荒鷲親子初競演
■団体:新日本
■日時:2003年9月14日
■会場:名古屋市総合体育館
■書き手:SMAP
今年は冷夏!!って事なんだけど9月14日の名古屋は暑い!
「なんだこりゃ!!」
思い出したように暑い。特に6月から北に拉致されて、久々に名古屋に帰って来た俺にはこの名古屋独特の暑さは結構こたえた。
会場到着がギリギリだったためさっさと当日券を購入して場内へ。
16:00スタートのところ15:40に会場入りしたが約7〜8割の入り。最終的には95%前後の入り。流石共同企画。流石憲二効果。
あっ!書きそびれたがこの興行は「共同企画30周年記念興行」って事になっている。
今回、ほっといてもそこそこ集客力がある名古屋大会にこれほど力を入れたのはそういうわけがあった。
それにしてもよく入る。今や名古屋のスポーツではドラゴンズとグランパスに次ぐ集客力があるのではないか。(いや場合によってはグランパス以上かも)
プライドやK-1がいいとはいえ年間これほどの集客力は??だし、プロレス界では完全に一人勝ちである。先日行われた0−1の愛知県体育館大会なんか酷いもんだったらしい。(MAX談)
客層は相変わらず高くもなく低くもなく・・・ってところ。それより目立ったのは若いねーちゃん。闘龍門ほどではないにしろ、ポツポツ目に付く。これも憲二効果か?

ほぼ時間通りにケロ登場。特にコメントを挟まず淡々とカードを紹介。いつもはウザイ…失礼イカシタコメントを入れるのだが・・・

そんなこんなで試合開始。

第一試合
○山本 尚史 7:16 テキサスクローバーホールド  後藤 洋央紀×
同じような黒タイツ黒シューズ。どっちがどっちかわかりません。したがってほとんど寝ていました。
第二試合
×田口隆祐・藤田ミノル・エルサムライ 11:03 ミノルスペシャル 垣原 賢人・ヒート○・タイガーマスク
これまた全然覚えていません、って言うかこれまた寝ていました(マジで)しょっぱい試合だったのしか覚えていません。
第三試合
×矢野通・吉江豊 8:42 パワーボム→片エビ固め リック・スタイナー・スコット・ノートン○
さあ、ここらで目が覚めないとまずいだろ!しっかりしなきゃ!ってことだったんだけど・・・やはり予想通りの塩分過多試合。ノートンが他に引っ張られない理由を改めて証明した試合。
リックも弟はWWEのメインで日本に来たのにね〜
矢野・吉江は・・・眠い・・・

っとまあここまで3試合ほとんど寝てました。しかしそんな眠たい試合でも相変わらず声援は飛んでいた。第一試合なんか「誰やねん?」ってな試合でも暖かい声援が飛ぶ。名古屋の新日ファンはやさしいのだ。

第4試合
×成瀬昌由 5:27 バックドロップ→片エビ固め 柳澤龍志○
元リンVS元パンの試合。5年前なら結構なカードだろうけど・・・人の運命なんてどうなるかわからんのだな・・・なんて事を考えてみたりする。
試合は予想通り「Uスタイル」と呼ばれる試合。それも「第2次UWF」に近い「キック・スープレックス・サブミッション」をベースにした試合。
まあまあ見れない事はない。って言うか、前3試合が酷いせいもあってよく見えるのかも。
「さあそこそこよくなってきたな」っと思ったら柳澤のバックドロップ3連発で唐突のピンフォール。
「おいおいUスタイルでフォールはねーだろ。しかも突然終わりやがって」
この二人まだまださまよう運命なのだろうか。人事ながら不安である。

第5試合
○金本浩二・ライガー 6:28 セコンドの竹村が乱入イス攻撃で反則  邪道×・外道
よーやく目の覚める試合だった。先に入場した邪外がケロに突っかかりマイクを強奪。
「おい!金本!ライガー!さっさと出て来い!潰してやる!」(みたいな事)っとマイクアピール。そんでもって何思ったかケロをボコボコにする邪外&セコンドの竹村。(って邪外のセコンド誰だかわかんなかった)
当然のことながらヒートする新日ファン!「コラープロレスしろ!」「きたねーぞ!」等々。いい感じだ。
ケロのストレッチジョブの後、おっとり刀で駆けつける王者組。
しかしここでも勢いに乗る邪外。竹村のサポートなどで金本も血まみれ。(この試合2回目のジュース)
しかしここでも仕事をしないライガー。受けも攻めも(ってほとんどセルなんだけど)膝の悪い金本にやらせっぱなし。全然仕事しやがらない。しかも、試合終盤になってよーやくキレタ感じで突進するだけ。まあ対戦相手が邪外だから良いけど、楽をするなってーの。
最後は竹村の乱入で反則負けって事だけど、とにかく邪外がいい感じでかき回してた。思いっきり客のヒートを買い捲る。ついでにペットボトルが飛びまくる。眠気の覚めるいい試合でした。
そんでもって金本もストレッチジョブ。何もしなかったのはライガー。
しかし声援が一番多いのはライガー、トホホ……

第6試合
×西村修・ブルーウルフ・エンセン井上・山本小鉄 8:06 タイガードライバー→エビ固め 筑前りょう太・魔界1号・安田忠夫○

エンセンがもうこの位置ってのが軽くショック。でも試合内容を見たら納得でした。はっきり言って下手ですね、プロレスが。それとあの無計画な刺青。汚いだけ。
試合の主役は小鉄。今日は荒鷲復活と小鉄復活、共同企画様30周年に相応しいラインナップ(涙)
当然のことながら小鉄は良い所のみ。セルは西村が担当。この西村を入れることで試合が何とか見れる。いなかったら・・・ぞっとする試合が想像できる。
まあ余り脈略のない試合で印象は薄いんだけど小鉄と西村がよかったかなっと。

