11・24JD川崎市体育館
■団体:JDスター
■日時:2003年11月24日
■会場:川崎市体育館
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 若手が何人も出てくるが何人も辞めるJD、のビッグマッチ。今年春の大箱横浜文体でも、和田優がデビュー、サインももらって萌えた私ですが既に退団。
 春の文体につづいて、ほぼ1番前のリングサイドで観戦。

 川崎市体育館、といえばGAEAの印象が強い。いちどリハーサルが遅れてなかなか入場できなかったことがあったなあ。3年前大日本観に来てガラガラだったことなども思い出す。書いていて、やはり3年前、JWPの試合もあったことに気づく。そうだ日向と輝のシングルで。蒸し風呂のような真夏の体育館で30分近く、場外乱闘したりさんざん動き回ったすごい試合だった…

 今日はうって代わって寒い、底冷えのするような体育館である。客入りは五、六百人てところか。

 入場式、挨拶がすんだあと花道の登場口、舞台上に悪のGMに扮した東城えみ。煽る台詞にリングの飛鳥、苦笑というかニヤニヤ半笑い。

1.藤原和子アワー『テレフォンショッキングでいいとも!』
○KAZUKI(4:15サソリ固め)×ど真ん中の革命戦士(=神奈月(太田プロ))

 ビジョンに笑っていいとものオープニング、♪あちこちそちこちいいとも〜 と歌いながら出てくるKAZUKI。
 対してパワーホールで入場の神奈月、「橋本出て来い!」と叫ぶと Welcom to the Pleasure Dome から曲がサザエさんに変わり、レフェリーとして、欠場中のおばっち飯塚が登場。
 これだけ堂々と著作権やらなんやらを無視しているのはすごいな…

 神奈月、動きは本当に細かいところまでよく取れているのだが、いかんせん声が馳。上背もけっこうあって、本物よりデカイかも…
 素人の(大きな)男対(あまり強くない)女子レスラー、という非常に微妙なシチュエーション、おばっちが神奈月をエコヒイキするよくあるネタなどもあるものの、笑うに笑えず。

 あ、おばっちの小道具出しに、いつものごとく藪下が。この人ほんとうにおばっち好きなんだなあ、と。

2.賀川照子ラストマッチ&川崎亜沙美デビュー戦
○川崎亜沙美(6:58Wリストアームサルト)×賀川照子

 アストレス4期生川崎のデビュー戦が、1期生賀川のラストマッチ。
 今日も、上がビキニの水着で、きれいな背筋を披露していた賀川。素材に優れ、見事なドロップキック、試合センスが発揮されたのは去年2月北沢の坂井澄江戦だったか。その後たしかに、今年は2戦を見てそれほど進歩が無い、伸び悩んでいるようにも思えたが(4月後楽園で、ブラディーと藪下相手にガンガン受身をとってたのは別の意味ですごかった)。
 市民マラソンランナー的な仕事が増えているようで、そっちがメインになるのか、レスラーとしても他団体に上がるのか。いずれにしても、親しみやすいキャラとともに、惜しまれる。

 同期の1期生柏田と古田、またセコンド&花束渡しに来ていた。暇なのか。タレントになるんじゃなかったのか。
 メイン出場のブラディーも、これは川崎が気になってかセコンドに。

 川崎さんは、まあ… アストレスは大概、デビュー戦から形の綺麗な技を型通りにこなすことはできるんだけど、それだけで終るのか、プロレスに本腰を入れるのか。
 アストレス、2年限定のお約束ではあるが、最近の先輩達は皆、居残ってるし。
 1期の優等生だった大森が卒業間際にフェードアウト、期待された賀川も退団。
 コマのいない事情で、JD全体のエースになった桜花はこの先大きく花開くのだろうか。

3.○アメージングコング(8:55ダイビングボディプレス)×TSUNAMI

 ぶつかり合いに迫力あり。ボディスラム合戦を踏ん張って投げ返したTSUNAMIにビックリ。ラリアットも打ち勝つ場面があったし。大健闘。
 戦前イガミ合っていた両者、試合後はアメコンが、さらに裏拳を打ちこむと見せかけて握手、和解。退場の花道で、アメコンの曲で踊りながらハケる。

4.『出動!ミニスカポリス全国版』
○オスカル岡本、乱丸、秋山恵(10:47ミニスカ観音開き)×ダンジリー永浜、武藤裕代、KAZUKI

 岡本結花、永浜いりあ、っていう、2人のミニスカポリスの人が入っての試合。番組でJDの道場に1日入門したことから始まった企画らしい。

 それにしても乱丸と武藤はこんな下の方のこういう試合に出てる場合か。ま、こいつらがいつまで経ってもパッとせず華も無いので、桜花がいきなり上がったんだろうが…

 当の本人達(特に乱丸)は楽しそうに試合してました。「時にはパンチ時にはキック、タイホしちゃうぞ!」をフリ付きで、とか。
 パートナーのアストレス秋山、ルックスがまあ、ミニスカポリスを並んでも違和感がなく、試合に溶けこんでる感じ。

