自由が丘でお祭りプロレス
■団体:DDT
■日時:2003年10月11日
■会場:自由が丘三井住友銀行駐車場
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 DDTを見てまいりました。2年ぶりですかね ATOM で見て以来。
 12日から、私の住む隣の駅自由が丘で女神祭りという催しをやってますが、DDTの試合はその前夜祭として、商店街の一角の駐車場で行なわれました。DDTが呼ばれるのは今年で既に4回目だそう。入場無料、ビール飲み放題。なんの情報も持たずに5時少し前に会場につくと、すでに人がギッシリ(発表では 2003人!後楽園でも超満員)。狭い駐車場の中はビニールシート敷きの人々で立錐の余地無く。地元の方とプロレスファン、ほどよく入り混じってる感じで。私は道路側の金網の外、幾重にも人垣が出来ているポジションで観戦しました。
 ちょうど着いたときに、新極真空手の子どもたちが演舞を披露していて、リングから退場する際に長渕剛の歌う新極真のテーマソングが! いや〜いいもんを聞いた。笑
 地元在住の木村健悟も目撃。会場で会った、自由が丘に職場のあるプロレスファンの知人に聞くと、近くでよくパチンコしてるらしいです。

1.○佐々木貴、タノムサク鳥羽(15:30ラリアットで)男色ディーノ、×O.K.レボリューション

 前タッグ王者に対するは男色ディーノ。
 入場時、場外乱闘時、リングアナが「ホンモノです!目を合わせないで下さい!」と煽りたて、女性には敵意剥き出し、男性は襲おうとするディーノ。金網を越えてきそうになったときはちょっとコワかった。笑
 だが正直、同性愛ネタは心の底からは笑えない気がして、まあ苦笑という程度。O.K.の、全身拘禁衣のような布面積の広い全身網タイツのような意味不明のコスチュームはキモかった。
 それより、この駐車場に勾配があってリングが斜めなんですが、それを利用したネタの方が面白かった。坂を登る角度でのロープワークになって、急に汗をかき始め、ぬぐい、苦しくてたまらんというパントマイムをするディーノ。「オカシイわ。何か丸い物を貸して!」観客からビール瓶を借り、キャンバスの上を転がしてみる。始めて気が付いたかのように「ナナメよ!」控えのO.K.に「アンタ知ってたんでしょ!何で教えてくれないの!」とビンタ。低い方のロープ際に寝そべって待ち、高い方から転がされてきた敵に抱きつくとか。

2.トリプルスレッド
○坂井良宏(9:42F5から)×石川修司 ※もう1人は猪熊裕介(SPWF)

 素朴な3wayのネタで、漁夫の利を狙う者あり、裏切りあり。前の試合より、こういう方が好きだなあ。
 坂井はガタイがあって(186cm、105kg)、デビューしてからしばらく経つがいまだに練習生、という設定の人。決め技からもわかるように、GIカットの風貌はレズナー似。この試合では、首を締められて泣き顔、そのまま試合を放棄しようとしてなだめられ、また参加しようとするも2人の攻防の激しさに「入っていけねえよ」「何やっていいかわかんねえよ」と嘆く、気弱な役を演じていました。
 石川も長身、顔つき、体つきがほんのちょっと馬場を感じさせるので、入場曲は「NTVスポーツ中継のテーマ」。使う技も脳天唐竹割り、ヤシの実割り、ついでにジャンピングニーからの「オー」。ただしこちらは正真正銘デビューしたばかり。
 この2人をリードして展開を進めていたのが小柄な猪熊。

3.異種格闘技戦 プロレス vs 柔道・サンボ
橋本友彦、○諸橋晴也(10:52キン肉バスターから)KUDO、×高梨将弘

 柔道でインターハイ優勝の実績を持ち、パンクラスや PRIDE THE BEST に出場経験がある橋本、DDTでは宇宙パワーに次ぐ強さの象徴か。軽量の相手チームをポンポンダンダンとスピーディに激しく投げ倒し、観客のどよめきを誘う。
 パートナーの諸橋、この試合ではサンボ出身となっているが実は全くの未経験という小ネタ。しかし試合中意表を突いてビクトル投げを繰りだし、事情の良くわかってる観客を驚かせていた。
 ちなみに橋本はこの自由が丘女神祭りで毎年、こういう無理やりな異種格闘技戦をやらされてるらしい。KUDOの方が本当にキックボクサーだったのに。あ、でも橋本・諸橋組で現タッグ王者なんですね。
 そのKUDO、私は初見、2月のディファカップで高岩や丸藤相手に健闘したということだったがこの日は目立たず。
 むしろ、これも初見か見た記憶がないか、の諸橋が良かった。メビウス出身でキャリアもそこそこあるようで、身体つきががっちりしていて、基本が出来てるっぽい印象。

4.メイン 自由が丘杯6人タッグ選手権初代王者決定戦
高木三四郎、HERO!、○三田英津子(13:23デスバレーボムから)一宮章一、三和太、×米山香織

 一宮と三和はそれぞれ偽ル中野、ダンブー松本という偽造レスラーとして登場。曲は、全女らしさを最も感じさせる「Beautiful Challenger」。太のメイクがそっくりだったのにちょっと感心。
 偽造軍ゴングを待たず息の合った奇襲。それもそのはず一宮と米山、以前にタッグは経験済み。あのときは一宮はGAMIを偽造してたなあ…
 中盤まで、三田と太、HERO!と米山の絡みが中心。三田が太の肉圧攻撃、ローラー(ダウンした相手の上で寝返りを打つ)をことのほか嫌がる。なんせ体脂肪率60%以上らしいから…
 HERO!、流れの中で米山のバックを取って「イヤらしい!」とまわりから非難される。米山も胸を触られたとアピール。この光景も前に見たなあ…。今年4月のJWPディファ、HERO!が宮崎と組んで一宮・ボリショイ組と当たった時のことでした。
 試合後半は、ドタバタと入り乱れる6人タッグらしい展開。太のコロニー落とし、HERO!のファイヤーバードスプラッシュが見られたのは良かった。
 米山は、男子と並んでも遜色無い大型の三田との対比が強調される絡みばかりでかわいそうだったかな。まあ、試合全体的に、ご近所の普段プロレスを見ないような人でもわかりやすい展開だったのはよかったんだが。
 「メチャ嬉しい!ベルト獲っちゃったの?」と言っていた三田、楽しそうに試合してました。

 いつものような映像等を使った演出、ストーリー説明も無く、一目でわかりやすいキャラをメリハリきかせてこのぐらいの結構なレベルでお客さんを楽しませる数試合ができるっていうのは、簡単に見えて実は難しいのでは。
 なにより、最初の入場式の時にも感じたのだが、頭数が豊富。ぞくぞく新人をデビューさせ、これにこの日出場しなかった宇宙、MIKAMI、ポイズン澤田がいるのだから、DDT はなかなか侮れません。





本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