9/15 全日本女子 後楽園ホール
■団体:全日本女子
■日時:2003年9月15日
■会場:後楽園ホール
■書き手:しま
あれ、客がジワッと増えてる?、、、波が引いたり寄せたりするみたいな、この客の動き、ってほんと
不思議。今日はW井上が客を呼び込んだのでしょうか?

まずはいつもの通り今井リングアナの挨拶。

ああ、、、!廣瀬が逃げた、、、。
「きのう、お客さんの前で、「がんばります」って言った舌の根も乾かないうちに逃げちゃうなんて、
挨拶もなしに“ど真ん中”に行っちゃった安藤くんといい、日本人としてどうなんでしょうか?これ
でいいんでしょうか?!」
うわ、今井氏にしてはキツ〜、よっぽど怒ったんだな。

昨日のガレージマッチ前に「辞めたい!」と騒ぎ出し、結局なだめられて「辞めません」「頑張ります」
とリング上から挨拶をし、試合もしたらしい、、、が、今朝になったらいなくなっていた、そうだ。
おまけにダスキンが挨拶ナシで引き抜かれたことまでバレちゃった、、、。

今日は廣瀬脱走のせいで、楽しみだった対前村戦がなくなってしまった。
しかし、廣瀬が脱走するとは、大ショック。去年の秋に一度いなくなった時もすごく残念で、夏に戻った
時はホントに嬉しかったんだけど、、、どうして?どうして?一体なにがあったのよー。
セコンドの時の強そうなデカイ声と、リング上での変な動きのギャップが妙に惹きつける、チャームのあ
る子だったのになあ。
会場でもショック受けてる客多し。また戻ってきてほしーよー。

ざわつくなか、突然公開オーディションが行われることになる。先程からリングのまわりで準備運動のよ
うな動きをして目を引いていた若い娘ふたりがオーディションを受けるらしい、、、って、ナントこのふ
たりよく会場で見かけるファンではないか。現アニマル浜口道場生ということで、高橋も出てきて松永会
長たちといっしょに二人を見守る。二人ともリングに慣れているせいか、次々スクワットだの腹筋だのを
ガンガンやってみせ、止めなきゃいつまでもやってる勢い。当然のように「合格」だった。
体力ありそうな、自信たっぷりの、仲良し二人組みかあ、、、もしかして脱走した廣瀬が戻ってきたら、
この子たちの“後輩”になっちゃうワケ?それは廣瀬ツライなー!あ〜ん、これじゃあ廣瀬が戻って来ら
れないじゃん!、、、と廣瀬のことばかり思われてならない。ヒロセ、カンバーック。

とりあえず「ひとり脱走したけどふたり入団したよ♪」と、今井氏がむりやり景気良く締めるも、どんよ
りムードを引きずりつつ、試合へ。


第一試合
○零(れい)(ミラージュ9:20)×さくら

試合前、お船ちゃんが前回の約束通りキッズたちにまじって「さくらえびチュ♪」を踊ってみせ、再戦を
要求するが、さくらにダメを出されて引っ込む。しかし、どう見てもさくらよりお船ちゃんのほうが人気
あり、「何か言ってくれ〜!」「引っ込まないで〜!」などと声援がとぶ。

今日がデビュー戦の零は、さくらの我闘姑娘での教え子、ってことらしいけど、どう見ても“体操部”
であって、プロレスっぽくない。キッズたちとその父兄たちがいつも醸し出している体操教室の発表会
然とした空気の延長線上に、零もいるような気がする。体操部だから、動きはいいけど、、、このまま
プロレス続けられるのかな〜?マスクで顔は見えなかったけど、若そうだし体も細すぎるし、どうなん
でしょ?
そしてデビュー戦で、早くも師匠越え(笑)。

※番外
○お船(外道クラッチ2:58)×さくら

せっかく来たんだからやらせろよ!というお船ちゃんと、客の要望で、「じゃ、3分だけ」と再戦の要求
を呑むさくら。ところが、三分間際でお船ちゃんにまでまさかの敗退。大喜びのお船ちゃん、さくらえび
キッズたちはお船ちゃんのものだ!バンザ〜イ!
しかし、さくらが「お願い!三本勝負にして!もう一回やってほんとに決めよう!」てなことを言い出し、
今度は「私も鬼じゃないから」とお船ちゃんが要求を呑むことに。次回も全女の大会で、ってことで。
しかし、さくらのあの幼稚園の先生みたいなマイクはどうにかならんかのー。お船ちゃんは素晴らしい♪

第二試合
○魔界魔女2号(腕ひしぎ逆十字固め10:25)×倉垣

倉垣。フリーになって、ヒールになってはみたけれど、パッとしない。ものすご〜くストレス溜まってる?
なにもかもが陰気だよ。(あり方が大森にそっくり)けっこう動きのいい選手なのに、魅力がなにか隠れ
ちゃったような、、、。二号も良い選手なのに、もうひとつ面白みのない試合。

第三試合
<全日本シングル選手権>
○Hikaru=挑戦者(押さえ込み→体固め10:46)×サソリ=王者
サソリが二度目の防衛に失敗。Hikaruが第38代王者となる

