速報版観戦記
■団体:DEEP 12th IMPACT
■日時:2003年9月15日
■会場:大田区体育館
■書き手:メモ8(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

9/15 DEEP 12th IMPACT 大田区体育館大会速報

会場に入って思い出しました。
ここはエアコンないんだよな。
いやあ、暑いのなんのって。

照明、ヤグラを組んでないから、
とにかく暗い。ただでさえ、古く汚いハコなのに、
益々漂う場末感。
新日が、数々の伝説の試合を、
ここでやったからと言って、
そんなことでDEEPが面白くわけないだろと、
突っ込みのひとつも入れたくなる暑さと暗さです。

今回はカードはメチャクチャいいと思うんだが、
やっぱりこの程度の入りかの7割。
フューチャーファイトやってたみたいですけど、
これは見てません。

おお、今回は乾くんがリングアナだ。
あの顔が黒い人よりは、全然いいと思います。
後は、アドリブが効くようがんばってください。

それと、なんとびっくり、試合前の煽り映像作ってました。
丁寧に作ってあったが、DEEPらしくというより、
PRIDEチックでしたね。悪くはなかったです。
試み自体は大絶賛したいです。
ただ、残念ながら、とにかく冗長。
まあ、暑さがそう感じさせただけかもしれませんが。

第1試合
×石井淳
(超人クラブ)
vs
鋼侍
(総合格闘技塾 破天荒)

(3R2分11秒 TKO)

相変らずの大応援団の石井ちゃんに対し、
総合プロデビューにも関わらず、
師匠の小原を反面教師としたか、
とにかく、自分から前に出るコージ。

終始、スタンドで殴り合う展開になったが、
コージ打ち勝っているものの、
石井ちゃんも心折れずに打ち返す為、
顔面血まみれになっても、
梅木R、止めるタイミングがつかめず、
結果、ストップが遅れた感じ。

第2試合
桜井隆多
(総合格闘技R−GYM)
vs
藤沼弘秀×
(荒武者総合格闘技術)

(1R3分46秒 アームロック)

ファーストコンタクトこそ、
一瞬いいパンチを見せものの、
すぐにタックル狙いにこられて、
何とかカブッて、モモセを見せる藤沼だが、
今日はここまで。

リュータ、これを凌いで、一旦立ってから、
TD奪って上になると、後は一方的な展開に。
パワーと根性で、リュータの技を、かなり凌いだ藤沼だが、
いかんせん、グラウンドでの技術のなさを露呈しちゃいました。
最後は、下からのアームでひっくり返されて、ストップ。
このままじゃ、ここから上のクラスには歯が立たないですね。

試合後、本人「自分はタップはしてません、
絶対しませんから」とか言ってたので、それは無視して、
「練習しないと応援しないぞ」と言っときました(笑)。

第3試合
MAX宮沢
(荒武者総合格闘技術)
vs
百瀬善規
(禅道会)

(3R 判定1−0)

プレミアムで、近藤に勝った時は、
空手家というより、柔道家なファイトだった百瀬だが、
打撃、実にウマくなっていました。
伸びのあるハイに、多彩なパンチ。
が、見事だったのは、その百瀬に打ち負けない宮沢。
2Rあたりには、パンチの多彩さに、若干押されたものの、
全般的に試合を支配したのは、
ベテランになってなお成長を見せた宮沢だと思います。
かと言って、ドローでも問題ないという程度の差なんだが。

第4試合
三島☆ド根性ノ助
(総合格闘技道場コブラ会)
vs
加藤鉄史×
(PUREBRED大宮)

(3R 判定2−0)

いやあ、加藤の身体凄い。
お腹じゃなく背中が割れてる。
とにかく、カリカリ。
顔がデカいから余計体型の凄さが目立つ。
が、身体がどんなに凄くても、ファイトはファイト。
このカード、一体誰がマッチメイクしてるんでしょう。
何で、つまんない試合をすることがわかっていて、
かつ、へたすりゃ三島に勝っちゃう可能性のある加藤なのか、
さっぱり、理解できません。
三島に試練を与えるにしたって、
いくらでも他に相手はいると思うんだ。
修斗に上がらないじゃなくて、
修斗に上がれないファイターの、
救済興行やりたいわけじゃないでしょうに。

結果としては、三島、実に強かったです。
加藤からTD何回か取ったし。
バックブローやらとび膝やら、
客受けを考えた技を出しまくり、
カポエラ式の蹴り(テコンドーかな?)みたいな、
延髄切りまで出してました。
大して当ってはいなかったけど。
僅差だと思うんだが、
プロ意識まで含めて、三島の勝ちで異存なしです。
まあ、決定的な差が奪えそうもないから、
トリッキーな技を出しまくったとも言えなくもないが。

