11/25 修斗下北大会観戦記
■団体:修斗
■日時:2003年11月25日
■会場:北沢タウンホール
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

そんなわけで、天気が悪い中、行ってきました下北。
今日もよく入ってましたね。立見席までぎっしり。やっぱり各選手の応援団が揃っていたようで。
かなりの試合で紙テープが飛んでました。ああいうのいいっすね。

で、観戦記に。

第1試合 ウェルター級 5分2R
○ダニエル・ベイケル(ドイツ/シュート・ボクセン・ドイチェランド)
×滝田J太郎(和術慧舟會)
判定3-0 (20-19,20-19,20-19)

J太郎はJボーイズといつもどおりフンドシで入場。みんなで馬跳びをしながら進み、リングイン。
かなりきわどいスパッツには「神風」の文字。まあ結局試合の時にはトランクスをはくわけだが(笑)。

ベイケルは長身のドイツ人。ヴァンダレイとかで有名な「シュート・ボクセ」と関係あるんだっけ?
そっくりなデザインのロゴが入ったスパッツ。なかなかの顔。やっぱ若いね。19歳だっけ。

1R
両者飛び蹴り。J太郎押される。そしてバック取られる。ベイケルスリーパー狙い。J太郎落とすも、
ベイケル腕十字狙い。J太郎はクラッチ。そしてたまにヒザ入れる。ベイケルはたまにパンチ返す。
J太郎腕抜いてパンチ連打。そしてパス。上四方から腕十字狙い。ベイケルクラッチ。

2R
スタンド打撃からJ太郎低いタックルでテイクダウン。お互い上から下からパンチ出す。
J太郎のパンチがやや重い。そして優勢か。しかしベイケルのパンチのためか、J太郎目尻から流血。

判定は意外にもベイケル。うーん、1Rドロー、2RJ太郎だと思ったが…。
確かにベイケルの下からのパンチもよく当たってたし、カットもした。でもJ太郎のパンチも
強いの随分当たっていたように見えたんだけど。某知人も僕と同意見。
でもジャッジは全員20:19でベイケル。うーん…。

J太郎、なかなかだったけど、あんま動きのある試合を見せられなかった。まあ次に期待。
そしてやっぱ自分の入場曲で入場したがっていた模様。次回はお願いします、プロモーター。

ベイケルは若くてイキがいいけど、まあまだ普通かな。


第2試合 バンタム級 5分2R
×澤田健一(パレストラ東京)
○手塚 豊(タイガープレイス)
判定0-3 (19-20,18-19,18-19)

手塚選手、あだ名がヴァンダレイらしい。そう知人から呼ばれてた。確かに恐い顔が似てる。
試合のスタイルも似てるんだこれが。

澤田選手、名古屋大会から増えていた背中のモンモンが鮮やか。NO.1モンモンシューターか。

1R
パンチ打ち合い。澤田の右パンチ当たる。組んで足掛け澤田テイクダウン。
手塚離れて立って、またパンチ打ち合い。澤田が押す。澤田テイクダウンも手塚切る。
またパンチ打ち合い。今度は手塚押す。また澤田タックルでテイクダウン。パンチ落とす。
手塚蹴って立つ。

2R
澤田タックルも手塚切る。パンチの打ち合いも手塚が押す。スタミナが切れたか、めっきり澤田の
動きが落ちる。澤田タックルも潰され、ガードに。手塚は中腰から強いパンチをガンガン落とす。

1Rは澤田が攻勢だったものの、2R圧倒した手塚が勝利。明からに手塚選手が最終的に
優勢だったものの、1R、澤田、2R手塚でドローかとも思った。19:20はどうなんだろう。

澤田選手、コンパクトな右パンチも良かったし、タックルも鋭かった。しかしあの失速の仕方は…。

手塚選手、なかなか良い。ちょっと雑だけど、アグレッシブなフックを振り回し、相手のタックルを
切っていくスタイル。正にヴァンダレイ!


第3試合 ライト級 5分2R
×碓氷早矢手(RJWセントラル)
○山田啓介(SHOOTO GYM K'z FACTORY)
判定0-2 (19-19,18-19,18-19)

山田選手は色黒、茶髪。ガタイのいい若者。

1R
碓氷パンチで押す。山田は突進するも、碓氷いなして、上を取る。そしてパンチ。
山田は蹴って立つ。碓氷はパンチで攻める。山田のタックルは碓氷が切り、足を捌いてパンチ。

2R
パンチ打ち合い。山田は突進力がある。山田はノーガードの場面も。パンチ打ち合いで、
山田のフックがあたり碓氷がダウン!あまり効いてはいないよう。またパンチ打ち合い。
碓氷はタックル切られ、逆にタックルでテイクダウンされる。バック回られるも、落としてインサイドから
パンチ。山田は三角狙い。

