11/3修斗後楽園大会観戦記
■団体:修斗
■日時:2003年11月3日
■会場:後楽園ホール
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

連戦って感じですが、下北に続きホールにも行って来ました。

客はよく入ってましたね。開始時は8〜9割。ほぼ満員になったんじゃないかな?
白と黒のお揃いのウィンブレを着て全選手入場。
挨拶は勝村選手。ボケた後、「国籍に関係なく、選手に熱い声援を」といった素敵なコメントを。

では観戦記に。


第1試合 ミドル級 5分2R
○岩瀬茂俊(チーム・トップス)
×ニコ・ナセリ(イラン/チーム・スカンジナビア)
判定2-0 (鈴木20-19,浦20-19,横山19-19)

ナセリ選手。テヘラン出身だそうで。どおりでアラブ系の濃い顔立ちでした。

1R
静かな立ち上がり。スタンドで牽制しあい。岩瀬タックルでテイクダウン。ハーフから細かいパンチ。
パスし上四方までいくが、鉄砲で返され、タックルで立ち上がる。

2R
相変わらずスタンドで打撃の牽制が続く。ナセルはパンチで押す。岩瀬はローを当てる。
プレッシャーはナセルの方がかけてる。岩瀬がタックルするもナセルは切る。ずっとスタンドが続く。

お互い攻めきれず静かな戦いになりました。まあそんな差は無かったけど、
判定は岩瀬選手で妥当でしょう。19:19はどうだろ?

岩瀬選手、バランスいいけど、もうひとつ何かが欲しい。スタンドもそこそこだし、タックルも
2R入るとちょっと切れが…。

ナセル選手、悪くない選手でしたが、まあそれだけというか。ポイント考えたらもっと2R
攻めて欲しかったです。


第2試合 61kg契約 5分2R
○大沢健治(A3/フェザー級)
×アウグスト・フロタ(オランダ/タツジン道場フロタチーム/フェザー級)
2R 4'24" 肩固め

フロタは本当にホイラーそっくり(笑)。ちょっと弱気で小さいホイラーって感じ。体格まで似てる。

1R
大沢はパンチから組み付く。足掛けテイクダウン狙い。フロタはロープ掴んで凌ぐ。師匠譲りか。
大沢きれいに投げてテイクダウン!フロタはガードに戻しつつ三角狙い。これも師匠譲り。
正直全然寝技は期待していなかったが、なかなか下が上手い。

2R
大沢タックルからテイクダウン。フロタまたガードに戻し、蹴り上げ狙う。
大沢パス。ハーフに戻されるも強いパンチ落とす。肩固めを仕掛けてからパスし、見事一本。

大沢選手ちょっともたついたけど見事勝利。なんと言ってもルックスがいいです。
やっぱりかっこいいという声多し。これからもどんどん試合組まれるかな。

フロタはまあまあな選手。うーん、それだけかな。


第3試合 ライト級 5分2R
×南部洋平(シューティングジム横浜)
○田村彰敏(格闘結社田中塾)
判定0-3 (鈴木19-20,横山18-20,菅野18-20)

1R
この試合、田村の打撃対南部の組み技と思いきや…、凄い迫力で突進する南部。
パンチ、ミドル、ヒザ!凄い勢いで攻め込む。当然田村も応戦。いきなりパンチと蹴りが交錯しまくる
凄い打ち合いに。南部クラッチしてテイクダウン狙いも田村が押し倒してマウント奪取!
パンチ落としてバックマウント奪う。南部暴れて片足タックルへ。田村潰してサイド奪い、
腕十字狙いへ。南部腕抜いてインサイドからパンチ連打。

2R
またまた1R序盤同様凄いパンチとキックの打ち合い。南部がやや押し気味か。
以前風田選手に打ち勝っていたぐらいの田村選手を南部選手が打撃で押してるんだから驚き。
南部片足タックルでテイクダウン狙い。またも田村上に。南部は横浜ガードから激しく蹴り上げ。
田村は強いパンチ落とす。田村はパス狙いからパンチ。南部も下から最後までパンチで応戦。

