12・24ZERO−ONE後楽園大会
■団体:ZERO−ONE
■日時:2003年12月24日
■会場:後楽園ホール
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

クリスマス・イブに最もモテないオーラが充満する空間、01後楽園に行ってきました。
ゼロチュービジョンでは9割入ってましたけど、正常な視力の人にはもう少し少なく見えたかも。
橋本対大谷の01の#1対#2の対決がメイン・・・のはずなんだけど、当日券は全席種売ってました。厳しいですねぇ〜。

<第1試合>
○富豪2夢路 対 ×浪口修(5分21秒:逆さ抑え込み)
この試合の途中からの入場。
ドロップキックのフォームはなかなかの浪口。ミサイルキックの角度が急すぎて、受身取り損ねるかとちょっとヒヤヒヤ。特に見所らしきところはなかったなぁ。

<第2試合>
星川尚浩&×佐々木義人 対 ○石井智宏&宇和野貴史(10分53秒:垂直落下式ブレーンバスターからの片エビ固め)

この中では宇和野の大きさが目立つけれど、並んでみるとそれほど自分と変わらないのかも。
ヨシヒトの向こう見ずなところは良かったけれど、星川が格の違いを見せるようなつもりでいたのがちょっと自分的には×だった。石井の元気の良さは感じたけれど、いかんせん背が低過ぎて、若手の抗争以外に使い道がないのが困ったもんだ。

<第3試合>
葛西純&×ヴァンサック・アシッド 対 ディック・東郷&○日高郁人(12分43秒:ショーンキャプチャー)

第2試合とこの試合の勝者でNWAジュニアタッグのベルトを争うのかと思ってたけど、どうも違うみたいね。その腹づもりでみていたせいか、この日の葛西のおちゃらけはピンと来なかった。会場からのリアクションも薄かった事から「なんだよ、静かだなぁ!」と観客にアピールした処を、後ろから日高が襲うという、葛西の持ちネタを崩す事で笑いを取るという組み立てに東郷たちが途中から切り替えていたのはサスガです。
エントリーした選手の顔ぶれからすると、この2人が獲った方が色々なタイプの試合が楽しめそうだけど。

<第4試合>
○横井宏考 対 ×藤井克久(5分47秒:レフェリーストップ(腕ひしぎ逆十字固め))

この2人には年末興行のオファーは来なかったのかなー、と試合を見ながらボーッと考えていました。以上。

<第5試合>
高岩竜一&×佐藤耕平 対 ○黒田哲広&マンモス佐々木(14分48秒:サムソン・クラッチ)

アパッチ軍対01の抗争にいよいよ伊東とマンモスが参戦!・・・といったところで、ちょっと延命措置がなされるだけで流れが大きく変わるとはとても思えない。が、それはこの2人が大化けしなければの話だけれど、今日の試合を見る限りでは少なくともマンモスの方はキツそうだ。せっかく巨漢のモンスタータイプという、どちらにもいないタイプなだけに、田中との試合のイメージを持っていた自分にはちょっと期待ハズレかな?
予算他全く考慮しないで考えるのならば、アパッチ軍のボス役で天龍にお出まし願えるなら、炎武連夢が越える壁という意味でも興味はかなり継続すると思うのだけれど、それはちょっと無理があるか。残念無念。

<セミファイナル>
×田中将斗 対 ○大森隆男(10分58秒:アックス・ギロチンドライバーからのエビ固め)

試合前には大森のレスラー人生で最高の試合が見られるだろう、と期待していたが、結論からすると「田中でもダメでした」というひと言に尽きる。変に1歩引いてるかのような人の良さは伝わってくるんだけど、ただプロレスの型をなぞっているだけのような引き方ではファンの気持ちは掴めないですよ。まー巧く言葉にはできないけどね。

<メインイベント>
×橋本真也 対 ○大谷晋二郎(19分54秒:レフェリーストップ(試合中の右肩脱臼により))

時間だけ見ると結構長くやっていたんだな、という感じ。ガチケガのようにも見えたし、予定通りの結末に収まったという気もするけれど、この勝ち自体は後から深い意味を感じさせてくれるような気がする。プロレスの神様、通称プロ神の演出というか・・・。
このカードを両国クラスのメインに持ってこないところに中村専務の判断力の確かさを実感するが、それ以前に後楽園さえ埋まらないという現実は哀しいばかりだ。
ところでふと思ったのだが、格闘技ブームでプロレスの楽しみ方にも影響が出ているとしたならば、マッチメークの嗜好として「どちらが勝つのか読めないカードが好まれる」という事はないだろうか。ジョシュ対近藤や谷川さん好みのマッチメークを除けば、基本的にはPRIDEやK−1は実力的に差がないとされるカードの方が多いと思う。
そういう意味では橋本対大谷のような(アクシデントさえなければ)結果は鉄板予想のカードよりも、ランク付けが明確でない同士のカードの方が時勢に合っているのかも知れない。
問題はプロレスの場合はその状況に持っていくのにヒジョーに長い時間を要するという事なんだよな。


<総括>
この3連戦の締めは多分大谷対大森なのだと思うけれど、全試合終了後に大谷と田中がリング上から礼をしたのを見て、01本体は大谷たちに、OH砲は『ハッスル1』と地方興行に、という振り分けが来年以降なされていくような気がした。
全体的にはモテないオーラが充満するのも無理ない・・・じゃなくて、ドロ臭い感じの手作り感のある興行だったという印象だ。個人的には金村不在に寂しさを感じたものだが、クリスマス・イブに独身男が金村不在を嘆いていていいものか、というのはこの際考えないようにしよう。




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