第5試合
ドス・カラスJr
(AAA)
vs
ブラッド・コーラー×
(TEAM EXTREME)

(1R1分25秒 TKO)

色んなサイトに既に流れていた、
コーラーが、ドスJrとポルキーを、
勘違いしていたのが発覚する映像が延々流れる。

試合は映像より短かったです。
コーラー、最初から試合投げてましたね。
なんというか、大刀光的に。
もう来日はないでしょう。

セミファイナル
×桜井“マッハ”速人
(マッハ道場)
vs
長南亮
(U−FILE CAMP.com)

(3R2分10秒 TKO)

上になれば、下からしがみつくだけの長南を引き剥がし、
確実にパスしてマウントまで奪うマッハ。
一方の長南は、上になれてもインから殴るだけ。
下になれば固まってるだけです。
それでも、勝ってしまうのが、勝負のアヤなんだよなあ。
場内の大声援を受けた長南、あのまま試合が続いていたら、
判定は、多分微妙なところだったと思いますが、
マッハの右目の下がぷっくり膨れ、
無念のドクターストップを受けて、場内大爆発。
今日はホントU−FILEの応援凄かったです。

上山になくて、長南にあるもの。
それは、勿論、グラウンドでのパンチ。
パスしなくても勝てる(時もある)時代なわけです。

勿論、もっと大切なのは、気迫と折れない心。
ファイターに1番大切なモノを、長南はたっぷり持っています。
が、今のままじゃ、これからがキツそう。

一方のマッハ。舐めていたんでしょうか?
いやいや、今回はそれほどでもないと思います。
少なくとも、1R開始早々の攻撃は凄かったです。
つまり、今までなら、自分がパンとさえすれば、
圧倒的に勝てていたのに、勝てなくなってきている。
下との差が、詰ってきてるんですね。
だから、今回のような「アヤ」で負けてしまう。
益々、常勝は難しい時代になってきたという。

メインイベント DEEPミドル級タイトルマッチ
<王者>
上山龍紀
(U−FILE CAMP.com)
vs
修斗ライトヘビー級王者
スーパーブロウル王者
<挑戦者>
須田匡昇
(CLUB J)

(3R 判定0−1)

僅差ながら、須田の完勝だと思います。
でも、ジャッジは1−0しか開かないと。
まあ、しょうがないですね、ここはDEEPだから。
1R開始早々、引っかけだけの小さいフックを、
タイミングよくもらってダウン気味に倒れちゃったり、
相変らず、危なっかしい須田ですが、そこが魅力なのは相変らず。
おれはこのファイターが大好きです。
もっともっと見たいなあ。

で、上山。
スタンドの打ち合いでは、互角なものの、
グラウンドで圧倒され、足関取り合いでも押され、
Uは遠くに去りにけりというか。
U−FILEファンには申し訳ないが、
誉めるところが見つかりませんな。


素晴らしい興行だったと思います。90点。
が、会場サウナだったので、マイナス40点で、
合計50点だな(笑)。
PPVで見た人の方が正解かもしれません。
客に、そう思わせちゃダメなんだよなあ。

散々、文句を言い続けてきた演出面、やる気は充分見れました。
カネがないんだろうなあというのもわかりました。
入場時に当てる用に、ピン2つ入れていれて、
これを照明ショー用にも使うんだが、
手動で、一生懸命煽ってるんだぜ(笑)。
今時、この規模のハコで、人手でピンをグルグル振ってる興行、
滅多に見れるもんじゃありません。
おれは、同情して涙ぐみましたよ。

仮に、DEEPブランドで興行を、
今後も続けるとするならば、という前提で、
厳しいことも書いておきましょう。

そろそろ、佐伯さんの勘違いは何とかして欲しいです。
交通の便が悪く、古く汚い大田区体育館で興行をやることに、
いったい、どれだけの意味があるのか?
三島に加藤をあてて、いったい何か意味があるのか?
誰か止めてやれよ。

武士道のプロデューサーやるなら、もうちょっと、
シャキっとして欲しいです。
心の底から、期待していますので。
ファンの視点を、しかもマスではないマニアの視点を、
1番忘れていない人だと思うし。
が、マニアのまんまじゃダメだろ、そりゃ。

そうそう、極私的な感想ですが、
自分はU−FILEが大嫌いなことに、今さらながら気付きました。
元々、インター嫌いのリングス好きから出発してますから、
田村には、いつまで経っても乗り切れません。
が、それだけじゃない。
なんつーか、イズムが嫌なのと一緒。
UWFを見てきたからこその、あまりの進歩のなさへの絶望。
もうちょっと何とかして欲しいっつーか。
今更、高瀬をセコンドにつけてるんじゃねえよっつーか。

report by メモ8




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