1Rは碓氷がやや優勢。しかし2Rはダウンもあり、山田のラウンド。山田が判定勝利。

うーん、山田選手、スタンドもグラウンドも相当粗い感じはしたけど、ガタイはいいし、思い切りが
いいです。上手くなったら面白いかも。

碓氷選手、バランスよく攻めていたが、またも軽いダウンも喫して僅差敗北。コンパクトな打撃は
有利に見えたんだけど…。決め手がなかったんでしょうかね。


第4試合 73.0kg契約 5分2R
○大内“ドクトル”敬(パレストラ松戸)
×マリオ・スタポル(ドイツ/シュート・ボクセン・ドイチェランド)
1R 反則失格

大内さん赤いギで登場。ミドルネームにドクトルが。さすが研究者。
スタポルは見たの2回目だけど、こんなにでかかったっけ…。かなり体格差ある。

スタポル突進して蹴り!大内凌いでタックル。スタポル切って、グラウンド状態の大内を
首相撲に抱え、思い切り膝蹴り!!吹っ飛び、頭を抱えうめく大内。意識はあるがかなり痛がっている。
手を額から離すと、卵のような大きさで赤く膨らんでいく額!!
もちろんスタポルの反則負け。大内さんは立ち上がり、「すみませんでした!」と叫んで退場。

大内さん、脳震盪とかは無かった様子。でも頭蓋骨がちょっと凹んでいるとか…。
いろんな意味で後に残らないといいけど。
練習してきたことが全く出せなかったそうで相当悔しそうでした。
確かにそういう意味では最悪の結果ですね。

スタポルは勢いがありました。でも一瞬で終わっちゃいました。ルールに気をつけてくれれば、
また見たいですけどね。


第5試合 03年度新人王トーナメント クルーザー級決勝戦 5分2R
△安達明彦(パレストラ松戸)
△落合 g 克彦(パレストラ松戸)
判定1-0 (19-19,19-19,20-19)

安達さんは黒頭で登場。落合選手はパレ松トレーナーで登場。

1R
組んで、安達投げるも、落合倒れず。離れ際落合パンチ。安達ロー。落合組み付いて押し込む。
安達は膝蹴り。離れて安達がパンチ当てる場面も。

2R
安達バックハンドブロー。そして低いタックルからバック取るも、落合アームロックしかけ、向き直る。
安達タックルも落合切って、上に。安達下から鋭いパンチ連打。落合も重いパンチ落とす。
落合のパス際を安達跳ね上げて立ち上がる。また落合コーナーへ押し込む。しかし膝蹴りが安達の
へのローブローとなり中断。「ああー、チクショー!!」と自分の行為を悔やむ落合。
いつのまに、パンチが当たったのか、落合選手の左頬が爆発的に腫れ上がる。
再開後、安達はタックルも落合切って、上からパンチ連打。安達は最後までスタミナを振り絞って、
タックルで抱え上げるも、落合もこらえ、上からパンチ。そしてゴング。

判定はドロー。しかし僅差で一票獲得した安達選手が新人王に。
試合後、いや試合終盤から号泣の安達。お互い抱擁すると、落合選手も号泣。
リング上のインタビューも声にならない安達さん。平静を装っていたが、同門対決は精神的に
きつかったとのこと。

いやいやとにかく同門なだけでなく、公私でも相当仲の良いという2人。ゆるい試合にならないか
心配でしたが、とんでもなかったです。激しい打撃、最後まで攻め続ける戦い振り。
2人とも素晴らしかったです。それだけに延長ラウンドにならなくて良かったです。ホッとしました。

安達さんは38歳。素晴らしい新人王です。お仕事等もいろいろ大変でしょうけど、そのパワーと
技術で柔術と修斗で活躍して欲しいです。
落合選手も相変わらずショートパンチが良かったです。

でも…、この階級、上に選手がいないんですよね。1階級上にエイネモがいるけど(^-^;)。


第6試合 03年度新人王トーナメント バンタム級決勝戦 5分2R
○赤木康洋(ALIVE)
×HIRO(総合格闘技STF)
判定3-0 (20-18,20-18,20-18)

1R
両者飛び蹴り!HIROは首相撲からヒザ!赤木浴びせ倒しテイクダウン!インサイドから持ち上げ、
コーナーに運び、パンチ連打。HIROはタックル。がぶって赤木パンチ連打。HIRO片足タックルで
立ち上がるも、赤木はアームロックで投げる!そして腕十字!腕伸びた瞬間、HIRO脱出!そして
パスしてそのままバックからスリーパー狙い。赤木凌いで反転しインサイドへ。そしてパンチ連打。