ゴングが鳴り、ヘロヘロの2人。そして健闘を称え、抱き合う2人。
最初から最後まで真っ向から攻めつづけた2人に会場から大きな拍手が。

とにかく熱い熱い試合でした。痺れました。本当に今日のベストバウトでしょう。
正に気持ちのぶつかり合いでした。素晴らしかったです。

田村選手相変わらず熱いです。田中塾を体現するような選手ですよね。
腰が強いのもいいです。ライト級クラスBトップ選手になってきましたね。

南部選手、とにかく良かった。ここ最近は4連敗だけど、いい試合が多いです。
そして今回はお客の心をがっちり掴みました。
田中さん(田中塾塾長)に挨拶した時も熱い言葉をかけてもらったようですね。
STG横浜HPを読んだところ、田村選手との戦いは試合前から楽しみだったようです。
そして非常に高い充実感を試合後感じているようです。田村選手への熱いコメントも残してます。
参照「http://home.m06.itscom.net/shooto_y/html/fromnanbu2.html
次回もいい試合を。そして勝利を。


第4試合 03年度新人王トーナメント ライト級決勝戦 5分2R
○高谷裕之(格闘結社田中塾)
×藤岡正義(シューティングジム大阪)
判定3-0 (鈴木20-18,浦20-18,横山20-18)

まあ相変わらず熱い高谷軍団。試合前から歓声をあげ、東側リングサイドから応援です。

1R
藤岡タックル。高谷切ってパンチ。藤岡タックル切られるもひねってテイクダウン。
しかし高谷攻めさせず立つ。その後も藤岡が何度もタックル仕掛けるがことごとく高谷切る。
高谷はがぶりながらパンチ。また立ち上がり際にパンチ。

2R
藤岡パンチの打ち合いに応じる場面もあるが、高谷のパンチを喰らい、崩れるようになんとか
タックルにいく。やはり高谷のパンチの重さが伝わってくる。高谷は切って上から攻める。
終盤、藤岡が跳ね上げてスイープし、ハーフ取るも有効な攻めなし。最後にアキレス狙ってゴング。

当然ながら判定は高谷。圧倒的な力を見せて高谷選手が新人王に。
とにかく圧倒的なスタンド打撃。当てる上手さとそのパンチの重さ。
体格は別に普通なんだけど。生まれ持ったものでしょうか。
それでグラウンド対策もばっちり。ほとんど攻めさせずに立つんだから見事です。
早くクラスAとの戦いが見たいです。

藤岡選手随分と高谷軍団から、野次られちゃいましたが、あれだけ相手のパンチが強ければ、
タックル連発はしょうがないでしょう。結果的に完敗ですが。
がぶられてからのローリングやスイープは良かったですが、ちょっと消極的でしたね。
もっと寝技はガードから勝負して欲しかったような。
あと打ち合いは避けたものの、最後まで気持ちが折れなかったのは良かったです。
田中さん(田中塾塾長)には冷たくあしらわれてましたけど(^-^;)。


第5試合 フェザー級 5分2R
○勝村周一朗(K'z FACTORY/世界8位・環太平洋7位)
×エウジェニウ・コンコフ(リトアニア/ティタニカス・ジム)
1R 2'48" スリーパーホールド

勝村選手は黒い柔術衣に白帯で入場。セコンドにはキックの深津選手。

勝村タックルでテイクダウン。飛んで倒立パス。しかしコンコフ起きて立つ。そしてパンチ。
またも勝村低いタックルでテイクダウン。足越してマウント。相手が暴れたところをバックマウントへ。
そしてパンチ落としつつ、相手がアゴ上げたところを見事スリーパー!
試合スパッツを脱ぎ、シャア専用ザク型スパッツを見せて勝利をアピール。

まあ完勝ですね。相手はあまりにも寝技が出来ませんでした。逆に見せ場を作る暇もなかったかも。
特訓中のスタンド打撃をもっともっと生かして、どんどん試合をこなしてタイトル戦線に
絡んでほしいです。

コンコフは…。寝技を練習してください。


第6試合 ヘビー級 5分3R
○ユノラフ・エイネモ(ノルウェー/チーム・スカンジナビア)
×ミンガウダス・クリカウスキス(リトアニア/ティタニカス・ジム)
1R 0'47" 腕ひしぎ十字固め

エイネモ髪伸ばしたら普通のお兄ちゃんみたいな顔。まあ異常にでかいけど。

距離を詰めて、ロー!そしてタックル!抱え上げてテイクダウン!すぐさまマウント!
コンパクトで強烈なマウントパンチ!そして腕十字!