 試合も、6人タッグならではの連係、武藤組はキャメルに捕らえた敵の顔の両側にKAZUKIのゴミ缶を置いて同時に蹴る、とか、乱丸組は両側からリストを取った敵の背中にミニスカの人が乗って敬礼、とか。
 まあ何だかんだ言って、第1試合よりは華やかで楽しかったですけどね。女の子は3人はカワイイしね。

 ただ、素人を交えた試合としての質は、段違いにNEOの方が上。素人に出来る役割を充分練ってその上にプロの技術をどうやって加えるか、よく考えられてある。
 この日のJDは、型をこなさせて適当に楽しそう(実はそれほどでもない)。
 先に書いた連係の時でも、ずいぶん前から(つまり展開がまだ読めないはずなのに)ミニスカが体勢で待機してたりね。

5.○伊藤薫(フリー)(14:58ダイビングフットスタンプ)×藪下めぐみ(SOD格闘技道場)

 藪下に対してはアンビバレンツな印象がある。
 柔道(ガチ)は強いらしい。プロレスはつまらないことの方が多い。見映えのしない、小さい関節技にこだわる(しかもやりすぎて相手のヒジを壊しちゃったり)かと思えば、スワンダイブなど、きれいな技術も持っていないわけではない。JDという団体、後輩に対しても、道場でイジメてるという噂が立つかと思えば、それは単なる天然なのか、愛着もあるようである。

 まあ、この日の試合はつまらなかった方なんですが。
 伊藤も「やりすぎる」系か。対戦相手に嫌がられるというのもわかる気が。

6.総合格闘技戦 3分3R
○篠原光(2R1:38三角締め)×石川美津穂

 高級SM嬢にして太陽ケアの彼女篠原には、電撃ネットワークの南部(元ダチョウ倶楽部)とナナチャンチンが。
 石川には安生洋二と、いちおう総格経験者のドレイク森松がセコンドに。

 押され気味だった石川だが、第2ラウンドの裏拳では一瞬篠原の目がうつろになりかけ、こりゃいけるのかとも思ったのだが…
 それにしても、エナメルのパンツ(アンダーはTバック)で格闘技戦はどうかと思うぞ。涙ながらに12・28後楽園での再戦をアピール。

セミ 吉本女子プロレスJd’対JDスター女子プロレス MARU&斎藤組タッグ結成記念
○ジャガー横田、ライオネス飛鳥(フリー)(21:01フィッシャーマンバスター)×MARU、斎藤啓子

 なんだかこのところ、ジャガーさんとアメコンばっかり見ているような気がしたが、たまたま前回のJWPと2回続いただけである。

 それはともかく、若手組が面白かった! 揃いのTシャツ、コスチューム。ベテランの大技を食らっても食らってもめげずに立ちあがってチョコマカ向かっていく。うるさいハエのよう。
 巨体の飛鳥のヒザめがけ、何度も2人で低空ドロップキック、膝十字。
 終盤、飛鳥のLSD、机下敷きフットスタンプをカウント2で返す!
 大御所2人をこんな扱いしていいのかというほどの大熱戦に。

 MARUはちょっと…、大きい飛鳥に何度も得意技のスピアーとストレッチマフラー仕掛けて、効果の薄いその姿とか、みょうな元気さと合わせて、ゼンマイで動くカラクリ人形みたいでしたけどね。
 斎藤はイイ! 技はドロップキックにDDTぐらいなんだけどとにかく向かっていく気迫、声。JWPの春山に近いかな。応援したくなりました。

メイン TWF世界タッグ選手権試合 メタルガレージ
○ファング&クロウ(挑戦者)(30:05両者エスケープ)×ザ・ブラディー&桜花由美(王者)

 桜花歌いながら入場。
 王者組、おそろいのコス、金網に入って深く抱擁しあう。
 実際の王者はブラディー組だが、メタルガレージに関しては3回すべてに出場しているファングに、初めての桜花が挑戦するような雰囲気の試合。

 序盤、金網の天井の上とリングと、上下2段での同時ローリングクレイドル&ジャイアントスイング(王者)とか同時ラリアット(挑戦者)とか。
 クロウが、やたら大ぶりな刀状の物(凶器フリー)を持ち出して状況が一変。刀をかざされ、じりじり間合いを詰められるだけで恐れおののく桜花の表情(笑)。いや、おののかずに戦えって。
 確かに、アストレス出身にしてデスマッチのリングに上がり、流血しているだけでも並大抵じゃないことは認めるが… 遂には刀を振りかぶられただけで失神。

 その後、天井の上、さらに立てられた脚立からダイビングボディプレス→ブラディーのセントーン、という連係を決めたり、大外刈りやパワーボムに受け身を取りまくったり、大奮闘はしていたが…
 もいちど書くが、アストレスなのに身体を張って団体そのものを引っ張っていこうという気概は認める、しかしあの失神の演技はいただけません。大根だった。

 私はもともと、桜花のキャラは好きだし、レスラーとしても、受け身をたくさん取って最後に逆転を狙う典型的なアイドルレスラーのスタイルは良いと思ってる。この日の入場式の代表挨拶も、試合後のマイクもしっかりしている。意識としては立派にエースが務まると思う。あとはファイトだけ。

 最後にマイクで、ブラディーが桜花に「ありがとう。感謝している」とつげていた。




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