2R
打撃の打ち合い。HIROはヒザ2発。赤木凌いで、パンチで踏み込み、組んで、足掛けテイクダウン。
上四方とるも、インサイドに、中腰から重そうなパンチ連打。インサイドからまたパンチ連打。

基本的に攻めまくっていた赤木選手が見事新人王に。

赤木選手やはりいい。デビューの時から動きが良かったが、あのアグレッシブさ、テイクダウンの強さ。
素晴らしい。インサイドからもパンチもかなりいい感じだった。次は阿部弟となんか見たいな。

HIRO選手、鋭い打撃と、見事な腕十字脱出からのムーブは見せたが、劣勢になる時間が多すぎた。
もっといろんな展開が見てみたい選手ですね。


第7試合 03年度新人王トーナメント ミドル級決勝戦 5分2R
○福本よう一(和術慧舟會千葉支部)
×岡田廣明(PUREBRED大宮)
2R 3'18" TKO (レフェリーストップ:右ハイキック)

1R
スタンドパンチ打ち合い。やや福本バランスよい。岡田タックル、福本切る。組んで膠着。
岡田離れ際にパンチ。お互いパンチも蹴りも当てる。

2R
岡田投げでテイクダウン。インサイドから細かいパンチ。福本も細かいパンチ返す。
福本このままではダメと思ったか、半身になって逃げる。案の定、岡田はバックを取るも、
福本、前に落として立つ。またスタンド打撃の攻防。福本が押し始める。そして乱打戦から、
カウンターのショート右ハイキック!!バッタリ前に倒れ、動かない岡田!失神KO!

インタビューはかなり面白かった。
勝因は?「風水で勝てました(笑)」「門脇さんに『おまえが優勝すると新人王の価値が落ちるから
優勝するな』って言われてましたけど、 優勝しちゃいました(笑)」「また全然練習してない技で
勝っちゃいました(前回は腕十字)」
ミドル級をかき回してください。「いやー、ウェルター級に落とす予定なんで…」

まあとにかく不思議な強さというか懐の深さと言うか、微妙だけど妙に強い選手です。
以前は勝ったり負けたりだったけど、コンパクトな鋭い打撃、追い込まれない寝技。うーん強いかも。
ウェルター降りてきたら、かなり面白いかもしれません。ちょっと期待です。

岡田選手、スタンド打撃も上手くなってたし、投げは相変わらず強かった。でもちょっと足りなかった。
担架で運ばれたけど大丈夫だったんだろうか。


第8試合 03年度新人王トーナメント フェザー級決勝戦 5分2R
×三上洋平(東京イエローマンズ)
○外薗晶敏(総合格闘技道場コブラ会)
判定0-3 (18-20,18-20,18-20)

三上選手はまたもキャラ作り。ショートモヒカン。そして眉剃り。ほとんど眉なかったんじゃない。
かなり恐く見えたけど、普段のやさしそうなお兄ちゃんキャラの方が素敵だと思う…。

1R
外薗組む。三上投げるも外薗上に。そしてそのままサイドに。三上ブリッジも外薗その隙を突いて、
マウントに!そしてパンチ連打。三上ハーフに戻し、ブリッジで反転。上からパンチ。
外薗立って投げあい。やはり外薗上に。外薗立ち上がりパス狙いつつパンチ。三上冷静に捌く。

2R
外薗組んで押し倒すように上に。三上ガード。上からじっくりパンチ落とす。三上はガードから
なかなか脱出できない。終盤なんとかタックルで三上が立ち上がる。

準決勝で優勝候補同士の対戦を制した三上選手、しかし、その三上選手をほぼ外薗選手が完封!

外薗選手、強いと思ってたけど、まさかここまで強いとは。
まだ3人としか試合してないけど(木部選手とは1勝1分)、新人王になってしまいました。
まあなんでも出来るってわけじゃなさそうだけど、とにかく投げがホント強いな。
大沢選手との対戦みたいなー。2人ともルックスいいし。

三上選手、期待していただけに残念でした。とにかく組まれたらパワー負けで上を取られ、
じっくり攻められて完全にいいとこと消されてました。スタンドでもグラウンドでも持ち味の
スピードが全然見られませんでしたね。うーんやっぱり本人もインタビューで言っているように
パワー強化が必要なんですかね。次回に期待です。

メインはイマイチだったけど、面白い大会でした。
今年の新人王が来年どれだけ伸びるか楽しみですね。
さあ、NKです。修斗マニア的にはかなりいいカードになりそうです。世間的には地味でしょうけど。
でもルミナvsペケーニョは間違いなく面白いでしょうね。楽しみです。





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