 直×

佐野のちゃんとしたプロレスが見れるとは思わなかった。出来れば普段五郎ちゃんとやっているようなプロレスを貫いて欲しかったが。劈頭アブ小と当ったが出来るならば自分を曲げない弁慶さんの方が面白かったかも。アブ小はかなり優しく対応していたし……。
笑いの要素が強い試合を時々ヤスと柏がピリリとしめるという感じだった。最後佐野が沈められたのは金成驚いた。

第3試合 タッグマッチ ○お船 山縣 優 9分37秒 フロントネックロック→ギブアップ アップルみゆき松尾 永遠×

アップルとお船は人気があるが、肝心のプロレスがあれだと金成厳しい。特に打撃面はもう少し当身を強めにした方が良いと思う。余りにも形式的過ぎるのが遠くからも丸わかりだ。
特定のスポットを抜かせばフニャフニャで怪しいムーヴが続く、或る意味ハラハラさせられる試合だった。出来れば仕事の出来るレスラーを混ぜた六人タッグならもう少しどうにかなっていたのかも。

第4試合 6人タッグマッチ MIYAWAKI 真霜拳號 ×十島くにお 11分27秒ラリアット→片エビ固め 黒田 哲広○BADBOY非道GENTARO

外道の余りの体たらくさに少々腹立つ。何故外道はこんな試合ぶりで許されるのだろうか?。もしかしたら滅茶苦茶券を売りさばく営業能力があるのか、それとも喧嘩が強くて誰も文句がいう事が出来ないのだろうか……。
なんか荒唐無稽な外道幻想が頭の中を支配している最中、ゲンタローは団体を問わず自分の持っている力を駆使してプロレスをこなしていく。
本当ゲンタローの盤石な安定力と相手を選ばない対応力は驚異的だと思う。 まあ黒田はいつもの通りという事で、飽きを通り越して苦痛になっている。

K-DOJOでも選りすぐりの巧いレスラーを集めているだけあって、試合のレベルは高かった。くにおなんてかいたらココナッツジャパンを思い出してしまうが、くにお君の動きはK-DOJOメンバーの中でも白眉だった。

第5試合 タッグマッチ HARD! ○MIKAMI PSYCHO 11分50秒有刺鉄線ボードではさんでのスワントーンボム
→体固め 伊東 竜二 ハードコアキッド 狐次郎 × 

伊東のVIP待遇ぶりに驚く。或る意味大日本の時よりも大事にされているように見える。MIKAMIとの絡みは無難に終わった。もう少しその辺掘り下げた攻防が見れたら興味深い試合になったのだが、常にベターへと流れるように配慮しているのがわかり無難過ぎる試合だった。

ボブワイヤーボードや机が用意されたが、食らうのはK勢で、伊東とMIKAMIはおなじみのスポットをお互い出し合い、徹底した接待ぶりだった。

第6試合 6人タッグマッチ ○筑前 りょう太 YOSHIYA サンボ大石 14分48秒 ビッグスプラッシュ→片エビ固め ディック東郷 日高 郁 マッチョ☆パンプ× ×

この日一番のベストバウトだった。千葉ポートとFECは全然スタイルが違うが寧ろその違いを利用して、試合内容の幅が広がった好例になった試合だと思う。
何回も見ているがディックの力は飛びぬけていると思う。殆どミスらしいものは見当たらず、K−DOJO勢三人誰が来ようが綺麗に対処していた。

日高は肩を怪我しているみたいだが動きその物はしっかりとしており、テーピングが無ければ怪我をしているのがわからない程だった。
この日はサンボがいるせいでショーンキャプチャーを自重していたが、それを物ともせず存在感を発揮していた。

YSHIYAと越前は大きいが動きの切れ良い数少ないレスラーではないだろうか。YOSHIYAはマスク被ったりした方がもっと真価を発揮出来るのだが……。

兎に角動きが早く複雑であるにも関らず瑕疵らしい瑕疵見つからない、良い試合であった。

第7試合 K−DOJO vs 全日本プロレス 6人タッグマッチ ×TAKAみちのく Hi69 KAZMA 19分30秒 パワーボム エビ固め 川田利明○ 土方隆司 石狩太一

K−DOJOの会場にも関らず川田コールが起こる。それだけ川田が客を連れてきた。と解釈して見たいが或る意味での京平コール的なお約束とも見えなくも無い。
一応対抗戦色が全面的に押し出されていた。試合内容は今までの試合をより凌駕する超接待プロレス。

特に川田への対応が凄く、先般の小川戦の小川の受けっぷりなんてお話にならないぐらいセールしまくっていた。力量差を見たらジャンボと菊地よりも差があるのでは?と思ってしまう程のセールぶりだった。
土方も普段見れないようなちゃんと音のなる蹴りを出しているだけでも、如何に全日本勢がVIP待遇で招かれているかがわかる。

併しそんな好条件にも関らず石狩は存在感が無かった、一応ロンリーバトルを強いられるという役目を追っていた事も要因だが、如何せん石狩は存在感が無さすぎた(YUJI KITO張りに)

試合内容は如何に強固な全日本勢の間隙を突いてKが攻めるかというテーマで進行していた。終盤ラ・ケブラーダで飛びこんだ際失敗し大流血をしてしまったTAKA。それが恐らく要因になって試合の流れを断ちきって終わらせてしまった所が残念だろうか。

感想
色々な団体にオファーを出しただけあって客が入っていたが、招待券も多かった。
自分的にはWJやSGP勢の参戦を期待したのだが……。

試合結果を見ればK側が相当ジョブしているのだが、これではWEWやWMFの二の足を踏むところだが、この日みる限りではその因習を払拭できそうな動きは無かった。
しかしこれだけ他団体から人呼んでいるのに対抗戦とも交流戦とも受け取れないところで、随分損しているような気もするが……。




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