いやー期待通りの動きでした。ウェルター級ぐらいのスピードと動きでしたね。

スタンド打撃もそこそこできるみたいだし、どんどん試合が見たいです。
今度はそこそこ強い相手と。できればどんどん修斗で見たいけど、修斗に限らずとにかく
試合が見たいです。即プライド出てもいいレベルじゃない?


第7試合 ライト級 5分3R
△勝田哲夫(K'z FACTORY/世界5位・環太平洋4位)
△石川 真(PUREBRED大宮/環太平洋10位)
1R 1'22" テクニカルドロー

2人ともいつ見ても凄い体。特に石川選手の背筋…。凄すぎます。

1R
スタンドの展開。パンチ打ち合い。石川のパンチ重そう。勝田タックルも石川しっかり切る。
打ち合いから石川のパンチがズドンと当たり勝田の動きが止まる場面も。
また2人が踏み込んだ瞬間、勝田の頭と石川の額がバッティング。両者流血でストップに…。

うーん残念。非常に緊張感がある試合だったのに。勝田選手が有利だと思ってたけど、全くの互角。
石川選手がしっかりタックルを切り、重いパンチで攻めるおもしろい展開だったのに。

1月に再戦の噂。こういう再戦はOKでしょう。


メインイベント ライト級 5分3R
○植松直哉(K'z FACTORY/世界7位・環太平洋2位)
×戸井田カツヤ(和術慧舟會飯田橋トイカツ道場/世界9位・環太平洋5位)
1R 4'06" アキレス腱固め

植松選手のセコンドは、山口元気さん、小室さん、大石さんと全く違うジャンルのトップ3人。
うーん豪華。

トイカツのセコンドは宇野君。ちゃんと律儀に白衣を着てます。

いわゆる試合展開メモ不可能の試合でした。2人とも素晴らしい動き。

まずはトイカツ。しゃがんで足を回し、何度も飛び跳ねつつパンチを落とし、自分のペースで戦う。
植松も冷静に対応。トイカツが引き込んでからはホントめまぐるしい展開。まずは足関節の取り合い。
そして投げの打ち合い。トイカツがバック取ろうとするも植松はぐっと体勢を入替える。
植松がギロチン仕掛け、下からパンチ出す場面も。トイカツがパンチ落とす場面も。
そうして下の植松が足関節仕掛けたところ、トイカツの上半身はロープの外へ。
上手く逃げられず、トイカツタップ。ちょっと運も悪かったかな。
クールな表情で戦い続けた二人だったが、急にトイカツがタップしたのでかなり唐突な終わり方でした。

植松選手本当に強く見えました。足関狙われたときも、ポジション取られそうなときも、肉体的
アドバンテージのためか、全て余裕を持って対応しているように見えました。そしてあの圧倒的な極め。
相性もあるんでしょうか。それともこれが総合力の違いだったのでしょうか。
とにかく植松選手の完勝に見えました。
間違いなくデビュー時以来の上昇気流に乗ってると思います。どんどん上位ランカーと当たっていって
欲しいです。

トイカツ見事にやられちゃいました。なんかアキレスと言うよりアンクル的な形で、しかも内と外?
2箇所破壊されたそうですね。恐るべし植松選手。相当痛そうに足を引きずってました。
うーん今回は完敗でしたが、まだまだ期待してます。
ひとまず下から上がってくる選手を翻弄しちゃって、またその素晴らしい試合を見せて欲しいです。


というわけで、爆発はしなかったけど、なかなかお客が楽しめた大会になりました。
下北大会も速攻でチケットが売り切れたとか。少し修斗もいい感じか?
NKもそこそこは期待できるかな。





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