そりゃー、今日ここでサソリが勝って、いまさら全日本シングル王座を防衛したって、それがどーした?
ってもんではあるけれど、、、だからって、Hikaru が勝つ、ってのも、なんかミエミエでシラけるものが。
例によって、体格にものをいわせただけの押さえ込み、押さえ込み、ひたすら押さえ込み、で無理矢理サソ
リをフォール!賞状とトロフィーを受け取る姿はホントに嬉しそう。女性ファンの黄色い声も飛ぶ。
一方サソリは、、、サソリになってまで、こんな目にあわされるとは、、、もちろんマイクもなく、青い顔
でサッと引っ込んでいく、、、痛ましい。

第四試合
ダンプ、○ファング(押さえ込み→体固め6:09)高橋、×納見
※再試合(ハンデキャップマッチ)
○ダンプ、ファング(ラリアット→体固め12:44)高橋、納見、×前村

昔から全女ファンだったらしいファング、去年は全女のタッグリーグに高橋とタッグ組んで出れただけで
嬉しそうにしていたのに、なんと久しぶりの登場はダンプとともに、極悪メイクもばっちり決め、特攻服
に身を包んでの登場。見た目はかなりコワイ、しかし、やはりファングは極悪になりきれないヒトなので
あった。竹刀で相手を叩くときに躊躇してしまい、「パシン」とカワイクしか叩けない。しかも、叩くた
びに一呼吸いれないと相手を叩けないので、リズムが狂う狂う(笑)。
イラついたダンプが「遠慮すんなっ!」と怒っていた。もちろん、かほる、サソリ、阿部四郎は遠慮なく
ダンプに加勢してやりたい放題。阿部四郎のカウントはいつにもまして極悪寄りで、高橋、納見が煮え湯
を飲まされるたびに客席もヒートアップ。そこに前村もセコンド姿のまま乱入、いや、助けに入り(客大
喜び)必死に先輩たちをフォローするも、納見が高速カウントに沈んでしまう。
それを見た前村、わななきながら「お、おまえら、、、ズルイんだよっ!」と絶叫。前村の素のままのマ
イクの可憐さは比類がないなー(笑)。
「もういちどやらせろっ!!」と叫んだ前村の熱意で(?)再試合開始。しかし、いきなりダンプに髪を
わし掴みにされた前村の小さな体が回転しながら吹っ飛んでいく。「ぬぅわにをこしゃくなぁ!」とばか
りに集中的に前村をいたぶるダンプ、フォークを前村の頭にガシガシ突き刺し、ラリアートでブッ倒し、、
前村なすすべもなく敗退。極悪勢に対する「帰れ!」コールが高まる。
真っ赤な顔で悔し涙にくれる前村と、彼女を両側から支えて「よくやったね」と頭をポンポンしながら
退場する高橋、納見。

第五試合
<WWWA世界タッグ選手権>
井上京、井上貴=挑戦者組(2−1)渡辺、前川=王者組
1)○前川(二段蹴り→体固め3:12)×井上貴
2)○井上京(ナイアガラドライバー→エビ固め7:37)×前川
3)○井上貴(デンジャラスジャッキー→体固め12:03)×渡辺
渡辺組が二度目の防衛に失敗。京子組が第118代王者となる

あんな辞め方をした京子までもが、全女のタイトルに再び絡むとは、、、時は流れ、状況も変わったんだ
なあ〜しみじみ。京子ファンがかなり来ているようで、垂れ幕、声援で会場はあたたかい雰囲気。
いつもは先輩っぽい前川、渡辺も、京子を前にすると、やっぱり後輩っぽい。(当たり前か)でも、かつ
ての大先輩相手にまったくひるむことなく、いつもの力を出したふたりは立派だった。
しかし、今日はW井上さんたちの「デビュー15周年」を祝うためのメインだったわけで、、、で、京子
も相変わらずバカ強かったりして、、、結局タイトルはまたしても全女のお外へ流れ出ていってしまった
のであった。この一年全女を支えたがんばりを考えると、前川&渡辺が今日タイトルを手離さなければな
らなかった事は、あまりに気の毒。でも、サソリが負けたように、今日はこのふたりも涙をのまないと流
れが動いていかないんだよね、きっと、、、。

試合後の京子が「偉そうですけど、成長してたんでビックリしました。力の差はなかったと思います。」
と、さりげなく、これはお祝いにくれたんだよねゴメンネ♪という気付かいマイク。
う〜む、それにしても前回と今回の後楽園、4人タッグ内の下田と京子が入れ替わっただけで、全く違う
色合いのメイン。そこに艶然と立っている貴子こそ今の全女のメインエベンター、ってことなのかしらん?
なんか腑におちね〜、、、。

まあ、よくいえば、バラエティに富んだ、悪くいえば、めちゃくちゃな大会だった。しかし、何が一番
メチャクチャかといえば、進行に支障をきたすほど壊れているのに、一万円も出せば買えるだろうラジ
カセを買い替えようとしないことだ! お願いだから買って下さい(泣)



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