闘龍門9・26東京武道館
■団体:闘龍門
■日時:2003年9月26日
■会場:東京武道館
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 闘龍門に来るのも約2年ぶり。前回は、寒かった冬の駒沢。モッチーが CIMA に負けて髪を剃った大会だった。
 あくまで印象にすぎないが、客層が変わったような気が。以前は、他の団体は見ていないような客、若い女性が多かったと思うんだがこの日は、いかにもプロレスファンというふうな男性の客も多く、男声のアツい声援がたくさん飛んでいた。まるで新日本のような… 女性客のケバさは以前と変わらない、否、以前と比べて年齢がそのまま2,3歳全体に上がっている感じ。

 足立区六木のJWP道場、足立区保木間のバトルスフィアに続いて、私たまたま連続3回足立区内でプロレスを見たことになるのだが、足立区民特有の雰囲気、というものもあるかもしれぬ。地元の方が多く見えていたようだし。これ、他の会場、たとえば駒沢、板橋、横浜だとかでは全く感じないもの。
 ただしそのことは、良い点かもしれない。どんな場所に行っても、同じオタク臭い匂いがするってんじゃなく、その土地その土地の匂いがするというのは。
 足立区民の皆さん他意はありません。すいません。

 内容的にも、闘龍門らしからぬ、他の普通の団体のプロレスのような、ありていな出来だった。この大会までの流れを説明してくれるようなスキットは無く、マイクアピールも少なめ。
 オープニング、声優の銀河万丈らしきナレーションが入ったのだが、音響が割れ割れで聞きづらいこと。

 平日6時半開始とあって、出足はやや鈍かったが最終的には満員(5000人ぐらい)。

1.○横須賀享(12:23回転エビを切り返して)×ドラゴンキッド

 定番、まかせて安心なこの2人による第1試合。まあ見飽きてるというか(言うほど見てないが)、どっちが勝とうがどうでもいいというか。
 キッドのウラカンラナのすごい速さ、言うのも野暮だが享の協力つき、があい変わらずで良かったなあ、という。

2.○TARU(14:44反則)×大鷲透

 大鷲の動きがダルすぎ。これもまた TARU さんのおかげで試合にはなっていたが…

3.K-ness.、○YOSSINO(15:21丸め込み)ドッティ修司、×"brother"YASSHI

 コレは面白かったです。ヴェネツィアの仇を討つべくスペシャルにタッグを組んだ2人、なかでも YOSSINO の動きは軽くていいわ。ナシエンテとノチェセルの競演もあったりして。
 ブラザーのキャラが見てない間に進行していて、やたら自分のチンコを触る。コーナーに逆さ吊りした相手のチンコも触る。ありゃどうなんだ。笑わしてもらったが。
 ルード側の2人にイジメられ、いつのまにかレフェリーになってしまったベーカリー八木、試合中にもしきりに因縁をつけられ、ついには攻撃されてリング下へ。
 やりたい放題のドッティたちに、クネスのセコンド享がとうとう助けに入り、最後は八木が蘇生してフランスパンでブラザーのデカ頭を一撃、大団円に。
 ここまで進んできたアングルの区切り、まとめとして、たいへん良く出来た試合だったと思う。

 ハッピーエンド試合後。リング上は勝者2人とセコンドの享。クネス「YOSSINO ありがとう。でもこのタッグは今日限りだ。次のタッグリーグ、ミラノと出るんだろ? 俺のパートナーは(後ろを振り返って)享だ!」これ、格好良かった。クネス喋りいけるな〜。いつのまに。
 そしてこのマイクが、メイン後への小さな伏線にもなっているという。

セミ 
望月成晃、○セカンド土井、アンソニー.W.森(21:53バカタレスライディングキックから)×CIMA、ドンフジイ、JUN

 闘龍門JAPANは、1〜3期生ぐらいまででひたすら連戦をこなし、どんどん内容は練れ、充実していったわけだが、それは言ってみれば飽和する一歩手前まで完成形に近づいていたということなのかもしれない。
 T2P世代を交えて、それがさらに進化していくのかどうか。私は見ていなかったが今年のこれまでとこれからしばらくは、そんな試行錯誤が続くのかもしれない。
 この試合も、クレイジーに入って1人リズムの違う JUN。アンソニーも単体でみれば素材は良いが、他のレスラーとの絡み(試合でもアングルでも)では面白みに欠けるような。
 それでも、闘龍門の6人タッグとして、展開は目まぐるしく、水準には達していたと思う。メインは先に言うと煮え切らない結末だったわけなのだが、一緒に行った友人はこのセミがあって良かった、と言っていたぐらいだから。
 
メイン 敗者髪切り(髪伸ばし)金網5way時間無制限
○ミラノコレクションA.T.(28:30A.T.ロック)×堀口元気
※エスケープ順 1.17:15 新井健一郎 2.22:10 SUWA 3.22:35 マグナムTOKYO

 この日にいたるまで、同じ Do-fixer の堀口へは試合での仲間割れ、邪魔を繰り返し、SUWA やミラノへは同盟の誘いともとれる行動に出て、人間関係を攪乱してきたマグナム。試合本番になっても、やっぱり堀口には辛く当たる。まず、怪我などで最も不利と思われていたアラケンがトップでエスケープ。
 そうそう、一昨年の5wayでも、当時いちばん格下に見られていたクネスが一抜けしたんだよなあ……… こうして、一昨年を上回るような驚きや感動が無いまま、試合が終ってしまう。SUWA とマグナムが抜ける時なんて、何のヒネリも無く2人同時にエスケープしちゃうし。マグナムは堀口を最後まで裏切りっぱなしだし。ほら2年前は、それまでは不和に見せながら、最後はマグナムがキッドを助けたんだよなあ。この点では、展開を裏切るんじゃなくて予定調和でも仲直りして欲しかったなあ、とか。
 いやでも、そういえば、2年前も同じように、もっと驚かせて欲しいと思いながら見ていたなあ。
 2000年のキッドvsSUWA のマスカラコントラカベジェラ、ストーカー市川初勝利や、2001年の、初めての6人タッグ3wayなどを見てしまった者からすると、常に闘龍門には、もっと面白いものをもっと面白いものを、求めてしまうのかもしれない。

 すべてが終って、マグナムのマイク「お前ら(クネスと YOSSINO)も好き勝手にやってるんだから、リーダー同士で仲良くやろうじゃねえか。ミラノ、次のシリーズでタッグを組もう」答えとして、堀口の髪を切るよう迫られたミラノ、その戸惑いの演技が下手。Vで流れたミラノのマイク、可笑しかったから期待してたのになあ。コーナーに控えて、ミラノの決断を見届けてうつむく YOSSINO もイマイチ。笑
 ブッカーとか、変わったんですかね?




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