第7試合
×柴田勝頼 6:44 スリ−パー→片エビ固め 鈴木みのる○

同行したMAXとの共通した認識は「みのるの入場シーンはかっこいい」ってこと。
今日も曲にあわせてリングイン!素敵だ。
柴田は地元桑名出身。声援がいい感じで飛ぶ。それになかなかいい面構えになってきた。
こうやって見てみると新日の若手って粒がそろっているんだよな。やはり業界一の人材の宝庫であることには変わりはない。
試合は、第4試合と同じで、「第2次UWF」をモチーフにした試合が展開される。
ちと古い感じもするがこれがいい感じだった。基本的にみのるが引っ張る試合で柴田がそれに乗っかる形。みのるの意外な好リードに少し驚き。
いい感じでフィニッシュへ・・・しかし最後がいけない。
Uスタイルなら最後はスリーパーで終わらせないと。なぜフォールなのか、嫌がらせか?
これがなければバッチリだったのに・・・最後にみのると柴田が握手。それに文句を言う、柳沢&総裁。これが中々だっただけにフィニッシュがいただけないのが悔やまれる。

第8試合
坂口征二・○蝶野正洋 10:11 グラウンドコブラ 高山善廣・真壁伸也×

さあ、この試合がメインみたいなもの。
この試合、結果については殆ど見えていた。って言うかこの試合の結果についての興味よりこの試合に登場する役者(高山・坂口征二・憲二・蝶野)が如何にいい仕事をするか、これが重要。
結果から先に書くけど「それぞれがいい味を出して、いい試合」だった。
先に高山組が柔道着をきて登場。その後蝶野が登場。蝶野に対してここまでで一番の声援。さらに雰囲気が抜群。やはり役者が違うか?っと思いきやその後さらに大きな声援が。荒鷲親子の入場。
モニターに映し出される憲二君。やっぱかっこいい!!
その憲二が客をあおる。それに答える新日ファン。カメラのフラッシュが凄い。
試合は最初、坂口が高山、真壁をはらい腰で投げ飛ばす。セルはもっぱら蝶野の担当。まあ当然と言えば当然だが、今回はいい脇役を演じている。
一方の高山は完全にヒールに徹し新日ファンのヒートを買い、時々憲二に凄んでこれまた憲二ファンのヒートを買う。
憲二も時々突っかかったり、親父のピンチに声援の送ったり中々頑張っている。流石人気役者だ。
親父もとても引退から18年たったとは思えない動き。まあここは高山、蝶野と言う盛り立て名人のおかげだろうけど。
最後は荒鷲親子(長男もいたんだ)がリングでファンにアピールして終了。ハッピーエンドで終わらせるすばらしい結果。
試合も10分強と丁度いいスパン。最初っから最後までテンションが下がらず盛り上がりっぱなし。
やはり役者がキッチリ仕事をするといいものが出来るな。

第9試合
永田裕志・棚橋弘至 30:00時間切れ引き分け 秋山準・力皇猛

この興行で一番期待していたのがこの試合。最近のプロレス界で一番期待できるのが秋山だからだ。
まあ今回は永田の「デビュー11周年」(チューート半端やなー)って事なので勝利は永田が力皇からっと思っていたが・・・
試合は淡々と進む試合。意外だったのは秋山と手があったのは永田より棚橋だった。
棚橋と絡んでいるほうが秋山の動き良いし、見ていても面白い。永田に代わったとたんどうもモターっとする。
そんな永田のせいか全体的にゆっくりした印象。どうもはじけない。
そんなこんなで20分。「オイオイもしかして・・・」っと対戦カードを確認すると「30分1本勝負」の文字。「アリャ〜時間切れかよ〜。」三沢もガメツイな〜
そのまま余り盛り上がりもなく予定通り時間切れ。期待が大きかっただけにどうも消化不良。
でもこの試合で棚橋のよさが改めて確認できた。やはり新日は人材の宝庫だな〜。

第10試合

○天山広吉 20:03 アナコンダバイス 中西学×

第8・9試合を差し置いてこの試合がメインなのに違和感を覚える。しかも「天山VS中西」に不安を覚える。しかもこの試合「次期IWGP挑戦者決定戦」との事。まあ恐らく天山の勝ちは予想できるけど、もし中西が勝ったら・・・そこまで天山を苛めないだろう。
特に中西。天山はそこそこ器用なので上手くまとめらるだろうけど、中西は不器用だからな〜
そう思っていたら案の定。折角天山が打たれ強いのに中西の攻めがどうも中途半端。不器用丸出し。
一方の天山はって言うと、相変わらず卒がない。見ていて安定している。しかし悔やむべきは相手が中西。どうもイマイチ乗り切れない。
滅茶苦茶悪いわけでもないが、なにかが足りないな〜。
試合はフィニッシュまで予想通りの結果。それが今回の場合よかった。やはり「苦労した天山」に対してファンはやさしい。
試合後、高山を呼び一悶着のボーナストラックが有り、客は大喜び。
どうも今回の興行はリング内よりリング外の方が目立った。それを象徴する試合だった。

ってなわけで全試合終了。
今日の主役は間違いなく荒鷲親子。いい感じで盛り上がり十分楽しめた。メインやセミも見る所があった。しかしそれ以外は・・・。特に前半は酷かった。
それを差し引きして今回の興行は60点以下かな。




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